オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

ブラームスのヴァイオリン協奏曲への思い。

2016年01月29日 10時45分57秒 | 私の名曲アルバム
フィギュアスケートシーズン、真っ盛り。
どうしても当ブログも、話題はフィギュアスケートが多くなっていますが、クラシック音楽の方も休みの日にはコツコツと聴いています。
さて久し振りに新譜の新録音のCDが届く。
女流ヴァイオリニストのジャニーヌ・ヤンセン独奏によるブラームスのヴァイオリン協奏曲の新録音。
アントニオ・パッパーノ指揮ローマ聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団との共演。2015年8月録音のデッカ盤。
私はブラームスのヴァイオリン協奏曲が大好きです。
この曲の魅力に引き込まれた最初の録音はアンネ‐ゾフィー・ムターの独奏、ヘルベルト・ヴォン・カラヤン指揮ベルリンフィルハーモニー管弦楽団による1979年録音のドイツ・グラモフォン盤。
まだレコードの時代。今はすっかり大家になってしまったムターも当時16歳。
第1楽章序奏の分厚いく豊かなカラヤン指揮ベルリンフィルの響きから始まって、ムターの16歳と思えない鋭さと情熱のこもった気迫のある演奏に、すっかり私の愛聴盤になり、一時、しょっちゅう聴いていました。
その為か、今まで、この作品は何故か女流演奏家の演奏を好むという変わった?方向に走ってしまいました。
男性演奏家の演奏のようにガッチリした演奏というよりも、情熱がほとばしり、この作品に真正面から、ぶつかっているような女性演奏家による演奏の魅力をムターの1976年の録音から教えてもらったからと言えるでしょう。
さて時代はレコードからCDの時代へ。
ムター盤もCDで再発売されると、すぐに購入しましたが、CDを聴いてガックリ。
アレアレ?あのレコードから流れてきた豊かな響きが聴こえてこない。特にオーケストラの響きが薄くなっていた。
この時、CDでの再生が必ずしもレコードを上回ると限らないということを身に染みてしまいました。
これ以降、女流演奏家のCDをいろいろ入手して聴きましたが、残念ながら1976年録音のムター盤を忘れさせる録音にまだ出会っていない。
しいて言えばリサ・バティアシュヴィリ独奏クリスティアン・ティーレマン指揮シュターツカペレ・ドレスデンによる2012年録音のドイツ・グラモフォン盤がムター盤に続いているかな?というのが私の本音。
チョン・キョンファに期待していたのですが、ラトル指揮ウィーンフィルとの録音(EMI盤)は大コケ。1996年のケルンでのライブ録音は素晴らしい演奏ですが海賊盤なので別格でしょう。
そして今回のジャニーヌ・ヤンセンの新録音。
たいへんな期待だった。しかし、う~ん、だった。
よくまとまっているのですが、ヤンセンだったら、もっと出来るのでは?という気持ちが強い。
期待がデカかったかな?
ただ、おそらく音楽評論家は大絶賛でしょうなあ。
やはり若い時に一生懸命に聴いた演奏や録音のイメージを払拭させるということは、本当に難しく大変なことなのでしょう。
他人様から見ると、何故、そんなにこだわるの?と思われてもしかたありませんが・・・。
さて、そのヤンセン。
2月のNHK交響楽団の定期演奏会に登場してブラームスのヴァイオリン協奏曲を演奏します。指揮はパーヴォ・ヤルヴィ。
バティアシュヴィリも以前NHK交響楽団の定期演奏会に登場して、ブラームスを演奏していますが、私はCDよりもN響とのライブの方が好きだな。指揮はシャルル・デュトワだった。
今も録画したDVDを、よく見ています。
2月の定期演奏会のテレビでの放送は4月頃かと思いますが、とにかくライブに期待しましょう。






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2016年、全米選手権、女子シングル・表彰式

2016年01月26日 12時23分35秒 | 2015ー2016年シーズン
今日も、朝から録画を見てしまった。
一昨日の全米フィギュアスケート選手権の女子シングル・フリーから最終グループの演技。
それも解説、実況なしの会場音のみの副音声で見る。
長洲未来さんの演技の前に、日本語で「未来ちゃ~ん、がんばってぇ~!」の声援が聞こえてきて、何故か嬉しくなる。
これも副音声でのお楽しみかな。
まだまだ全米選手権の余韻が消えないと言うのが実感。そのくらい強烈だった。
さて女子シングルの表彰式。
やっぱり表彰式はいいねえ~。会場の雰囲気もよかったなあ。
昨年暮の全日本選手権・女子シングルの表彰式、フジテレビは見せてくれなかった!
おっ!プレゼンターの中にミシェル・クワンの姿。
粋なことをするねえ~。
優勝トロフィーはクワンからゴールドの手へ。
会場も湧いていたなあ。
クワンは9回、全米選手権優勝。
彼女の登場で何か全米選手権の重さを感じるものがありました。
いよいよ今週の27日からは欧州フィギュアスケート選手権が始まります。早く気持ちを切り替えなくては。






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2016年、全米選手権、女子シングル・フリー

2016年01月25日 23時23分04秒 | 2015ー2016年シーズン
昨晩も、イソイソと職場から帰宅。昼間、有料放送のJスポーツで生中継された全米選手権の女子シングル・フリープログラムの録画を見るためである。
ショートプログラムの録画に失敗していたので、心配していましたが、きちんと録画されていて安堵する。
前半は、さすがに見ていて、しんどいものがありましたが、最終グループは、やっぱり全米選手権。見応えがありました。
結果は次の通り。

優勝 グレーシー・ゴールド  210.46
2位 ポリーナ・エドモンズ  207.51
3位 アシュリー・ワーグナー 197.88
4位 長洲未来        188.84
5位 タイラ・ピアス     188.50
コートニ・ヒックスは9位、カレン・チェンは8位だった。

久し振りに物凄いものを見たと言うのが率直な感想。
神がかりのような演技の連続。そして大逆転!
最終グループ5番目の滑走はショートプログラム1位のポリーナ・エドモンズ。そして6番目最終滑走がショート2位のグレーシー・ゴールド。
ショートプログラムを終えて2位のゴールドとの差は7.69点。そしてフリーでのエドモンズの見事な演技。フリーでのポリーナ・エドモンズの演技を終えて、誰もがエドモンズの優勝を確信したと思います。私も優勝はエドモンズと思いました。
そのくらいエドモンズは素晴らしかった!
フリーの曲目は映画「風と共に去りぬ」の音楽。おそらくエドモンズは、この映画のヒロインのスカーレット・オハラになりきっていたに違いない。
アメリカ人としてアメリカの誇る映画の音楽で演技をする喜び、そして誇りに満ち溢れていた。
そのくらい素晴らしい演技だった。
しかしフィギュアスケートの神様は物凄いドラマをご用意していました。
ゴールドのフリーの曲目はストラヴィンスキーのバレエ音楽「火の鳥」
正に氷上で火の鳥が舞っていた。
バレエ音楽「火の鳥」はフィギュアスケートでも、たびたびプログラムに登場していますが、今回のゴールドの演技が最高だったのでは!
特に終曲での演技は正に音楽と演技が一体となっていて、競技会ということを忘れて、ただひたすら彼女の演技に見入るのみ。
最終滑走、物凄いプレッシャー、そして独特な雰囲気の中で、これだけの演技を見せたゴールドは本当に凄い!
3月の世界選手権は自国のボストンでの開催。
大いに盛り上げて欲しい。

さて順序は逆になりましたが長洲未来さんも素晴らしかった!
ショートプログラムではスケート靴のトラブルがあったとのことですが、見事な立ち直り。
そしてショートプログラム4位のアシュリー・ワーグナー。
彼女の気迫がテレビの画面からも伝わってきて、本当にただ事でないことになってきたことを実感する。
完璧な演技で終わろうとしていた最後のジャンプでルッツがすっぽ抜けてしまった。
それまで本当に凄い演技を見せていただけに本当に残念。

本当に見応えのある最終グループだった。有料放送なので多くのフィギュアスケートのファンの皆さんに見てもらえないのが本当に残念です。
ところで試合後、3月の世界選手権の代表にグレーシー・ゴールド、ポリーナ・エドモンズ、アシュリー・ワーグナーの3人が選ばれていましたが、アシュリー・ワーグナーが代表を辞退して長洲未来さんに変更になったらしい。
アシュリー・ワーグナーに何があったのか?理由は何なのか?まだ伝わってきていません。
フリーでは最後にジャンプのミスがありましたが、素晴らしい演技を見せてくれただけに、詳しい情報をしりたいものです。

私の大好きなアイスダンスはマイア・シブタニ&アレックス・シブタニが全米選手権初優勝!
放送が待ち遠しい。







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浅田真央さんとミレッラ・フレーニ

2016年01月23日 16時09分46秒 | オペラ
毎晩、仕事から帰って必ず見る映像は、昨年暮の全日本選手権での浅田真央さんの「蝶々夫人」の演技。
最初、トリプルアクセルでの転倒などジャンプのミスはありましたが、後半の浅田真央さんに蝶々さんが何か乗り移ったような演技に、飽きもせず毎晩見ています。
歌劇「蝶々夫人」は大好きなオペラ。とことん聴き込んだオペラ。その大好きなオペラの音楽での浅田真央さんの演技。すっかり私にとって特別なプログラムになってしまいました。
さて浅田真央さんのプログラムでの「ある晴れた日に」の音源で歌っているのはミレッラ・フレーニである。
イタリアの名ソプラノ歌手。大昔、私が高校生の時、初めて手にしたオペラの全曲盤を手にしたのはカラヤン指揮のプッチーニの歌劇「ラ・ボエーム」のレコードでしたが、そのレコードでヒロインのミミを歌っていたのがフレーニだった。
また、あの事件だったと言っていいミラノ・スカラ座の初来日公演で見た歌劇「ラ・ボエーム」でのミミ役もフレーニだった。
ミレッラ・フレーニは私にとって特別な存在のオペラ歌手である。
そのフレーニの歌に乗っての浅田真央さんの演技。
こんな私の胸をときめかすことはありません。
浅田真央さんとミレッラ・フレーニが歌劇「蝶々夫人」でつながるとは夢にも思いませんでした。
フィギュアスケートとオペラを愛する私にとって、これ以上の喜びはありません。
ヴォーカル入りのプログラムが解禁になった時、大好きなオペラのアリアを真正面から受け止めたプログラムを見たいと願ったものですが、浅田真央さんで実現するとは!
それも単にオペラの音楽で演技しましたというものではなく、そのオペラにある心情、感情が見事に顔の表情や体の動きで表現されている素晴らしい浅田真央さんのプログラム!
これもヴォーカル入りのプログラム解禁の恩恵である。
今もイタリアのモデナで在住のフレーニは、今シーズンの浅田真央さんのプログラムのことはご存じなのでしょうか?
「日本が誇るフィギュアスケートの選手である浅田真央さんが、あなたの歌で素晴らしい演技を見せてくれていますよ!」と本当にフレーニに伝えたい私の気持ち。
ところで本来ならば公休日だった昨日は仕事したので、今日は振替の公休日。
朝から手にしたのは歌劇「蝶々夫人」の全曲CD.
このところブルックナーやマーラーもご無沙汰になってしまった。
今日聴いた録音はレナータ・テバルディの蝶々さん、トゥリオ・セラフィン指揮ローマ聖チェチリーア音楽院管弦楽団、合唱団による1958年の録音。(デッカ盤)
このところ何故かテバルディの録音をよく聴くようになった。やはり、これもテバルディの持つ声の魅力か?
とにかく今は3月のボストンでの世界選手権での浅田真央さんが最高の演技を見せて欲しい、「蝶々夫人」で世界中のフィギュアスケートファンを感動させて欲しいと願うばかりです。


2015年、全日本選手権より


ミレッラ・フレーニ

いろいろ映像を探していたら今日CDを聴いたレナータ・テバルディの歌う「ある晴れた日に」の映像を見つけました。
参考までに。



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鈴木明子さんが10月にわが街へ来られる!

2016年01月23日 11時09分11秒 | 鈴木明子さん
今日、朝起きて新聞に目を通す。地方欄を開いて目が止まる。
大きく年間8講演の「香川県民文化大学」受講生募集の広告。
そして茂木健一郎氏や姜尚中氏など並んで毎月の講師の顔写真の中に何と鈴木明子さんの写真。
講演日は10月22日(土)
鈴木明子さんが10月に高松に来られるのか!
残念ながら、土曜日は仕事なので年間8講演、受講できないので諦めるしかありませんが、鈴木明子さんが、わが街に来られるというだけで本当に嬉しい。
会場は私の家から歩いて10分ほどの所、そして、おそらく、その近くに泊まられるのでしょう。
鈴木明子さんにとって、いい旅になり、そして明子さんが、わが街に対していい印象を持って帰られることを願うばかりです。


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2016年、全米選手権、女子シングル・SP

2016年01月23日 10時03分10秒 | 2015ー2016年シーズン
昨日、仕事を終えてイソイソと帰宅。直ぐにテレビの前に座る。昼間、有料放送のJスポーツで生中継された全米フィギュアスケート選手権の女子シングル・ショートプログラムの録画を見るためである。
とごろが、録画されていない!録画、失敗!
ショック!
何故だか、さっぱり分からない。録画予約をしていたつもり、忘れていたのだろうか?いつもは録画予約をしていたら、出勤前に必ずチェックして出勤するのだが昨日に限って怠っていた。
慌ててJスポーツにチャンネルを合わせると再放送をしていたが、すでに最終グループで、あと2人を残すのみ。
万事窮す!ガックリ!

とりあえずショートプログラムを終えての結果。

1位 ポリーナ・エドマンズ  70.19
2位 グレーシー・ゴールド  62.50
3位 タイラ・ピアス     62.15
4位 アシュリー・ワーグナー 62.41
5位 長洲未来        59.64
6位 マリー・ベル      58.85

私の気になるスケーター、ヒートリー・ヒックスは11位、カレン・チェンは12位。
エドマンズの演技は番組の最後、録画で、もう一度見せてくれた。
長身を生かしながら、ゆったりとした余裕のある演技。
2位から6位まで僅差の接戦。
アメリカの世界選手権の出場枠は「3」である。たいへんな争いになりそうです。
アシュリー・ワーグナーは何かあったのだろうか?
録画で演技を見ることが出来ないので知るよしもない。
それよりも注目は3位のピアス。
昨年の全米選手権の時、フリーを終えて私はこうコメントしていました。

>それよりも注目したいのが、7位のタイラ・ピアス。昨シーズンの全米ジュニア2位の選手。
ポンキエリ作曲の歌劇「ジョコンダ」から「時の踊り」の音楽での演技。
最後のスピンは凄かった。キャンドルスピン?
我が国の新田谷凛さんを彷彿させる雰囲気で、私にとって、これから気になる存在になりそうである。

録画で演技を見ることが出来ないのが本当に残念無念。
フリーでの健闘を祈るばかりです。

注目のフリーは、明日9時から生中継。残念ながら仕事なので録画予約を確認する。
きちんと予約されている。
とにかく録画失敗のないように・・・。


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22日から全米フィギュアスケート選手権

2016年01月19日 18時01分11秒 | 2015ー2016年シーズン
多くのフィギュアスケートのファンの皆さんは昨年暮の全日本選手権も終わって一息ついている状態だと思いますが、私は、今週末から、また忙しくなります。
なぜなら今週の22日の金曜日から全米選手権、そして来週から欧州選手権が始まるからです。
本日、有料放送のスカパ!の契約を変更してJスポーツと契約しました。
両大会とも女子シングルと男子シングルは全滑走生中継です。また録画での放送だと思いますがアイスダンスとエキシビションも楽しみです。
全日本選手権は全滑走を生中継で見ることが出来ないのに、有料放送とは言え全米選手権と欧州選手権は生中継で見ることの出来る矛盾。
毎年、怒りが込み上げていますな。
22日金曜は全米選手権の女子シングルのショートプログラム。
アメリカの世界選手権の出場枠は「3」
全米選手権は独特な雰囲気。、まして3月の世界選手権はボストンでの開催。
選手層も厚く、アシュリー・ワーグナー、グレーシー・ゴールド、長洲未来、ポリーナ・エドマンズ、ヒートリー・ヒックスなど実力者が揃っています。
また昨年3位のカレン・チェンの活躍も期待しています。
どんなドラマが生まれるか?楽しみです。


女子シングル・エントリー選手一覧


2015年、全米選手権より


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N響の序曲「1812年」

2016年01月19日 10時28分22秒 | NHK交響楽団
毎週日曜夜のお楽しみはNHK・Eテレで放送の「クラシック音楽館」です。
この前の17日の放送は昨年11月のNHK交響楽団の定期演奏会。指揮はウラディーミル・フェドセーエフ 。
プログラムの前半はショパンのピアノ協奏曲第1番。
そして後半は私が楽しみにしていたロシア音楽特集でグラズノフのバレエ音楽「四季」より「秋」、ハチャトゥリヤンのバレエ組曲「ガイーヌ」から剣の舞」「ばらの少女たちの踊り」「子守歌」「レズギンカ舞曲」、最後にチャイコフスキーの序曲「1812年」
ショパンのピアノ独奏は第17回ショパン国際ピアノコンクールで優勝を飾った韓国のピアニスト、チョ・ソンジン。
おそらく、ほとんどの方のお目当てはショパンのピアノ協奏曲かな?
何たってショパンコンクール優勝者の登場だからね。
しかし私はショパンの時は、たいへん睡魔が襲ってきて不謹慎なことに半分寝ていました。本当に情けなくお恥ずかしい限り。
別にショパンの作品が嫌いなわけではないのですがねえ・・・。仕事のお疲れが出ていたのかな?
ところが後半、グラズノフの音楽が流れてきたとたん、目もスッキリ、体もシャキッとしてショパンの時と正反対。
やっぱり私はロシア音楽が性に合っているかな?
バレエ音楽「四季」より「秋」の演奏。11月の演奏会だったので「秋」が演奏されたのだな。
薫り高く品のある演奏で、やはり私の音楽という感を強くする。
しかし、やはりせっかくロシアからフェドセーエフ を招いたのだから、このバレエ音楽の全曲を聴きたかったな。
本当は私の大好きな「夏」をフェドセーエフ指揮で聴きたかったのが本音。
例えばプログラムの前半をグラズノフの「四季」を全曲演奏。
後半はチャイコフスキーの「スラブ行進曲」を加えたプログラム。こういうプログラム。テンションが高くなるでしょうなあ。
ロシア音楽のオンパレード。ショパンを楽しみにしていたファンの皆さん、ごめんなさい。
ハチャトリアンの「ガイーヌ」から抜粋。
「ばらの少女たちの踊り」や「子守歌」を聴いていると作曲者の故郷アルメニアへの哀愁を感じさせられます。
そして「レズギンカ舞曲」。
物凄いリズム!一度聴いたら絶対に忘れられないものがあります。
プログラム最後のチャイコフスキーの序曲「1812年」
一つ間違うと、ただやかましいだけのチンドン屋的演奏になりますが、さすがフェドセーエフ が指揮すると格調が高く違いますな。
中間部の弦楽器の演奏では、ロシアの哀愁を漂わせるものがありました。
本当は、もっと爆演を期待していたのですが、そこは天下のNHK交響楽団。一歩踏みとどまって、品の良さが出ていたのが面白かった。
番組の最後にフェドセーエフ指揮モスクワ放送交響楽団の昔の来日公演からのお宝映像。
チャイコフスキー のバレエ音楽「眠りの森の美女」から「ワルツ」の演奏にビックリ!
正に名演!

今、スピーカーからNAXOSレーベルから発売されたグラズノフ管弦楽曲第8集のCDから「バレエの情景」そして「四季」(全曲)が流れています。
演奏はアレクサンドル・アニシモフ指揮モスクワ交響楽団。
今日は、たいへんな冷え込み。
こんな日は、やはりロシア音楽がピッタリです。




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浅田真央さん、世界選手権へ一直線!

2016年01月18日 22時37分06秒 | 2015ー2016年シーズン
昨晩、録画でNHKのフィギュアスケートの復興支援アイスショー「NHK杯スペシャルエキシビション」の舞台裏を見ました。
このスペシャルエキシビションで、感動的だったのは、やはり浅田真央さんの「ジュピター」でした。
番組によると、振付のローリー・二コルと1年以上の時間をかけて完成させたとのことで、このエキシビションに賭ける浅田真央さんの強い気持ちが、よりいっそう伝わってくるものがありました。
浅田真央さんの願いと復興への思いが、被災地の皆さんに必ず伝わったものと信じています。

さて今、話題になっているのは浅田真央さんんの四大陸選手権出場辞退のこと。
辞退、辞退、と辞退という言葉が、やたらと目立っていますが、要は3月の世界選手権に向けて、じっくりと調整するということ。
私自身、昨年暮、真央さんの四大陸選手権出場を知って、世界選手権に向けてじっくりと休養して、そして調整して欲しいと思い、四大陸選手権出場は如何なものかと思っていたので、これで良かったと思っています。
1年振りに復帰してグランプリシリーズ、グランプリ・ファイナル、そして全日本選手権と、やはり真央さん自身、たいへんハードなものだったのではないでしょうか?
やはり休養も大切。
そしてじっくりと調整して、世界選手権では今シーズン最高の「蝶々夫人」を見せて欲しいという気持ちが強い。
四大陸選手権辞退に関して、あーだ、こーだと言うのは簡単ですが、やはり今は浅田真央さんが最高の状態でリンクに立つことを願うことが、一番大切だと私は強く思います。



2016年「NHK杯スペシャルエキシビション」より


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歌劇「オテロ」~1976年12月7日、ミラノ・スカラ座

2016年01月15日 16時44分48秒 | オペラ
昨晩は久し振りにヴェルディの歌劇「オテロ」全曲をDVDで見る。
1976年12月7日、ミラノ・スカラ座での公演。
オテロをプラシド・ドミンゴ、デズデモナはミレッラ・フレーニ、そしてヤーゴはピエロ・カプッチルリという当時の最高の顔ぶれ。
指揮はカルロス・クライバー、演出はフランコ・ゼッフィレッリ。
かなり以前、確か、このDVDを購入した時もコメントしたはずだが、改めて見直してみると、やはり物凄い公演の記録である。
残念ながらオリジナルのフィルムの劣化のためか、たいへん映像状態が悪く、特に第3幕は辛いものがあるが、やはり第1幕の冒頭から第4幕のオテロの死まで、目が離せなかった。
やはり演奏の凄さであろう。クライバー指揮の緊張感あふれるオーケストラの演奏。また主役たちの表情も素晴らしいものがあった。これもフランコ・ゼッフィレッリの演出の賜物であろう。
オテロ役のドミンゴ。最近はバリトン役も歌っていて、この前、プッチーニの歌劇「ジャンニ・スキッキ」をテレビで見ましたが、ドミンゴに関しては面白いと思わなかった。やはりドミンゴはテノール。この頃のドミンゴが声の艶など一番良かったのでは?と思ってしまう。
フレーニのデズデモナ。最高!素晴らしい声!
第1幕の大詰め、オテロとの2重唱は本当に美しい。
そしてカプッチルリの歌うヤーゴ。いや演ずると言うべきか。
ヤーゴという悪党が少しずつ、幕が進むにつれて、徐々に牙をむいていく様が、カプッチルリの歌と演技によって見事に出ていて、このオペラの凄さを見せつけてくれる。
これこそ歌劇「オテロ」の本当の醍醐味かもしれない。
第3幕の最後、気絶して倒れているオテロを前に、不気味に、そして高らかに笑い声を上げるカプッチルリのヤーゴ。
悪党が一気に本性を見せた瞬間の凄さ。
ピエロ・カプッチルリ!素晴らしいヴェルディ・バリトンだった。
このDVD、訳の分からないレーベルのDVD.今も手に入るのだろうか?
指揮者のクライバーが指揮台に登場した時のスカラ座の聴衆の反応もライブならでは面白さがありました。
映像状態の悪さを乗り超えて、オペラを見る楽しさを十分に伝えてくれるものがあり、このDVDを大切にしていきたい。





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続・私はアイスダンスが大好き!

2016年01月15日 12時31分04秒 | 私はアイスダンスが大好き!
私はアイスダンスが大好き!
アイスダンスを話題にしても誰も見向きもしてくれないのは承知していますが、好きなのだから、しかたがありません。
田村明子さん著の「氷上の舞~煌めくアイスダンサーたち」のあとがきに、こう記されています。私は、このコメントを糧にしているのかもしれませんな。

>もっとも美しいスポーツ、フィギュアスケートの中でも、アイスダンスの魅力というのはまた格別なものです。(中略)芸術性、スポーツ性、さらに人間模様まで、すべてがその組の彩になっていると思います。
>まだまだ一般的にはシングルほど知られていないけれど、本当にスケートの好きなファンは、アイスダンスが大好き、と言われています。

私がアイスダンスに、のめり込むきっかけになったのはバンクーバー冬季オリンピックの時。
金メダルのカナダのテッサ・ヴァーチュ&スコット・モイアのフリーダンスの演技を見て本当に驚いた。
音楽はマーラーの交響曲第5番から第4楽章アダージェット。
フィギュアスケートの新しい領域を見た思いでした。
正に芸術の域だと思った。フィギュアスケートに向いているとは思えないマーラーの音楽で、ここまでの表現が出来るとは!
アイスダンスには派手なジャンプやリフトはありませんが、素晴らしい音楽に乗ってのターンやツイズル、そして独特のリフトがあり、見れば見るほど見入ってしまいます。
さて今シーズンのグランプリシリーズのアイスダンス。
昨年、有料放送のテレ朝チャンネルでの放送を録画していましたが、私の勘違いでNHK杯以外の録画を抹消してしまい、目の前が真っ暗になりました。
年明け早々、テレ朝チャンネルでグランプリ・ファイナルの放送があり、忘れずに録画して今は、いつも録画を見ています。

優勝はカナダのケイトリン・ウィーバー&アンドリュー・ポジェ。
2位はアメリカのマディソン・チョーク&エヴァン・ベイツ。
3位はイタリアのアンナ・カッペリーニ&ルカ・ラノッテ。

私が舌を巻いたのは3位のアンナ・カッペリーニ&ルカ・ラノッテのフリーダンス。
プログラムの音楽の紹介のテレップには「La Dolce Vita(甘い生活)」とあり。
あのイタリアの巨匠フェデリコ・フェリーニ監督作品の映画「甘い生活」の音楽。作曲はニーノ・ロータ。
ただ「甘い生活」だけでなく映画「カリビアの夜」や「フェリーニのアマルコルド」の音楽もプログラムに含まれています。
フェリーニの映画音楽がフィギュアスケートのプログラムに登場するとは!
それも「甘い生活」や「フェリーニのアマルコルド」の音楽。
フェデリコ・フェリーニ監督作品と言えば映画「道」が高橋大輔さんの演技で有名ですが、他の作品の音楽がプログラムになったのは記憶にない。
映画の好きな人間にとっては、もうたまらないプログラムです。
イタリアのアンナ・カッペリーニ&ルカ・ラノッテは自国が世界に誇る映画監督の作品の音楽を誇りを持って演技をしているにちがいありません。
こういうプログラムを見ることが出来るのもアイスダンスならでは。
ますますハマりそうです。
また、このプログラムを喜んで見ているのは日本では私だけかな?もし、そうだったら本当に寂しい。
しかし、この喜びを誰かに伝えたい。
カッペリーニ&ラノッテは2013-2014年のシーズンでもフリーダンスでロッシーニの歌劇「セビリアの理髪師」序曲の音楽で素晴らしいプログラムを披露してくれて、このカップルの音楽のセンスの良さには、アイスダンス大好き人間の私を大いに喜ばせてくれます。

もうすぐ欧州選手権と全米選手権。
また今晩はジュニアのグランプリファイナルでのアイスダンスの放送。
有料放送でしか見ることが出来ませんが、アイスダンスも、しっかりと見るつもりです。

私はアイスダンスが大好き!


2015年、グランプリ・ファイナルより


映画「甘い生活」より


映画「フェリーニのアマルコルド」より


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アイスダンスの村元哉中さん&クリス・リード組、世界選手権へ。

2016年01月13日 22時25分30秒 | 私はアイスダンスが大好き!
アイスダンスの村元哉中さん&クリス・リード組が3月の世界選手権出場が決まりました。
ポーランドのトルンで行われた国際大会で、世界選手権出場に必要なショートダンスの最低技術点をクリアしたとの事。
クリスの姉ちゃんのキャシーも喜んでいるだろうなあ。
村元哉中さんは初めての世界選手権出場。
クリスとカップルを組んで本当に良かったですね。
私はアイスダンス大好き人間。
嬉しい。嬉しい。
表情豊かな演技を楽しみにしています。



2015年NHK杯より


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声楽家 中沢桂さんを偲んで。

2016年01月12日 13時20分42秒 | 名演奏家の思い出
今日の朝刊、ロック歌手デビット・ボウイ死去のニュースが大きく報じられていましたが、私は社会面の片隅の訃報欄に目が止まりました。

>中沢桂さん(声楽家、元東京音楽大学教授)
10日、気管支不全で死去。82歳。ソプラノ歌手で、オペラ「夕鶴」の「つう」役で知られた。

ああ、中沢桂さんが亡くられたのかあ。82歳になられていたのかあ。
言いようもない思い。
中沢桂さんには、私にとって、たいへん大きな思い出がある。
私がオペラに興味を持ちだした高校生の時。わが街に今は亡き立川清人さんとやって来て、今はもう無くなってしまった市民会館で、ジョイントリサイタルを開き、私は聴きにいきました。
前半は日本歌曲。後半はモーツァルトの歌劇「フィガロの結婚」のハイライト。
当時、中沢さんは東京の二期会に所属していたバリバリの現役。
私が生まれて初めて聴いたプロの声楽家の歌だった。
初めて聴く本当のソプラノの声。素晴らしいソプラノの声。凄いと思った。
そして「フィガロの結婚」のハイライトは立川さんの絶妙な語り口もあり、本当に楽しかった。
また大学生生活を送った東京で中沢さんが出演した二期会のオペラ公演も見ている。
ドニゼッティの歌劇「ルチア」だった。
あれから、もう40余年の年月が経ってしまった。
私も年を取ってしまった。
そして中沢桂さんの訃報。
また一つ、私の心の中の若き日の思い出が消え去ろうとしている年月の経つことの無量感。

最後に私の大好きな映像。
在りしの日の中沢桂さんがミュージカル「マイフェアレディ」から私の大好きな「踊り明かそう」歌った映像で中沢桂さんを偲びたいと思います。
会場いっぱいに響き渡る中沢さんの歌声。
中沢桂さんのご冥福を、ひたすらお祈りいたします。




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NHK杯フィギュア「スペシャルエキシビション~盛岡~」

2016年01月12日 09時42分20秒 | 2015ー2016年シーズン
昨晩、NHK杯フィギュア「スペシャルエキシビション~盛岡~」第1部、第2部の録画を酒を飲みながらですが一気に見る。
まさにスペシャルエキシビション!神がかりのようなエキシビションだった。
そして、たいへんな贅沢をさせてもらった。
トークも、いろいろあり楽しく見る。
また、この特別なエキシビションへの出演しているスケーターの皆さんの気持ちが伝わってきて熱い気持ちになる。
さて私は、やはり女子シングルが一番好きである。
ウア~、何だ、この顔ぶれは!
荒川静香さん、鈴木明子さん、浅田真央さん、太田由希奈さん、宮原知子さん、本郷理華さん、永井優香さん、樋口新葉さん、そして白岩優奈さんも!
凄すぎる。本当に最高の贅沢。
プロの荒川静香さんからジュニアの白岩優奈さんまで、私にとって最高の顔ぶれ。
オープニングが終わってプログラムのトップバッターは何と宮原知子さん。
ここから私の贅沢が始まった!
白岩優奈さんの出演は知らなかった。驚いた。
昨年暮の全日本選手権でのSP「虹の彼方に」の録画を何度見直しただろうか。
彼女は現在、中学2年生。
中学生のジュニアの選手は他にもいますが、何故か彼女の演技を見ていると、私のたいへんな昔、記憶の彼方になってしまった自分自身の中学生時代を思いだしてしまう郷愁に駆られてしまう。
何故だろうか?おそらく彼女が持っているジュニア独特の雰囲気と私の中学生時代への郷愁が何故かピッタリと合い、いろいろな思いを呼び起こしているようである。
さて私と同級生だった女の子たち。
今も、元気なのだろうか?どんな人生を歩んだのだろうか?
もう今は、たいへんなおばさんになっているのでしょうなあ。(失礼)
話が脱線してしまいました。
久し振りに見た太田由希奈さん。
本当に美しかった。
鈴木明子さんは「O(オー)」
昨年8月のフレンズオンアイスでも披露してくれました。
この私の大好きなこの名プログラムをエキシビションのプログラムで今も演じてくれるのは本当に嬉しい。
本郷理華さんの振付をしていて「シルク・ドゥ・ソレイユ」への思いが強くなったのかな。
そして荒川静香さん。
ケルティック・ウーマンの「ユー・レイズ・ミー・アップ」
トリノ冬季オリンピックのエキシビションでも演じた荒川静香さんにとって特別なプログラム。

昨晩、録画を何度見直しただろうか。
美しい。美しい。荒川静香さんの演技に何か吸い込まれそうである。
最後は浅田真央さんの「ジュピター」
浅田真央さんが被災地を思い自ら制作したプログラムとのこと。

浅田真央さんの祈りの気持ちと東北への思い。
彼女の心が伝わってくる。
この東北でのエキシビションの最後を飾る素晴らしいプログラムでした。

とこで、もうすぐ1・17.
あの阪神淡路大震災からまもなく21年。
あの日のことは、今も忘れることが出来ない。
私が住んでいる高松も物凄い揺れだった。
あの日のことを絶対に忘れてはいけない。伝えていかなければいけない。
その気持ちで、もう一度、浅田真央さんの「ジュピター」を見ることにしましょう。
浅田真央さんに感謝。






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中塩実悠さん、頑張って!

2016年01月11日 21時47分09秒 | 2015ー2016年シーズン
世間様は土曜日から3連休。私はズ~と、お仕事。
NHK杯フィギュア・スペシャルエキシビションも見ていない。これから録画で見るところ。
またBSフジでは、昨年暮の全日本選手権の放送。これも録画しているので見なくては。
さて、ぞの全日本選手権で、私自身、一番残念だったのは中塩実悠さんのケガによる欠場。
私は彼女の小柄ですが身体一杯使った演技が大好きです。
今シーズンのグランプリシリーズのアメリカ大会の出場を知った時は本当に嬉しかった。
それだけに、全日本選手権での演技に期待していたので本当に残念だった。
そんな中塩実悠さんの毎日新聞へのコラム「中塩美悠の青いバラ」をネットで見つけました。

「中塩美悠の青いバラ」

グランプリシリーズ女子シングル出場選手

読んでいて「涙」でした。
鈴木明子さんも励ましてくれていたのですね。
本当に感謝の気持ちで一杯です。

>私は小さいころから強化選手だったわけではありません。予選を勝ち抜き、やっとの思いで強化選手にしていただいた者です。今までと同じこと。また一からコツコツ頑張るのみです。

このコメントを読んで中塩美悠さんの何か心の叫びが聞こえてくるようで、私は言葉で表すことが出来ません。
今シーズンの経験を絶対に無駄にしないで、来シーズンの活躍を心から祈っています。



2015年、スケート・アメリカより


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