玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*小平アートサイト

2014年11月17日 | 捨て猫の独り言

 武蔵美の学園祭から20日もしないうちに15日(土)から「小平アートサイト」が始まった。地域との交流をめざし、武蔵美の学生の作品が中央公園をメイン会場に10日間展示される。1988年から落ち葉の舞うこの季節に毎年開かれている。そもそも彫刻学科の学生の作品が中心だったが、最近は他の大学からの作品も目立つようになった。また武蔵美の近くのカフェや地域センターには油絵学科の学生の屋内展示も始まった。

 毎年いろいろなアイディアが出されて新しい企画が試みられている。今年は小平市長のレリーフが出展されるなどサービス精神も旺盛だ。パンフレットによれば主催は実行委員会、後援は小平市と武蔵野美術大学、協力に学生生活課と彫刻学科研究室とある。また初日と最終日には公園の噴水広場で大道芸オムニバスショーとある。私は初日にピエロが手繰る人形と握手し、メイクしてスタチュー(彫像)になりきる大道芸に驚かされた。

 

 今月の6日(木)の昼少し前に私をふくむ男三人は津田塾の公開講座を受講するため鷹の台駅で落ち合った。古希を迎えた三人は高校の同期である。こんな機会はめったにあるものではない。正門の受付をすませて授業終了のチャイムの前に学生食堂に飛び込む。これは予定の行動だ。窓側の4人掛けのテーブルで食事をしていると、みるみるうちに食堂の席は埋まり、順番待ちの長い列ができた。

  食事のあとキャンパスの角地にある津田梅子の墓所に参る。若い人たちが行き交う中で、一人がすこし浮かれて「今宵会う人みな美しき」と白昼につぶやき、あとの一人は「これから世の中に出て行くんだなあ」と感想をもらした。講座の題目は「イスラーム国が投げかける中東の危機」で講師は千葉大教授の酒井啓子氏だった。誰言うともなく、会場ではそれぞれバラバラに散って座る。三人は講演後の酒の席がより一層待ち遠しかった。

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