玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*長射程ミサイル

2023年04月03日 | 捨て猫の独り言

 沖縄県・石垣島に3月16日、陸上自衛隊の石垣駐屯地が開設された。18日には午前7時ごろ海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」が石垣港に入港。ミサイル部隊が扱う12式地対艦誘導弾などが含まれているとみられる約15台の自衛隊車両などが船から港に下り、駐屯地に向かった。

 南西諸島では、2016年の与那国島、19年の宮古島、奄美大島に続く駐屯地である。これまで宮古島、奄美大島、石垣島には警備部隊とミサイル部隊が置かれている。2012年度から調達が開始された現在のミサイルの射程は百数十㌔、政府は昨年末に12式の射程を伸ばし敵地攻撃能力(反撃能力)を担わせる方針を決定した。

 将来的には今の10倍の1000㌔以上の射程を目指すという。これは敵の射程圏外からでも攻撃できる「スタンド・オフ・ミサイル」と呼ばれる。スタンドオフとは攻撃者が敵の射程の「外に立つ」という意味だ。これは「長射程ミサイル」と呼ぶのが通りがいい。いつものことだが長射程ミサイルの保管・配備について防衛省沖縄防衛局は「白紙」を強調するのみだ。そして昨年末に与那国島には新たにミサイル部隊の配備が発表された。

 自民に推されて、21年まで与那国町長を4期務めた元町長の外間守吉氏が取材に応じた。「監視部隊の誘致はしたが、ミサイル部隊は聞いていない。とんでもない話で、だんだんと人やモノ、予算がつぎ込まれて強化しているのを感じる。我々は、政府よりずっと近くで台湾を見てきた。中国が台湾に銃口を向けることはないと思っている。政府は米国に追随し、言いなりのように見える。ミサイル部隊配備は、自ら緊張を煽るようなものだ」

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