玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*それがどうしたの?

2014年11月20日 | 捨て猫の独り言

 テレビのスポーツ中継の画面を見る時、勝負の行方とは無関係な別の楽しみ方がある。勝負を観戦している観客を観察する楽しみである。観察の楽しみの対象となる観客とはどんな観客だろうか。それは中継画面にくり返し映り、多くの人たちがその存在に好奇心を抱き、その正体を知りたいと思わせる特定の人物のことである。誰にとっても最初の気付きの時は謎だが、ネットで調べるとたちどころにその正体が判明するようだ。

 甲子園の高校野球でバックネット裏の最前列に陣取る人たちがいる。高校野球は自由席なので翌日も最前列に座るためにバックネット裏に通じる8号門前に並んで野宿する。いつしか「8号門クラブ」を結成、メンバーは約100人にも達する。ネットでは個人情報を公開している「ラガーさん」が有名のようだ。イエローキャップにラガーシャツ姿で最前列左から3つ目の席で全試合観戦する。いつも黒シャツか黒ジャンパーで以前から私が注視していた、2列目左端の席の「ブラックさん」は個人情報を公開していないようだ。(写真は「2014日展」にて、クリックで拡大)

  昨年の大相撲九州場所のことだった。力士が西の花道を通る時、枡席に座る和服の女性がテレビ中継に映る。場所中休むことなくいつもの枡席で観戦している天海祐希に似た美人は誰なのか。このことはスポーツ紙でも取り上げられた。その女性は中州2丁目のスナック「田じま」のママ田島恵美子さんと判明する。今年はどうか注目していたところ、あるブログの記事が目に止まった。「今年は二日目までは向こう正面の砂かぶりにいましたね。今日は姿が見えないと思ってDVD録画を確認したら西の花道でない方の通路際にいました」とあった。

 NHK・BSの中継の画面に大リーグ球団のマイアミ・マーリンズのやけに目立つオレンジ色のユニホームを身につけて値の張る高級席に映る人物がいる。私も今年のワールドシリーズでその姿を確認した。また今年の米国プロバスケットボール優勝決定戦をコート近くの高級席で観戦していたという。青木選手のロイヤルズがオリオールズに勝ってワールドシリーズ進出を決めた試合にもバックネット裏の一番前のド真ん中の席にいた。50代の弁護士で法律事務所のオーナーという。マーリンズの大ファンとしてだけではなく、スポーツ大好きな人物として有名ということだ。

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« *小平アートサイト | トップ | *11・16 »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (読者1)
2014-11-22 09:04:42
主役でなく、観客という脇役、しかし目立つ脇役、に目をつけたインタレストな記事です。大相撲の場合、明らかにテレビ映りを意識しています。
返信する

コメントを投稿

捨て猫の独り言」カテゴリの最新記事