Various Topics 2

海外、日本、10代から90代までの友人・知人との会話から見えてきたもの
※旧Various Topics(OCN)

カネミ油症の健康実体調査は被害者や人類の為の調査か

2021年06月26日 | 企業・CSR

カネミ油症 国の健康実態調査、認定患者の孫世代も対象に(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

 1968年に発覚した国内最大の食品公害「カネミ油症」で、国は25日、認定患者の子を対象に実施する健康実態調査に孫も含める方針を被害者団体などとのオンライン協議で明らかにした。

 協議は厚生労働省と認定患者、医師らで構成する全国油症治療研究班(事務局・九州大)などが非公開で実施。終了後に記者会見した被害者団体「カネミ油症被害者全国連絡会」の三苫哲也事務局長によると、協議では研究班が実施する調査の対象を孫まで拡大することの他、8月から認定患者に調査票を配布し、その子と孫に協力を呼びかける方針が明らかにされた。

(後略)

普通、こういう調査を行うことは良いことなんでしょうが、これが単なる「データ」集めに使われてしまわないようにしてほしいです。

こちら、2019年に書いたブログ記事の後半を貼り付けます。

カネミ油症事件-旧鐘淵化学工業(鐘紡系)の責任・PCBとモンサント - Various Topics 2 (goo.ne.jp)

(前略)

また、そもそもPCBを最初に開発したドイツの会社、それを販売した米国企業はどこだったのかー。
日本語判のウィキペディア
ポリ塩化ビニフェル
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%AA%E5%A1%A9%E5%8C%96%E3%83%93%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%8B%E3%83%AB 

には書いてありませんでしたが、 

英語版Wikipedia
Polychlorinated biphenyl
https://en.wikipedia.org/wiki/Polychlorinated_biphenyl 

にはモンサントの名が。 混合製品名はAroclor(1930年から1978年まで販売)。
(※1921年に米国スワン社がPCB生産開始、同社は1929年にモンサントに吸収されたようです。)

モンサントはベトナム戦争に枯葉剤(ダイオキシン類)を作っていますが、彼らはPCBが引き起こすの環境汚染、毒性について無知だったのでしょうか?

ドイツの開発者は、「シュミット(Schmidt)とッシュルツ(Shultz)の二人の科学者」と書かれているものしかないですが、販売業者にバイエル社の名前しか書かれていないので、バイエル社が開発に関わっていたのでしょうか。

なお、このカネミ油症事件あとも、1978年~9年に台湾でも同様の事件が発覚していますが、WHOってその10年間も何をしていたのでしょうね。

 

2018年バイエルはモンサントを吸収合併していますが、イーゲー・ファルベンとスタンダードオイル、そのスタンンダードオイルの創立者のロックフェラーとモンサントの繋がりを調べてみてください。

モンサントと親会社バイエル、知っておくべき5つの事柄 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

(フリッツ・ハーバー絡みやヘロインで、日本とも繋がってしまうんですが。)

抜粋:

 1863年にドイツで創業されたバイエルは、今でもアスピリンの製造で最もよく知られている。一方、不名誉な歴史としては、20世紀初頭に短期間、モルヒネに代わるせきの薬としてヘロインを販売していたことがある。

 第2次世界大戦中のバイエルは、ナチス・ドイツ(Nazi)が強制収容所のガス室で使用した「ツィクロンB(Zyklon B)」という殺虫剤を製造していたイーゲー・ファルベン(IG Farben)という企業連合の傘下に入っていた。

 近年のバイエルは何度も企業買収を繰り返し、化学・製薬業界の巨大企業となり、全世界で約10万人を雇用している。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 脳出血の説明をしてもらえな... | トップ | 犬猫マイクロチップ装着義務... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

企業・CSR」カテゴリの最新記事