玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*いろいろなこと

2022年04月25日 | 捨て猫の独り言

 郵便受けに、初めて見る「顕生新聞」なるものが投げこまれていた。「富士大石寺顕生会二月度総幹部会」「日蓮大聖人に背く池田大作・学会は必ず亡ぶ」などの大活字が躍っている。「プーチンの犬と化し、日本のカネと領土を’献上’した売国奴がしゃしゃり出る幕はない。早く蟄居せよ」という最後の8面にあるコラムのほかは読む気にならなかった。

 この地域は創価の小・中・高の学校があり、公明党のポスターを貼り出した家庭を数多く見かける。ある意味では特殊な地域と言える。新聞はこの近辺のせまい範囲に、狙い撃ちで配布したものと想像される。同じ宗派であるがゆえにいがみ合うと言うことはありうる事だ。かつて公明党と共産党が、機関紙で非難の応酬を繰り返していた時期があったことを思い出した。

 

 千葉ロッテの佐々木朗希投手が完全試合のつぎの試合でも全国の野球ファンがかたずをのんで見守る中で、8回までパーフェクトに抑えて降板した。打線が1点でも得点していれば歴史的「連続完全試合」が見られた。ところであの試合での佐々木投手の降板は監督の大英断だと私は思う。しかしチームはその後の試合で打線が沈黙し、勝ち星から見放されることが続いた。これは「完全試合後遺症」としか言いようがない。

 連日のように辺野古新基地への抗議行動を続けている、芥川賞作家・目取真俊氏の小説「斥候」が雑誌「世界」5月号に掲載されている。同誌は「日本復帰」50年についての特集を組んでいる。作家は作品について「10年以上前に、父が県立北部病院に入院している時、同じ病室にいた女性の付き添いの老人と話す機会があった。その時に老人が、戦時中に同じ村の住民のことを日本軍に密告したと言うことで、戦後ずっと村八分になった人がいる、という話をしていた。その話をもとに私の父や叔母から聞いた話などを加えながら書いた小説である」と説明している。

 

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