玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*ラジオ体操

2011年09月05日 | 捨て猫の独り言

 つぎのことを「かんぽ生命」の公式サイトで知った。おなじみのラジオ体操は約80年の歴史を持つ体操である。「かんぽ生命」の起源である逓信省簡易保険局がアメリカ視察でヒントを得て1928年に「国民保険体操」としてNHKのラジオ放送で広く普及させた。当初実際の振り付けは郵便局員が全国に周知させたという。終戦時には軍事的側面を助長するとして禁止されたこともあった。現在の体操は3代目で1951年に再編成されたものである。

 「ラジオ体操の歌」は作詞が藤浦洸、作曲が藤山一郎である。「新しい朝が来た 希望の朝だ 喜びに胸を開け 大空仰げ ラジオの声に 健やかな胸を その香る風に開けよ それ1、2、3」これは毎朝6時半にNHKラジオ第1で聞くことができる歌詞である。これらの歌詞をネットで確認するまで、私はなぜか歌詞の「大空」仰げを「青空」仰げ、「ラジオ」の声にを「太陽」の声にと誤って聞いていた。さらにラジオ体操の歌は二番もあるということも知った。藤山一郎が朗らかに歌いあげている。

 最近私は6時半のラジオ体操が習慣化してきている。第一に続いて第二ラジオ体操を10分間すると体が温まる。血流が良くなるせいだ。NHKラジオ第2では8:40、12:00、15:00と日に3回ものラジオ体操の放送が流れているという。テレビのラジオ体操もある。今回 YOU TUBE のラジオ体操をパソコンのお気に入りに登録した。これまで寝過ごした時は何もしないでいたがこれからはいつでも好きな時間に自ら実施できる。しかも映像つきである。知りたい利用したい情報が簡単に手に入る便利な時代となったことに私はまたしても驚いている。

 テレビが普及し始めた時はこれでラジオが消えるのではと思った時もあったが、そんなことにはならなかった。ラジオには捨てがたいラジオの良さがあるということだ。夏季巡回あるいは特別巡回体操というのがある。この時は「ラジオ体操第一」の8科目め「腕を上下にのばす運動」のところでは会場の参加者の「1、2、・・・・、7、8」という声を会場全体に響き渡らせるのが通例となっている。この響きを聴いて本日の参加者の人数を当てるのを楽しみの一つとしていると、あるリスナーからの便りがあった。ささやかな事例であるが、ラジオを聞くには感覚を研き想像力を働かせねばならないようだ。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« お近付になっておきたい | トップ | 冷汗かいて夏を乗切る »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

捨て猫の独り言」カテゴリの最新記事