玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*晩秋雑感

2012年10月30日 | 捨て猫の独り言

022

 今年から初めて庭の松の松葉の剪定にプロの手が入った。さすがに手際がよく一日で2本の松を仕上げて、おまけに最後はハナミズキ1本の枝を整えた。あっという間にハナミズキが美形になった。その瞬間のワザを見逃したのが惜しまれた。1日仕事で2万円が相場という。そのあとハナミズキとサルスベリが急テンポで落葉している。柿の実が色付き、葉は変色し一部は落ち始めた。シジュウカラが来て柿の実をつついている。そぼくなツワブキの花が咲きはじめた。

 今年の秋は国立昭和記念公園で思いがけなくギンナンを収穫した。広大な園内を自転車で一周すべく進んでいるとき、イチョウの木の下にギンナンの皮の小さな山ができていて例の香りが漂っていた。誰かが収穫した跡である。レジ袋を手袋代わりに拾い始めた。見上げるともう一方の木には大粒の実がついている。私は太く短い木の枝を大粒の実をめがけて投げ上げて、より大粒の実を手に入れることができるようになった。

020

 そのときそこにある家族連れが通りかかって、突然その中の年輩のご主人が軽やかな身のこなしでイチョウの木に登った。私にはとても登れそうもない。すると大きな枝に足をかけて全身でゆすり始めた。大粒の実がおもしろいように落下する。私たち家族はこれまでここでギンナンを採り、あまりに採りすぎて、カビを生えさたものだと奥方が言う。ご主人は本当は公園内の木に登ることは禁止されているんだけどねと言って立ち去って行った。このご家族は今日は収穫しないのか少し不思議な気がした。どこよりも大粒な実をつけるこの木を忘れることはないだろう。

 沖縄旅行の計画の一部を参加者の意見に基づき変更した。3日目は本島北端の辺戸岬まで行かずに、途中の国頭村でUターンして南部の知念半島の民宿「海野」に泊まる。その方が翌日の南部戦跡めぐりが充実できそうだ。知念半島には琉球最大の聖地である斎場御嶽がある。そして独断で2日目の伊江島の民宿を変更した。パソコンでサンシンのまわりでにぎやかな宴会の画面が出ていた民宿「さんご荘」にした。予約の電話のときにサンシンの主はお祖父さんだと聞かされてこの変更は正しいと思った。準備はほぼ整いあとは出発を待つばかりだ。そして11月7日は二十四節気の立冬である。(写真は昭和記念公園にて)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« イクメンは料理も上手? | トップ | ”塩麹”に惚れ込み過ぎた »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

捨て猫の独り言」カテゴリの最新記事