オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

今年のフレンズ・オン・アイス

2013年04月30日 22時58分43秒 | 荒川静香さん
いよいよ今年のフレンズ・オン・アイスの日程が発表されました。

8月23日(金)~25日(日)の3日間。

http://www.friendsonice.com/index.html

ん~、困った!

カレンダーの関係で開催が、例年より1週間早い。

盆明けの第1週は、いつも我が社は恒例の大きな売出しがある。

まだ8月の販促スケジュールが発表されていませんが、フレンズ・オン・アイスとぶつかる恐れがあるではないか!

しかし、チケットは、確保するつもりである。

狙うのは24日の公演である。

24日のチケットが確保できたら最悪、日帰り強行軍である。

新しいシーズンはオリンピックシーズン。

そして、せっかく5年続けて新横浜スケートセンターに通ったではないか!

ここで途絶えさせたくない!

何としても荒川静香さんとフレンズの皆さんに会いに行くのだ!

何としても・・・!






「フィギュアスケート 疑惑の高得点」

2013年04月29日 14時13分42秒 | 2012-2013年シーズン
最近、一部のフィギュアスケートファンの間で話題になっている本である「フィギュアスケート 疑惑の高得点」を手に入れ読みました。
以前、当ブログにて頂いたコメントの中に、この本の著者のブログへのリンクがあり、それ以降、時折、お邪魔して記事を読ませて頂いていますが、かなり攻撃的な部分があり、驚くこともありますが、毎回、興味深く読ませて頂いています。
さて、そのブログ主のこれまでのブログの記事の集大成といっていい著書が「フィギュアスケート 疑惑の高得点」です。
フィギュアスケート界やマスコミに対して何のシガラミがない著者なので遠慮無用で思ったことをズバリ書いています。
今年3月の世界選手権の女子シングルの結果。
キム・ヨナの優勝は別として、キム・ヨナの得点とカロリーナ・コストナーと浅田真央さんの得点が何故あれだけ差がついたのか?私自身、今も疑問に感じています。キム・ヨナの200点越え。本当に200点を超えるほどの凄い演技だったのか?荒業の連発だったのか?今もよく分かりません。
その私の疑問に答えてくれるのが、この本でしょう。
フィギュアスケート界の裏側での、いろいろな思惑。それらに左右される競技会の採点、そして追随するマスコミの報道。
もし、この本に書かれていることが本当なら、バンクーバーオリンピック以後の浅田真央さんの苦労や苦しみは、いったい何だったのでしょうか?
浅田真央さんは、競技会でリンクの上に立つ前に、浅田真央落としと闘わなければいけないのでしょうか?浅田真央さんは練習や競技会より、それらとの闘いに疲れているのでしょうか?国別選手権の真央さんのフリーの演技を見て強く感じました。
そう言えば昨年、浅田真央さんの「白鳥の湖」を子供の演技とコメントした日本スケート連盟の馬鹿者がいました。このことも、全てとつながっているのでは?と疑問に思うばかり。

「(バンクーバーオリンピックでは)男子ではライザチェック、女子ではキム・ヨナが金メダルを獲得したことで、難しいジャンプには挑戦せず、完璧なプログラムを遂行した選手が勝利に近いことがこれでハッキリした。しかしフィギュアスケートはジャンプの進化の歴史でもある。それを見逃してはならないであろう」

果敢にトリプルアクセルに挑戦し続けている浅田真央さん。
バンクーバーオリンピックでのキム・ヨナの演技は、すっかり忘れてしまいましたが、浅田真央さんのフリーでの「鐘」の演技は、今も、しっかりと心に残っています。
いよいよ来年2月はソチ・オリンピックです。何卒、疑惑を払拭させる公明正大な採点を望むばかりです。




「サンダーバード」発進!

2013年04月27日 22時26分36秒 | テレビ



世間様はゴールデンウィークの大型連休。
私は連休とは無縁のゴールデンウィー苦。
既に披露困ぱいでありまする。
こんな時に元気の出る音楽はやはり「サンダーバード」のテーマ音楽。
何か血が騒ぎますな。
もう一度、童心に帰ってサンダーバードのプラモデルを組み立てみたいなあ。
今も発売されているのかな?

今日聴いたCD 4月25日

2013年04月25日 10時00分23秒 | 今日、聴いたCD
「ニューイヤー・コンサート1974」 ウィリー・ボスコフスキー指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(DVD ドイツグラモフォン)

今日はCDではなく一組のDVD。発売された時から欲しかったのですが、私にとっては7000円を超えていて高額で手が出せなかったのですが、今回、2190円という超破格値で販売されていたのを見つけて、迷わず飛びつきました。そして、やっと手に入れました。
ボスコフスキー指揮ウィーンフィルによる元旦恒例のニューイヤーコンサートの2枚組のDVD.1枚目は1974年のコンサートを全て収録。そして2枚目は1963年から1979年までのコンサートから19曲、収録されています。
見ていて本当に懐かしかった。何か忘れてしまったことを思い出すような気分でした。
この頃はウィーンフィルとウィーンの人々が心から新しい年を祝うコンサートだったのでしょう。何かアットホーム的で、ウィンナワルツに対する愛情が満ち溢れていて、音質はモノラル録音で、映像も最新の映像にくらべると鮮明度を欠けるものがありますが、それらを忘れさせるものがあります。
そして、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートは本来は、このようであったのかと思い直すものがありました。
現在のニューイヤーコンサートは、コンサートと言うより、何かイベントになってしまったと言う感じで、ボスコフスキーの頃のようなウイーンの粋と言うか「我こそウイーン!」という誇りと喜びが気薄になってしまったのではと感じてしまいました。
やはり全世界への衛星生中継の影響でしょうか?ウィーンと言うよりも、どうしても全世界に目を向けてしまったので、いい意味でのウィーン独特のローカル色が消えてしまったのでしょうか?
本当にウィンナーワルツを本当に心から感じている指揮者を捜さないで、名前の通った世界的指揮者の名前を優先している弊害もあるかもしれません。
ボスコフスキーの時代は、当然ながら衛星生中継ではなく、2月から3月頃、NHKの教育テレビで放送される録画を見るのが私にとって当たり前の時代でした。それでも満足していました。逆に、なお一層、私の音楽の都ウィーンへの思いを駆り立てるものが、あの時代にはありました。世の中、便利になり過ぎたのかな?

現在のニューイヤーコンサートで私の嫌なこと。
お決まりのアンコールでの「ラデツキー行進曲」で指揮者が客席に振り向いて拍手を指揮すること。私は、どうも好きではない。何か無理やり、やらされているように感じがして何か違和感を感じます。しかし1974年の映像を見ると、客席から自然に拍手が湧きあがり、指揮のボスコフスキーが、客席に振り向いて嬉しそうに見守っています。やらされ感、皆無。本当に自然で、温かさを強く感じます。元の状態に戻して欲しいなあ。
また、現在の衛星生中継では、客席には多くの日本人の姿を見ることが出来ます。しかしボスコフスキーの時代は日本人の姿は確認出来ませんでした。
私は、どうも毎年、衛星生中継で客席の多くの日本人の姿を見ると、何か反発心を抱いてしまいます。何か「エヘン!ウィーンフィルのニューイヤーコンサートの来ているのだぞ!凄いだろう!偉いだろう!」という感じが伝わってきて、どうも嫌。
それを見ると「ウィーンフィルのニューイヤーコンサートはウィーン市民のものだ!日本人は行くな!」と思ってしまうのは私のあさはかさか?
私自身、元旦は仕事を終えて、滑り込むように帰宅してテレビで生中継を見るのが毎年の元旦の恒例なので、「コノヤロー」と思ってしまうのかもしれません。
以上は言いたい放題、おそらく死ぬまで音楽の都ウィーンへ行くことの出来ないであろう貧乏人のヒガミ、私の大暴言でした。失礼しました。
ただ年々ウィーンの「オラが街のコンサート」という気風が薄れていくのと、日本人の姿が増えているのは、やはり何かリンクしているのでしょうなあ。

さて映像を見ていて、一番、印象に残ったのは、やはりボスコフスキーの指揮ぶり。まさに「粋」という言葉がピッタリ!特にヴァイオリンを持ちながら弓で指揮をするという姿。本当に「粋」である。後年、マゼールも同様なスタイルで指揮していましたが、月とスッポン。心で何も感じていないのに、姿だけ真似だけしているような感じだった。次元が違う。
また小太鼓のブロシェクのお約束のようなパフォーマンスも楽しかった。特に「鍛冶屋のポルカ」での盛り上がり。自然と湧き上る客席からの拍手。何度でも見ていたい映像でした。これぞウィーンフィルのニューイヤーコンサート!
そして2枚目のDVDでは歴代のコンサートマスターの姿を見ることが出来るのもお楽しみ。
特に1枚目の1974年の映像ですがワルツ「ウィーンの森の物語」でのボスコフスキーと当時のコンサートマスターだったヘッツェルとのヴァイオリンの掛け合いは私にとって、たいへんな贅沢でした。
1977年3月東京で聴いたベーム指揮の演奏会でのコンサートマスターもヘッツェルでした。ですから歴代のコンサートマスターの中で、やはりヘッツェルの姿が一番懐かしい。残念なことに事故によるヘッツェルの早い死は悔やんでも悔やみきれません。

私は12枚のCDのボスコフスキー指揮ウィーンフィルによる「ウィンナーワルツ大全集」(デッカ盤)が以前からの愛聴盤ですが、今回、ライブの映像のDVDが加わりました。
今回の映像は、間違いなく氷山の一角。続編を期待したいものです。



キス&クライの鈴木明子さん

2013年04月23日 23時46分26秒 | 2012-2013年シーズン



国別対抗戦でのキス&クライの様子、見ていて楽しかったなあ。
一番、楽しかったのはフリーでの鈴木明子さんの時。
キス&クライへ向かう前に、リンクの入り口にいる係員の女性に、きちんと会釈。
鈴木明子さんの、この姿勢には四大陸選手権の放送の時、解説の杉田秀男氏が絶賛していました。
キス&クライでは、たいへんな盛り上がり。。
カナダ鳥の乱入は楽しさ一杯でした。

無常観

2013年04月22日 23時11分43秒 | 私事
このところ何かと忙しく、ブログの更新も不定期になってしまった。
さて今、お通夜から帰ってきたところ。
一昨日まで、会社では元気だった方の急死。
生前、本当にお世話になり、そして、いろいろ助けてもらった。何度か私の窮地から助けてもらった。
奥様の話では、一昨日、自宅の駐車場で倒れていたらしい。
死顔も見せてもらった。
今にも私の名前を呼んで起き上がりそうな表情だった。
言葉も出ない。
こんなに、あっけなく人生を閉じるとは!
今はただ、ひたすらご冥福をお祈りするのみである。



国別対抗戦の鈴木明子さん その2

2013年04月20日 22時10分10秒 | 2012-2013年シーズン



国別対抗戦での鈴木明子さんのフリーの演技。
この素敵なプログラム。
正に鈴木明子さんの世界。
今シーズン最後の演技。見納めの演技。
本当に心に強く残るプログラムでした。
さて、鈴木明子さんは既に来シーズンの振付を依頼しているとのこと。
と言うことは、曲目は決まっていると言うことか。
新しいシーズンはオリンピックシーズン。そして鈴木明子さん、現役最後のシーズン。
鈴木明子さんならではの、そして鈴木明子さんしか出来ないプログラムを今は楽しみにしています。


今シーズンが終わりました。

2013年04月18日 09時36分54秒 | 2012-2013年シーズン
国別対抗戦も終わり、とうとうフィギュアスケートの今シーズンが幕を閉じました。
今シーズンも、いろいろありましたが、フィギュアスケートを見る楽しさを満喫できたシーズンでした。
吉例ながら今シーズン特に印象に残ったプログラム。なお男子シングルはきちんと見ていないので割愛させて頂きます。

(女子シングル)
浅田真央(SP)  「アイ・ガット・リズム」
浅田真央(FS)  バレエ音楽「白鳥の湖」
浅田真央(EX)  映画「メリー・ポピンズ」
鈴木明子(SP)  映画「キル・ビル」
鈴木明子(FS)  O(オー) 「シルク・ドゥ・ソレイユ」
鈴木明子(EX)  映画「シェルブールの雨傘」
村上佳菜子(FS) ピアソラ「タンゴ」
グレーシー・ゴールド(FS) 映画「ライフ・イズ・ビューティフル」
アデリーナ・ソトニコワ(FS)映画「バーレスク」
李子君(FS)   バレエ音楽「眠れる森の美女」

(ペア)
タチアナ・ヴォロソジャル&マキシム・トランコフ(SP) 映画「ゴッドファーザー」
タチアナ・ヴォロソジャル&マキシム・トランコフ(FS)  川井郁子のヴァイオリンによる「ザ・ヴァイオリン・ミューズ」
チン・パン&ジャン・トン(FS) エルガー「チェロ協奏曲」「エニグマ変奏曲」

(アイスダンス)
メリル・デイビス&チャーリー・ホワイト(SD) バレエ音楽「ジゼル」
メリル・デイビス&チャーリー・ホワイト(FD) ミュージカル「ノートルダム・ド・パリ」
テッサ・ヴァーチュ&スコット・モイア (FD) 歌劇「カルメン」
ケイトリン・ウィーバー&アンドルー・ポジェ(SD) ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」
アンナ・カペリーニ&ルカ・ラノッテ(SD) ミュージカル映画「略奪された七人の花嫁」

自分の好きな音楽がフィギュアスケートのプログラムで登場したら、これ以上、嬉しいことはありません。
今シーズンも、いろいろ楽しませて頂きました。
特に今シーズンのアイスダンスのショートダンスの課題がパターンダンスはゴールデンワルツ、そしてクリエイティブパートはワルツ、フォックストロット、クイックステップ、タンゴの中から1つから3つを選択となっていて、ワルツが登場するためかミュージカル音楽、クラシック音楽、映画音楽が多く、私は本当にご機嫌でした。
今も、飽きもせずショートダンスの録画をよく見ています。
デイビス&ホワイトの「ジゼル」は、もう何度、見ただろうか!
あのバレエの第1幕の持つ雰囲気が、そのまま氷上で再現されている。いつまでも、このカップルの演技に浸っていたいと言う気持ちを強くするばかり。
あとで述べる浅田真央さんの「白鳥の湖」と並んで、バレエ好きの者にとっては、たまらないプログラムでした。
今シーズンはデイビス&ホワイトの陰に隠れた感の強いヴァーチュ&モイアですが、フリーダンスの「カルメン」は、たいへん斬新なプログラムだったと思います。
カルメンのイメージと言えば赤。赤系の衣装が多いのですが、ヴァーチュ&モイアのカルメンの衣装は何と黒色。それだけに音楽と演技が強烈に際立つものがあり、もう1シーズン、じっくりと見てみたいプログラムです。

しかし、私にとって今シーズンの中心は、やはり浅田真央さんと鈴木明子さんでした。
2人とも、ショート、フリーそしてエキシビションと全てのプログラムを挙げさせていただきました。
特に浅田真央さんの「白鳥の湖」は、間違いなくクラシックバレエの熟知しているであろうタラソワさんの振付でなければ実現できなかった名プログラム。
特にプログラム後半の第3幕最後のコーダでの演技は、実際の「白鳥の湖」の舞台を彷彿させるものがあり、感嘆するばかりである。
逆に世界選手権でのキム・ヨナの「レ・ミゼラブル」は確かに高得点で立派だったかもしれませんが、単に「レ・ミゼラブル」の音楽を使って演技をしているだけのように感じ、私にとって、あとに何も心に残っていない。
浅田真央さんの来シーズンのフリーの振付もタラソワさん。何か凄いものを見せてくれそうな予感がします。
そして鈴木明子さん。
今まで何度もコメントしていますが、フリーの「O(オー)」は、昨年8月の末、フレンズ・オン・アイスでの初お披露目を見ることが出来ました。
今シーズン、どんなプログラムだろうかと言う期待を胸に鈴木明子さんの演技を待っていたのですが、アイスショーということもあり、真っ暗になった会場に小鳥のさえずりが聴こえてきて、やがてスポットライトに照らされた鈴木明子さんが演技を始めた時の感慨は今も忘れることが出来ません。
掴みどころのない音楽での難しいプログラム。この前の国別選手権では、このプログラムの最高の演技を見せてくれたと思います。
この難しいプログラムを今シーズン通して、やり遂げたことは本当に大きい。来シーズン、ソチ・オリンピックに向けて大きな前進と言っていいでしょう。
浅田真央さんと鈴木明子さんは来シーズンで現役を引退の意向である。
私自身、この2人の存在が大きいだけに、来年の今頃、どのような心境になっているのか予想もつかない。考えただけでも寂しくなります。
しかし今は、これから約1年、オリンピックシーズンでは、とことん、この2人を応援して行きたいという気持ちを強くしています。

さて今シーズン、私一番、唸らせたプログラムは、ペアのチン・パン&ジャン・トンのフリープログラムでした。
自分の本当に好きな音楽がフィギュアスケートのプログラムで登場したら、正に至福の時です。
その私にとって至福のプログラムがペアで登場しました。
私の大好きなイギリスの作曲家エルガーの音楽。
「チェロ協奏曲」と「エニグマ変奏曲」
特に後半の「エニグマ変奏曲」から第9変奏「ニムロッド」の静かに、美しく、心にしみる音楽。
チン・パン&ジャン・トンの演技は、エルガーの作品大好き人間の私の心を大きく揺さぶるものがありました。

いよいよ新しいシーズンはオリンピックシーズン!
おそらくオリンピックを目指して最高のプログラムが見ることが出来るでしょう。
4年に1度の雪と氷の祭典。
特にオリンピックを目指している選手の皆さんには、とにかくケガだけはしないようにと願うばかりです。
最後に、今、一部のフィギュアスケートファンで話題になっている猫宮黒埜氏著の「フィギュアスケート疑惑の高得点」を読んでいるところです。
まだ全て読み終えていないのですが思うこと多々あり。
感想は改めてコメントしたいと思います。















 


俳優・三國連太郎死去

2013年04月16日 09時16分47秒 | 映画
俳優の三國連太郎が亡くなった。
この数年、三國連太郎と言うと「釣りバカ日誌」のスーさん役のイメージが強いようですが、私にとっては「釣りバカ日誌」シリーズ以前の作品、性格俳優としての三國連太郎にイメージが強い。これは、これからも変わらないでしょう。
今まで映画館やビデオ、DVDで、いろいろな作品を見て来ましたが、一番、強く印象に残っている作品は「飢餓海峡」(1964年、内田吐夢監督)と「復讐するは我にあり」(1979年、今村昌平監督)の2本。

「飢餓海峡」では、戦後のどさくさを生き抜くために、そして自分自身の殺人犯としての過去を消すために、 一度だけ一夜を共にした左幸子扮する娼婦までを手にかけてしまう犬飼多吉役。
凄まじい人間の業(ごう)の深さを、見事に演じた三國連太郎。
三國連太郎を語る時、絶対に忘れてはいけない作品と言っていい。

「復讐するは我にあり」は、映画館に通い続けていた私の大学生時代に封切られた、一番忘れられない日本映画。
三國連太郎は連続殺人犯の父親役。そしてカトリック信者であり、連続殺人犯の息子の嫁に特別な感情を持つ複雑な役柄。
映画の最後、拘置所で緒方挙扮する殺人犯の息子との対面のシーンは鬼気迫るものがありました。
私の記憶では、こんな台詞だったはず。

息子「俺は、あんたを許さん。どうせ殺すなら、あんたを殺しかったと思うたい」
父親「お前には、わしを殺せんばい。親殺しを出来る出来る男でなか。恨みもなか人間しか殺せん男たい」
息子「畜生!殺したか、あんたを!」

今も、そのシーンが鮮明に蘇ってきます。
こんな作品を若い頃、見ているので、「釣りバカ日誌」のスーさん役は性格俳優の違った一面を見ることが出来て面白かった。
しかし、やはり機会があれば「飢餓海峡」と「復讐するは我にあり」をもう一度、見たみたい。
重厚な中に、男の色気を強く感じさせる俳優だった。そして声の響きも素晴らしかった。

享年90歳。
ご冥福をお祈りします。






 


浅田真央さんの引退の意向に思う。

2013年04月15日 23時04分08秒 | 2012-2013年シーズン
今、浅田真央さんのDVD「浅田真央、20歳になった氷上の妖精」を見ながら、パソコンを前にしています。
ジュニア時代のプログラム「虹の彼方」や「くるみ割り人形」の映像を見て感慨無量。
天真爛漫と言っていい当時の浅田真央さんの演技。
年月の経つことの無常さ、非常さを強く感じました。
年齢的には、まだまだ、やれると思う。
しかし、国別対抗戦のフリーの演技を終えての浅田真央さんの表情は何と言っていいのでしょうか?
浅田真央さんは、バンクーバーオリンピック後も、休養も取らずに、いい時も、悪い時も、ひたすら走っていました。
ひたすら走っていて、その行き着くゴールをソチ・オリンピックと見据えた時、そのあとは、もう「引退」の2文字しか残されていなかったのかもしれません。
考えてみれば浅田真央さんは、私の娘より年下である。
本当に信じられません。
あの若さでフィギュアスケート界の期待を一心の背負って、今まで、やって来たということを思うと何も言うまい。
私自身、ソチ・オリンピックと言う大舞台で、浅田真央さんの、これまでのスケート人生の全てを賭けた演技を見たい、見せて欲しいと言う気持ちが今は強い。
来シーズンは、長年、フィギュアスケートを見て来た私のとって最も大切なシーズンになりそうです。


さて下の写真は私の好きな写真。
2008年のNHK杯での表彰式。
くしくも真央さんと同じく来シーズンで引退を発表している鈴木明子さんと、どんな会話を交わしていたのでしょうか?
いろいろと思いを馳せるものがあります。


浅田真央さん、ソチ五輪後に引退の意向。

2013年04月14日 22時37分38秒 | 2013-2014年シーズン
浅田真央さんがソチ冬季オリンピック後の引退の意向とのこと。
ジュニア時代から見ていたので、遂に、この時が来たか、と言う気持ちが強い。
バンクーバー冬季オリンピック後も、絶えず心の中の糸をピンと張って競技会に出場していた浅田真央さん。
他人には絶対に分からない厳しいプレッシャーとの戦いの日々が続いていたのでしょう。
昨日の国別対抗戦のフリーの演技後の表情には本当に疲れの色が見えていました。

「五輪の舞台を集大成にして、スケート人生で最高の演技をしたい。あと1年もない短い中で、そこへ向けて全力を尽くせるんじゃないかと思う」

真央さんの心の中の葛藤の末の決断だったと推察します。
引退に関して何も言うまい。
ソチ冬季オリンピックに今までのスケート人生を賭ける浅田真央さん。
浅田真央さんにとってソチ冬季オリンピックが最高の舞台になることを願うばかりです。
来シーズンのフリーの振付もタラソワさん。
おそらく曲目はロシア音楽でしょうね。
私はもう一度、ハチャトリアンの「仮面舞踏会」を見たい。
私にとって浅田真央さんの最高のプログラムは、やはり「仮面舞踏会」です。
ただ私のような凡人では予想もつかない選曲かもしれません。
鈴木明子さんに次いで浅田真央さんも来シーズンで現役引退。
私にとっても来シーズンは節目のシーズンになりそうです。



国別対抗戦が終わった。

2013年04月12日 23時17分00秒 | 2012-2013年シーズン
今日の早朝の地震は凄かった。
私の住んでいる所では震度4.
震度4で、これだけ揺れるのかと実感する。いろいろ報道されている南海トラフ地震が起きるとどうなるのだろうかと思うと不安がよぎる。
やはり日頃の防災対策が大切か!

さてフィギュアスケートの国別対抗戦が終わりました。
残念ながら、帰宅した頃には放送は終わっていたので、これから録画を見るところ。ただ、結果はすでに知っている。
グレーシー・ゴールドとアシュリー・ワーグナーが素晴らしかったらしい。
そして鈴木明子さんが最高だったらしい。
今シーズン最後のフリープログラム「O(オー)」をじっくりと見ることにしましょう。


国別対抗戦の鈴木明子さん

2013年04月12日 23時03分39秒 | 2012-2013年シーズン



昨日の国別対抗戦のSPでの鈴木明子さん。
世界選手権では不調で心配していたのですが、心配無用でした。
スピード感、あふれる演技。
そして明子さん、カッコよかった!
明日はフリー。
今シーズン最後の「O(オー)」の演技となります。
昨年の8月末、このプログラムの初お披露目を見て、もう約8か月経ちました。
最高の鈴木明子さんの世界を期待します。


国別対抗戦が始まった。

2013年04月11日 20時52分57秒 | 2012-2013年シーズン
国別対抗戦が始まった。
今、テレビの放送を見ながら、パソコンを前にしています。なぜなら、ネットで結果を知ってしまったからである。
浅田真央さんは転倒してしまったのか!
残念ですが、先月の世界選手権の時と同様、フリーでの巻き返しに、大いに期待しましょう。
番組の初めはアイスダンス。
しかしカナダのケイリトン・ウィーバー&アンドリュー・ポジェの演技の放送は無し。
ショートダンスのプログラムはミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」の音楽による素敵なプログラム。
多くの方々に見て欲しかった!
マツオカ・シュウゾウのどうでもよいコメントより、こちらの演技の映像を流して欲しかった。
残念!残念!本当に残念!
鈴木明子さんの演技が素晴らしかったらしい。
パソコンを閉じて、荒川静香さんの解説を聞きながら、じっくりと見ることにしましょう。



今頃、世界選手権 その2 アイスダンス

2013年04月11日 10時58分45秒 | 私はアイスダンスが大好き!
今日からフィギュアスケートの国別対抗戦が始まるというのに、まだJスポーツで放送された先月の世界選手権の録画を見終えていない。
本当に時間がなかった。
さて、やっとこさ、ノーカットのアイスダンスの録画を全て見終えることが出来ました。
解説が藤森美恵子さんでなかったのが残念!
それでも、やはり楽しかった!
特にショートダンス!
ショートダンスは毎年、課題が決められていて今シーズンはパターンダンスはゴールデンワルツ、そしてクリエイティブパートはワルツ、フォックストロット、クイックステップ、タンゴの中から1つから3つを選択となっていて、ワルツが登場するためかミュージカル音楽、クラシック音楽、映画音楽が多く、私はご機嫌でした。
ショートダンス、フリーダンスと見ていて、この2週間、仕事に関しては魔の2週間だっただけに本当に癒される気分で一杯でした。
特に副放送の会場音だけで映像を見ていると、音楽の美しさ、素晴らしさ、そして、その音楽に乗っての華やかなアイスダンスの演技の魅力がストレートに伝わって来て、この競技に本当に魅了されます。
現在のアイスダンス界はアメリカのメリル・デイビス&チャーリー・ホワイト、カナダのテッサ・ヴァーチュ&スコット・モイアという2トップを頂点に、たいへんなレベルの高い凄い時代を迎えていると思います。そんな時代に身を置き、アイスダンスの魅力を堪能できる自分は本当に幸運であり幸せだと痛感します。
そして、どうしてもメリル・デイビス&チャーリー・ホワイト、テッサ・ヴァーチュ&スコット・モイアの演技の素晴らしさに行き着いてしまいます。
この2組の最高のアイスダンスの演技を見る喜びは何と言い表わしたら良いのでしょうか?
もう何度見ても見飽きない。何度でも、その演技に浸っていたいという気持ちを強くするばかりである。