上野千鶴子さんの「おひとりさま・・」の広告が新聞に出ていた。人の感覚はさまざまと見過ごせばよいのかもしれないが、「おひとりさま」という表現はどこか自虐趣味で穏やかな感じがしない。おそらく著者ご本人が付けられたのではないと推測する。売るにはこの方がということで妥協されたのだろうか。
どのように実用的で意味のある内容としても、このタイトルでは内容がくすんでしまうように感じる。私の受け取り方が過敏なのかも知れないが、「おひとりさま」という表現には屈折があり、余計な挟雑物を呼び込んでしまう。今、独り身で生きることは何も特別なことではなく、日常茶飯事なのを町医者は知っている。
読まないで比べる本を紹介する無礼を許して頂きたい。津野海太郎の「歩くひとりもの」は楽しく心和む本だ。尤も、今や津野さんはひとりものではないらしいので、いずれ「歩み巡り会う晩婚」を書かれるかも知れない。
どのように実用的で意味のある内容としても、このタイトルでは内容がくすんでしまうように感じる。私の受け取り方が過敏なのかも知れないが、「おひとりさま」という表現には屈折があり、余計な挟雑物を呼び込んでしまう。今、独り身で生きることは何も特別なことではなく、日常茶飯事なのを町医者は知っている。
読まないで比べる本を紹介する無礼を許して頂きたい。津野海太郎の「歩くひとりもの」は楽しく心和む本だ。尤も、今や津野さんはひとりものではないらしいので、いずれ「歩み巡り会う晩婚」を書かれるかも知れない。