玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*故郷の特産品

2018年03月12日 | 捨て猫の独り言

 「完熟たんかん」が収穫できるのは2月下旬から3月中旬の限られた期間だけだ。今年も故郷の鹿児島から、たんかんが届いた。亜熱帯性柑橘類で産地は中国、台湾、日本では奄美大島や屋久島などである。果肉は柔らかく多汁、甘味に富む。

 故郷から届くもので、奄美の「黒糖焼酎」は私の一番の好物だ。黒砂糖と米麹が主原料で、1回だけ行われる蒸留の際に黒砂糖と米由来の芳醇な風味が加わる。しかし糖分は加えないので、糖分ゼロの辛口焼酎である。

  

 奄美の黒糖焼酎を注文するときは喜界島の朝日酒造の「朝日」か喜界島酒造の「喜界島」に決めている。喜界島はサンゴ礁が隆起してできた平坦な島だ。また喜界島の荒木食品の黒砂糖が、奄美や沖縄の黒砂糖の中では一番だと思う。

 喜界島黒砂糖が2015年に黒砂糖として日本初の「有機JAS(日本農林規格)認定」を受けた。喜界島は地下水に頼っている。命の水を農薬で汚したくない。サトウキビ農家の杉俣さんと朝日酒造の喜禎社長の団体が、黒砂糖、白ゴマ、陸稲の3品種で認定を受けたという。

コメント (1)
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