８月１５日に思う

今日（8月15日）は月遅れの「お盆」中であり、「終戦記念日」が重なっている。
先祖の供養とともに、「お国の為に」と戦争に行って亡くなられた約３００万人以上の人や、戦争ばかりでなく国内での貧困による餓死も含めたら、本当に大勢の犠牲者がいて今日があるのだ。　
この人達はみんな日本を守り、現在を生きる私達の平和を信じ、亡くなっていったのだと思う。
お盆には、こうした死者の魂を追慕し、供養すべき日として日本人の生活のなかに根付いている。普段はご無沙汰気味だが・・・
今の私達がここに存在している事は親があり、そのまた親があり、その時代の人達が一生懸命生きて来てくれたのは間違いない。

戦争をした事、負けた事、多くの死傷者を出してしまった事、他国に対してやってしまった事、結果的にはこれらの事実は過ちだったかも知れないが、私はその時代の人たちの精一杯の判断だったと思う。
だから今私達がすべきことは、過去の追及ではなく、戦後も61年が経過し、平和で豊かな日本となった今日、先代たちの血のにじむ努力に感謝し、この平和を守り、二度と戦争のない世の中にする事だと思う。
戦争を直接体験した世代の人たちが、悲惨な体験を少しづつ語り伝えてくれている。思い出したくない体験だろうに・・・若者に伝えようと・・・
未来の日本人の為に、日本という国を受け継いでいくために、その意思を受け継いで一人一人が関心を持ちたい。持たなければいけない。
お墓参りは済ませたが、お盆休みを友達と遊びまくった息子が、今日東京に帰って行った。
息子達に言いたい。
戦争に行く必要もなくてよかったね！
自分のやりたいことをやれてよかったね！
言いたいことが言える時代でよかったね！

だからこそお願い！こんな日本をいつまでも守っていってね、と。