Various Topics 2

海外、日本、10代から90代までの友人・知人との会話から見えてきたもの
※旧Various Topics(OCN)

外国人の若者からの文通申込み、ポルトガルのR君

2014年11月21日 | 友人・知人

ペンパルサイトに募集を出すとき、「30歳以上」という条件を書いていても、10代、20代の子から申込みを受けることがあります。

今まで一番若かったのは、16、7歳のインドネシアの女の子。

しかし彼女は本来ずっと年が離れた日本人ペンフレンドを探していたわけではなく、「日本語をマスターしてそのうち日本の大学で学びたいけど、ペンフレンドが見つからない。私と文通をしてくれませんか?」ということだったし、日本語もかなりできたので、彼女には同世代の女の子のペンフレンドを見つけてあげました。

彼女と違って、「年齢がずっと上の日本人と話がしたい」という若者もいます。

最近30代半ばの友人の代わりにペンフレンド募集を出したときも、17歳のドイツ人と19歳のスウェーデン人から、文通の申込みがありました。

ドイツ人の男の子は、
「僕は、38歳の子供がいる日本人女性とは続いています。あなたのお友達でもあなたでも、僕の長く文通をする相手になってくれたらうれしいです。」
というようなことを書いてきました。

しかし、友人も私も流石に高校生とメールを交わす気にはなれないので、
「ご連絡ありがとう。しかし、広告に書いたとおり、友人は30歳以上のペンフレンドを求めています。
私自身は、若い人と話すのは好きで実際に若い友人もいますが、タンデムパートナーとしてする以外は、50代が学生さんと文通を長く続けるのは難しいと思うのです。」
と返事をしました。

こうした海外の若い人からの文通申込みをもらったり、返事を書くたびに、
「日本人の高校生や大学生(とくに男の子で)、自分の親の年代の女性に文通を申し込むケースってまずないだろうな・・・。それにしても皆、若いながら社交的で紳士淑女」
と、羨ましく思います。

さて、ということで、私はほとんど若い人から文通を申し込まれても断っていますが、相手がmatureで、私に申込をしてきた理由が消去法でないと感じたときは、試しにメールを交換することにしています。

たとえば、ロシアのアレクセイ君。
(『田舎の商店主、ロシア』
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/f7aa0ff22c1a33d7629ff30376e411ab

彼とは、結局自然消滅をしてしまいましたが、それでも短い期間でしたが、楽しい文通をさせてもらいました。

そして先月は、21歳のポルトガルの大学生R君と知り合いました。

本当は、彼から文通申込みをもらったときはもうドイツ人Hさんが見つかった後だったので、最初は断ろうかと思ったのです。
が、「日本の古い映画―黒沢、小津、大島監督の映画、日本の本、伝統芸術が好き。詩を作るのが好き、俳句も興味がある。若い人より、年上の日本人と話がしたい」という彼が、年上のペンフレンドを求める理由は明らかなので、イレギュラーでの文通をすることに。

(日本映画といえば、実はドイツ人のHさんも日本の昭和の映画が好き。ドイツ人の友人ラインホルトさんに至っては、日本の古い映画マニア。マニアまでいかなくても、フランスのアリーヌさんも黒沢ファン。
彼らが日本映画についてもう熱くなって書いてくるたびに、ちょっと後ろめたくなったりします。私には題名さえ知らない映画が多すぎて・・・。)

R君は、実のところ、日本のサブカルチャーにも興味がある今風の若者の部分もあるのですが、自分の住んでいる町の特産ワインの話から、ポルトガルの植民地の話・・・話題も豊富、英語も堪能、おまけに学費を自分のアルバイトで賄っている青年。

そんな彼のメールを読むたびに、

「こんな大学生、今日本にいる?大丈夫か、日本!?」
と、羨ましさを通り越して、焦りを感じさせられます。

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