オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

映画「COACHコーチ 40歳のフィギュアスケーター」

2012年02月29日 17時04分59秒 | 映画
いつもの公休日は朝からCDをガンガン鳴らすのだが、さすがに今日は、昨日のNHK交響楽団のラフマニノフの交響曲第2番の演奏の余韻が強く残っていて、CDを聴く気がしなかった。
そんな中、何か面白いテレビ番組はないかCSのスカパ!の番組表を目を通していると1本の日本映画を発見。
「COACHコーチ 40歳のフィギュアスケーター」
プロスケーターの西田美和さん主演の作品。
私は、まだ、この作品を見ていなかった。
そして見終えて、私にとって何か生きる勇気が湧いてくる作品。
人間、いくら歳を重ねて行っても、周りから、どんな目で見られても何か今の生き方を変えたい、何かに挑戦することを忘れたくない、そんな思いを持ち続けたい、そんな思いを奮い立たせてくれるような映画だった。
私自身、最近、自分自身、定年まで、このままで終わってしまうのだろうか?いくら頑張っても、努力しても、後進に道を譲って、このままなのだろうか?とよく思って時だったので、今回、この作品を見て何か強くなれそうな気がしました。
私にとって、本当に良いタイミングで見ることが出来たと言えるでしょう。
作品自体も、けっしてスポ魂ドラマのように、熱くならず、出演者が叫ぶこともなく、淡々としたストーリ運びも良かった。
西田美和さんも、けっしてプロの俳優ではないのに、人間の孤独感、そして秘めたる情熱を見事に演じていて見事でした。
また友情出演で荒川静香さんと安藤美姫さんの登場も嬉しかった。
フィギュアスケート界を舞台にしているということは、別にして、いい映画を見せていただきました。


NHK交響楽団、高松公演

2012年02月28日 22時47分05秒 | NHK交響楽団
まだ、心の中が大きく震えている。
生で初めて聴いた、大好きなラフマニノフの交響曲第2番。
あの哀愁のこもった旋律。そして最終楽章の熱狂。まさにロシアのロマン。
地方でのコンサートの場合、本当に自分の好きな作品を生で聴くことは難しい。
NHK交響楽団も、数年に一度は、わが町にやって来ているが、ほとんどが、名前の知らない外人指揮者による地方公演用の何の面白みのない名曲コンサートだったので、本音は行く気がしなかった。だから、東京の大学を卒業して、地元へ帰ってきてN響の高松公演を聴いたのは1度だけ。それも今回の会場の県民ホールが、まだ出来る前、現在、取り壊された昔の市民会館での公演だったので、たいへんな昔である。
しかし、今回はプログラムを見てビックリ。交響曲第2番をメインとするオール・ラフマニノフプログラムである。
ラフマニノフの交響曲第2番を、地元で聴けるとは、私にとって正に奇跡である。
今回のプログラムは指揮者の尾高忠明氏の意向だろうか。尾高さんらしいプログラムである。
プログラムが決まった経緯は、よく分かりませんが、地方公演としては画期的なプログラムで尾高忠明氏とNHK交響楽団に感謝の気持ちで一杯です。
ロシアの作曲家の交響曲と言えば、誰もがチャイコフスキーでしょう。しかし、私はラフマニノフとグラズノフである。
そのラフマニノフの交響曲を生まれて初めて生の響きで聴くことが出来た喜びは本当に大きい。
プログラムの前半の「パガニーニの主題の狂詩曲」は割と冷静に聴いていましたが、後半の交響曲第2番では、やはりいけません。
第1楽章の憂いのある旋律を聴いだけで胸が熱くなって、もう、いけません。
圧巻は第3楽章のアダージョ。あの憧れを込めたような美しい旋律。N響の弦楽器の分厚いサウンドの演奏は凄かった!これを聴けただけでも大満足である。
やっぱりラフマニノフ!
そして第4楽章の、これでもかと押してくる迫力と熱狂。そして思い出したように、ふと流れてくる美しい旋律。
酔いました。

海外のオケが、わが町にやって来た時は、ちょくちょく聴きに行っているが、やはり今回のN響の方が心に残りました。
やはり東京での大学生時代、よく定期演奏会に通っていたので、今も親近感が強いのでしょう。
それにしても、N響の響きは昔と比べて大きく変わったようだ。
私の大学生時代はサヴァリッシュ、スウィートナー、シュタインといったドイツ系の指揮者が中心だったので、重厚な響きの印象が強かったのですが、今日、聴いて、何か色彩感、良い意味での機能性を強く感じました。やはりデュトワが音楽監督を務めたのが大きかったに違いありません。
昔も弦楽器の演奏は定評がありましたが、今回聴いてみて、一段とダイナミックになったように強く感じました。

さて今日の公演のコンサートマスターは篠崎史紀氏。テレビで見るよりも、以外と大柄な方だったのでビックリ。第2ヴァイオリンのトップは山口裕之氏、チェロは藤森亮一氏。彼らの姿を見ただけでN響を聴きに来たと言う実感が湧いてきました。
残念ながらオーボエの池田昭子さんの御姿を見る事が出来なかったのが心残り。
帰りにロビーでN響の機関紙「フィルハーモニー」2月号を購入する。
本当に久し振りに手にしました。
昔の「フィルーハーモニー」と大きく様変わりをしていて、年月の隔たりを強く感じました。
帰り道、次に生のオーケストラの演奏を聴けるのは、いつだろうか?と思いながら帰宅しました。
やっぱり生の演奏はいい!
もっと生のオーケストラの演奏を聴きたい!




明日はN響

2012年02月27日 22時27分36秒 | NHK交響楽団
いよいよ明日はNHK交響楽団の高松公演である。

今日も何かと忙しかったが、仕事中、頭の中でラフマニノフの交響曲第2番の第4楽章が鳴り響いて困りました。

久し振りに聴くオーケストラの生の演奏会。

次に聴ける日は、いつなのだろうかと思うと寂しくなります。


来週はN響

2012年02月25日 21時36分14秒 | NHK交響楽団
仕事のバタバタで、すっかり忘れていました。

来週の28日火曜はNHK交響楽団の高松公演である。

今日、慌てて当日の早退届けを提出する。

この前、生のオーケストラを聴いたのは、いつだったのか、さっぱり思い出せない。

何年かに一度、N響は、わが町へやってきているが、チケットの入手するのが、いつも遅く、売り切れ状態。大学を卒業して、こちらへ帰ってきてN響を聴いたのは1度だけ。その時の指揮者は今は亡き山田一雄さんだったから、かなり昔である。

都会に住んで、生のオーケストラを聴くのが当たり前の方々から見ると、「何でN響くらいで騒ぐの?」と、お思いになるでしょう。しかし地方では、本格的な生のオーケストラを聴く機会は、ほとんど無いのです。
景気が良かった頃は、わが町にシカゴ響やロイヤル・コンセルトヘボウがやって来たことがありますが、この数年、一流の海外のオケが、やってくることは、無くなってしまいました。

今回のプログラムは地方では珍しいオール・ラフマニノフプログラム。「パガニーニの主題による狂詩曲」と交響曲第2番。
ピアノは小曾根真さん、指揮は尾高忠明氏。

当日のお楽しみは、当日のN響のメンバー。主席クラスは誰が来るのかな?
そしてN響の華と言うべきオーボエの池田昭子さんは、わが町に、来てくれるのだろうか?
あの「のだめカンタービレ 」で黒木くんの吹き替えを行っていた方である。

今、初めてチケットをチェックしてみると、前から7番目の、ほぼ真ん中の席である。
なかなか良い位置である。
交響曲第2番が、たいへん楽しみです。
当日は、サッサと仕事を切り上げて、会場へ行くことにしましょう。

うっかり。

2012年02月24日 15時11分45秒 | 荒川静香さん
Shizuka Arakawa Olympics 2006 LP


うっかり忘れていた。

昨日は、荒川静香さんが2006年の2月23日、トリノ冬季オリンピックで金メダルに輝いた日だった。

あの日、私は早朝の4時に起きて、家族が寝静まった、シンと冷え込んだ部屋でテレビの実況放送で、荒川静香さんのフリーの演技を見ました。

そして感動した。

あの日のことは、一生忘れないでしょう。


今日聴いたCD,2月24日

2012年02月24日 13時27分05秒 | 今日、聴いたCD
①ワーグナー 楽劇「ジークフリート」第3幕
②ワーグナー 楽劇「神々の黄昏」第3幕
ジークフリート:ルネ・コロ、ブリュンヒルデ:ジャニーヌ・アルトマイヤー、さすらい人:テオ・アダム、ハーゲン:マッティ・サルミネン、
マレク・ヤノフスキ指揮シュターツカペレ・ドレスデン(1980~83年ドレスデン・ルカ教会での録音 RCA盤)

クラシックバレエに毎日、明け暮れている時に、ワーグナーの楽劇「ニーベルンクの指輪」全曲の14枚のCDセットが届きました。それも送料込で2658円という正に超特価である。
私が初めて「リング」の全曲盤を手にしたのは、まだLPレコードの時代、社会人になって初めてのボーナスの時である。有名なショルティ指揮ウィーンフィルによるデッカ盤で3万円だった。ズシリと分厚く重いアルバム。精算して店を出る時、店の従業員が3人も店頭で見送ってくれた。そんな時代だった。そのレコード店も今は無い。
そして今、何と2000円台で、この長大なオペラの全曲CDを購入出来るとは!嬉しい反面、何か複雑な気持ちである。

今回、購入したのはマレク・ヤノフスキが1980年から83年にかけてドレスデンで録音したもの。そして当時を代表するワーグナー歌手が勢揃いした、たいへん贅沢な録音である。
本当は、「ラインの黄金」から順番に聴いていくべきなのだが、どうしても自分自身が好きな場面から聴いてしまった。
私が長大な「ニーベルンクの指輪」の中で一番好きなのは「ジークフリート」第3幕と「神々の黄昏」第3幕です。
特に「ジークフリート」では第3幕大詰めのジークフリートとブリュンヒルデの2重唱が大好きで、今回も、ここから聴いてしまった。昔、初めて、聴いた時、「ジークフリート牧歌」の旋律が流れて来た時、たいへん感動しました。その時の気持ちは今も持ち続けています。
歌手では、ジークフリート役のルネ・コロが素晴らしい。素晴らしいテノールの声。うっとりさせるものがあります。さすらい人のテオ・アダムも深い声。「ワルキューレ」のヴォータンが楽しみである。アルトマイヤーのブリュンヒルデも悪くない。
そして何と言ってもシュターツカペレ・ドレスデンの響きの素晴らしさ。特に「神々の黄昏」の大詰め「ブリュンヒルデの自己犠牲」の場面での演奏が素晴らしい。渋すぎることもなく、また熱狂して、わめくこともない、表情豊かで力強い響き。私はショルティ指揮ウィーンフィルの響きより好きである。
しばらくはワーグナーで明け暮れそうである。やっぱりワーグナーは私の世界。

さて、毎年、投稿しているレコード芸術の2月号恒例の「リーダーズチョイス」に今回は投稿しなかった。
何故なら、昨年は新譜CDをほとんど購入しなかったからである。1枚2000円以上するCDに手が出なくなった。本当は現在、活躍する演奏を、もっと聴きたいのですが・・・。
資金繰りに苦労している私は少しでも安く、良い音楽、良い演奏のCDを追いかける様になった。昨年、購入したインパル指揮東京都交響楽団によるブルックナーの交響曲第2番のCDは例外中の例外である。
最近は、たいへんなお買い得なボックス物が多くなり、うれしい悲鳴である。昨年購入したフルトヴェングラーのEMI録音集やディーリアス全集は私にとって大切なものとなりました。そして今回の楽劇「ニーベルンクの指輪」全曲盤。
ただ、一番困っているのは聴く時間の制約である。家族には「聴く時間が無いならCDを買わなかったらよいのに」と言われてしまう始末。しかし、これだけは、しかたがありません。
また私はスルーですが、いろいろなクラシック音楽のブログを拝見させて頂いています。
皆さん、博識で驚かされるばかりです。私自身、音楽の専門教育は受けていないし、楽器も演奏出来ない、また仕事の関係で習い事も出来ない人間。恐れ多くて入って行くことが出来ません。
そんな私がクラッシック音楽を語っているのは、ド素人のたわごとでしょう。
昔、私をクラシック音楽の深みに引き込んだのはワーグナーの音楽である。
そして今、ワーグナーの楽劇「ジークフリート」を聴きながら、今もクラシック音楽を聴くことが出来る喜びが、込み上げてきました。
クラシック音楽から終生離れまい。
今日はワーグナーの音楽に高揚しながら、そんな気持ちが強くなりました。
音楽を愛する心、オペラを聴いた時の歓びを素直な気持ちで自身のブログでは述べていきたい。
それが、今まで私を包んでくれた音楽への感謝というものでしょう。
そんな気持ちで一杯である。



バレエ「眠りの森の美女」

2012年02月22日 13時29分32秒 | バレエ
この前の土曜の深夜、NHK・BS放送でボリショイバレエによるチャイコフスキー作曲・バレエ「眠りの森の美女」の放送がありました。昨年11月、ボリショイ劇場のリニューアルオープン記念の公演である。
昨晩、やっと一気に全曲を録画で見ることが出来ました。
素晴らしい公演でした。オーロラ姫役のスヴェトラーナ・ザハロワの美しさ、そして正に豪華絢爛たる舞台。素晴らしく美しい映像で時間が過ぎるのを忘れて見ていました。指揮は昨年秋、NHK交響楽団の定期公演で見事なマーラーの交響曲「大地の歌」を聴かせてくれたワシリー・シナイスキー。シナイスキーが指揮するボリショイ劇場管弦楽団の演奏もドラマチックで素晴らしかった。シナイスキーという指揮者、たいへんな実力者である。これから注目していきたい。

この数年、オペラの公演の放送では、読み替えと称して時代設定など、かなり変えた公演がほとんどであるが、そのほとんどが演出家の横暴かと思うくらい、楽しくない!昨年の暮れ、ミラノ・スカラ座のモーツァルト作曲・歌劇「ドン・ジョヴァンニ」の放送があり見ましたが、ゲッソリ。怒りすら憶えました。
オペラやバレエは、斬新さを出しながらも、やはり、こうであって欲しいと言うところがあります。残念ながら現在のオペラ公演は何か大切なものが失われつつありますが、バレエでは、この前放送されたパリ・オペラ座バレエの「コッペリア」や今回のボリショイバレエの公演は、やはり見ている私を仕事を忘れさせて夢の世界へ連れていってくれました。もう、現在のオペラの公演では、こんなこと無理なのかな。もう背広を着た人が出てくるモーツァルトのオペラなんか見たくもない。そこには夢も希望もない。
やっぱりクラシック・バレエ!

さてバレエ「眠りの森の美女」
チャイコフスキーの三大バレエは組曲形式でよく聴かれていますが、私にとって組曲形式は本当に面白くない。欲求不満になる。やはりチャイコフスキーのバレエ音楽は全曲で聴きたい。聴くべきである。チャイコフスキーがバレエの舞台を思い浮かべながら作曲した素晴らしいメロディーの数々。とても組曲に入りきるはずがない。組曲がチャイコフスキーのバレエ音楽の全貌だと思われたら困ります。
私が「眠りの森の美女」で一番好きな音楽は第1幕のオーロラ姫の登場の場面とオーロラ姫と4人の求婚者の王子の踊り。
そして第2幕、オーロラ姫の目覚めの場面。特にオーロラ姫の目覚めの場面の音楽は、たいへん短いですがチャイコフスキーが書いた音楽の中で一番ドラマチックな音楽だと信じています。彼が書いた交響曲よりも!
当然、これらの場面の音楽は当然、組曲には含まれていません。
フィギュアスケートの2007年のシーズンにまだ中学生だった西野友毬さんのフリーの曲は、このバレエ音楽でした。その中で、このオーロラ姫の目覚めの音楽が含まれいて私を喜ばせましたが、残念ながら、このドラマチックな音楽を演ずるには、まだ彼女は若ぎたように感じました。音楽に負けていた。もう一度、現在の西野友毬さんで見てみたいものです。一昨年の「海賊」のように。
そして、このバレエの大詰め、第3幕のオーロラ姫と王子のパ・ド・ドゥの美しさ!凄さ!そして音楽が、さらにドラマチックに鳴り響き最高である。この醍醐味は全曲盤でないと味合うことができません。

今回の公演でオーロラ姫を演じたのはスヴェトラーナ・ザハロワ。実はキャストを全く知らないで録画を見始めたので、ザハロワの名前を見た時は正に歓喜でした。
私は彼女がオデットを演じる「白鳥の湖」のDVDを持っています。彼女が演じるオデットの美しさは言葉で表現することが出来ません。
思いがけなくザハロワの演ずるオーロラ姫を見ることが出来て、こんな歓びはありません。

それにしても、最近、オペラよりクラシックバレエにふれることが多くなりました。
何か複雑な心境です。

キャンディーズ 春一番

2012年02月20日 23時29分11秒 | ポップス、歌謡曲



雪が降ったり、冷え込みがきつかったり、今年の冬は本当に厳しかった。

しかし、間違いなく春は間近。

こんな時、必ずキャンディーズの「春一番」を思い出します。

この曲が巷に流れていた頃、私は父を病気で亡くしました。

そんな個人的思い出と重なり合って忘れられない曲です。

毎日、クラシックバレエ

2012年02月18日 21時33分35秒 | 私事
今日は、夕方より雪。それも、こちらでは珍しいたいへんな積雪。
車の運転が本当に怖かった。
明日の早朝は、道路は凍結しているだろう。
店まで外周りをして通勤しなくてはいけない。
少し早めに自宅を出なくては・・・。

今、先週の土曜の深夜NHKのBSで放送されたパリ・オペラ座バレエの「コッペリア」の公演の録画を見ています。
華やかな舞台。音楽も最高。
「コッペリア」と言えば、長洲未来さんが全米選手権で優勝した時のフリーの曲。
そして今夜はボリショイバレエの「眠れる森の美女」の放送があります。
クラシック音楽やオペラは正直、知識が邪魔をすることがありますが、クラシックバレエは知識がないので、何か純粋な気持ちで楽しむことが出来ます。
今夜も録画がフル回転である。

最後に天皇陛下の手術が無事終了。
本当に良かった!
陛下には、いつまでもお元気にいて欲しい。

ワルター没後50年

2012年02月17日 12時23分44秒 | ブルーノ・ワルターとの出会い
①マーラー 交響曲第1番「巨人」ニ長調 ブルーノ・ワルター指揮コロンビア交響楽団 (1961年録音 SONY盤)
②ベートーヴェン 歌劇「フィデリオ」第2幕より レオノーレ序曲第3番とフィナーレ ブルーノ・ワルター指揮メトロポリタン歌劇場管弦楽団(1941年メトでのライブ録音 Guild HISTORICAL盤)
③モーツァルト セレナード第13番K525「アイネクライネナハトムジーク」 ブルーノ・ワルター指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1936年録音 Opus蔵盤)

今日2月17日は私がたいへん敬愛する指揮者ブルーノ・ワルターの命日である。そして今年は没後50年の節目の年である。
私自身のワルターとの出会いやワルターの生涯は「ブルーノ・ワルターとの出会い」をご参照下さい。
先月、(株)音楽之友社より宇野功芳編集長の本「没後50年記念 ブルーノ・ワルター」と言う本が発売され、興味深く読みました。音楽評論家の宇野功芳氏は生前のワルターと文通した、おそらく唯一の日本人でしょう。その時のワルターの返信も掲載され、若き日の宇野氏の音楽や演奏に対する問いかけに、巨匠が真正面から真摯に答を返している文面に、たいへん感動しました。
また、この本の宇野氏の前書きに、ワルターは「音楽の友」の指揮者のファン投票で、20位にも入らなくなったと書かれていました。レコード会社も特別企画も無いようである。時代の流れとは言え、一抹の寂しさを感じました。

さて、今日は朝から私が、いろいろ所持しているワルターのCDの中で、お気に入りのCDを聴きました。
コロンビア響とのマーラーの「巨人」はワルターの録音の中で、私が一番好きな録音、そしてワルター開眼となったCDである。
詩情あふれる演奏。まさに夢の世界。何かワルターが、この曲の魅力を目の前で語ってくれているような気になります。
マーラーの巨人は、やはりワルターが最高である。

ベートーヴェンの歌劇「フィデリオ」から第2幕の後半を聴く。
1941年のライブ録音。晩年の録音に慣れている方が、この録音に収録されているレオノーレ序曲第3番を聴いたら、とても同一人物とは思えないのではないでしょうか?ワルターは温厚な指揮者と言うイメージをひっくり返す気迫あふれる、フルトヴェングラーも吹っ飛ぶ物凄い演奏。演奏後の延々と続く聴衆の拍手が物語っています。
ワルターは時として、このような演奏を聴かせます。それがワルターの魅力の一つだと思っています。

モーツァルトの「アイネクライネナハトムジーク」はSPレコードからの復刻版。
聴いていて、とてもSPレコードからの復刻だと思えないくらい素晴らしい響きである。
よほど状態の良いSPレコードが見つかったのでしょう。
どこまでワルターの魅力か、ウィーンフィルの魅力か分からないくらい両者の魅了が詰まった演奏。
テンポも最高!そして最高のモーツァルトが鳴り響きました。

今日は偶然ですが何故かワルターの生涯から見ると戦前のウィーン時代、アメリカへの亡命直後、そして晩年の録音を逆にさかのぼって聴いたこととなりました。
ワルターの録音は聴けば聴くほど、ますます私を魅了するものがあります。
これからも私の心のより所として聴き続けて行きたい。

今年のバレンタインデー

2012年02月16日 23時19分56秒 | 私事
今年のバレンタインデー。

今年は一つだった。(家族は除く)

昨年は六つ。物凄い激減である。

社内では、女子社員に、かなり厳しいことを言っているのが原因だろう。

職務上しかたないが、要するに、嫌われ者ということでしょう。

今年、唯一下さった彼女(本命の独身ギャルである。ただし不倫ではありません)には、ホワイトデイでは、二倍返しどころか五倍返しをするつもりである。

今、クタクタになって帰宅して、酒を飲みながらバレエ「くるみ割り人形」のDVDを見ているところ。

クラシックバレエの持つ美しさ、華麗さ、そして豪華さ。仕事の疲れを忘れます。

第2幕の「花のワルツ」では涙が出ました。本当に美しい。

やっぱりクラシックバレエはいいねえ。

キャロライン・ジャン

2012年02月14日 22時08分09秒 | 2011-2012年シーズン



四大陸選手権でのキャロライン・ジャンのフリーの演技。

曲目は昨シーズンと同じ、ドヴォルザークのチェロ協奏曲。

昨シーズンまでの不振から、見事、復活しました。

ジャンプを跳ぶ前の何か構えて叩きつけるような仕草も無くなり、演技も自然に流れるようになりました。

もともと、スピンなどは素晴らしいものがありました。

また、何と言っても、彼女の笑顔。

来シーズンの台風の目になりそうです。目が離せない存在と言っていいでしょう。







アシュリー・ワーグナー

2012年02月13日 22時23分20秒 | 2011-2012年シーズン



四大陸選手権でのアシュリー・ワーグナーのフリーの演技。

全米選手権より凄かった。

本当に見事!

映画「ブラック・スワン」のサウンド・トラックでの演技。

顔の表情、手の動き。まさに「ブラック・スワン」である。

全米選手権以降、彼女のフリーの演技の録画ばかり見ている。

しばらく、こんな状態が続きそうです。

2012年、四大陸選手権・女子シングル・フリー

2012年02月12日 22時10分26秒 | 2011-2012年シーズン
今、四大陸選手権の録画を見終えたばかり。
私が録画したのは、CSのJスポーツ4での生中継。地上波のフジテレビの放送ではない。
アシュリー・ワーグナーの逆転優勝。
多くの方は浅田真央さんの2位を残念がっていると思いますが、私は浅田真央さんを逆転したワーグナーを讃えたい。
今日のフリーの演技、全米選手権の時のフリーより凄かった!
全米選手権での好調を持続しているのは凄い。
私は全米選手権での演技を知っているだけに、この凄さを痛感するものがあります。
ワーグナーは今まで実力がありながら、国際大会での優勝と縁が、ありませんでしたが一気に華開きました。
この好調を持続して世界選手権でも、物凄い「ブラック・スワン」を見せて欲しい。

浅田真央さんは、トリプルアクセルをきちんとプログラムに組み込むことが出来るようになったのが本当に大きい。
昨シーズンから、一からジャンプの修正を初めて、一歩一歩、確実に前身しているのが、よく分かる。
今回の2位は、けっして悲観することは絶対にない。
トリプルアクセルが完璧になった時、浅田真央さんの演技は凄味を帯びた最高のものとなるでしょう。

その他では、やはり3位のキャロライン・ジャンの復調が印象に残りました。
昨シーズンまでの不調から見事に立ち直りました。
演技の流れが、本当に良くなった。
それにしてもアメリカの選手の層の厚さには驚かされます。
これで長洲未来さんやレイチェル・フラットが本来の実力を出したら、大変なことになります。
来シーズン以降も全米選手権は目が離せません。

いよいよ来月は世界選手権。
順位よりも、やはり出場する選手たちによる、フィギュアスケートを見る醍醐味のある、悔いのない最高の演技を見せて欲しいものです。