オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

映画「モスラ」

2009年11月30日 16時40分26秒 | 映画
最近、書店にて2週間おきに「東宝特撮映画セレクションDVD」が発売されている。1セット1990円の超お買い得価格である。創刊号は「ゴジラ」で、すでに5刊発売されている。
小学生時代、ちょっとした怪獣博士だった私は歓喜の声を上げて、財務大臣閣下の白い目も何のその。ひたすら購入しています。
東宝の怪獣映画は昭和29年の「ゴジラ」から昭和43年の「怪獣総進撃」までが一つのピークだと思います。私にとっての怪獣映画もこの期間の作品に尽きると思います。
怪獣映画も多数封切られましたが、私は怪獣同士のバトル物より一匹だけ怪獣が登場する作品の方が好きです。第1作目のため新鮮さがあり、また怪獣の特色や時代背景すら強く強調され面白い。
「ゴジラ」の第1作は原水爆の恐怖が大きなテーマになっていますが、これ以降のコジラが登場する作品は、だんだんと、このテーマが希薄となりコジラ対他の怪獣とのバトルが中心になってしまった。
さて、このDVDコレクションの最新号は「モスラ」である。
ゴジラが登場する作品には無いファンタジー的雰囲気を漂わせている。それでいてモスラの幼虫、さなぎ、そして成虫へと変化していく面白さがあり、特に幼虫が東京タワーが破壊する場面は圧巻である。モスラが登場する作品は後年、多数作られたが、この「モスラ」第1作の面白さは無くなっている。
そして「モスラ」が他の東宝怪獣映画とまた違った印象を与えられる、もう一つの要因として音楽もあるのではないかと思われます。
「ゴジラ」から「怪獣総進撃」までの作品の音楽のほとんどが伊福部昭が担当しています。例外として「モスラ」と「ゴジラ・モスラ・エビラ・南海の大決闘」の2作品が他の作曲家に委ねられています。(「ゴジラの逆襲」も?)
「南海の大決闘」の音楽は佐藤勝である。佐藤勝は言わずと知れた黒澤明監督作品などでの映画音楽の巨匠である。
そして「モスラ」は何と古関裕而である。古関裕而は「長崎の鐘」や「君の名は」など流行歌の作曲家として有名であるが「モスラ」では彼のオーケストラ音楽を聴くことが出来ます。
調べてみると古関裕而はストラヴィンスキーやR・コルサコフに傾倒して、20歳前後に独学で勉強し作曲したオーケストラ作品のバレエ音楽「竹取物語」が昭和4年の英国国際作曲コンクールで第2位に入賞するという大快挙を成し遂げたが、当時、日本ではクラシックの作曲家を受け入れる土壌がまだ無い時代だってため流行歌の世界に身を投じたようである。
「モスラ」ではオーケストラ音楽への才能の片鱗を聴くことが出来ると言えるでしょう。また「モスラ」では小美人に扮したザ・ピーナツの歌う「モスラの歌」が有名で流行歌作曲家としての一面も併せて見せています。
私が所持しているCDに声楽家の藍川由美による「古関裕而歌曲集」(DENON盤)がありますが、その解説書の写真の中で戦前来日した大指揮者ワインガルトナーとの写真があり古関裕而のクラシック音楽への思いが伝わってきます。なお「古関裕而歌曲集」のCDでは最後に収録されている「長崎の鐘」がまさに涙物である。正確な日本語と美しいメロディが、余計なものが取り払われ、見事な歌曲として感動的によみがえっています。
映画音楽の作曲家としての古関裕而ももっと知りたいものがあり、他の作品があれば、きちんと見てみたいものです。


「怒りの日」

2009年11月30日 00時11分01秒 | 私事
今日は、今まで経験したことがない、とんでもない一日となった。
仕事から帰宅して、時間が経てば経つほど怒りが込み上げてきた。
今日の午後、店に「午後3時に店を爆破する」という電話が事務所に入り、警察の指導もあり、全てのお客様を屋外の駐車場に避難させて、店内で不審物の捜索である。パトカーが6台も来た。
今まで火災の避難訓練は何度か行ってきたが実際にお客様を誘導したのは初めてである。緊急放送を聴いた直後は、さすがに体が硬直したが、その後は我ながら冷静だった。
3時を過ぎても何も起こらなかった。また誘導時、パニックも無く、けが人も出なかったことが一番、安堵した。
店に対する、嫌がらせとしか考えられない。これから警察が捜査してくれるでしょう。
ただ一番嬉しかったことは安全宣言が出て営業が再開されるまでの約1時間、多くのお客様が駐車場で待ってくれていたことである。続々とお客さまが店内に戻ってきてくれている様子を見て本当に涙が出る思いであった。改めて自分の使命の大切さを痛感したしだいである。
夕方のテレビのローカルニュースでは早々と報じていたらしい。
それにしても犯人に対しては激しい怒りを感じるばかりである。警察による早い検挙を望むばかりである。




私事2題

2009年11月26日 09時10分20秒 | 私事
私事その1
いよいよ私の娘が来年1月成人式である。先週、成人式の記念写真の為、前撮りを行いました。美容院で振袖を着付けしてもらい写真屋へ行く。
スタジオでカメラマンの要望でいろいろとポーズをとる娘の姿を脇から見ていて、いろいろな事が頭の中で交錯して何か熱いものが込み上げてくる。
考えてみると私の父は私の妹の成人式の振袖姿を見ることなく世を去っている。やはり無念だったに違いない。
そして年月が経って私は娘の振袖姿を見る事ができた。私の亡き父の思いと重なるものが湧いてきて感無量の気持ちである。
娘は現在、短大の2年で就職活動中であるが連戦連敗中で在学中に内定を取るのは難しいかもしれない。親として心配は尽きないものがあります。しかし、写真屋のスタジオでの娘の姿を見ていると、そんなこと、どこかへ吹っ飛んでしまった。ここまで成長することが出来た。また、それをしっかりと見ることができた。その喜びの方が私にとって大きい。それを見せてくれた娘に感謝したい。
一昨日、ある地元企業の四国では最大規模の倒産が発表され衝撃が走りました。何らかの形で私たちの生活に影響が出そうである。世の中、ますます悪くなっているようだ。しかし娘には目先の事に惑わされることなく、しっかりと前へ進んで行って欲しい。

私事その2
数日前、私の母が、いきなり地元紙の新聞を持ってきました。
「あんたが小学校時代に教わった先生が大きく新聞に載っているよ!」
小学生時代以降、多くの先生方に御迷惑をかけ、お世話になりましたが、現在、私が一番、思い出深く、もし機会があれば再会したいと思っている先生は小学2年と3年の時の担任の先生である。男性で社会科の先生でした。
けっして出来も良くなくスポーツも苦手な私を何故か、かわいがってくれて小学生の6年間の中で一番楽しい時期だったかもしれません。(余談ながら小学5年と6年の時はスポーツ系の先生だったので、私はついていけず少々辛かった。私は当時から文化系のようであった)
その先生がいきなり朝刊の紙面を飾っているので、まさに驚きでした。
地元の小学校の校長を退任後、私財を投じて自宅に讃岐三白のうちの砂糖キビと綿作りを中心とした農園を開き、地元の小学生に開放していて、それが記事として大きく掲載されていました。
大きなカラー写真で見る先生の御姿は年齢も70代に入っているので、頭もすっかり白くなっていましたが、あの優しかった眼差しは昔のままでした。
先生にはいつまでもお元気でいて、いつまでも、あの優しい眼差しを地元の子供たちに送って欲しいものと念ずるのみである。

先生そして家族。
人生、いろいろな方と出会い、それが自分の人生の礎となっていることを痛感している最近である。


浅田真央さんの近況

2009年11月24日 22時47分34秒 | 浅田真央さん
東京でのGPファイナルも間近になり、フィギュアスケートファンとしては、いろいろ楽しみですが、出場メンバーの中に浅田真央さんの名前が無いことに、寂しさを感じているのは私だけでしょうか?
今日の朝日新聞の朝刊のスポーツ欄に久し振りに「真央らしく」が掲載されていました。練習の様子のカラー写真が2枚併せて掲載されていました。
浅田真央さんは現在、ホームグランドの中京大学アイスアリーナでタラソワコーチ多忙の為、フォレ・アシスタントコーチの元で滑り込む猛練習の毎日を送っているとの事です。
目的はただ一つ、トリプルアクセルを取り戻すため。
トリプルアクセルを余裕を持って臨むため、若干、プログラムを修正しているようです。
ロシア大会の直後、タラソワコーチから曲目の変更を打診され、真央さんは、こう答えたそうです。
「私はこのプログラムが好きだから、変えるつもりはない。自分に出来る気持ちがあるからやります」
「まだパーフェクトに演じていないのに変えるなんてありえない。シーズンオフからこの曲を滑ってきて、もう体に馴染みこんでいるものを、やり直すのは納得できない。一日一日の積み重ねを無駄にしたくない」
また私は知らなかったのですがトリノ冬期オリンピック出場予定だったミシェル・クワンのためにタラソワコーチが準備した作品が前奏曲「鐘」だったとの事。
そのため、真央さんはタラソワコーチから期待を込めて託されていると受け取っているらしい。真央さんは言う。
「私は人の心に残るプログラムを演じたい。この曲で最高の演技をして、一つの作品を作り上げたい」
記事を読んでいて浅田真央さんの思い、そしてタラソワコーチの思いが伝わってきて深い感動を憶えました。
真央さんにとってGPファイナルを横目で見ながら、今が一番辛い時期かもしれれません。全日本選手権と言う大きなハードルがありますが、2月のバンクーバー冬季オリンピックという大舞台で「心に残るプログラム」を演じきった浅田真央さんを私は絶対見たい。
トリノ冬季オリンピックの時の荒川静香さんのように。

歌劇「アイーダ」

2009年11月23日 16時49分47秒 | オペラ
先週の金曜日の夜、NHK教育放送で、この9月に来日したミラノ・スカラ座の来日公演よりヴェルディの歌劇「アイーダ」の公演の放送があり、今、その録画を見終わりました。
スカラ座によるヴェルディの公演、現在、世界の指揮者を代表するダニエル・バレンボイムの指揮、そしてフランコ・ゼッフレッルリによる豪華絢爛な演出。見て絶対に不満を持ったらいけない公演かもしれない。
しかし何故か熱いものを感じるが出来なかった。実際、会場で接していたら、また違った印象を持つことが出来たかもしれませんが・・・
歌劇「アイーダ」の本当の面白さとは何だろう?
このオペラは何と言っても第2幕第2場の「凱旋の場」が有名である。しかし、このオペラは単に祝典オペラではありません。
このオペラはアイーダー、ラダメス、そしてアムネリスの三角関係を軸とした人間ドラマであると私は思っています。

アムネリス「死んでしまうと!あなたは生きなければいけません!
      そうです。私の愛に生きるのです。
      あなたの為に私は死の恐ろしい苦しみを知りました。
      私は、あなたを愛しました。あれほどの苦しみを味わいながら・・・
      涙のうちに夜を明かしました。
      祖国も、玉座も、命も。
      全て、あなたに捧げます」
ラダメス 「私もあの人(アイーダ)のために祖国を、
      そして私の名誉を裏切ったのです」

上記は第4幕第1場の一節です。私は、このオペラの中で第4幕第1場が1番好きである。アイーダの恋敵であるアムネリスが自分の思いをラダメスにぶつけ、それを拒むラダメス。たいへん興奮と高揚感が増し緊迫感のあふれるドラマである。そして、このあと絶望的な裁判の場へ流れ込みます。まさにドラマである。
この場面を力量のあるアムネリス扮するメゾ・ソプラノ歌手が演ずると心に大きく響くものがあります。
もし、この場面をマリア・カラスが歌ったらどうだったのか?よく想像します。凄いものとなっていたでしょう。彼女はアイーダ役は歌いましたがアムネリス役は歌っていません。しかし歌劇「ドン・カルロ」からエボリのアリア「むごい運命よ」を録音しているので、もう少し歌手生活を続けたらチャンスがあったかもしれません。
このオペラの奥底に流れる内面的な心理描写や性格表現がつかめないと、このオペラは私にとって本当に面白くありません。有名な「凱旋の場」も単なる大掛かりな場面の一つだけということになってしまいます。
今回の公演の映像を見ていて物足りなさを感じたのは、この点からかもしれません。バレンボイムのヴェルディの作品に対する資質もあるかもしれません。
もし、この公演の指揮がリッカルド・ムーティだったらと思うばかりである。また今回の来日公演で「ドン・カルロ」を振ったガッティでも面白かったかもしれません。
ムーティのスカラ座との決別は世界のオペラ界の大損失と言っても言い過ぎではないと思います。

なお参考までに私の歌劇「アイーダ」のお気に入り録音を2点。2点ともムーティ指揮である。
①ムーティ指揮ニュー・フィルハーモニーア管弦楽団、コヴェント・ガーデン王立歌劇場合唱団(1974年、スタジオ録音、EMI盤)
②ムーティ指揮バイエルン国立歌劇場管弦楽団・合唱団(1979年ミュンヘンでのライブ録音、ORFEO盤)

2点ともラダメス役はプラシド・ドミンゴである。
①は何といってもキャストの豪華さが凄い。モンセラ・カバリエ、フィオレンツァ・コッソット。プラシド・ドミンゴ、ピエロ・カップッチルリ、ニコライ・ギャウロフ。まさに声の饗宴である。この中でコッソットのアムネリスが素晴らしい。まさにアムネリスそのものである。また、この録音で私は初めてアムナズロを歌うバリトンのカップッチルリの魅力を知りました。何と美しく、力強いバリトンの声!
②はまさにムーティの熱いライブの魅力!そして歌手ではアムネリスを歌うブリギッテ・ファスベンダーが一番の聴き物である。私の大好きな第4幕第1場は聴かせてくれます。
その他、カラヤン盤やセラフィン盤等も持っていますが、やはり、この2点に落ち着きます。1974年アバド指揮によるスカラ座のミュンヘンでのライブ録音も輸入盤であるらしいが、まだ入手していません。ぜひ聴いてみたいものです。

GPシリーズ・カナダ大会・フリー

2009年11月22日 22時46分49秒 | 2009-20010年シーズン
今日は鈴木明子さんのことが心配で心配で、朝から仕事が手につかない一日でした。
相当なプレッシャーを背負ってのフリーの演技だった為か、その実力を発揮できなかったのは残念です。
しかし、見事にGPシリーズ・ファイナル出場が決まり本当に良かった!世界のトップ・シックスの一人である。2年前の全日本選手権で彼女の素晴らしさを知りましたが、当時は、ここまで来るとは、失礼ですが、予想もしていませんでした。まさに感無量です。
今年のファイナルは地元の日本での開催です。中国大会のような、のびのびとした演技を期待したいものです。そして、その先にある、大きなものを、ぜひ手にして欲しいものです。
本当はアリッサ・シズニーや長洲未来さんの事も語りたいのですが、今は鈴木明子さんのファイナル出場で胸が一杯です。とにかく彼女たちの全米選手権での健闘を祈るばかりです。

鈴木明子さんの中国大会の写真はこちらです。
http://akiko-suzuki.com/2009COC/index.htm

GPシリーズ・カナダ大会、SP

2009年11月21日 20時47分43秒 | 2009-20010年シーズン
GPシリーズ・カナダ大会のSPの結果は朝、出勤前に知ってしまいました。

仕事を終えて帰宅してテレビを見ると、ちょうどアリッサ・シズニーの演技が始まった。SPは2位。この調子でフリーでは1位のジョアニー・ロシェットを追いかけて欲しい。

鈴木明子さんは、まさかの8位。ジャンプのミスが痛かった。SPはちょっとしたミスが得点に響くので、本当に恐ろしい。
8位とはいえ3位の長洲未来さんまでとの差は3.24ポイントしかありません。
フリーの演技に期待するのみである。

今、BSの放送を見ながらパソコンの前に座っていますが、昨年も感じた事ですがカナダ大会の映像が他の大会と比べて映像の状態が悪いのが気になります。
冬期オリンピックでは最高の映像で見たいものです。

頑張れ!鈴木明子さん。

2009年11月20日 23時19分01秒 | 2009-20010年シーズン
いよいよGPシリーズも最終戦のカナダ大会が直前になりました。
この大会の結果でGPシリーズ・ファイナルの出場するメンバーが確定します。
私としては何と言われても中国大会で優勝した鈴木明子さんに、ここまできたら、ぜひともファイナル出場して欲しい。
そして、ファイナルでその先にある大きなものを確実なものにして欲しい。
昨日も、中国大会でのフリーの「ウエスト・サイド物語」の演技の録画を見ました。
レナード・バーンスタインの音楽に乗っての鈴木明子さんの演技。
音楽を、フィギュア・スケートでどう表現するのか?得点の高さ云々だけでは表現出来ないフィギュア・スケートの素晴らしさを見事に私達に伝えています。
そんな演技を冬期オリンピックという特別な舞台で、ぜひ見てみたい。フィギュア・スケートファンの端くれとしての純粋な私の思いである。
ただ、それだけである。

バレエ音楽「シンデレラ」

2009年11月19日 11時09分08秒 | 音楽
かなり以前から予約をしていたプロコフィエフのバレエ音楽「シンデレラ」の全曲CDがやっと届きました。演奏はアンドレ・プレヴィン指揮ロンドン交響楽団で1983年のスタジオ録音である。
今年は来月末のメダリスト・オン・アイスを含めると3度、アイスショーを見に県外へ遠征したことになるので、財務大臣閣下の強い要望で今年のCD購入は、これで凍結である。
3年前のシーズンの中野友加里さんによる、この曲のフリーの演技をテレビで見て、全曲CDが欲しくなり、演奏も好きな指揮者の一人のプレヴィン指揮による録音でと強く思っていましたが、やっと3年越しで手に入れることが出来ました。
私は中野友加里さんのプログラムの中でシーズン中の「火の鳥」は別として「シンデレラ」が1番好きである。私の中野友加里さん開眼のプログラムである。
あの年のシーズン、荒川静香さんが引退して誰を応援したらよいのか分からず、心の中にポッカリと穴が空いた状態の中で中野さんの「シンデレラ」を見て、たいへんな感動を憶え、「中野友加里さんがいた!」と心の中で叫び、そして現在に至っています。
演奏は、想像していたより、ゆっくりめの演奏で、このプロコフィエフの作品の持つモダンさよりも美しさが前面に出ていて、しばらくハマリそうである。
第2幕の後半は、どうしても頭の中で中野さんの演技と重なるものがあり、何度も繰り返して聴いてしまいました。
第3幕の終曲は本当に美しい。もし実際、生のステージによるバレエ公演で見ると恍惚となってしまうかもしれません。

さて、このCDの2枚目の余白にグラズノフのバレエ音楽「ライモンダ」抜粋が収録されていて、CDを手に取るまで気が付かなかったので、驚きでした。
そして指揮は何とロブロ・フォン・マタチッチである。思いがけなく、この巨匠の演奏が聴けて幸運でした。
今年は私にとって、ちょっとしたグラズノフ・イヤーだったので、今年購入の最後のCDを飾るには最高の録音でした。

GPシリーズ・アメリカ大会、女子フリー。

2009年11月17日 22時47分42秒 | 2009-20010年シーズン
昨日は公休日だったので、夜、BS朝日でのGPシリーズのアメリカ大会、女子シングル・フリーの放送を酒を飲みながら、ゆっくりと見る事が出来ました。

久し振りにエミリー・ヒューズの演技を見ることが出来ました。やはり彼女の元気な姿を見ると何か安心します。
映画「風と共に去りぬ」の音楽。久し振りに聴く「タラのテーマ」に酔っていると、またまた財務大臣閣下の一発。
「エミリー・ヒューズね!少し太ったようね」
何でエミリー・ヒューズまで知ってるの?何で?何で?恐ろしや、恐ろしや。

優勝はキム・ヨナ。
まさかの転倒。演技の前からスケート靴を気にしていました。何か違和感があったのでしょうか?
波乱のアメリカ大会ですが、フリーだけの得点ではレイチェル・フラットがトップ!
2月の冬期オリンピックまで何が起きるかわかりません。
総合では2位のレイチェル・フラットの演技、本当に素晴らしかった。しかし新聞等の報道はキム・ヨナのことばかり。あれだけ素晴らしかったフラットの演技に関するコメントは残念ながら、お目にかかりません。フラットの演技は本当に演技をする喜びに満ち溢れていました。私はこんな演技を見たかった!そしてフラットが見事に見せてくれました。以前、当ブログで私の注目するスケーターにフラットの名前を挙げただけに、喜びが大きいです。
中国大会の鈴木明子さん、そしてアメリカ大会のレイチェル・フラット。得点の高さだけでは計る事の出来ないフィギュアスケートの女子シングルを見る喜びを彼女たちが私に与えてくれました。感謝、感謝。

次はカナダ大会。再び鈴木明子さんの登場である。
フリーの衣装のデザインは荒川静香さんである。また中国大会と違った衣装になるのでしょうか?楽しみは尽きません。

GPシリーズ・アメリカ大会SP

2009年11月16日 10時42分27秒 | 2009-20010年シーズン
昨日の夜、仕事から帰宅するとNHKのスポーツ番組で浅田真央さんのインタビューが放送されていました。GPシリーズの成績で厳しい表情かと思いきや、明るい表情で、しっかりとした口調で率直に今の心境を語っていて、安心しました。
特に印象に残ったのは、やはりトリプルアクセルへのこだわりでした。GPシリーズの最初の登場、そしてフランス大会、ロシア大会と2週続けての出場だったので、失敗した時のリスクの大きいトリプルアクセルを跳ばないで、もっと安全策を取るのも一つの手段でしたが、そんな気持ちは全く無く、そして今後も、トリプルアクセルを跳ぶと言う姿勢を貫くと言う強い気持ちのコメントを聞いて、番組を見ている私までも何か強いものを与えてくれたような気持ちになりました。
我が国の週刊誌の広告等やマスコミの反応を見ると、真央さんに見せたくない活字が踊っているようですが、番組でも紹介されましたが、海外では逆のようである。
悪い事ばかりではありません。フランスのジャーナリストの話が放送されましたが、真央さんの全体のプログラム構成の見事さ、芸術的要素の高さを、きちんと語ってくれました。要はトリプルアクセルが成功し精度の高いものとなると、たいへんな高得点をたたき出し、そしてキム・ヨナに対抗できる世界唯一の存在であることに変わりがないという事を再認識しました。
現在、来月末の全日本選手権を目指して大学のリンクで猛練習中との事で、世界のトップスケーターが目の色を変え、自分の全てを賭けて出場します。仕事の為とはいえ、実際に大阪の会場へ脚を運べないのが本当に残念です。

浅田真央さんの番組を見終わったあと、GPシリーズ・アメリカ大会SPでのキム・ヨナの演技を見ました。まさに「完璧」としか言い様がない演技である。演技の完璧さだけでなく、体中から妖艶さまで溢れていて感嘆するのみである。
GPシリーズ・ファイナルを経て2月のオリンピックまで、どこまで登りつめることが出来るのか恐ろしくなってきました。また、その反面、今の状態を2月まで保つことが出来るのか逆に心配になってきました。
さきほどネットでアメリカ大会でのキム・ヨナの優勝を知りましたが、何とフリーだけの演技ではキム・ヨナは2位でレイチェル・フラットが1位だったとの事で、驚きました。レイチェル・フラットも世界の実力者の中に名前を連ねるようになり本当に嬉しくなってきました。何か、また一つ大きいものが動き出したような気がしてきました。
今晩の放送が見逃せないものになってきました。

GPシリーズ・アメリカ大会直前

2009年11月13日 23時34分38秒 | 2009-20010年シーズン
今週は、なかなか休みが取れない。
本屋にも行けないので、アマゾンへ手配しておいたワールド・フィギュアスケートの最新号が届く。
GPシリーズ・フランス大会のカラー写真が美しい。
キム・ヨナの妖艶な写真を、うっとりと眺めていると、財務大臣閣下が一発。
「相変わらず、好きやの~~」
それにしても、妖気すら感じる写真である。
GPシリーズ・アメリカ大会直前である。
フランス大会の調子が続いているかどうか、注目である。

夕食の後、最近、録画したメトロポリタン歌劇場公演の歌劇「ラ・ボエーム」より第1幕と第2幕を見る。
ミミ役はゲオルギュー。ネトレプコがミミ役の映像の録画も持って、どちらも男心を揺さぶる美人ですが、私はどうもゲオルギューが好みらしい。

明日もあさっても、お仕事。
GPシリーズ・アメリカ大会の放送時間が気になるところである。



NHK杯・エキシビション

2009年11月09日 21時09分35秒 | 2009-20010年シーズン
やっと、昨日のNHK杯のアイスダンスのフリーとエキシビションの録画を見終えました。
アイスダンスはいつ見ても個性あふれる演技には理屈抜きに楽しく見る事が出来ます。
今回も楽しく見ることが出来ましたが、優勝はメリル・デイビス&チャーリー・ホワイト。前日のオリジナルダンスでもインド風の衣装と音楽で目が釘付けになりましたが、フリーでは「オペラ座の怪人」の音楽に乗っての演技はまさに「圧巻」という言葉しか思い浮かびません。

そしてエキシビション!
ペア2位の川口悠子さん&アレクサンドル・スミルノフ組は川口さんのケガで欠場で残念でしたが、きちんと直してオリンピックに登場して欲しい。
しかし多彩な顔ぶれで時間が経つのを忘れる思いでした。改めて日本勢の層の厚さを強く感じました。
中野友加里さんはフリーでの演技が嘘のように彼女の持ち味が良く出た流れの良い演技で一安心しました。
また安藤美姫さんの「夜の女王」もSPやフリーより良かった!「夜の女王」の方がSPのプログラムとして良いのでは?と思ったりしました。
驚かされたのはロシアのアリョーナ・レオノワの演技でした。凝ったプログラムで、大変おもしろかった。

さてNHK杯エキシビションの放送のお楽しみの恒例「豊の部屋」(今年は「詩子の部屋」)も今年も楽しく拝見しました。
井上怜奈さんや安藤美姫さんの、さっくばらんな表情や会話が本当に楽しかった。
また石川翔子さんも登場して、私としては、たいへん嬉しかった。落ち着いた受け答えを聞きながら次の飛躍を期待しました。フリーの曲目はチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲。私の大好きな曲である。早く、再放送できちんと演技の映像を見てみたいものです。

GPシリーズもいよいよアメリカ大会とカナダ大会を残すのみとなりました。
今までの大会の録画の編集が忙しくなってきました。



NHK杯、ペア・フリー

2009年11月09日 10時27分10秒 | 2009-20010年シーズン
昨日は閉店後、歓送迎会があって、アルコールが入り、帰宅後、すぐに寝たのでNHK杯のアイスダンス・フリーとエキシビションの録画をまだ見ていません。財務大臣閣下の御報告ではエキシビション恒例の「豊の部屋」が「詩子の部屋」だったらしい。
こまかく見ているようで毎度ながら恐れ入りました。

まだアイスダンスのフリーの録画を見ていない段階ですが今年のNHK杯はペアが良かった。久し振りにペアの最高の演技を満喫しました。
ペアの魅力。男女が優雅に氷上で舞う姿、そしてスロージャンプやリフトなどのシングルでは味合うことの出来ない大技のダイナミックさに大いに魅かれます。

3位の井上怜奈さん&ジョン・ボルドウィン組。曲はチャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第1番」である。今シーズンで引退とのことで最後のNHK杯である。何とも言えない感概深い思いが湧いてきます。すっかりテレビCMでお馴染みになりましたが、特に怜奈さんの今までのドラマを思うとなおさらである。
演技も大技を繰り出しているにもかかわらず、けっして技の誇示にならないで、ペアの持つ美しさ、優雅さが前面に出ていました。夫婦とはいえ、息の合った本当にいいペアである。
とにかく全米選手権を乗り切って、現役最後のシーズンを飾るためにも、ぜひバンクーバーのリンクにも登場して欲しい。

2位の川口悠子&アレキサンドル・スミルノフ組。今大会のペアの競技を一番面白くしてくれたペアといえるでしょう。凄みが増してきて、単にロシアの代表と言うより、強豪ひしめく世界のペアの中の一角に昇ってきたという感を強く感じました。前日のSPでの「白鳥」の演技の素晴らしさは、まだ目に焼きついています。まさに感動的でした、
フリーの曲目はチャイコフスキーの「感傷的なワルツ」とJ・シュトラウス2世の「美しき青きドナウ」である。同じワルツとはいえ好対照な作品を並べるとは本当に憎い!
演技が始まって、最初のスロージャンプの4回転の大技で、川口さんが大きく転倒して演技が中断。中断後の演技は完璧でした。
今日の朝、知ったのですが、この大転倒で川口さんは肩を脱臼して、中断時に自ら肩を入れたとのこと。脱臼直後のあんな大技が出来るとは!中断後の演技が素晴らしかっただけに、驚くばかりである。物凄い精神力としか言い表わすことが出来ません。また脱臼した川口さんを見事にサポートした相方のスミルノフにも大きな拍手を送ります。

1位はチン・パン&ジャン・トン。曲目はミュージカル「ラマンチャの男」より「見果てぬ夢」である。
スロージャンプの凄まじさ!最後のリフトの見事さ!まさに世界最高といえる演技を見る事ができました。バンクーバーオリンピックの金メダルの有力候補でしょう。
これをきちんと放送して見せてくれたNHK。もっと多くの方にペアの魅力を知って欲しい。中国大会までのGPシリーズのペアの演技は見る事は出来ないのだろうか!民放に対して怒りすら感じます。
このペアを2年続けて「フレンズ・オン・アイス」で生で見る事が出来た私の幸運。この幸運を私に与えてくれた荒川静香さんに対して感謝の気持ちで一杯です。
最後は、やはり荒川静香さんでした。

NHK杯、女子フリー 

2009年11月07日 20時40分16秒 | 2009-20010年シーズン
仕事を終えて、慌てて帰宅するとレピストが演技中でした。

安藤美姫さんの優勝でメデタシ、メデタシ。昔のハリウッド映画から抜け出てきたような衣装にビックリ!

しかし何故か、私の心の中は不完全燃焼。おそらく安藤さんもそうだろう。
グランプリ・ファイナルではエンジン全開の安藤美姫さんの演技を、ぜひ見たい。そして演技後のミキティ・スマイルを見せて欲しい。

中野友加里さんは慎重になりすぎたのかな?けっして不調とは思えないのだが・・・
浅田真央さんと同様、全日本選手権に全てを賭けることになりました。
全日本では、いつもの中野さんの攻めの演技を見せて欲しい。

女子シングルは、休みの日に、ゆっくりと録画を見ることにしましょう。
これから昼間のハイビジョン放送のアイスダンスとペアの録画を見ます。
財務大臣閣下の御報告では、たいへんな転倒があったらしい。
男子シングルの件も細かく御報告あり。
と、言うことは、大臣閣下は昼間、ずっと放送を見ていたのか!!
私も見たかったデス。
恐れいりました。