オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

世界選手権に向けて

2011年12月29日 22時24分07秒 | 2011-2012年シーズン
今日、スカパ!のチャンネルの契約を変更する。
GPシリーズの放送も終わったので、テレ朝チャンネルを止めて、いよいよ来年3月の世界選手権に向けてJ SPORTSと契約する。
さっそく、来月1月、全米選手権と欧州選手権の放送があります。
地上波のフジ系列で放送された全日本選手権の放送は、しつこいくらいの、おさらいとCMにうんざりしました。
やはり、ノーカットでじっくりと演技を見せて欲しいものである。
全米選手権と欧州選手権の男女のシングルは生中継である。
全日本選手権は生中継でなく、全米選手権と欧州選手権は生中継。
たいへんな矛盾を感じます。
欧州選手権ではラウラ・レピストは登場するのかな?
また全米選手権ではアリッサ・シズニーのケガからの復調が気になります。
全日本選手権のエキシビション(メダリスト・オン・アイス)は、ぜひノーカットで見たいものです。


以上、今年最後の更新となりました。
新年は、今日、BS日テレで放送された「氷上の系譜~日本フィギュアの挑戦」を見ての感想からスタートになるかと思います。
そして皆様には、今年も、たいへんお世話になりました。
来年もよろしく御願い申し上げます。
何卒、良いお年をお迎え下さい。


今日聴いたCD,12月28日

2011年12月28日 16時25分03秒 | 今日、聴いたCD
①J・シュトラウス2世 喜歌劇「こうもり」序曲 ウィリー・ボスコフスキー指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(デッカ盤)
②R・シュトラウス   歌劇「影のない女」より第3幕 カール・ベーム指揮ウィーン国立歌劇場管弦楽団(1977年ウィーン国立歌劇場でのライブ録音 ドイツグラモフォン盤)
③ワーグナー 楽劇「神々の黄昏」より第3幕 ハンス・クナパーツブッシュ指揮バイロイト祝祭管弦楽団(1951年バイロイト音楽祭でのライブ録音 TESTAMENT盤)

今日は今年最後の公休日である。次の公休日は1月4日である。来年も正月気分も無いまま仕事に追われ、また1年間を終えるのかと思うと、本当に空しくなる。年賀状もまだ書いていない。今日中に書かなくてはならない。
朝一番、病院へ高血圧の薬を取りに行く。待合室で週刊新潮を読んでいると、「がんばってる東北の農家」のページで荒川静香さんがイチゴの生産者の方と並んでいるカラー写真。荒川さんが地味ですが、たいへん素晴らしい活動をしているのを知って嬉しくなる。荒川さんの笑顔に何か勇気が湧いてくる思いがしてきました。

今日が、実質、今年最後のCDを聴くことが出来る一日。
最初にやはり喜歌劇「こうもり」序曲を聴いてしまった。今年、一番、嬉しかったのは、鈴木明子さんが、この曲をフリーで取り上げたこと。来年のニースの世界選手権では、何卒、この曲で最高の演技を!神様に祈るばかりである。

一年最後の聴き納めとなると、ほとんどのクラシック音楽ファンの方々はベートーヴェンの第9でしょうね。
しかし私はやはりオペラ。それも聴き応えのある長大な作品を選んでしまった。やはり私は変?
だがワーグナーの「神々の黄昏」で終えるのも私らしくて、いいかもしれない。
どうも、昨年から私も人が良すぎたのか、他人様の意見に耳を貸し過ぎかもしれない。
所詮、音楽鑑賞は自己満足の世界。
来年も自分自身の聴きたいもの、興味のあるものをガンガン聴いて行きたい。
どんな録音との出会いがあるか楽しみである。
今日の夜中、NHKのBSでミラノ・スカラ座の楽劇「ワルキューレ」の公演の放送があります。
昨晩の「ラインの黄金」は、なかなか面白かったので期待大である。
スカラ座のオケによるワーグナーの演奏は、なかなか良いですよ。

2011年、全日本選手権 男子フリー

2011年12月27日 22時30分31秒 | 2011-2012年シーズン
今日は落ちいて、今頃、全日本選手権の男子シングルのフリーを見ました。
小塚崇彦さんの「風のナウシカ」の音楽での演技。
良かったなあ。本当にいい選曲。
何か風格すら感じさせるものがありました。
そして何と言っても羽生結弦君。
羽生君ほど今シーズン、大きな成長を感じさせたスケーターはいない。
今年の1月、大阪でのスターズ・オン・アイスで羽生君の演技を見ましたが、残念ながら、あまり印象に残っていません。
しかし、8月のフレンズ・オン・アイスでは、その質の高い演技に、たいへん驚かされました。
演技での技の一つ一つに気迫を感じ、たいへんな存在感を感じさせてくれました。
初めての世界選手権の出場となりますが、GPファイナルの経験もあり、期待が高まります。

2011年メダリスト・オン・アイス

2011年12月26日 22時34分50秒 | 2011-2012年シーズン
今日は帰宅すると、すでに「メダリスト・オン・アイス」の放送は既に終わっていた。
CMを早送りしながら録画を見ました。

今井遥さん、素敵!
プログラムは「朝からゴキゲン」
おじさんもゴキゲン。
来シーズンは、今シーズン以上に今井さんの演技に力が入りそうです。

ペアの高橋成美さん&マーヴィン・トランはプレスリー
こちらもゴキゲン!

ジュニアの宮原知子さんはシャンソン。
また表現力のある若い力の台頭をみることが出来ました。

そして浅田真央さんの「誓い~ジュピター」
今年のフィギュアスケートを締めくくるに、ふさわしい最高の演技。

早くノーカットで放送を見たい。
それにしても、やっぱり実際に会場で見たかった!

2011年、全日本選手権 女子フリー

2011年12月25日 22時29分28秒 | 2011-2012年シーズン
大急ぎで職場から帰宅すると、テレビでは鈴木明子さんの演技が始まる直前だった。
ジャンプのミスは本当に残念でしたが、演技全体を見ると、やはり他の選手と比べて次元が違うものを強く感じました。
思えば同じ大阪の、なみはやドームで初めて鈴木明子さんの演技を見て、あれから4年。
人間はここまで成長できるのかと感無量の気持ちで一杯である。
フィギュアスケートの競技者として26歳と言う年齢は厳しい時である。
しかし、鈴木明子さんの演技には、もっとやれる、もっと凄い演技が出来るという伸びしろ、期待感を抱かせてくれる。
まさに驚きである。
今日の「こうもり」の演技を見たあと、4年前の「タイタニック」の演技を思い出しました。
ここまで来るとは!あの4年前、なみはやドームのスタンド席で座っている自分自身に思いを馳せました。
本当に、鈴木明子さんと言うスケーターを、自分の目で見て知ることが出来た、そして、今日に至ったことに、私は本当に幸せだと痛感しました。
いよいよ次は世界選手権!
最高の「こうもり」!そして、この私の大好きな曲で最高の演技を!

浅田真央さん。
誰よりも美しかった。一番、美しかった。
鈴木明子さんの気迫あふれるステップ。そして浅田真央さんの美しいステップ。
これこそ順位や得点では現すことの出来ないフィギュアスケートの面白さ、魅力、そして神髄。
浅田真央さんの昨日のSPの演技は本当に心がこもっていた。そして今日のフリーの演技も。
厳しい演技の中に、心のこもった演技を見せてくれる浅田真央さん。
ソチ冬季オリンピックという目標に向かって着実に階段を一歩一歩、上がっていることを確信することが出来ました。

その他では、個人的には今井遥さんの演技に魅かれました。
本当に成長したなあ。それを実感できました。いいスケーターになったなあ。
そして美しくなりました。
さらに佐藤有香さんの元で研鑽を積んで、来シーズン以降、さらに飛躍するでしょう。

今日の放送は、きちんと録画しているので仕事の休みの日に、じっくりと見る事にしましょう。
ジュニア勢の演技が楽しみです。









2011年、全日本選手権 女子SP

2011年12月24日 21時28分49秒 | 2011-2012年シーズン
今日は、朝5時50分に、タイムカードを押す。
眠たいぞ~!
そして、夜8時前に、慌てて帰宅する。
そして全日本選手権の女子シングルのSPを見るため、テレビの前に座り込む。
ジュニアの精鋭たちの演技は終わっていた。後日、録画でゆっくりと見ましょう。

石川翔子さん  ステップでの転倒が残念!それ以外では安定した演技。フリーでの荒川静香さん振付の「ミス・サイゴン」に乞うご期待!
村上佳菜子さん 今シーズンで一番の演技。明日のフリーは最終滑走。たいへんなプレッシャーだと思いますが、乗り越えて欲しい。
西野友毬さん  昨シーズンと同じプッチーニの歌劇「ジャンニスキッキ」から「私のお父さん」。私の大好きな音楽。水色の衣装も素敵。うっとりとして見ました。
今井遥さん   メンデルスゾーンの「無言歌」。こちらも音楽で私を虜になりました。今シーズンで一番の演技だったのでは?キス&クライでコーチの佐藤有香さんと並んでいる姿を見ただけで嬉しくなった私です。
浅田真央さん  SPは2位でしたが、GPシリーズ・ロシア大会の演技より、今日の演技の方が私は好きです。本当に心のこもった演技。フリーの「愛の夢」も心に残る演技になりそうです。
鈴木明子さん  ジャンプのミスは残念でしたが、それ以外は、さすがの演技でした。鈴木明子さんはSPが不本意な時は、フリーは、いつも凄いので、明日の「こうもり」は凄い演技になるような予感。

各スケーターの皆さんの演技後、リンクサイドで、おっさんが花束を渡している姿あり。
おっさんの私も渡したかったぞ!
明日のフリー。
最終グループの時は凄い雰囲気だろうな。
もう一度、その中に自分の身を置いてみたい。
おっさんの私も大阪へ行きたかったぞ!

2011、GPファイナル アイスダンス

2011年12月23日 16時31分50秒 | 私はアイスダンスが大好き!
今日は午後よりCSのテレ朝チャンネルで、この前のグランプリ・ファイナルでのペアとアイスダンスがショートとフリー、全て一気に放送されました。
そして、その中で、やはりアイスダンスのフリーダンスが一番、見応えがありました。
これだけのものを地上波やBSで見ることが出来ないのは、残念を通り越して不幸である。
現在のアイスダンスはメリル・デイビス&チャーリー・ホワイトとテッサ・ヴァーチュ&スコット・モイヤの2強が飛びぬけている。デイビス&ホワイトの「こうもり」、ヴァーチュ&モイヤの「パリの恋人」を続けて見ることの出来る幸せ。いつまでも続いて欲しいと思うばかりであった。
とにかく一度でも良いから地上波かBSで紹介して欲しいと思うばかりである。

3位はナタリー・ペシャラ&ファビアン・ブルザ。このカップルは昨シーズン、フリーでの「チャップリンメドレー」で私を大いに酔わしてくれましたが、今シーズンのプログラムは少々凝り過ぎて楽しくない。やっぱりアイスダンスは楽しくなくては・・・。

4位はケイトン・ウィーバー&アンドリュー・ポジェ。同じカナダのヴァーチュ&モイヤの陰に隠れて何かと損な立場ですが、たいへんな実力者です。私は3位のペシャラ&ブルザの演技より、こちらの演技の方が優雅で美しく好きです。またショートダンスでのウィーバーのトラ模様の衣装には悩殺されました。

5位はマイア・シブタニ&アレックス・シブタニの兄妹コンビ。結果は5位でしたが悪くはなかった。グラン・ミラーの音楽。昔の良きアメリカを彷彿させるものがありました。

最後に解説のあり方。
今回の放送で残念だったのは演技中の解説が邪魔だった。しゃべりすぎ!
音楽の一番いいところで何度かさえぎられて興ざめすることもあった。また、その解説も荒川静香さんのようにポイントを押さえた適格なコメントだったら良いのですが、時には演技のアラ捜しをしているように聞こえ、私には邪魔な解説でした。
思い出すのは、今年の春の世界選手権のJ SPORTSでの藤森美恵子さんの解説である。
藤森さんはデイビス&ホワイトとヴァーチュ&モイヤの演技中は一切、解説をしなかった。
このくらいの見識を持ってほしいものである。

来年の世界選手権ではデイビス&ホワイトとヴァーチュ&モイヤがどこまで究極の演技を見せてくれるのか。また、この2強に続くのは誰か!
楽しみです。

今日聴いたCD 12月23日

2011年12月23日 14時58分50秒 | カール・ベーム(没後30周年)
R・シュトラウス 歌劇「ナクソス島のアリアドネ」(全曲) カール・ベーム指揮ウィーン国立歌劇場管弦楽団(1976年ウィーン国立歌劇場でのライブ録音 ORFEO盤)

今年は私の大好きな指揮者のカール・ベーム没後30年の節目の年でした。本当は以前の朝比奈隆の時のブルックナーように、集中的に取り上げたかったのですが、頓挫してしまった。朝比奈隆の時と違って、仕事の配属先が変わり仕事の忙しさも桁違いとなり、余裕が無くなったためかもしれません。モーツァルト、R・シュトラウス、ワーグナー、ベルクとベームには、たくさんの切り口があります。余裕が出たら改めて集中的に取り上げるつもりです。

そして没後30年が終わろうとしている時に、たいへんなお宝録音が登場しました。ウィーンでの歌劇「ナクソス島のアリアドネ」のライブ録音である。ベームのこの世を去る5年前の録音。
グゥンドラ・ヤノヴィッツ、ジェームズ・キング、エディタ・クルベローヴァ、アグネス・バルツァ、ヴァルター・ペリー、エーリッヒ・クンツと言った選び抜かれたそうそうたる歌手たちの顔ぶれ。

このCDを聴きながら数年前に購入したDVDの解説書のコメントを思い出しました。

「ベームほどこのオペラを愛した指揮者はいなかった。ベームほどこのオペラで評価された指揮者はいなかった」

たった37人のオーケストラ奏者と一流歌手たちによって生まれるオペラの世界。R・シュトラウスのオペラの持つ透明感と陶酔感。「オペラ」のフィナーレの高揚感は何と表現したらよいのでしょうか?まさにホーフマンスタールとR・シュトラウスが生み出した魔法の世界。それを誰よりも知り抜いていたベーム。今後も、これだけ知り抜いた指揮者は、もう登場しないであろう。
今回の1976年のライブ録音でも、これらを余すことなく聴くことが出来た。ベームの最晩年を飾る見事な録音である。

歌手では、やはりツェルビネッタ役の若き日のエディタ・クルベローヴァが素晴らしい。「オペラ」で歌われる「偉大な王女様」での超絶的なコロラトゥーラは聴いていて本当に我を忘れます。
また序幕で登場する作曲家役のアグネス・バルツァも最高である。このバルツァにペリーやクンツが絡むのだから、超贅沢である。そしてクルベローヴァとの2重唱は、正に陶酔感の極致である。

昨日、ネットで手配していた何組かのCDが届きましたが、残念ながら一番聴きたかったケンぺ指揮の「ドイツ・レクイエム」のCDが、まだ含まれていなかったので、少々ガックリしましたが、このCDを聴いて、その残念さも吹っ飛びました。
ベームの録音と言えばベートーヴェンやブラームスなどの交響曲の録音ばかりが取り沙汰されますが、私は「R・シュトラウスのオペラを聴かずしてベームは語れない」と声を大にして言いたい。
また私の本音が出てしまいました。申し訳ございません。

浅田真央さんの記者会見

2011年12月22日 23時23分23秒 | 2011-2012年シーズン
今日の夜、テレビの「報道ステーション」で浅田真央さんの記者会見を見ました。

思ったより明るい表情で、そして元気そうで安心しました。

直前となった全日本選手権の目標を聞かれて「優勝」とは答えず、「グランプリシリーズの時より良い演技をしたい」と答えた浅田真央さん。

やはり、いろいろなことが真央さんの脳裏の中を走っているのであろうか?

そして「全日本選手権の欠場は考えなかった」と答えた真央さん。やはり強い!

逆境に強い、浅田真央さんです。きっと天国のお母さんも喜んでくれる演技を披露してくれるに違いありません。

せっかく大阪で開催される全日本選手権。

仕事で行けないのが本当に残念!

今日聴いたCD,12月21日

2011年12月21日 15時31分45秒 | 今日、聴いたCD
①ベートーヴェン 交響曲第3番変ホ長調「英雄」 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1944年ウィーンでの録音 GRANDO SLAM盤)
②グラズノフ   交響曲第5番変ロ長調 ワレリー・ポリャンスキー指揮ロシア国立交響楽団(2002年モスクワでの録音 BRILLANT CLASSICS盤)
③チャイコフスキー バレエ音楽「白鳥の湖」より第3幕、第4幕 アンドレ・プレヴィン指揮ロンドン交響楽団(1976年録音 EMI盤)

今年はフルトヴェングラーの録音をかなり集中して聴きました。EMIから21枚のCDによる録音集を手にしたという理由が大きかったかもしれません、特に、聴き慣れていたベートーヴェンやブラームスの録音は今までの思いをリセットして新しい気持ちで聴き直しました。こういうことも大切でしょう。そして感動を新たにしたというべきでしょう。
また面白いことに、フルトヴェングラーの録音を聴きこむことによって、フルトヴェングラーと対極的存在と思われているトスカニーニの魅力にもひきつけられるものがありました。このことはLPレコードの時代では考えられないことで、まさにCDの恩恵と言ってよいでしょう。
私はベートーヴェンの9曲の中で一番好きな作品はどれ?と聴かれたら、迷わず「英雄」と答えるでしょう。この作品の持つスケールの大きさ、音の広がりは昔から私をひきつけています。
今日聴いたフルトヴェングラーの録音はウィーンフィルとのEMIでの録音でなく、1944年録音の「ウラニアのエロイカ」と言われているもので、米ウラニアのLPレコードから復刻したものである。時たまチリチリノイズがありますが、気にはなりません。
1952年のEMIでの録音も雄大な素晴らしい演奏ですが、この1944年の録音は、もっと凄い。第1楽章の冒頭の部分だけでも、凄い気迫、エネルギーの固まりである。ウィーンフィルがフルトヴェングラーの指揮のもと、必死に演奏していると言っても過言ではありません。
この作品の持つ貴高さ、気品、そして第2楽章の悲しさなど、全てが語られている。
1944年という時代背景もあるに違いありません。
やっぱりフルトヴェングラーのベートーヴェンは凄いね!

ロシアの作曲家の交響曲と言えば誰もがチャイコフスキーの作品だと思います。しかし、私は最近、チャイコフスキーの交響曲はサッパリ聴かなくなりました。バレエのDVDはしょっちゅう観ているのですが・・・。
理由はやはりグラズノフを知ったからでしょう。今日聴いた交響曲第5番の魅力は何と表現したら良いのでしょうか?特に第1楽章と第3楽章の、いじらしく懐かしさを憶える哀愁の満ちたメロディー。これらはエルガーやディリアスなどのイギリス音楽に共通するものを私は感じてしまいます。

「白鳥の湖」の録音ではフランスの名指揮者ピエール・モントゥー指揮ロンドン交響楽団による気品あふれる演奏のハイライト盤(フィリップス)が忘れられません。モントゥーが全曲録音を残さなかったのは本当に残念です。しかしこのプレヴィン盤は、その残念さを忘れさせるものがあります。オケはモントゥーと同じ、ロンドン交響楽団。そしてプレヴィンはモントゥーの指揮の弟子である。そう言えばモントゥーはブラームを得意としていたことを思い出しました。この前、テレビで放送されたプレヴィン指揮NHK交響楽団のブラームスの「ドイツ・レクイエム」の名演。何か目の見えないものでつながっているのでしょう。
チャイコフスキーのバレエはDVDで観ることが多いのですが、CDで音楽だけ聴いていても、あらすじや劇的効果など全てが音楽だけで語られていることを強く感じました。
やっぱりチャイコフスキーは私にとってバレエ、劇場音楽の作曲家です。

さて、今年もあと僅かになりました。私の公休日も今日を含めて3日を残すのみ。出来る限り、時間があれば手持ちのCDを聴いていきたいと思っています。







   

12月の「荒川静香Friends+α」

2011年12月19日 22時08分28秒 | 荒川静香さん
昨日放送されたCSの日テレプラスで放送の12月の「荒川静香Friends+α」のテーマは今年の「フレンズ・オン・アイス」の裏話である。
音響、照明などアイスショーには欠かせない裏方さんがクローズアップされました。
特に、今年にショーの最後、荒川静香さんがスモークの中から登場する場面の苦労話には特に興味深いものがありました。

また番組では、過去の「フレンズ・オン・アイス」からのベスト・セレクションが放送され、2008年のグループナンバー「オペラ座の怪人」と「荒川静香メドレー」が、たっぷりと放送されました。
2008年の公演は、私が初めて生で「フレンズ・オン・アイス」を見た時である。その公演の内、2つのプログラムが今回、放送されたという事は、いかに誰もが忘れることが出来ない公演だったか!という事でしょう。そして私は、とんでもないものを見てしまったと言えます。
「オペラ座の怪人」では時間は短かったですが荒川静香さんと中野友加里さんのコラボがあり、今も忘れることが出来ません。正に私の心の1ページです。

来月の「荒川静香Friends+α」のゲストは本田武史さんと田村岳斗さんです。荒川静香さんも加わって楽しい話が聞けそうです。

アメリカの荒川静香さん

2011年12月17日 22時13分36秒 | 荒川静香さん
Caesars Tribute II: Shizuka Arakawa


アメリカの荒川静香さん。

お風邪を召している方も、この映像を見て元気になってくださんせ。

それにしても本当に美しい!

何か引き込まれそうです。


さて明日の夜9時からCSの日テレプラスで「荒川静香Friends+α」があります。

この日は、これまで放送された第1回から新作第4回まで一挙放送です。

荒川静香さんのファン必見です。

いや、全てのフィギュアスケートを愛する方々に見て欲しい番組です。

今日聴いたCD,12月16日

2011年12月16日 16時10分38秒 | 今日、聴いたCD
①ディーリアス ヴァイオリン協奏曲 イェフディ・メニューヒン(Vn)メレディス・デイヴィス指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
②ディーリアス ヴァイオリンとチェロのための協奏曲 イェフディ・メニューヒン(Vn)ポール・トルトゥリエ(Vc)メレディス・デイヴィス指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
③ディーリアス チェロ協奏曲 ジャクリーヌ・デュ・プレ(Vc)マルコム・サージェント指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(以上EMI盤)
④ヨハン・シュトラウス2世 喜歌劇「こうもり」序曲 ウィリー・ボスコフスキー指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(デッカ盤)
⑤ボロディン  歌劇「イーゴリ公」より「ダッタン人の踊り」 ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団(ボロディン交響曲全集より BRLLANT盤)
⑥シューベルト 交響曲第9番ハ長調「ザ・グレート」 カール・ベーム指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(シューベルト交響曲全集より 1963年録音 ドイツグラモフォン盤)

①~③は現在、聴き続けているディーリアス全集から6枚目のCD。協奏曲ばかり集めたもの。たいへん期待していましたが、ややガッカリ。どうしても最後に収録されていたデュ・プレの演奏するチェロ協奏曲が強く印象に残ってしまい、他の2曲は、どうも印象が薄い。チェロ協奏曲のみLPレコード時代(エルガーの協奏曲のレコードの裏面)から、よく聴いているのだが、皮肉にも一番、印象に残ってしまった。やはり大好きなデュ・プレの演奏の魅力からであろう。他の2曲は日を改めて聴き直すことにしましょう。

気を取り直してフィギュアスケートの関連の曲を2曲聴く。昨晩はアイスダンスのメリル・デイビス&チャーリー・ホワイト組のロシア大会でのフリーダンス「こうもり」の演技の録画を4度、飽きもせず繰り返して見ました。見れば見るほど凄い。たいへん高度な技術盛り沢山であるが、ウィンナーワルツの魅力が失われていないのが本当に素晴らしい。リンクが本当に華やかに見える。
そのデイビス&ホワイトの演技を見た余韻を噛みしめるようにウィーンフィルの演奏を聴きました。

最後にシューベルト最後の交響曲を聴く。何か熱病にうかされた時、持って生まれたメロディーが湧き出てきているような作品。この作品は昔から好きな作品で、一番好きな録音はフルトヴェングラー指揮ベルリンフィルによる1943年のライブ録音。まさにフルトヴェングラーの神がかりで狂ったような燃えに燃えた演奏。
ただ、録音の良いものを聴きたいと思った時はベーム指揮ベルリンフィルの録音に手が伸びます。
1963年の頃のベルリンフィルは、まだ現在のようなインターナショナル的でなく、ドイツ風のドッシリした響きが残っていて、ベームの指揮にピッタリのサウンドを聴かせてくれます。第4楽章の何かたたき込んでいくような迫力は、さすがベームである。

ところで仕事が休みの日は1枚でも多くのCDを聴きたい、聴こうとしています。本当は大好きなオペラの全曲CDをじっくりと聴きたいのが本音ですが、時間が足りないのが残念です。
自分が聴いているCDの数々は他人様から見ると、最悪のものかもしれません。しかし、音楽や演奏は多数決ではありません。自分自身が良いと思ったもの、自分自身の感性に合ったものを素直に聴いて行きたい。
今日もネットで朝比奈隆が指揮した管弦楽作品の未発表音源を集めたCDを予約しました。この中にはチャイコフスキーの「弦楽セレナード」やウィンナーワルツが3曲含まれていて本当に楽しみにしています。
朝比奈隆が亡くなって、かなりの年月になるのに、まだ朝比奈隆の演奏を聴いているのかと、バカにされるかもしれません。しかし朝比奈隆の演奏には、それだけの魅力と大きな感動があり、私は死ぬまで追い続けるでしょう。一人の演奏家に心酔することは、それだけの覚悟と誰にも負けない愛する気持ちを持ち続けなくてはいけません。朝比奈隆の晩年の演奏だけを聴いてワーワー騒いでいた連中は、何処へ行ったのでしょうか?今、何を聴いているのでしょうか?(これは晩年のベームにも同じことが言えます)
当ブログに、時々、コメントしてくださる方に女性指揮者の西村智実さんの熱心なファン方がいらっしゃいます。(今月、西村智実さんは高松へやってきますが、仕事の都合で行けないのが残念)
ご本人のブログを読んでいると、昔、私が朝比奈隆を知った頃とダブルものがあり嬉しくなります。
有名演奏家、巨匠たちのCDを並べて名盤選びするより、西村智実さんのファンの方のような音楽ファンの方が私は好感を持ちますし、私も、これからも、そうありたいと思っています。
一人の演奏家と出会い、終生、聴き続けることの尊さ、貴重さ。そして自分自身も成長して行く。私は朝比奈隆によって、これらを教えてもらいました。そして、これからも続くでしょう。
本日は、かなり私の本音をコメントしてしまいました。
不愉快な点あれば、どうかご容赦下さい。


N響の「トゥランガリーラ交響曲」

2011年12月15日 22時27分34秒 | NHK交響楽団
この前の日曜の早朝のNHK・BSでのNHK交響楽団の定期演奏会の放送は、アンドレ・プレヴィン指揮でメシアンの大曲「トゥランガリーラ交響曲」でした。そして、やっと録画を見ることが出来ました。
とにかく面白かった。そして刺激的だった。大昔、私がクラシック音楽を聴き始めた頃は、メシアンの作品は、私にとって超前衛的な作品でした。しかし、今はスッと入っていける。時代の流れでしょうか?それとも、武満徹の作品をかなり聴いてきたので違和感がなくなったのでしょうか?
この作品は1949年、バーンスタイン指揮ボストン交響楽団によって世界初演が行われているので、すでに半世紀以上も前の作品である。
さて、このN響の定期公演ですが、プレヴィンはブラームスの「ドイツ・レクイエム」の時と同様、ステージに登場した時は歩行器を押しての登場で老いを感じさせるものがありましたが、いったん指揮を始めると、そんなこと吹っ飛ぶ演奏である。
たいへん大がかりな編成のオケの指揮である。たいへんなエネルギーが必要である。それだけのエネルギーがプレヴィンにはあった!けっして枯れていない、老いを感じさせない見事な演奏である。
第5楽章「星々の血の歓び」や第10楽章「終曲」の盛り上がりは本当に凄い。N響の実力を見せつけらました。来年2月の高松公演のラフマニノフの交響曲第2番(尾高忠明指揮)が本当に楽しみです。
なお「トゥランガリーラ交響曲」の日本初演は1962年、若き日の小澤征爾指揮NHK交響楽団によってであった。放送録音は残っているのであろうか?日本のオーケストラの演奏史を知る上でも、ぜひ聴いてみたい。