オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

東京遠征~NHK交響楽団~

2018年09月28日 10時23分42秒 | 
facebookと、ほぼ同じです。

先週9月21日、22日は大学生時代を過ごした東京へ遠征しました。21日は東京都美術館で藤田嗣治展を見たあと、私がfacebookの音楽グループを通じて知り合った皆さんとお会いしたりオフ会などで、楽しく1日を過ごしました。そして22日は約40年ぶりにNHK交響楽団の定期演奏会に足を運びました。オール・シベリウスプログラムによる首席指揮者パーヴォ・ヤルヴィによるN響の素晴らしい演奏に40年の空白を忘れるものがありました。今回はエストニア国立男声合唱団との共演。たった50名の合唱ですが、広いNHKホールに響き渡る歌声は素晴らしく男声合唱付きの「フィンランディア」は心に響くものがありました。
プログラムのメインは初期の大作「クレルヴォ」でしたが、特に終曲「クレルヴォの死」でのN響の弦が素晴らしく鳥肌ものでした。演奏直後の間一髪のブラボーもなく、だんだんと沸き上がる拍手は、演奏の余韻が強く残るものがありました。
今回、大決心の上京でしたが、本当に行って良かったです。これが私にとって最後のN響定期かもしれませんが、もしもチャンスがあれば、また聴きたいものです。
なお、NHKホールではブログを通じて約10年のお付き合いとなる「ハルくんの音楽日記」のハル君御本人とお会いすることが出来ました。音楽を通じて、いろいろな素晴らしいつながり、出会いが出来るのは、正に音楽からの恩恵の賜物です。音楽に感謝!








バックドロップ

2014年05月27日 22時53分48秒 | 
昨日はわが社の周年記念の日帰り旅行だった。
行先は大阪のユニヴァーサル・スタジオ・ジャパン。
大所帯でのバスでの移動。
短い時間でしたが、仕事の事を忘れることが出来ました。
わが社の社長の鶴の一声の企画。本当に社長に感謝したい。

さてユニヴァーサル・スタジオに到着後、パーティがあり、大いに盛り上がる。
パーティ終了後、あと片づけを終えて、私にとって、やっとフリータイム。
私は恐竜や怪獣大好き人間なので、真っ先にアトラクションの「ジェラシックパーク」へ行くつもりでしたが、ところが、わが社のナンバー2に捕まってしまい、大絶叫で有名な「バックドロップ」コースターへ連れて行かれてしまった。
後ろ向きなので進路不明。そして雨。
パーティ直後だけに、もう死にそうだった。
とにかく物凄いコースターだった。
降りたあとは、フラフラ。
このあと、集合時間まで、私は行方不明だったらしい。

私は東京ディズニーランドへは3度行っているが、ユニヴァーサル・スタジオは初めて。
機会があれば、もう一度、訪れてみたいものである。
その時は再度「バックドロップ」に挑戦したい。
東京ディズニーランドでは3度とも「スペースマウンテン」に乗っているが、また次元の違うスリルがある。

さて東京ディズニーランドでは、夜、シンデレラ城を使った素晴らしいイベントが始まるらしい。
そして、あのパレードをもう一度見たい。
私が次に東京ディズニーランドを訪れるのはいつの日でしょうか?




モネの絵

2011年09月02日 16時31分27秒 | 
台風が日本に接近中で、どうやら四国を直撃するようである。明日は朝6時出社なので、一番、激しい天候の時かもしれない。
それにしても台風接近が先週だったら、私はとんでもないことになっていた。飛行機や新幹線が止まってしまったら帰れなかったかもしれない。

さて「フレンズオンアイス」を見た前日の8月26日の昼前に私は東京に到着したのですが、羽田空港で軽い食事を取ったあと、向かったのは六本木にある国立新美術館である。ちょうどワシントン・ナショナルギャラリー展が9月5日まで開催中で脚を運びました。
ルノワール、モネ、ゴッホ、セザンヌ、ロートレックなどの日本初公開約50点を含む全83点の絵画が太平洋を渡っての公開である。特に私は印象派の絵画が大好きなので、たいへん楽しみにしていました。
一番見たかった絵はモネの「日傘の女性、モネ夫人と息子」と「ヴェトゥイユの画家の庭」である。2年前の「フレンズオンアイス」の公演の前日、上野の国立西洋美術館を訪れ初めてモネの絵を見ることがでました。有名な「睡蓮」の絵。光と水の輝きの中で浮かぶ睡蓮の花と葉。うつろいやすい光と色彩に、絵の前で立ちすくんだものです。
今回、もちろんルノワールやゴッホの絵も楽しみでしたが、一番のお目当てはモネの絵でした。館内を進んで行って、いよいよモネの「日傘の女性、モネ夫人と息子」の前に立った時、本物を目の前にすることが出来た感動が込み上げてきました。
日傘をさして、振り返る女性。白いドレに風がまとわりつき、花々を揺らし、本当に風が目の前を吹き抜けているようであった。明るい陽射しと吹き抜ける風。光が踊っているようだ。
あれこれモネの絵だけで1時間近く見入ってしまった。その他、傑作揃いの絵画ばかりで、時間を経つのを忘れる思いでした。

国立新美術館を出て、上野の国立博物館へシフ様ご推奨の「空海と密教美術展」へ行くつもりであったが、いきなり物凄い雷雨のゲリラ豪雨に直撃してビショビショになり断念。ホテルへ直行。本当に心残りである。
それにしても都会在住の方は本当にうらやましい。最高の絵画や美術を見るチャンスがいつもあるのだから・・・。本当に地方は情けなく、面白くない。
来年の「フレンズオンアイス」の公演の前日は何処へ行こうか?お楽しみである。



「日傘の女性、モネ夫人と息子」


興福寺

2011年01月18日 22時16分43秒 | 
1月7日と8日の奈良と大阪への旅。7日の東大寺のことは触れましたが、8日の朝、訪ねた興福寺のことは、まだ触れていませんでした。
8日の朝、開扉と同時に東金堂と五重塔の前に立つ。


上記写真は昇りゆく太陽が東金堂の屋根の上に、差しかかった時、五重塔をバックに撮影したものです。

まず東金堂の中に入る。シンと冷え切った堂の中で四天王像などの仏像を見る。やはり身が引締る思いである。
そして東金堂を出て国宝館へ行く。有名仏像ばかりで、ただただ圧倒され時間が経つのを忘れる思いである。
国宝館の中央に巨大な千手観音菩薩立像。5メートルを超える巨像。凄い。
そして千手観音菩薩立像の前にズラリと並んでいる八部衆の仏像たち。圧巻。
その八部衆の中央に立っているのが、有名な阿修羅立像である。

阿修羅立像を見た瞬間、息が止まるような思いになる。あの、眼差しは何と言い表したらよいのであろうか?この時、何故か私の頭の中で鳴り響いたのはモーツァルトの交響曲第29番の第1楽章とピアノ協奏曲第27番第1楽章であった。この仏像にはモーツァルトの音楽がピッタリである。
本来の阿修羅は激しい表情で、牙をむき、赤い肌、三つの顔、6本の手という異様な姿で最高神のインドラ(帝釈天)に戦いをしかけたインド神話の戦いの神である。
しかし、興福寺の阿修羅の表情には、そのような戦いの激しさを見る事は出来ない。逆に静けさと内面深さを強く感じさせるものがある。何故だろう?
興福寺の阿修羅立像は元々今は無くなっているが西金堂にあった仏像。西金堂は光明皇后が母の橘三千代を弔うために「金光明最勝王経」に描かれた釈迦浄土の世界を表そうと建てられたものだった。いろいろ調べてみると「金光明最勝王経」の思想では「懺悔」が重用とのこと。「懺悔」とは自分が作った罪や、その業として受けた罪を内省し、心身を清めること。光明皇后は、このような気持ちを抱いて祈願したのだろうか。そしてこの堂に安置する仏像を作るにあたり、創作に携わった仏師が、光明皇后の思っている釈迦浄土の世界を十分に理解して阿修羅を筆頭に八部衆の仏像を作って行ったのだろう。
興福寺の阿修羅は戦いのあと武器を捨て、戦いを繰り返した自らの罪や業を懺悔しているのであろうか?その懺悔の気持ちが、あの表情に表れているのだろうか?
いろいろなことを思いながら、じっと阿修羅立像を見つめました。これから何度か訪れてこの阿修羅立像を見つめなくてはいけないでしょう。

8日は午後2時までに「スターズ・オン・アイス」を見るために、なみはやドームへ行かなくてはいけなかったので、時間が足りなかった。
もっと阿修羅立像を見たかった。もっとじっくりと国宝館の仏像たちも見たかった。また写真家の土門拳が好んだと言う三重塔もじっくり見たかった。
これらは次の機会である。早い時期に再び興福寺を訪ねてみたい。できたら通常は非公開の北円堂の公開の時に訪ねてみたい。
今回は、かなり駆け足だったので次回は丸1日をかけて、じっくりと興福寺を見るつもりである。今回の奈良訪問はたいへん寒い時期の訪問でしたが、修学旅行などの団体さんと重なることがなかったので、ザワザワした雰囲気はなく落ち着いた気分で見る事ができました。次回も、そういった時期も狙ってみたい。

東大寺

2011年01月13日 23時24分20秒 | 
さて先週の2連休、「スターズ・オン・アイス」の前日に念願の奈良を訪れました。
私は昔から奈良と斑鳩の寺の建物や仏像の写真を見るのが大好きですが、ほとんど本物を見ていません。高校生の時、法隆寺へ行っただけである。定年までしっかりと仕事を勤めて、第一線を引いた後、ゆっくりと奈良方面を訪れるのも一考ですが、私自身、まだ元気な今こそ、そして忙しい今こそ無理をしてでも少しずつ見て周りたいと思い立ち、今回の奈良訪問となりました。
最初の訪問先に選んだのは東大寺である。奈良と言えば東大寺の大仏。私はまだ大仏を見た事がなかった。近鉄奈良駅を降りて約20分歩き東大寺に到着する。
まずは南大門をくぐる。ここで有名な金剛力士像を見る。凄い!その迫力に圧倒される。しばらくジッと見つめてから、大仏殿に向かう。

大仏殿が近ずくにつれて期待が高まる。奈良時代の創建時は、もっと大きかったらしい。しばらく大仏殿の正面で、この大きな建物を見上げて一気に中へ入る。これが奈良の大仏か!物凄いもの造ったものである。正式名は盧舎那大仏(るしゃなだいぶつ)である。盧舎那仏は宇宙の仏の意味があるらしい。宇宙的な無限な広がりそのものが盧舎那仏と言う意味があるらしい。奈良時代の人々のスケールの大きさ、宇宙観を思うと気が遠くなる思いである。

大仏殿の後、東大寺での私の一番のお目当ての戒壇院を訪れる。一番見たかった四天王立像を見るためである。大仏殿では大変多くの人でしたが、戒壇院では私たち夫婦のみで、たいへんひっそりとしていた。その静けさの中で戒壇を守っている4人の武将の気迫のあふれるまなざしに目が釘付けになる。まさに孤高の仏像たちである。四天王立像を見ただけで満足である。
戒壇院のあとは法華堂(三月堂)と二月堂を周る。残念ながら法華堂は修復中の為、美術全集で見た仏像たちの配列で見る事が出来なかった。これは修復後、また訪れてじっくりと見る事としましょう。
二月堂の境内から西を見ると大仏殿、そして、その向こうには生駒の山々。素晴らしい景色である。


 
さて大仏殿の盧舎那大仏の横にある売店で朱印帳を購入する。今回、東大寺と、翌日訪れた興福寺では絵葉書など記念になるものは一切購入していない。朱印帳に押された朱印だけで私にとって十分である。今、この朱印帳は我が家の神棚の中にある。これから奈良や斑鳩を訪れる時は、この朱印帳を手にしているのでしょう。