「近ごろの若い者は」という言葉、古代アッシリアの粘土板に書かれているという説がある。
尻の割れ目が見えるぐらいにズボンを下げているの見かけると、私も「近ごろの若い者は」と思ってしまう。
井上章一『パンツが見える』によると、女がパンツの見えることを恥ずかしがる、男がそのことをうれしがるのは、1950年代後半からのことだそうだ。
『パンツが見える』は、白木屋百貨店の火事(昭和7年)がきっかけとなって、女性がパンツをはくようになったというのは伝説であり、実際は違う、ということを事細かに、なおかつ興味深く論証している。
戦前まではパンツをはかない女のほうが多かったし、陰部が見えることをさほど気にしなかった。
戦後、パンツをはくようになったが、パンツが見えることをさほど気にしなかった。
だもんで電車やバスの車中で足を開いて座っていたから、パンツが見えていたとのこと。
車中で膝をそろえて座るのが礼儀だとされたのは、なんと昭和30年代から。
昔は良かったとつい思ってしまった。
最新の画像[もっと見る]
- 植松聖「人を幸せに生きるための7項目」 4年前
- 植松聖「人を幸せに生きるための7項目」 4年前
- 植松聖「人を幸せに生きるための7項目」 4年前
- ボー・バーナム『エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ』 5年前
- 森達也『i -新聞記者ドキュメント-』 5年前
- 日本の自殺 5年前
- 日本の自殺 5年前
- アメリカの多様性 5年前
- 入管法改正案とカファラ制度 6年前
- マイケル・モス『フードトラップ』 6年前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます