玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

Weekly○○タブロイド版

2012年07月13日 | アトランタ便り
 日常的に出向くスーパーにはないが、日系人がよく利用する商店やレストランの店先には日本語のタブロイド版がおいてある。主に当国や自国のニュースの縮小版、生活支援に対する宣伝 (教育、保育、健康、美容、サプリなど特に医療関係が目立つ)求人、不動産等テンコ盛だ。移民や外国人居住者の多い国や場所では何処でも同じだろう。つらつら眺めていると必需の関係が仄見える。とりわけ国民皆保険制度のないこの国での医療に対して、日本人の不安は大きいだろうと推察される。電話で長々と業者と遣り合ってる娘すら、子供の医療は日本人スタッフのいる診療所を使っている。医師は日本育ちの見目麗しいアジア系の男性で子供達も大ファンのようだ。
009
 先週のタブロイド版に「医療保険改革法は合憲ー加入義務含め米最高裁、オバマ氏再選に追い風」の一項を見た。共和党保守派は、法制化の過程で社会主義化と批判し、反オバマの保守は連合「ティパーティー」台頭に繋がったとした。丁度2年前娘がアトランタに引っ越して程無く子供2人連れで初帰国した。2ケ月半の無保険が心配で市役所に相談に出向いた。職員は懇切丁寧に対応し、即刻3人の住民票と国民保険証を作り当日持ち帰ったばかりでなく、児童手当ての手続きまでとってくれた。米国で公的機関の手順の非効率さにいらだっていた娘は、日本の役所の親切さと効率の良さに感嘆していたのを思い出す 

 国民健康保険を得た娘はこの際と自分の歯の治療をした。そして折角の機会だからと子供連れで両親の故郷に里帰りもした。そこではしゃいだ孫は頭を机にぶつけ血が流れた。病院に駆け込み頭皮を縫いその保険証が生きたのだった。そしてもう一方の児童手当の方は娘らが帰米して後、娘らが記しておいた私達の通帳にルールに従って振り込まれたのだった。退職してもなお割高な税の種々にマユを寄せがちであったが私達も、そのシステムの機能に納得させられたのだった。(ベランダで椅子の上に孫の布団を日干=禁止行為)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 自分の子育時代を振返る | トップ | *ラジオもいいものだ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

アトランタ便り」カテゴリの最新記事