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トランプ前大統領の暗殺未遂で思い出す「1981年レーガン大統領暗殺未遂事件」

2024年07月18日 | 人物

トランプ前大統領の暗殺未遂事件は、1981年の「レーガン暗殺未遂事件」と少し似ている気がしてしまいます。

レーガン大統領暗殺未遂事件 - Wikipedia

レーガン大統領暗殺未遂事件(レーガンだいとうりょうあんさつみすいじけん、Reagan assassination attempt)は、1981年3月30日に、アメリカ合衆国・ワシントンD.C.で、アメリカ大統領のロナルド・レーガンが銃撃されて負傷し、その他にホワイトハウス報道官のジェイムズ・ブレイディ、シークレットサービス特別捜査官のティモシ―・マッカーシー、首都警察巡査のトーマス・デラハンティが負傷した事件である。

(中略)

弾丸摘出

銃撃直後にレーガンはシークレットサービスによって大統領専用車に押し込まれ、その直後は無傷と思われたために即座にホワイトハウスへ向かった。 しかし、その後に大統領専用車内でレーガンが吐血し併せて胸部に出血を認めたために、シークレットサービスのジェリー・パー警護隊長の機転により大統領専用車は近隣のジョージ・ワシントン大学病院に急行し、その後即座に緊急手術を受けた。

なお、弾丸はレーガンの心臓をかすめて肺の奥深くで止まっており、かなりの内出血を起していた。冷戦下における「国家安全保障上の理由」から(実際に、銃撃事件の直後にソ連の潜水艦がアメリカの大西洋沿岸に集結するなどの不穏な動きが見られた)、レーガンの詳しい容態が、同じく狙撃され重傷を負ったブレイディ大統領報道官の代理であるラリー・スピークス副報道官からマスメディアに明らかにされたのは、レーガンが退院してからのことである。 また、レーガンとともに銃撃を受けたマッカーシーとデラハンティは幸いにも軽傷で済んだが、ブレイディは頭部に弾丸を受けたために、一命こそ取りとめたものの回復不能な障害が残り、2014年に死亡した際は、この時の傷が原因と診断されている。

機知

事件後初めて公の場に現れたレーガン大統領とナンシー夫人 レーガンは出血を伴う重傷を負っていたにもかかわらず意識ははっきりしており、自らの胸から弾丸を取り除く手術の前には執刀外科医ジョセフ・ジョルダーノに対して、「諸君がみな共和党員だといいんだがねぇ(I hope you are all Republicans.)」とジョークを飛ばす余裕さえ見せた。これを聞いたスタッフは笑い出し、ジョルダーノ医師は民主党員だったが、「大統領閣下。今日一日われわれはみな共和党員です(Today, Mr. President, we are all Republicans.)」と答え、レーガンを喜ばせている。

また、事件の知らせを受け病院に直行した妻のナンシーに対しては「ハニー、僕は避けるのを忘れていたよ(Honey, I forgot to duck.)」と冗談を言った。これは1926年のボクシング・ヘビー級選手権でジャック・デンプシーの敗戦のコメントを引用したものであった(デンプシーはジーン・タニーに負けた後、「何が起こったの」と尋ねる妻のエステレ・テーラーに対し、「ハニー、僕は避けるのを忘れていた」と応えた)。

レーガンのこのような機知は事件後に公にされ、「危機の際にもユーモアを忘れない」という、指導者のあるべき姿を体現したものとして称賛の対象となった。その後、レーガンは高齢者としては驚異的なスピードで回復し、事件から約3週間後には公務に復帰している。

(中略)

支持率向上
この銃撃事件とその後のレーガンの対応は、レーガンの支持率に大きな影響を与えた。事件が起こる前のレーガンは、俳優時代やカリフォルニア州知事時代の言動を元に、多くのリベラル層や知識層などから「ポピュリストかつ右傾的」だとして否定的に思われていた。

しかし、このような事態においても余裕を失わない精神的な強靭さや、機知に富んだ人格が評価され支持率が大きく上がった。後の一連の政策を行えたのはこの事件なくしては無理だったとする見方もある。

(後略)

 

レーガン元大統領は、ディサイプルス派の信者。(The Church of Christと分離)

ディサイプルス - Wikipedia

 

参考:

ロナルド・レーガン - Wikipedia

The evangelical presidency: Reagan's dangerous love affair with the Christian right | Salon.com

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