駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

女の涙

2010年07月28日 | 人物、女
 女の涙にたじたじとしたことがあったかどうか記憶は定かでないが、辻元清美の涙には感ずるものがあった。予め意地悪な掛け声に答えておけば、か弱くもたおやかでもないが彼女も女性、つぶらな?瞳から溢れる涙は雄弁だ。
 曰わく野党では世の中が変えられない。彼女も権力の密の味を知ったのだと穿った批判的な記事も目に付くが、勿論それだけではあるまい。むしろ目が開かれ、視野が広まり、切迫した気持ちからの踏ん切りだと思う。
 大失敗はあったが、時の試練を経て立ち直り、持ち前の歯切れの良さと行動力で際立つ存在となっている。買いかぶりかも知れないが、批判力だけでない優れ者と思う。生きる道を求めて、川を飛び越えるのには賛成したい。

 気のせいか今年の蝉はもう一つ力強さに欠ける。残暑はあっても朝夕涼しくなる秋が早いのではないか。もうすぐ八月、子供に返りそして又我に返る季節でもある。勝れて決断の時なのかも知れない。上手く表現できないが、辻元清美には人としての魅力があると思う。応援したい。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする