玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*市制施行50周年

2012年09月03日 | 捨て猫の独り言

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 これまで久しく雨がなく、土ぼこりが舞い木々や草花や人々も悲鳴を上げていた。土曜日は大体晴れで残暑が厳しいという予報だったが、嬉しいことに早朝から黒い雲が天を覆い大粒の雨が激しい音を立てて落下してきた。どれほどこの雨を待ち望んだことだろう。服を脱ぎ捨てて飛び出して雨に打たれたくなるほどだった。夕方の晴れ間にジョギングに出た。引き続き大気は不安定で、翌日の日曜日も断続的に降雨があり、夕方には雷鳴がとどろいてジョギングを諦めた。恵みの雨のあと今週は再び暑い日々が続くという。

 最近の小平市報には50周年の文字が踊っている。7月19日には市民会館(ルネ小平)でNHK公開番組「BS日本のうた」の集録があり、それは9月2日に放送された。8月31日にはNHKラジオの夏期巡回ラジオ体操が小平市の中央公園から全国に生放送された。10月20日にはルネ小平で「50周年記念式典」が開催されるという。第一部は市の行政に功労のあった人たちの表彰とアトラクション、第二部はバレーボールの大林素子を招いてのふるさとトークショーとある。かつて小平市には山田重雄監督が率いる日立バレーボールチームの専用体育館があった。大林は小平二中の在学中に山田監督に手紙を出して、実業団チームの練習を見学したりしている。その後八王子実践高に進学し高校在学中に全日本代表に選出された。

 式典には事前の申し込みが必要とあり、私はそれを知って参加する気を失くした。ただ功労者としてどんな人たちがリストアップされるのかは気にかかる。というのも小平市グリーン道路推進協議会の活動を高く評価している私としてはその関係者の方々をぜひ表彰して欲しいと願うからだ。中央公園にある総合体育館では「ぎふ清流国体」の成年女子バレーボールの関東ブロックの予選会が先日行われた。これは来年の東京国体のリハーサル大会である。日立の体育館は解体され現在は存在しないが小平市は女子バレーボールと縁が深いようだ。

 9月29日には津田塾大学で50周年記念事業として「玉川上水サミット」が予定されている。玉川上水流域の7つの自治体の市長・区長が出席してパネルディスカッションが行われる。玉川上水を貴重な財産として再認識し、さらなる利活用のきっかけにするためと謳っている。注目したいのは中央公園の雑木林を消滅させ、玉川上水を横断する都道の新設である。小平部分をのぞいた南北の両側で道路の建設は着々と進行している。費用はかさむだろうが地下方式で玉川上水の環境と景観を保全できないか。これまで小平市長は都の計画を無抵抗に受け入れる姿勢と聞く。このような状況の中で市長が今回のサミットの席で道路計画に関して発言するのかしないのかを注目している。これもまた参加には事前の申し込みが必要ということだ。

コメント
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