オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

今日聴いたCD 10月30日

2007年10月30日 15時15分47秒 | 今日、聴いたCD
ベートーヴェン 交響曲第3番「英雄」作品55

ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音 1944年12月19日ウィーンムジークフェラインザール
(国内盤)GLANDO SLAM GS2005

久しぶりにベートーヴェンの交響曲を聴く。ベートーヴェンの9曲はまさに数ある交響曲の中でも全て最高峰である。その中で私の心の中での頂点の作品は3番である。独創的でスケールが大きく音楽の無限の広がりを感じさせるこの作品は私の心の中でいつも響き渡ります。

私が本当にこの作品にひそむ作曲者の人間離れした精神の高さ、そして狂気を聴きたい時はどうしても録音は古いですがフルトヴェングラーの録音に手が伸びます。本録音は戦後「ウラニアのエロイカ」と言われ著作権で裁判沙汰になった、いわく付きの録音ですが私の持っているCDは見事な復刻で心からこの作品を堪能できます。
第1楽章の冒頭、フルオーケストラが変ホ長調の主和音を2度、力強く奏します。この和音の物凄さ!決してきれい事ではない。まさに指揮者に作曲者が乗り移っているようである。まさにこの作品の幕開けにふさわしいとしか言いようがありません。

最近読んだ本で「カラヤンとフルトヴェングラー」(幻冬舎新書)があります。この2人にチェリビダッケがからんで陰謀と嫉妬の権力闘争が描かれ、私自身、大指揮者がなぜここまでやるのか?何を血迷っていたのか?と思いましたが、ベルリンフィルは絶対自分のオケでなければいけない、ベルリンフィルに対する執着心が強かったのではないかったかと思います。だから後輩指揮者といっても、その地位を脅かす者は絶対蹴落とすという事になったのかもしれませんが、本当の心の中はわかりません。この本の最後の方で興味深い文章があります。
「・・・デジタル録音とそれに続くCDはどうか。フルトヴェングラーの演奏をデジタルできるはずがなかった。音質の点でカラヤンの録音は圧倒できるはずであった。(略)だがカラヤンの期待は裏切られた。(略)CDの時代が来ると、おびただしい数のフルトヴェングラーの録音がCDとして市場に出るようになった。デジタル技術はフルトヴェングラーの過去の傷だらけの録音を新鮮な物に蘇らせるという副産物を生んだ。カラヤンにとって新技術はそんなことの為に利用されるはずでなかった・・・」

私自身、この本に左右される事無く、今までどうりフルトヴェングラーの録音に接するつもりです。残された録音での演奏が活字を吹っ飛ばすほど本当に素晴らしいのだから!


最後に当時のベルリンフィルのティンパニ奏者の言葉。
「フルトヴェングラー以上に自分の内実を開いてみせる覚悟のある指揮者は他に一人もいなかった。」

スケートアメリカ、女子フリー。

2007年10月30日 00時53分21秒 | 2007-2008年シーズン
本日、帰社直前の女子社員との会話。
私「今日はテレビを見なければいけないから、終礼が終わったら家へサッサと帰るぞ!」
女子社員Y「スケートの放送を見るのでしょ!」
女子社員O「知ってる、知ってる、Oさん(私の事)て荒川静香が大好きなのでしょ?荒川静香を見に行った事があるってほんと?」
女子社員Y「え!ほんと?本当にきれいなの?」
私「荒川さんを呼び捨てにするな!」
女子社員O「ねえ、ねえ、N店のKさんて荒川静香に似ていない?あの人、きれいね!」
女子社員Y「そうそう、あごのあたりがよく似てる!」
私「(内心、どきっ!)・・・」

やっと家へたどり着いて放送を見る。
お目当ての安藤美姫さん、日米対抗の時の転倒時のけがの影響の為か、まだ本調子ではありませんが、やはり世界選手権のチャンピオンの貫禄を感じました。全日本選手権では絶好調の安藤さんを期待しましょう!デリダそしてカルメン、私たちおじさんたちを誘惑してくれます。カルメンでは有名なハバネラのメロディは無し。それでもカルメン。それだけ、このオペラには魅力的なメロディが満載という事の証しである。
安藤さんの「カルメン」そしてキミー・マイズナーの「トゥーランドット」オペラの好きな私にとって、心から楽しむ事が出来ました。マイズナーの選曲の理由の一つがトリノで荒川さんの演技を見て感激したという事でうれしくなる。早く日本人選手から荒川さんに続いて「トゥーランドット」で舞う方が出て来て欲しいものである。またエミリー・ヒューズのオルフ作曲の「カルミナ・プラーナ」にはビックリ!この曲を使って氷上での演技は初めて見ました。
GPシリーズは、始まったばかり。今シーズンも美しい演技に酔いたいものである。


放送が終わった後、DVDで歌劇「カルメン」を見ていると財務大臣の一撃。
財務大臣「単純じゃの~」と言って蹴りが一発!
波乱万丈のシーズン開始である。

テレビ番組二題。

2007年10月26日 18時38分51秒 | 荒川静香さん
今日は公休日。朝、起床してテレビのスィツチをひねるとBSで大リーグのワールドシリーズの生中継を放送していた。いつものレギュラーシーズンと違う緊迫感がテレビを通じても伝わってくる。レッドソックスはボストンのチーム。今年は日本人選手が二人入団して話題になりましたが、この街のオーケストラのボストン交響楽団の音楽監督を小澤征爾が長年努めたのだから日本との縁はかなり以前からあります。さて大リーグの放送を見たらいつも感じるのだが観衆の応援の素晴らしさ、今日の放送でも強く感じました。日本のプロ野球の応援の鳴り物のやかましさ!応援団の存在!球音は聞こえないし(ドームだともっとひどい)、大きな応援旗でグランドは見にくいし、いい想い出が無い。
レッドソックスの岡島投手登場。ストライクが決まるたびに拍手喝采。いかに観客が一球一球楽しんでいるのかよくわかる。ロッキーズの松井選手を三振に討ち取った時はしびれました。日本では応援活動が大忙し。おそらくそれどころではないでしょう。
そして7回前、観衆が「Take We Out to the Bell Game」(私を野球につれてって)を大合唱。大合唱を聞きながらいかにアメリカ人が野球を愛しているか本当に痛感しました。今日一番の感動である。この数年わが国の一流プロ野球選手がどんどん大リーグ入りしているが根底では、このような雰囲気、環境の中で球場に立ってゲームをしてみたいという気持ちも強いのかなと思ったりしました。
第3戦はいよいよレッドソックスは松坂投手が先発。松井選手との対決が楽しみである。


大リーグ放送のあと「徹子の部屋」を見る。今日のゲストは「荒川静香さん」
本当に美しい!単に外面ではなく日々の努力、研鑽そしてプロスケーターとしての自覚などからの内面から出てくる美しさであろう。とにかく画面に釘付けになる。
肝心の黒柳さんの質問は一般的なことばかりで、面白くなかったが質問に丁寧に答える荒川さんに謙虚さを感じました。荒川さんクラスのトーク番組となるとやはりフィギアスケートやアイスショーに深く精通した方に質問してくれなくては聴き応えが無い。ただネイル・アートの話題は、面白かったです。
番組では「フレンズ・オン・アイス」の映像も流れたので機会があればもっと見たいものです。
今年のGPファイナルの会場は荒川さんの金メダルの地トリノ!荒川さんもオリンピック以降トリノを訪れていないとの事で大会の放送での解説が楽しみです。



「フィギュアスケートDays」最新号

2007年10月26日 09時50分51秒 | 2007-2008年シーズン
中野友加里さんのインタヴューの最後

「スケーターとして残された時間はあとわずかだと思う」という彼女の、まっすぐと前をみつめる視線の先には、バンクーバーが見えているのであろうか。

中野さんにはぜひバンクーバーを目指して欲しい!あの素晴らしい演技をぜひオリンピックという大舞台で披露して欲しい。安藤美姫さんや浅田真央さんの陰に隠れていますが2年連続、世界選手権5位はたいへんな事です。彼女自身、年齢的な事を意識しているようですが荒川静香さんのトリノ五輪での素晴らしい例があります。ますます素晴らしさを増している中野さんです。私自身、荒川さんと重なるものを感じます。とにかく荒川さんに続いて欲しいものです。


荒川静香さんのインタヴュー
28ページ目のカラー写真が本当に美しい。表情などからプロスケーターとしての輝きが満ち溢れている。何度見てもほれぼれします。
記事の感想はシフ様のブログでの感想と同じです。「フレンズ・オン・アイス」の準備のご苦労は大変なものだと察します。毎年の成功は荒川さんのスケートに対する情熱、使命感、そして彼女の人望の素晴らしい成果だと思います。願わくは一度、大阪(関西)でも開催して欲しいものです。絶対はせ参じます。
「荒川静香に一日密着!」こんな企画を待っていた!舞台裏での荒川さんを中心にしたスケーターの皆さんの表情の写真。こちらも見飽きる事がありません。


最後に82ページ目の「フィギアスケート中継、なんでそうなるの!?」
本当にフィギアスケートを愛する者の願いを代弁してくれていると思います。
トリノ五輪での荒川さんのフリーの中継の時、NHKの刈屋アナは後半ほとんどしゃべりませんでした。その代わり私たちは荒川さんの演技を本当に堪能する事が出来ました。いよいよGPシリーズも始まります。民放のアナ(特にフジテレビの某アナ)
そしてテレビ局には落ち着いた見識のある放送をお願いしたいものです。







全日本フィギア選手権。

2007年10月24日 22時52分21秒 | 2007年、全日本選手権
全日本フィギア選手権(大阪なみはやドーム)(2008年世界選手権最終選考会)

チケット発売11月10日(土)

12月28日女子シングルのフリースケーティング
絶対行くぞ!

翌日29日は同会場でメダリスト・オン・アイスがあるが仕事上、こちらは無理。
28日のチケット確保に全てを賭けよう!

ハンス・ホッターの「ハンス・ザックス」

2007年10月23日 13時21分13秒 | オペラ
ワーグナー 楽劇「ニュールンベルクのマイスタージンガー」全曲盤より第1幕への前奏曲および第3幕

ハンス・ホッター(ハンス・ザックス)オルフガング・ヴィンドガッセン(ワルター)Gri Brouwennstijnn(エヴァ)ヨセフ・クラインドル(ポーグナー)カール・シュミット・ワルター(ベックメッサー)

アンドレ・クリィタンス指揮バイロイト音楽祭管弦楽団・合唱団
1956年バイロイト音楽祭ライブ録音
(輸入盤)WALHALL  WLCD0191

正規のライブ録音のCDでないだけに予約する時も聴く時も大変な覚悟でした。しかし不安は第1幕の前奏曲が鳴ったとたん消えてしまった。録音の古さを感じなかった。本当によかった。あの時代なので当然モノラルですがオケやコーラスも明瞭な録音で歌手とのバランスもよく本当にこのオペラを堪能しました。この時代、合唱指揮で有名だったピッツ率いるコーラスも素晴らしかった。所々キンキンノイズがあり気になりましたが・・・
本当は第1幕からじっくりと聴くべきですが、やはり大好きな第3幕から聴いてしまった。

イタリアオペラの場合、私は歌手でCDを選ぶ事が多いですが、ワーグナーの場合は指揮者からになってしまいます。しかし今回は例外。どうしても聴きたかった歌手の配役で飛びついてしまった。それは「ハンス・ホッターのハンス・ザックス」。
ホッターと言えばヴォータン。ヴォータンと言えばホッター。そのくらいワーグナー歌手として、ヴォータン役として一時代を築いたのですが、写真は見たことはあったのですがザックス役は正規の録音もなく、私自身、数多いオペラの役柄の中でザックスはー番好きな人物だけにホッターのザックスはどうしても聴きたかった。1960年代このオペラのミュンヘンでのライブ録音に参加しているのですがポーグナー役であった。

ホッターはヴォータン役は長く続けたがザックス役はなぜ早く引っ込めたのであろうか。ヴォータンは神の長である。声が衰えても立っているだけで神々しさを伝えることができたかもしれません。しかしザックス役は年配者かもしれませんが声の若さが必要。若い女性に密かに心を寄せる気の若さ、情熱がなくてはただの老人になってしまいます。1956年当時のホッターの声はそれを表現できる最後の時だったかもしれません。本当に貴重な録音です。
第三幕エヴァがザックスの仕事場で靴の具合が悪いと訴えてザックスが彼女の靴に触れた時、
「ああ、ここだ!原因がわかったよ。あんたのいう通りだ。縫い目のところだ・・・」
ここで聴かせるホッターの声の張り、躍動感はヴォータンでは聴けない物凄さを感じました。この場でのワルターの存在を知りながらザックスのけっして表に出さない悲しさ、心の動きが見事に伝わってきます。
その他第三幕冒頭の「迷いだ!迷いだ!」歌合戦最後での「ドイツのマイスターを尊敬して下さい」などの聴かせ所では朗々とした声を聞かせてくれます。

ワルター役はウィンドガッセン。ジークフリートがワルターを歌うのですから聴き応えがあります。最後にクリュイタンスの指揮。フランス系の指揮者がバイロイトに登場したのは彼が初めてであったのではないでしょうか。早めのテンポで熱のこもった演奏ですが重厚さは失われていません。ラベルなどのフランス物のスペシャリストと思いがちですが、ワーグナー指揮者としてももっと評価すべきではと思いました。
今回は思いがけない素晴らしい演奏に接し胸が一杯です。

「日本女子フィギュアスケート公認ブック2007-2008」

2007年10月21日 22時13分10秒 | 2007-2008年シーズン
「日本女子フィギュアスケート公認ブック 2007-2008」を購入する。
財務大臣は無言。嵐の前の静けさかな?カラー写真が多く大いに楽しむ。

荒川静香さんの「日本女子トップ選手07~08予想」でのコメント。

安藤美姫さん「チャンピオンの自覚が彼女をさらに強くする」
浅田真央さん「新しいチャレンジに五輪を見据える確かな視線が」
中野友加里さん「惜しむ事をしない努力で見につけた安定感はピカ一」 
鈴木明子さん「フレッシュなベテラン、今年一番の注目です」
太田由希奈さん「しなやかな滑りは世界のトップクラス」・・・その他五名のコメントあり。
的確なコメントで本当に参考になります。


「選手アンケート」で浅田真央さんのモットーに目が止まる。
 
「みんなを幸せにしたい」
自分がリンクの上で演技するという事の意味そして使命、それに向けての精進を超越した気持ちの持ち方に感慨無量になり考え込みました。私自身今の業界に身を投じて22年。今まで、いったい何をやってきたのだろうか?、自分は誰の為、何の為仕事しているのだろうか?厳しい数値が続いていて試行錯誤が続いているだけに目が覚める思いである。
浅田さんのモットーは今、自分(私の会社)に一番大切な事を教えてくれました。浅田さんの境地に感服し、私も少しでもその境地に近ずけるように精進していくつもりです。

「フィギュアスケートデイズ」の最新号は荒川静香さんの話題満載らしい。知らなかった!買わなければ・・・こちらを先に買うべきであった。いかに財務大臣様を納得させるか?これはむずかしい!





中野友加里さんの今シーズンのショート・プログラム。

2007年10月19日 16時19分08秒 | 中野友加里さん
中野友加里さんの今シーズンのフリーの曲は以前に記事で取りあげた「スペイン奇想曲」ですが、SPの曲はショパンの「幻想即興曲」で演奏はオリジナルのピアノ独奏との事。この曲は何と言ってもトリノでの荒川静香さんの印象もまだ強く残っていますし浅田真央さんのフリーとも重なりますが、中野さんが今シーズンに賭ける意気込みが伝わってきます。彼女なりの美しさ、凄さを早く見たいものです。

今日聴いたCD 10月19日

2007年10月19日 11時41分22秒 | 今日、聴いたCD
ラフマニノフ 交響曲第2番ホ短調 作品27(完全全曲版)

 アンドレ・プレヴィン指揮ロンドン交響楽団  (ラフマニノフ 交響曲全集より)
国内盤 EMICLASSICS TOCE-55324~25(録音)1973年

14日夜の「N響アワー」の放送でプレヴィン指揮の演奏で、この作品が取りあげられましたが第3楽章と第4楽章のみの放送で私が大好きな第1楽章が無く大変物足りなかったので今日は朝から全曲をじっくりと聴きました。この作品にはデュトワ指揮フィラデルフィア管弦楽団のCDも持っています。作曲者ゆかりのこのオケの輝かしい演奏もいいのですが、プレヴィン指揮ロンドン響のやや渋いですが落ち着いた演奏も大好きです。大好きな第1楽章は2度聴いてしまった。また第4楽章の美しい第2主題はいつ聴いても泣けてきます。

初めて聴いたラフマニノフの作品は多分ピアノ協奏曲第2番。同じロシアの作曲家でもチャイコフスキーとまた違ったメランコリーとノスタルジアに溢れたメロディーの美しさに魅せられ毎日この曲のレコード(ルービンシュタインのピアノ、オーマンディ指揮フィラデルフイア管の演奏)ばかり聴いていた時期がありました。(しかし今は3番の方が好きですが・・・2002年の冬季五輪のフィギアスケートの女子SPでミシェル・クワンが第三楽章のフィナーレに乗って見事なスパイダルを見せてくれた事を今も忘れません)

「N響アワー」で解説の池辺氏がバルトーク、R.シュトラウス、マーラー、シェーンベルク、シベリウスなどのラフマニノフと同時代の作曲家の名前の名前を挙げて、この時代がいかに凄かったか述べられていましたが、ロシアではストラヴィンスキーが「春の祭典」等でセンセーションを起こしていた頃にラフマニノフが正反対のような作品を生み出していた事にこの時代の面白さを感じます。

プレヴィン指揮のN響の演奏の全曲の放送が来月の9日衛星第2であるらしいので楽しみにしています。

ムラヴィンスキー。

2007年10月16日 23時43分14秒 | 名演奏家の思い出
10月14日の記事で指揮者ムラヴィンスキーにふれましたが知らない方もいるかもしれませんので簡単に紹介します。

エフゲニー・ムラヴィンスキー(1906生~1988年没 ソ連)
1924年レニングラード音楽院に入学。1938年ソ連指揮者コンクールに優勝。直ちにレニングラード・フィル(現在のサンクトペテルブルク・フィル)の音楽監督、主席指揮者に就任。時に35歳、没するまで約半世紀その地位に君臨した大指揮者。同国人の作品の初演を多く手がけたが、音楽院時代からショスタコーヴィッチと親交が深く交響曲では5番、6番、8番、9番、10番、11番、12番の世界初演を行っている。どうしてもチャイコフスキーやショスタコーヴィッチなどのロシア音楽のスペシャリストのように見られるが、ベートーヴェンやブラームスなどにも名演を残す。
来日は1973年レニングラード・フィルと初来日。その後も同フィルと1975年、1977年、1979年にも来日。なお私は1977年の東京公演を聴いています。機会があれば取り上げたいと思います。

プレヴィン指揮NHK交響楽団 その2

2007年10月14日 22時58分29秒 | NHK交響楽団
今晩の「N響アワー」は待望のプレヴィン指揮のラフマニノフの交響曲第2番。
しかし長大な曲のためか放送は第3楽章と第4楽章のみ。やはり全曲聴きたかった。特に第1楽章!この演奏会の直後、朝日新聞の批評に老いを感じさせる演奏だったと論評がありましたが私自身は老いは感じなかった。この大曲を指揮する情熱、パワーは見事の一言である。だからこそ全曲の演奏を聴いてみたい。

番組で紹介されましたが、プレヴィンに完全全曲版の演奏を勧めたのはムラヴィンスキーだった事は驚きである。二人のツーショット写真はあるのだろうか?興味津々である。またムラヴィンスキーはこの作品を指揮した事があるのだろうか?録音があればぜひ聴いてみたい。

(参考CD)
ラフマニノフ 交響曲全集 アンドレ・プレヴィン指揮ロンドン交響楽団
国内盤 EMICLASSICS TOCE-55324~25(録音)1973年~1976年

第2番は当然、完全全曲版。2枚組で3000円のお買い得品でした。今も入手できればよいのですが・・・

(情報)
ラフマニノフの交響曲第2番が演奏された第1600回定期演奏会は来月11月9日(金)午前10時より衛星第2放送「クラッシック倶楽部」にて放送予定です。

待望の日本語版DVD、ついに発売! しかし・・・

2007年10月12日 23時11分36秒 | フィギュアスケート
雑誌「ワールド・フィギアスケート」の最新号の裏表紙の広告に「Chanpion on Ice~華麗なるメダリストの競演~」というタイトルの全3巻のDVDの広告があります。今日、スルツカヤやクワンの名前に釣られてNO.3をAmazonで予約してしまいました。(本当は全巻欲しいのですが・・・)定価は5040円ですが今は特別価格の3730円でした。(ここが大事なポイント?)
財務大臣はまだ、この事を知りません。昨日の公休日にCDを4000円ほど購入したばかりです。昨日も購入したCDをチェックし、にらんでいました。
来週の今頃、私はどうなっているのでしょうか?
こわいよ~~!

中野友加里さんの今シーズンのフリー。

2007年10月11日 14時49分41秒 | 中野友加里さん
ピノ好き様から中野友加里さんのフリーの曲目がリムスキー・コルサコフの「スペイン奇想曲」という情報をいただきました。

>友加里ちゃんのフリープログラムですが、リムスキー・コルサコフの「スペイン奇想曲」で、第四楽章と第五楽章を繋いだ構成とのことです(実際に観た方からの報告)。ブロック大会ではトリプルアクセルも決めて凄かったらしいですよ。

今日、ネットでいろいろ写真を探してみたのですが、まだ無いようです。異国情緒あふれたこの作品をどのように演ずるか?特にあの美しいドーナツスピン、また世界選手権でも見せてくれた素晴らしいステップはどの場面で見られるのでしょうか?昨シーズンのプロコフィエフ「シンデレラ」から引き続いて音楽ファンも楽しませてくれるでしょう。
4、シェーナとジプシーの歌
 アンダルシアのジプシーの歌による2つの主題が用いられている。
5、アストゥリアのファンタンゴ
 アストゥリア地方に伝わる舞踊音楽ファンタンゴによる華やかな終曲。

フィナーレはとにかく物凄い盛り上がりになると思はれます。とにかく「凄かった」との事なので期待がふくらむばかりです。また衣装も楽しみです。


「雨に唄えば」

2007年10月10日 00時34分25秒 | 映画
NHK衛星第2放送の衛星映画劇場でミュージカル映画「雨に唄えば」を見る。
見終えて胸が一杯になる。映画の楽しさ、ミュージカル映画の楽しさに満ち溢れている。MGMのミュージカル映画には傑作が目白押しですが、この作品はまさに頂点の作品でしょう。

ジーン・ケリーが雨の中で唄い踊る有名なシーンは、もちろん素晴らしいのですが共演のドナルド・オコナーの踊りも素晴らしい。二人の踊りでは特に最初のヴァイオリンを持っての踊りが本当に凄い!まさに至芸と言いたくなります。また後半の「ブロードウェイ・メロディ」でのジーン・ケリーのダイナミックな踊り。特別出演?のシド・チャリシーの妖艶さも忘れる事が出来ません。
そして、この映画のヒロインのデビー・レイノルズの美声。その歌声のしびれます。

唄そして踊り、まさに見所満載。今度休みの日には「ザッツ・エンターテイメント」の3部作のDVDをゆっくり見ることにしましょう。

プレヴィン指揮NHK交響楽団

2007年10月08日 00時43分35秒 | NHK交響楽団
フィギアスケートの放送に続いてNHK教育放送の「N響アワー」を見る。久しぶりにプレヴィンの登場。8年ぶりの登場で年齢も78歳との事で画面を見て齢をとったなあと感じたが、流れてきた音楽は生き生きとして年齢を感じさせなかった。最近はウィーンフィルの定期演奏会にも名前が無いので心配してましたが、まずは一安心。ウィーンフィルとはメンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」全曲の素敵な録音が忘れられません。こちらのコンビの最新録音も聴きたいところです。

最初のK491ハ短調のピアノ協奏曲。久しぶりに聴きましたが、モーツァルトのピアノ協奏曲ではこの曲が1番好きです。解説の池辺氏も述べられていましたがモーツァルトの短調の作品には独特なものがあります。なおもう一つの短調のピアノ協奏曲は第20番二短調K466です。

後半の交響曲「リンツ」全曲。演奏が良かっただけに全曲聴きたかった!特に第4楽章の流れるような演奏は素晴らしいと感じました。またオケも普段より指揮台の近くに並んでいて少しでも多く指揮者の意図をくみ取ろうとする意欲を感じました。

来週の放送はいよいよプレヴィンがデビューした時から得意のラフマニノフの交響曲第2番。数年前、来日予定でしたが病気でキャンセルされた時、この交響曲が演奏予定だったので大変落胆しただけに楽しみです。