玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

42)講師と水・パの関係

2006年06月25日 | ピースボート世界一周

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 エジプトからエルサレム在住のNGO活動家山田しらべ氏と、写真家のエベリン氏が乗船してきた。船では先ず講座を担当する講師が乗船する前に、彼らの仕事の内容をビデオ等を通して船客に紹介し、講師(水先案内人)のパートナー(水パ)をも募るといった手法であった。

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 水パの具体的な仕事は、講師の紹介、宣伝や講座用の看板作り、人集め、時に劇出演や詩の朗読など講師の意図に沿って手伝い、補完、演出するといったもので、結果的にこれらの作業に参加した若者達は有形無形の知識や姿勢を対講師、仲間で学びあうことになる。(朝日新聞記者の伊藤氏。中南米・東欧の市街戦も経験)

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 彼女は最初にイスラエル・パレスチナ問題の発端に触れ、「ユダヤ人であるイスラエルの人々がパレスチナにイスラエルというユダヤ人の国家を建国した。その結果パレスチナ人は住む場所を失い難民となった。しかしイスラエル人は過去の悲惨な経験から今彼らが行っている事は迫害ではなく、自分達の生活を守るためという意識が強い」として入門編から、今なお盛んに行われ続けられている占領政策の実情迄を、水・パの作った地図を利用して解りやすくリアルタイムで話した。

 現地ではパレスチナ難民キャンプ地で米のNGOに参加し、悲惨な現状の中でも明るく生きる子供達を支援したり、女性の自立を促す為彼女らが育てたオリーブを使った石鹸作りプロジェックトなど、職業訓練を行っていると報告し船内で販売もした。Peace_boat_615_1 「宗教国家としてではなく、その地に住む市民皆が平和に暮らせる方法はないか」と語り問題の根深さと困難さに胸を痛めていた。一見平和な日本を離れこんな危険と思われる地で、平和を願って活動している日本女性に心からの声援を送るが、「青年期特有の純粋さで生半可に飛び込んではいけないよ」と水パに対し母親の信条も過る。3はパナマ運河。4は運動会の結果待ち。

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