玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*確実な進歩に注目

2011年08月22日 | 捨て猫の独り言

 昼間の熱風と寝苦しい夜の連続の日々が、激しい雨を境にして長袖の服を慌てて引っ張り出すほどの冷気に見舞われる日々に変わった。蝉の声もよわよわしくなった。今年は咲かないのかと心配していたサルスベリもやっと咲き始めた。ひとときの冷たい大気をありがたく感受しよう。例年通りだと厳しい暑さはまた確実に訪れる。晴れ間にバリカンで庭の芝刈りをした。この夏に私が注目した新聞記事が2つある。それをつぎに書きとめておきたい。 

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 銀河系の中の太陽系またその太陽系の中の地球、さらに宇宙とはそのような銀河系が数多く泡状構造で存在し、それらはなお膨張を続けているという、とてつもない話のうちの一つである。1977年に打ち上げられたNASAの無人探査機「ボイジャー1号」がまもなく太陽系を出る。太陽からは、陽子や電子からなる「太陽風」が吹きだしている。ボイジャー1号は今年2月に太陽風の「風速ほぼゼロ」を観測した。地球から34年の旅を経て、人工物としては初の「太陽系脱出」となる。20年ごろまでは通信が可能で、太陽系を出た後も星間空間の状態について貴重なデータを送ってくるとみられる。

 2つめは、マリアナ諸島沖で天然ウナギの卵の大量採取に成功の記事である。09年に初採取した卵は31個だったが、今回は一度に100個を超す卵が得られた。塩分の高い水塊と低い水塊とが接する「塩分フロント」のそばで産卵が行われると推定。塩分フロントが西マリアナ海嶺と交わる北緯13度、東経142度の海域に狙いを定めた。ウナギは新月の2~4日前に一晩だけでなく連日産卵するとみられる。研究チームは来年は有人潜水艇を使い、親ウナギが実際にどのように産卵しているのか観察すると話している。

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