Various Topics 2

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※旧Various Topics(OCN)

“トランスジェンダーにされる子供たち”についての懸念-1

2023年07月04日 | LGBT、ジェンダー、小児愛

前回の記事

『マイ・インターン』と『リトル・ガール』 - Various Topics 2 (goo.ne.jp)

で、『マイ・インターン』を見ての感想というより、「懸念」を書きました。

抜粋:

「サシャは2歳くらいから、体は男の子で生まれてきたけど、心は女の子であった」と言い、「妊娠した時、女の子を願い、お腹の子が男の子であるのを知って落胆した。だからサシャは女の子になりたがるようになった。(←当然医師は否定)」と自分を責めていると母親カリーヌは言います。

映画に出るサシャは、7歳(8歳と父親が話しているらしい)にしては小柄ですが、話す内容が大人びているので、もともと精神年齢が高い子供でしょう。

そうであっても、「2歳の子供が自分の性別を認識し、それが「本当の自分ではない」とまで言う」というのは、本当なのだろうか?と疑問符が付きます。

私が子供のころ、従姉妹のようにして育った女の子に弟ができました。その男の子は、色白で華奢なうえ、髪の毛を短くすることをひどく嫌い、栗色がかった髪の毛を、肩より下まで伸ばしていました。(両親とも髪を切らせないのに参っていましたが、「ま、幼稚園に行くまでは好きなようにさせよう。」と鷹揚に構えていました。)

髪は長くて、色白、華奢でも、性格は普通の男の子。

彼があの頃、自分の性別を意識して髪を伸ばしていたようには思えなかったので、より違和感を持って観てしまいました。

パリの医師も、サシャの7歳前の成長記録(生まれてから7歳まで、サシャはいろいろな医師や保健師に検診してもらっているはず。)を見ずに、将来のホルモン治療についての話をするのもどうなのか。

「サシャの見かけが「女の子」に見えたこと」「女の子の恰好や遊びなどに興味を持ったこと」は、女の子が欲しかった母親にとってどうだったのか。(母親は女の子を死産。子供はサシャの前に男の子。サシャの次の子も男の子。)

「サシャがお腹にいるときに女の子を欲しがったことがサシャに影響を与えた」と彼女は自分をせめていたようですが、サシャが女の子に見えたことで、「実際の性別が間違いのはず。サシャは息子でなく娘として生まれてくれた」と先に思い込んだのは彼女ではなかったのか。

この母親は、医師との面談でも、サシャが答える前に、「こういうこともあったわよね。」と誘導していますが、小さいときからそうで、サシャはある意味洗脳された部分もあったのではないか。

映画には、サシャを女の子として認めない大人も子供もほとんど出てきませんが、彼らが単に「トランスジェンダーを認めない」からサシャのケースを認めないのか、それとも、サシャの母親、家族の行動を観てきた結果なのか。

もちろん、私の懸念が全く見当違いであれば、サシャを女の子として認めるべきとは思いますが、そもそも、片方の視点でしか描かなかったこの映画は好意的にはとらえられませんでした。

 

LGBTについては、欧州の18世紀からの歴史、フランキスト、サンシモン教を追っていくとどうしても関係してきてしまうので、今はカテゴリーを作って書いています。

「LGBT、ボヘミアン、小児愛」のブログ記事一覧-Various Topics 2 (goo.ne.jp)

 

今回、こちらの千石杏香さんの記事を見つけました。

興味がある方はどうぞ。

3.「トランスジェンダー」にされる子供たち。 - 「LGBT」というレッテルを貼られて。(千石杏香) - カクヨム (kakuyomu.jp)

「LGBT」というレッテルを貼られて。(千石杏香) - カクヨム (kakuyomu.jp)

 

参考:

女子として育った男の人生描く自伝的映画、G・ガリエンヌ監督が自身と母の2役を演じる | CINRA

ブレンダと呼ばれた少年 (deportarepartners.tokyo)

ミーガン・フォックス、トランスジェンダーの息子が苦しむ姿を見るのは「母親として辛い」と語る|ハーパーズ バザー(Harper's BAZAAR)公式 (harpersbazaar.com)

女の子として育てられていた | 有頂天日誌 (ameblo.jp)

息子を女として育てている | ママの交流掲示板 | ママスタコミュニティ (mamastar.jp)

 

オマケ:

子供服の歴史、19世紀美少女図鑑、実は全員男の子⁉|日本で唯一!ファッション業界で”稼ぐ”ためのファッション史専門学校 (aoki7.com)

ブリーチング - Wikipedia

歴史いろいろ話 - 男の子を女装させる風習 (syosetu.com)

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