彼女が持参した植物は苗ポットに植わった一本のツルだった。知人の訪問も初めてだったが、その植物を観る(食す)のも初めてだった。ツル科というので勝手口の横の紅カナメの木に這わした。苦瓜、ナタマメ(たっばけ)と3種並べたが一本づつ成長した。手元に這わせ直して以来葉っぱの茂りを観察してるが、節々にしだれ花迄付けて目を楽しませてくれる。
南アメリカが原産で、わが国へは、古い時代に薬用植物として琉球列島に渡来した。蔓性で他の樹木などに絡みついてよじ登る。葉は鮮やかな緑色で厚く心形をしている。秋に総状花序をだし芳香のある小さな白色の花を咲かせる。塊茎の増殖によるほか、落下した零余子(むかご)によっても増える。葉にはビタミンやミネラルが豊富に含まれ、野菜として利用され、別名で雲南百薬、琉球百薬、丘若芽と呼ばれる。
お浸しはツルムラサキに似てヌメリがあり、濃厚で野趣に満ちた味である。上記のように栄養に富みより育てやすいこの野菜は、キッチン野菜としてベランダ菜園、行灯作りなど楽しめそう。猛暑の夏には手近な摘み菜として重宝し、経済的にも台所を潤してくれよう。しかも薬草由来とはなんとも有難い。第2のタッバケとして案外イケルカモ。
今年は借地の畑にニガゴイ、きゅうり、なすが豊作で楽しみました。(作るのは家長、食べるのは私)
捨て猫の独り言共々楽しみに拝読しています
PCで調べると苗は購入できるようですから来年は間に会うのでは?。私も今年初めてでしたが、根から芽が出るようですから複数の芽が出たらさし上げられるんですが・・・。http://www.iwadaresou.com/page_a.html#j8
○○さんも来年はこれを中心にしようと言ってます。なにしろ水だけで手間いらずですからね。
私達の仲間にも普及するといいですね。通勤電車内より