オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

2011年NHK杯、女子フリー

2011年11月12日 20時56分06秒 | 2011-2012年シーズン
NHK杯の女子フリーの放送を見終えたばかり。
今回くらい感慨深く、胸が一杯になったことはありません。
まず、2位の浅田真央さん。
真央さんのフリーの演技が終わったあと、昨年のNHK杯のエキシビションの放送の「豊の部屋」で、樋口豊先生が号泣したのを思い出しました。
あれから1年経ったのかと思うと何とも言えない気持ちである。
バンクーバー冬季オリンピック以降、真央さんが選んだ道とは言え、本当に苦しかったと思います。
今まで自身が、やって来たことを何か噛みしめるように思いをこめたジャンプを見て、感慨無量である。
技術だけで跳んでいるのではない。心で跳んでいるのである。
そういう意味で「愛の夢」は最高のプログラムである。
本当のスタートは、これからかもしれません。最終章のソチ冬季オリンピックに向けて、大きく歩みだしたことは本当に嬉しい。
明日の「豊の部屋」で真央さんを前にした豊先生の第一声が楽しみです。

そして優勝の鈴木明子さん。ファンとして本当に嬉しい!
本当におめでとうございます。
私が鈴木明子さんの演技を初めて生で見た時、「この方はただ者ではない」の直観がありました。私自身、鈴木明子さんは自分が見つけたスケーターという意識が強い。
2007年、大阪での全日本選手権のフリーでした。
私自身、彼女の病気のことなど意識しないで白紙の状態で、その演技を、じっくりと見たのが良かったのかもしれません。
あれから5年。遂にNHK杯優勝。遂にここまで到達したかと言う気持ち。そして、この5年間のいろいろな思いが頭の中をよぎります。またまた感慨無量。
SPのハンガリーラプソディは最高だった!
そしてフリーは私の大好きなヨハン・シュトラウスの音楽に乗っての演技。
ジャンプのミスはありましたが、私の大好きなこの作品の持つ華やかさ、躍動感を氷上で見事に表現してくれた鈴木明子さん。
GPファイナル、全日本選手権、そして、その向こうに世界選手権を見据えているはず。
見ていて熱くなる演技に、これから、もっと磨きをかけて究極の「こうもり」を期待しています。

今、アイスダンスのフリーダンスの録画を見ながらパソコンの前にいます。
マイア・シブタニ&アレックス・シブタニの演技が最高だった。
グレン・ミラーの名曲に乗っての素晴らしい演技。
アイスダンスを見る喜びを最高に与えてくれた演技。
多くの方に、この兄妹コンビの演技を、この機会に、ぜひ見て欲しいものです。














今日聴いたCD 11月11日、そしてNHK杯

2011年11月11日 10時15分13秒 | 今日、聴いたCD
①シベリウス  ヴァイオリン協奏曲ニ短調 チョン・キョンファ(ヴァイオリン)アンドレ・プレヴィン指揮ロンドン交響楽団(1970年録音 デッカ盤)
②シベリウス  「カレリア」序曲 (1977年録音)
③シベリウス  「カレリア」組曲 ユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団(1975年録音 RCA盤)
④ブルックナー 交響曲第2番ハ短調(ハース版) ギュンター・ヴァント指揮ケルン放送交響楽団(1981年録音 RCA盤)

朝一番にシベリウスのヴァイオリン協奏曲のCDを聴いて深い感動を憶える。この前の日曜、NHK・BSでのNHK交響楽団の放送で、この作品を聴きました。ヴァイオリン独奏の竹澤恭子さんの演奏は力演で立派な演奏でしたが、この作品全体に流れる北欧の冷たい空気が気薄だったのが残念でした。
この作品をCDで聴くとなると、やはりチョン・キョンファの録音になってしまう。厳しく、孤独、純粋そして内に秘めたる情熱あふれる演奏は今も私をとらえ続けている。
チョン・キョンファの新しい録音が途絶えて、かなり経ちました。ステージに立ったという情報も聞かなくなりました。もう引退同然なのでしょうか?私の一番好きなヴァイオリニスト。こんな残念なことはない。
10数年前、東京出張の折、幸運にも彼女のリサイタルと重なり、サントリーホールで生で聴くことが出来ました。そして終演後、楽屋口で、私の悪い病気?の出待ちをしてサインを頂きました。その時、彼女が、あまりにも小柄なので本当に驚きました。こんな小柄な体から、あの厳しい演奏を生み出すとは・・・正に驚きでした。
チョン・キョンファの演奏するベートーヴェンとブラームスのヴァイオリン協奏曲の新しい録音をぜひ聴きたいものです。いつまでも待ちます・・・。

ギュンター・ヴァントの死後、多くのブルックナーのライブ録音が登場して、私自身、訳が分からなくなってきた。ただ作品は後期の作品に集中しているようだ。初期の第1番から第3番の録音は、このケルン放送響との録音しかないようだ。
スケールの大きな後期の作品より、どうしても初期の作品のCDに手が伸びてしまう。シベリウスのヴァイオリン協奏曲と同様、アルプスから吹いてくる冷たい空気、自然の香りに魅かれるのだろうか・・・。
この第2番の演奏も音楽の流れに身を任すのみである。第2楽章は、いじらしいほど美しかった。


さて、いよいよ今日からフィギュアスケートのNHK杯!
午後3時からのBSでの生中継が楽しみである。アイスダンス、ペアの競技と続きます。これらをきちんと放送してくれるのは、さすが皆様のNHKである。
一番のお目当てはアイスダンスのマイア・シブタニ&アレックス・シブタニの兄妹コンビである。今年の春の世界選手権3位だっただけに、今シーズン、どれだけデイビス&ホワイト組、バーチュ&モイヤ組に迫れるか注目しています。
そして夜は浅田真央さんと鈴木明子さんの登場。鈴木明子さんが絶好調のようである。
また私の期待の星アグネス・ザワツキー、そしてキーラ・コルピの登場も楽しみです。
北欧美人のコルピの姿を見ただけでクラクラしそうです。


  

GPシリーズ・アメリカ大会。

2011年11月10日 22時45分30秒 | 2011-2012年シーズン
今週になって、やっとCSのテレ朝チャンネルでGPシリーズ第1戦のアメリカ大会のペアとアイスダンスの放送が始まりました。私はGPシリーズのペアとアイスダンスを見るためにテレ朝チャンネルと契約したと言っていい。

さてペア。
SPではあのアリオナ・ザフチェンコ&ロビン・ゾルコウィー組がまさかまさかの5位。しかしフリーでは、格の違いを見せつけました。
ペアで私が印象に残ったのは残念ながら表彰台には上がれませんでしたがアメリカのケイディー・デニー&ジョン・コフリン組とロシアのベラ・バザロワ&ユーリ・ラリオノフ組です。
デニー&コフリン組の登場には、びっくりしました。2人とも昨シーズンまで違うパートナーと組んでいて、それも互いに全米選手権で優勝したはず。それが何と今シーズンは・・・!。どんないきさつ、ドラマがあったのだろうか?気になるところである。
2人とも実力者。これから、もっと良くなるでしょう。全米選手権が楽しみである。
バザロワ&ラリオノフ組は今、私が一番、注目しているペアである。派手さはありませんが着実に実力を上げてきています。
さて今シーズンのバザロワ&ラリオノフ組のフリーの曲目はデヴィット・リーン監督の映画「ドクトル・ジバコ」の音楽。私の大好きな映画。「ララのテーマ」を聴くだけで、この映画でララに扮したジュリー・クリスティーの情熱的な演技を思い出し胸が熱くなります。
それにしても、旧ソ連の時代だったら、ロシアの選手が絶対に取り上げることの出来ない作品そして音楽。時代の流れ、変革を強く感じました。

そしてアイスダンス。放送されたのは、まだショートダンスのみ。フリーダンスの放送は明日である。
この前にもコメントしましたが、私は女子シングルの次に好きなのはアイスダンスです。今回も楽しく放送を見ることが出来ました。
今シーズンのアイスダンスのショートダンスのテーマは「ラテン」です。とにかく楽しかった!こんな楽しいものが、なおざりになるとは本当に残念である。
そして、やはり4月の世界選手権優勝のメリル・デイビス&チャーリー・ホワイト組が群を抜いていた。フリーダンスはヨハン・シュトラウス2世の喜歌劇「こうもり」序曲である。はやくテレビの大きな画面で、その演技を見たい。
それにしても大好きなアイスダンスを見るのに、こんなに苦労するとは・・・。


「浅田真央 スケーティング・ミュージック2011-12」

2011年11月09日 14時59分16秒 | 浅田真央さん
浅田真央さんのCD+DVD「浅田真央 スケーティング・ミュージック2011-12」が今日、届きました。

CDの前半は今シーズンのプログラムの音源になるもの。そして後半はオリジナルでの演奏という、たいへん凝ったもの。
R・コルサコフの交響組曲「シェヘラザード」はマリス・ヤンソンス指揮ロンドンフィルによる全曲の演奏が収録されています。
注目は今シーズンのSPの「シェヘラザード」です。CDの1曲目に、たいへんアレンジされた録音があります。解説書で「すごくいろいろな顔を持つ可愛い曲」と真央さん自身のコメントがあるので、おそらく競技会での音源はこれでしょう。
「演技の中でもさまざまな表情、しぐさが入ってますので、楽しんでいただきたいです」とのコメントもあります。
おそらくタラソワさんの考え抜いた振付の素晴らしいプログラムでしょう。
全ては今週の金曜日のNHK杯で全てが分かります。楽しみです。

DVDでは今年のTHE ICEの映像が収録されています。小塚君との「ルパン3世」もたいへん楽しく見させて頂きましたが、やはり素晴らしいと思ったのがショパンのワルツ第7番です。
ピアノ独奏~ポップス調~ジャズ調~ピアノ独奏と曲調が、どんどん変わっていくプログラムですが、真央さんは曲調に合った見事な演技、そして表情の豊かさに魅了されます。
素晴らしいプログラムといって良いでしょう。

GPシリーズもいよいよ中盤。
いよいよ浅田真央さんの登場です。
やはり彼女が登場すると思うと、気が引き締まります。


N響の「新世界」

2011年11月08日 21時37分35秒 | NHK交響楽団
毎週、日曜の私のお楽しみはNHK・BSで早朝に放送されるNHK交響楽団の演奏会の放送の録画を、仕事を終えて帰宅後、酒を飲みながら見る事です。
この前の日曜は竹澤恭子さんのヴァイオリン独奏、N響の名誉指揮者のヘルベルト・ブロムシュテットの指揮による9月の定期演奏会からの放送であった。
プログラムはシベリウスのヴァイオリン協奏曲とドヴォルザークの交響曲第9番「新世界から」である。
おそらく誰もが民族色豊かな名曲コンサートと思うでしょう。しかし私にとって、この2曲の組み合わせは、おそらく終生絶対に忘れることの出来ない、思い出深い組み合わせである。
私が中学3年の時、生まれて初めて生で聴いたオーケストラの演奏会が、わが町の市民会館にやってきたNHK交響楽団によるもので、プログラムはシベリウスのヴァイオリン協奏曲とドヴォルザークの交響曲第9番「新世界から」でした。(なおシベリウスの前にスメタナの歌劇「売られた花嫁」序曲、そしてアンコールでシベリウスの「カレリア」組曲から「行進曲風に」が演奏されました)
ヴァイオリン独奏は当時、N響のコンサートマスターだった田中千香士氏、指揮は岩城宏之氏でした。あれから約40年近く経ってしまった。御二方とも、既に故人となり、年月の経つことの大きさを強く感じます。
さて、この時の演奏会で生まれて初めてシベリウスの音楽を聴き、強く心に残るものがありました。
第1楽章の冒頭を聴いて北欧の空気にふれるような冷たさ、孤独感、そして心の中で秘めている情熱にあふれる作品に、いっぺんに魅了され、その時から現在に至るまで私にとってシベリウスは私にとって特別な存在となっています。
私にとって、シベリウスの音楽との最高の出会いだったと言っても言い過ぎではありません。
今回、録画を見て、オーケストラが同じNHK交響楽団だけに、どうしても40年前とダブルものがあり、聴いていて熱いものが込み上げてきました。酒のせいかもしれませんが・・・。
竹澤恭子さんのヴァイオリン独奏は、もう少し冷たさがあればと思ったりもしましたが、第2楽章の後半の盛り上がりは素晴らしいものがありました。
ドヴォルザークの「新世界」は、私はどんな演奏を聴いても懐かしさを感じてしまうのですが、やはり根底にあるのは初めて生で聴いた交響曲であるということからでしょう。
今回のブロムシュテットの指揮による演奏は、たしかにチェコのオケのような土くささ、ローカル色は薄いですが、旋律をよく歌い、スケールの大きな演奏で、たいへん満足しました。
第2楽章の、あの有名な旋律では我が国のオーボエそしてイングリッシュホルンの第1人者というべき池田昭子さんの演奏。
以前、シベリウスの交響詩「トゥオネラの白鳥」の演奏では、ブロムシュテットが大絶賛したらしい。放送を見逃したのが、今でも残念である。
ブロムシュテットは池田昭子さんがいるから「新世界」を演奏したのかな?
それにしてもドヴォルザークの「新世界」って本当に心にしみる名曲だなぁ~。

(追伸)
来年2月28日、わが田舎町にNHK交響楽団がやってきます。
プログラムは地方公演では、たいへんめずらしいオール・ラフマニノフで「パガニーニの主題による狂詩曲」と交響曲第2番が演奏されます。
ピアノ独奏は小曾根真氏、指揮は尾高忠明氏。
チケットは手配済み。交響曲第2番が非常に楽しみです。



鳴戸親方(元横綱隆の里)急死

2011年11月07日 22時26分29秒 | 大相撲
本当に驚いた。
元横綱隆の里の鳴戸親方の急死のニュース。
鳴戸部屋は八百長で揺れ動いた大相撲界の中で、ガチンコ部屋で有名であった。
そして、きびしい稽古でも有名でした。
それだけに週刊誌の暴行疑惑報道が本人にとって、本当に苦しかったのだろうか?
暴力は絶対にいけないことですが鳴戸親方の急死は、大相撲の中で何か大切なものが、また一つ消え去った感が強く、寂しい気持ちで一杯です。
鳴戸親方の師匠は名横綱若乃花、兄弟子は私が大好きだった名大関貴ノ花。
脈々と受け継つがれてきた大相撲の何か大切なものが、これで途絶えてしまうのだろうか?
九州場所で大関昇進に挑む弟子の関脇稀勢の里の健闘を願うばかりである。
弟子の大関昇進を見る事なく、死を迎えた鳴戸親方。さぞかし無念であったでしょう。
最後に鳴戸親方のご冥福をお祈りします。


今シーズンのヴァーチュ&・モイヤのフリーダンス

2011年11月06日 21時22分12秒 | 私はアイスダンスが大好き!
Tessa VIRTUE Scott MOIR CAN Skate Canada 2011 FD


この前、アイスダンスのメリル・デイヴィス&チャーリー・ホワイトの今シーズンのフリーダンスを話題にしましたが、やはりテッサ・ヴァーチュ&スコット・モイヤを忘れてはいけません。
GPシリーズ・カナダ大会のフリーダンスの映像。
やはり今シーズンのアイスダンスも、テッサ・ヴァーチュ&スコット・モイヤとメリル・デイヴィス&チャーリー・ホワイトの2組が、ずば抜けているようです。
また、今シーズンのシブタニ兄妹の演技の映像を捜しているが、見つからん。
それにしても、我が国でのフィギュアスケートの話題と言えば女子シングルと男子シングルが中心。
アイスダンスが気になっているのは、この世で私だけ?
それにしても寂しい。
今日も朝が早かったので、もう寝よう。
中国大会の女子シングルの録画は、後日、ゆっくり見る事にしましょう。

GPシリーズ・中国大会

2011年11月05日 21時04分47秒 | 2011-2012年シーズン
職場から帰宅すると女子シングルの放送は終わっていた。
録画はしていない。明日のBSの放送の録画予約している。なぜなら、今日の新聞の地上波のテレビ欄にマツオカ・シュウゾウの名前があったからである。私のマツオカ・アレルギーは重症のようである。
放送を見た財務大臣閣下がおっしゃるには中国の選手の演技が良かったらしい。
とにかく、明日のBSの放送の録画を見てからである。

男子シングルの放送は全てみました。
織田信成君の2位。さすがである。
それよりも、私は羽生結弦君の演技の方が強く印象に残りました。
後半は残念でしたが、前半は本当に素晴らしかった。力強さも感じました。
順位は別として、シニアの世界大会で、また新しい力のあるスケーターが登場したことが、本当に嬉しくなりました。
あまり男子シングルを見ない私ですが、楽しみが増えました。



刈屋富士雄氏のコラム

2011年11月04日 09時23分20秒 | 2011-2012年シーズン
NHKのフィギュアスケートの放送での実況でおなじみの刈屋富士雄アナウンサーの今年のNHK杯に向けたコラムを見つけました。

BSコラムNHK

バンクーバー冬季オリンピックでの浅田真央さんとキム・ヨナの演技の違いを、このくらい適格に、そして客観的に捉えたコメントを読んだことがない。素晴らしいコメントである。感服する。

また2009年3月の世界選手権の時の荒川静香さんのコメントを思い出しました。
 
>「今回は勝つための構成というより、五輪でトリプルアクセルを2度跳ぶために、試しておきたかった構成だった感じがする。
キム選手が、現在あるものに磨きをかけていくタイプだとしたら、浅田選手は選択肢をたくさん持っている選手。
五輪へ向け勝つための構成を練り上げてくるはずだ。」

そして今、そこに浅田真央さんが、目指しているものが見えてくる。

NHK杯での刈屋アナウンサーの実況が楽しみです。
女子シングルの解説は誰だろうか?
私としては荒川静香さんと刈屋アナウンサーのコンビであって欲しいのですが・・・。私にとって最高のコンビです。

2008年のNHK杯のフリーの放送で、浅田真央さんの2度目のトリプルアクセルの挑戦を、浅田真央さんの、ちょっとした動きで言い当てたことを、今も忘れられません。曲目は「仮面舞踏会」

荒川静香さん   「行きますね」
刈屋アナウンサー 「行きます」
荒川静香さん   「トリプルアクセル!ダブルトウループ!」 

この時の放送の録画は、しっかりとDVDで大切に保管しています。
もうすぐNHK杯。
浅田真央さん、今シーズンのGPシリーズ初登場となります。浅田真央さんのGPシリーズ初登場の放送が民放でなくNHKで本当に良かった!
刈屋アナウンサーが、おっしゃる通り、最終章のソチ冬季オリンピックに向けた、浅田真央さんが、第2章に当たる今シーズン、どんな新しい挑戦に臨むのか?放送を通じて見守りたいものです。





もう一つの「こうもり」

2011年11月03日 22時14分45秒 | 私はアイスダンスが大好き!



私はどちらかというと経済的な問題もありますが、CDの収集に主力を置いているので、DVDは、あまり持っていません。オペラの場合でも、同じ作品の重複は極力、避けています。
しかし、なぜか、ヨハン・シュトラウス2世の喜歌劇「こうもり」だけは何故か3種類のDVDを持っています。それだけ、この作品が大好きで、こだわりがあるということでしょう。
だからこそ、今シーズン、鈴木明子さんがフリーの曲が喜歌劇「こうもり」序曲ということに狂喜しているのかもしれません。
さて、放送の関係で鈴木明子さんの「こうもり」ばかりがクローズアップされていますが、なんと今シーズン、たいへんな大物も「こうもり」を演じています。
アイスダンスのメリル・デイビス&チャーリー・ホワイトがフリーダンスで「こうもり」を演じています。
GPシリーズ・アメリカ大会の映像です。
アイスダンスで演じると、まるで舞踏会のようです。

今日聴いたCD 11月2日

2011年11月02日 14時31分45秒 | 今日、聴いたCD
①リスト ハンガリア狂詩曲第2番 ウィーリー・ボスコフスキー指揮フィルハーモニア・フンガリア(EMI盤)
②ヨハン・シュトラウス2世 喜歌劇「こうもり」序曲
③ヨハン・シュトラウス2世 ワルツ「春の声」 キャスリーン・バトル(ソプラノ)ヘルベルト・カラヤン指揮ウィーンフィルハーモニー管弦楽団(1987年元日ウィーンでのライブ録音 ドイツグラモフォン盤)
④シベリウス 交響曲第4番イ短調
⑤シベリウス 交響曲第5番変ホ長調 ヘルベルト・ブロムシュテット指揮サンフランシスコ交響楽団(1989年録音 デッカ盤)
⑥シベリウス 組曲「恋人」ユハニ・ラミンマキ指揮エスポー市室内管弦楽団(1989年録音 フィンランディア盤)
⑦ディーリアス 「春初めてのカッコウを聞いて」「川の上の夏の夜」「間奏曲とセレナード~歌劇『ハッサン』より」「夜明け前の歌」「ラ・カリンダ」「去りゆくつばめ」「夏の歌」など ジョン・バルビローリ指揮ハレ管弦楽団(EMI盤)

昨日、BSで放送で見たスケート・カナダでの鈴木明子さんの「こうもり」の余韻が残っているのか、朝から「こうもり」序曲を聴いてしまった。聴いていて頭の中で鈴木明子さんが舞っていた。放送では単に「こうもり」序曲としか曲名しか紹介しませんでしたが、しっかりと作曲者のヨハン・シュトラウス2世の名前も紹介して欲しかった。
ウィンナーワルツが、かもし出すウィーンへの憧れ、ウィーンの香り。これを大好きな鈴木明子さんが、今シーズン、氷上で演じる。こんな喜びはない。こんな喜びを味合うことが出来るのも、長年、クラシック音楽を聴いてきたお蔭である。
今日、聴いたのはカラヤンが1987年の元日、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートのライブ録音。私がオペラ以外で持っている唯一のカラヤンのCDである。当日、私は衛星生中継も見ている。キャスリーン・バトルの真っ赤なドレスを着ての「春の声」は忘れることが出来ない。

シベリウスの交響曲と言えば第2番が超有名である。正に何とかの一つ覚えである。しかし私は第2番は全く興味ない。聴く気もしない。私にとっての真のシベリウスの交響曲は第4番から最後の第7番である。
30代半ば、ヘルシンキ郊外ヤルヴェンパーの「アイノラ荘」に、ひきこもったシベリウスは、自然の持つ孤独感を感じながら、宇宙を見た!
私は第4番と第5番を続けて聴くのが大好きです。暗くシンと静まった真夜中のフィンランドの自然を描写したような第4番。そして夜明けから日の出に向かう壮大な第5番。シベリウスの交響曲を聴く醍醐味ここにありである。
ブロムシュテット指揮サンフランシスコ交響楽団のCDは、私の好みに合ったカップリングで愛聴しています。
シベリウスは交響曲以外に多くの小品を書いていますが、私のお気に入りは組曲「恋人」です。あまり他人様に教えたくないのですが・・・。
ディーリアスの作品もシベリウスの「恋人」と同様。

昼すぎから、どこかのおじさんの影響で映画「モスラ」のDVDを見る。CGなど、この世にない1961年の特撮怪獣映画である。今となっては「特撮」という言葉が懐かしい。この頃の特撮怪獣映画は子供向きという考えはなく、大人の目線で制作しているので、今、見ても面白い。
モスラが東京タワーを破壊する場面は凄いものがあります。
「モスラ」と言えばザ・ピーナツが歌った「モスラの歌」が有名です。作曲者は古関裕而。この映画の音楽も担当している。
出演はフランキー堺、香川京子、志村喬、上原謙といったそうそうたる顔ぶれに、当時、人気絶頂だったザ・ピーナツ、そして音楽は古関裕而である。完全な大人の映画である。
古関裕而は歌謡曲の作曲家として有名ですが若い頃はリムスキー・コルサコフやストラヴィンスキーの音楽に傾倒し、1929年、日本人として初めて管弦楽曲で海外の作曲コンクールに入賞した履歴があるらしい。
映画「モスラ」は古関裕而のオーケストラ曲を聴くことができる貴重な映画かもしれません。
怪獣映画も奥が深い!

GPシリーズ・カナダ大会。女子フリー

2011年11月01日 21時48分56秒 | 2011-2012年シーズン
やっとGPシリーズ・カナダ大会の女子フリーの映像を見ることが出来ました。

まず、レイチェル・フラット。本当に、どうしたのだろうか?
SPが素晴らしかっただけに残念!そして心配です。
荒川静香さんが解説でおっしゃっていましたが、学業のため練習不足なのだろうか?それとも疲労骨折が充分に治っていないのであろうか?
曲がストラヴィンスキーのバレエ音楽「火の鳥」だけに・・・。
とにかく次の巻き返しに期待しましょう。

長洲未来さん、レイチェル・フラットとアメリカ勢が何かモヤモヤした感であったが、それを吹き飛ばしてくれたのがアシュリー・ワーグナーである。
曲目は映画「ブラック・スワン」からの音楽ですが、元はチャイコフスキーのバレエ音楽「白鳥の湖」から第3幕の音楽。
SPの感想と同様、大人の色気、美しさを強く感じました。本当に美しくなりました。
元々、スケールの大きい演技を見せてくれる方なので、チャイコフスキーのドラマティックな音楽にピッタリです。

優勝はエリザヴェエータ・タクタミシュア。
正に怖いものなしの堂々たる演技。
しかし大人の雰囲気ムンムンの鈴木明子さんやアシュリー・ワーグナーと昨シーズンまでジュニアだったタクタミシュアを同列に論ずることは、私には出来ない。
今シーズンは、この勢いは止まらないでしょう。それよりも来シーズンが重要かもしれない。
これから体も大きくなり、体重も増加していくはずなので、その時期をどう突破した演技になるのか注目したい。
ソチ・冬季オリンピックのシーズンはどのような状態で迎えるのか?長い目で見てあげたい。

最後になりましたが2位の鈴木明子さん。
やっとテレビの大きい画面で見ることが出来ました。パソコンの小さな画面で見るのと大違いである。
やはり後半のステップが絶品だった。
ヨハン・シュトラウス2世作曲のウィンナワルツの素晴らしい音楽に乗っての躍動感あふれ、そして豊かな表情な、正に絶品の鈴木明子さんのステップ。
ジャンプのミスがなくなったら、どんな凄い演技になるのか?期待が高まります。

アリッサ・シズニーのスピン、そして鈴木明子さんのステップ。
今シーズンも大いに楽しませてくれそうです。

なお鈴木明子さんの、このカナダ大会の思いを彼女のオフィシャルブログで知ることが出来ます、

鈴木明子オフィシャルブログ