三日坊主日記

本を読んだり、映画を見たり、宗教を考えたり、死刑や厳罰化を危惧したり。

幸福の科学と天使

2011年06月23日 | 問題のある考え

郵便受けに幸福の科学と幸福実現党のパンフなどが入っていた。
なかなか興味深い内容だったので感謝してます。

東日本大震災の体験談。
「幸福の科学会員の杉船誠一さんは、東日本大震災で、高さ十メートルの津波から避難しました。
高台で一夜を過ごし、翌日、自宅に戻ると、自宅裏の通りには腰の高さまで水が残り、流されたガレキや車、家具が散乱する、ひどい状況だったのに、自宅には津波の被害がありませんでした。浸水地域は自宅から内陸部に1キロ先まで広がっていたのに、なぜか自宅前の通りだけ津波が避けて通ったのです。
「信仰によって守られた」」
主エル・カンターレを信じる人は津波が来ても助かるらしい。
津波によって家が壊されたり、家族がなくなった人たちは信仰がないからだというわけで、石原慎太郎氏の天罰論と似てる。

ところが、イベント案内(B5)の漫画には、悩める若者と天使とのこんなやりとりが書かれている。
人って何なんだ
なんで生きてるの?
だいたい人生ってのは辛いことばっかり
なんでこんな目に合うんだろ……
と悩む人に、天使(?)が以下の説明をする。
ちょっと失礼
これはすべて計画してきたことなんだよ
まず、人間の本質は魂や心なの
もともとはあの世で暮らしているけど
時々、勉強するためにこの世に生まれてくるの
辛いこと、苦しいこと
いろんなことを経験して、
魂を向上させるんだ
たくさんのことを学ぶと
またあの世へかえります
あの世に持ってかえれるのは心だけ
その心がどんな状態かが大事なんだ
いろんなことを学んで
多くの人を幸せにする
それが人生の目的
ニューエイジの考えそのままです。

となると、杉船誠一さんの家が流されたとしても、「魂を向上させる」ための「辛いこと、苦しいこと」を経験するために「計画してきたことなんだ」ということになる。
どっちに転んでもエル・カンターレへの感謝の日暮らしというわけです。

コメント (8)
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