駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

日本外交にフランス力や北朝鮮力を

2009年12月14日 | 世の中
 パリに住む友人ご夫妻里帰りで、夕食をご一緒する。住んでみてわかるパリというかフランス人の話を聞く。
 これらはエピソードに過ぎないのだろうが、日本人の感覚とはまったく異なる話しに驚く。
 空港から市内へタクシーに乗ると、とんでもない大回り、「道が違う運じゃないか」。「ぺラぺラ」。と訳の分からん理由を挙げて知らん顔。こうしたことは日本では非常に稀だろう、たぶん今はないだろう。。
 ボンジュールと挨拶しても返事をしない隣人も居る、これも日本では都会でも少ないのではと思う。
 借りるアパートの床があちこち黒ずんでいる。大家にこれは困るというと、「ふんふん、掃除会社に綺麗にさせる」。仲介者が何か横から「ぺらぺら」。
 綺麗になっていない。「綺麗にすると言ったじゃないか」。「ああそれは、仲介の人が気にするな」と言ったからいいんだ。そんな馬鹿な、私はそんなことは言っていないと怒っても何処吹く風。知人に相談すると契約書に書いてないならそういう人も居る「セラビ」。
 どうもこのセラビが曲者のようだ。日本では大変高級に解釈されているようだが、「しょんない」とか「わしゃ知らん」という感じで使われることも多いようだ。
 わしゃ知らんの気楽さもあるのだが、こうした人達との交渉は大変で身に浸みると。
 日本外交がいつまでも弱いわけだと合点がいった。
 しばらく前、老人力が言われた。同様の発想で日本外交も北朝鮮力を付けなければと思う。
 
コメント
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