オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

「あなたが選ぶNHK杯フィギュア名場面」

2012年11月29日 15時08分31秒 | フィギュアスケート
今日は公休日。まだ見ていない今年のNHK杯の録画を見ていく。またDVDへのダビングのための編集も行っている。大忙しである。
その中で大会前に放送された「あなたが選ぶNHK杯フィギュア名場面」という番組の録画があった。録画をしていたことすら忘れていた。
おっ、ゲストは浅田舞さん。
いいねえ~。うれしいねえ~。
おじさんは彼女のお姿を見ただけでポ~としてしまいました。

さて録画を見ていて、やはり懐かしい。
カトリーナ・ビットの「カルメン」
やはり絶対に忘れてはいけない演技、プログラムでしょう。
そして久し振りに見た中野友加里さんのプロコフィエフのバレエ音楽「シンデレラ」
かなり番組では省略されていましたが後半のスパイラルを見ていたら何か熱いものが込み上げて来ました。
私は、今も、どうしても中野友加里さんの演技を見てしまうと目がうるんでしまいます。
そして一番懐かしかったのは渡辺絵美さんの映像。
私が大学生の頃は彼女が我が国の女子シングルのトップだった。
今の若い方は、彼女のことは、おそらく知らないでしょう。
彼女の映像を見て懐かしく思うのは私が齢をとったということか?

1位は2008年の浅田真央さんの「仮面舞踏会」
やっぱりと思い、そして当然だと思いました。
浅田真央さんの「仮面舞踏会」はNHK杯名場面1位と言うより、私が今まで見たフィギュアスケートのいろいろなプログラムの中で最高ランクのプログラム。
このプログラム以上に、私の心を揺さぶったプログラムはない。
そして、この年のシーズンの「仮面舞踏会」の演技では、このNHK杯が最高だった。
浅田真央さんとタラソワコーチのコンビによる最高のプログラム。このコンビが作りに作った浅田真央さんの持てる技術を最高に生かし練り上げた最高のプログラム。
また当日の放送での荒川静香さんの解説と刈屋アナウンサーの実況も、たっぷりと聞けるのも嬉しい。素晴らしい解説と実況。正に名コンビである。
荒川静香さんがNHK杯の解説をしたのは、この年だけだったはず。本当に残念である。
もし浅田真央さんが、今、「仮面舞踏会」を演ずるとなったら、どのようなプログラムになるのだろうか?
もう一度見たい。






私の世界はどっち?

2012年11月27日 22時32分51秒 | NHK交響楽団
この前の日曜の夜のNHK・Eテレのテレビ番組「ららら♪クラシック」の特集は「N響スペシャル~巨匠マゼールが描く言葉のない『指環』の世界」だった。
NHK交響楽団初登場のロリン・マゼールが、どんな演奏をするのか楽しみにしていたのですが、番組の前半のマゼールのインタビューのところで不覚にも、かなり音量が高かったにもかかわらず、テレビの前で寝てしまった。肝心の演奏は聴けなかった。このところ、かなりお疲れのようである。
しかし、悪い予感がしていたので録画予約をしていたのが幸運だった。
昨晩、録画を見る。放送時間の関係で、放送されていたのは楽劇「神々の黄昏」の音楽のみ。
それでも私にとってはご機嫌だった。
ワーグナー、そして楽劇「ニーベルンクの指輪」の音楽。
まさに私の音楽、私の世界。私はいろいろな作品を聴いていますが、やはり私の音楽の定位置はワーグナーの作品であると実感する。

しかし今、テレビの画面にはチャイコフスキーのバレエ「眠りの森の美女」の映像が流れている。
スヴェトラーナ・ザハーロワの演ずるオーロラ姫は本当に美しい!
クラシックバレエは、もう一つの私の音楽の定位置か?
先週のフィギュアスケートのNHK杯でのアイスダンスのメリル・デイビス&チャーリー・ホワイトの「ジゼル」、女子シングルのリ・シクンちゃんの「眠りの森の美女」、そして浅田真央さんの「白鳥の湖」の演技に、すっかり魅了された私。

「ニーベルンクの指輪」、そして一方でクラシックバレエ。
両極端なワーグナーの楽劇とクラシックバレエを、いっしょくちゃにして楽しんでいるのは私くらいか?
何故なのか?さっぱり分からない。
しかし、悩むまい。
私の本能のまま、その時の自分の世界にドップリと浸かりたいものである。

















浅田真央さんの「アイ・ガット・リズム」

2012年11月26日 23時08分47秒 | 2012-2013年シーズン



NHK杯では浅田真央さんはフリーではミスが目立ちましたが、SPは本当に素晴らしかった、最高だった。
リズム感あふれ、浅田真央さんの魅力満載の演技でした。

さて浅田真央さんのSPの曲目は「アイ・ガット・リズム」
作曲者がジョージ・ガーシュイン。「パリのアメリカ人」や「ラプソディ・イン・ブルー」の作曲者。バンクーバーオリンピックでのキム・ヨナのフリーの曲目であるピアノ協奏曲もガーシュインの作曲である。
「アイ・ガット・リズム」は1930年のミュージカル「ガール・クレイジー」でのナンバー。
このミュージカルでブロードウェイ・デビューをした、後にブロードウェイの女王と言われたエセル・マーテンが歌ってセンセーショナルな人気を得た。
現在でもジャズのスタンダード・ナンバーとして知られています。

映画では1951年のMGMの傑作ミュージカル映画「巴里のアメリカ人」に使用されています。主演のジーン・ケリーが子供たちと共にこの曲を歌い、見事なタップダンスを披露しています。
またジュディ・ガーランドが歌っている映像も見たことがある。

私はオペラ歌手のキリ・テ・カナワがガーシュインの歌を集めた「シングス・ガーシュイン」と言う素敵なCD(1986年録音、EMI盤)を持っているのですが今もカタログに残っているのだろうか?
このCDの最後に収録されているのが「アイ・ガット・リズム」である。

オリジナルのジャズから映画、そしてクラシックまで、いろいろな演奏で私たちを楽しませてくれている曲と言うべきでしょう。
今回、浅田真央さんの演技で、また一つ「アイ・ガット・リズム」の持つ楽しさ、リズムあふれる曲の持つ魅力を再発見することが出来ました。
やっぱり私にとって音楽とフィギュアスケートは連動しているようである。

2012年、NHK杯 エキシビション

2012年11月25日 18時50分05秒 | 2012-2013年シーズン
今年のNHK杯が終わってしまった。
リアルタイムで放送を見ることが出来たのは、今日のエキシビションのみ。ペアのフリーの放送は不覚にも寝てしまった。疲れているなあ~。
男子シングルの録画はSPもフリーも、まだ見ていない。アイスダンスもフリーダンスを、まだ見ていない。
これから、いろいろな合間に見ることになるであろう。

さてエキシビション。
やっぱりエキシビションは華やかでいい!
放送を見終えて胸が一杯。たいへん贅沢させてもらった気持ちで一杯。

今井遥さん、リ・シクンさん、長洲未来さん。
やはり女子シングルの選手の演技には力が入る。
のびのびした今井遥さんの演技。次の全日本選手権では、ぜひ悔いのない演技を見たいものである。
今井遥さんのフリーは、良かったらしい。早く録画をみなくては・・・。
リ・シクンさん。キュートで可愛かったな。若いっていいなあ。最近、本当に自分の年齢を考えてしまう。昔に戻りたい時がある。
今回の大会では長洲未来さんの立ち直りを見ることが出来て嬉しかった。
実力者、力のある若手が勢ぞろいしているアメリカの女子フィギュア界。
1月の全米選手権は見応えのあるものになるのは間違いないだろう。

大好きなアイスダンスの優勝者、メリル・デイビス&チャーリー・ホワイトの演技。
さすがだな。これまた早くフリーダンスの録画を見なくては・・・。

久し振りに見る鈴木明子さんの「シェルブールの雨傘」
しっとりとして、演技を見ながら音楽の美しさ、切なさが迫ってくる。

そして浅田真央さんの「メリーポピンズ」
楽しさ一杯。高いレベルの技術が散りばめられているプログラムだが、技術のことは感じさせないのは素晴らしい。
音楽の楽しさに乗っての浅田真央さんの演技。正に夢のあるプログラム。
愛らしく、可愛い浅田真央さん。
浅田真央さんの人柄も伝わってきて、何度見てもウキウキして気持ちになります。

トリは男子シングル優勝の羽生結弦君。
技のキレ味も素晴らしく、また表情豊かな演技。
今回の優勝で、また一つ大きな階段を昇った感を強くしました。

来年の開催地は東京らしい。
この数年、大阪で開催していないなあ。
NHK杯は一度、生で見てみたい。





2012年 NHK杯女子シングル・フリー

2012年11月24日 22時59分52秒 | 2012-2013年シーズン
9時半過ぎに帰宅。浅田真央さんの優勝は知っていたが、その他の順位は全く知らない状態だった。
あわてて地上波の録画を見る。
まさか0.05差だったとは!
優勝はしましたが、まさか、まさかの浅田真央さんである。
昨晩のSPが、あれだけ完璧だったのに、難しいものである。
しかし後半の第2幕のコーダの音楽での演技は凄かった!
演技構成点の高さが物語っています。
けっして、ご本人は満足していないはず。
おそらくGPファイナルに向けて凄い練習をするのでしょう。
GPファイナルが楽しみです。

それにしても今大会のフリーは見応えがありました。
リ・シクンちゃん、素晴らしかった。
チャイコフスキーのバレエ「眠りの森の美女」の音楽。
後半の第1幕のドラマティックな音楽に乗っての演技は、クラシックバレエ大好きの私にとって至福の時でした。
昨シーズンの世界ジュニア選手権で彼女を知って、たいへん胸がときめきました。今後、もっと、私をときめかしてくれるものと信じています。

長洲未来さんは一時の不調から抜け出て、本当に良くなりました。
ムッチリとした分、たいへん大人っぽくなり、演技の美しさ、力強さが増してきたと感じました。
全米選手権が楽しみです。ぜひ3月の世界選手権で、あの笑顔を見たいものです。
なお放送ではアナウンサーの曲目の紹介では「交響曲第3番」としか紹介されませんでした。やはり作曲者も、きちんと紹介して欲しいものである。サン=サーンス作曲の交響曲第3番である。

そして鈴木明子さん。
またまた感服。
言葉で言い表すことが出来ない。
彼女は、どこまで深化するのだろうか?
鈴木明子さんの演技を初めて見たのは2007年。当時、けっして今のように大きな存在ではなかった。
あれから5年。
彼女の演技を見続けてきて本当によかった。
ところで彼女の深化の源は荒川静香さんだろうか?
毎年の8月のフレンズ・オン・アイスでの荒川静香さん。年を追う毎に美しさを増している。そしてジャンプやスパイラルは現役時代より凄いのではないかと思うくらいである。今年のフレンズ・オン・アイスでの安藤美姫さんとのコラボでは、美姫さんよりスパイラルのでの脚は高く、スピンの回転は速かった。
そのフレンズ・オン・アイスのご常連の鈴木明子さん。
何か鈴木明子さんが荒川静香さんを追いかけているように感じているのは私だけだろうか?
荒川静香さんが深くなればなるほど、鈴木明子さんも深くなっている。単なる偶然だろうか?私の思い過ぎ?私の独断でしょう。
ただ鈴木明子さんの深化のヒントはフレンズ・オン・アイスに、あるのではと思ったりします。
次はGPファイナル。
今度は、ぜひともSPで、いいスタートを切って欲しいものです。

いよいよ明日はエキシビション。
浅田真央さんの「メリー・ポピンズ」が楽しみです。











NHK杯のメリル・デイビス&チャーリー・ホワイト

2012年11月23日 23時29分31秒 | 私はアイスダンスが大好き!
昼間放送されたNHK杯、アイスダンス・ショートダンスでのメリル・デイビス&チャーリー・ホワイトの演技の録画を見る。
音楽はバレエ「ジゼル」の音楽。
4回、繰り返して見る。もう何度見ても飽きない。
胸が一杯。
正に世界最高の演技。
アメリカ大会より、さらに完成度を増している。
クラシックバレエ大好きの私には、たまらないプログラム。
本当にクラシックバレエの世界が、そのまま氷上に移っていると言っていい。
驚嘆するのみ。
明日もお仕事。もう一度、録画を見て寝ましょう。

2012年、NHK杯 女子シングルSP

2012年11月23日 22時19分04秒 | 2012-2013年シーズン
仕事を終えて帰宅すると女子シングルSPの放送は既に終わっていた。
玄関で財務大臣閣下が一発。
「真央ちゃん、凄かったよ~」
そうか、浅田真央さんは見事だったのか!
早く録画を見なくては!と思ったら大臣閣下が追い打ち。
「鈴木明子さん、残念だったね」
え!ん~。

とにかく録画を見る。
リ・シクンちゃん、よかったよー。やっぱりかわいいなぁ~。
期待の今井遥さんとアグネス・ザワツキーは残念。
フリーでの巻き返しを期待しましょう。
ザワツキーのガーシュイン、今井さんのモーツァルト。私の好きなプログラムです。

長洲未来さん、良かったなあ。
ムッチリしたなあ。そして本当に大人の女性の雰囲気、ムンムン。ジュニア時代から演技を見ている私にとって、彼女の成長を嬉しく思います。
フリーでは、この好調を持続して、彼女の憧れの浅田真央さんと表彰台で並んで欲しいものです。

鈴木明子さん。
冒頭のトリプル、トリプルの連続ジャンプをきめて、これは!と思いましたが、やはり落とし穴がありました。
SPは本当に怖い。
ただ、SPが悪くてもフリーでばん回するので明日のフリーは、なおいっそう期待してしまいます。
トリプル、トリプルの連続ジャンプの成功を見ると大丈夫でしょう。

そして浅田真央さん。
本当に今までの苦労を全て糧にした高い境地の演技と言うべきか!
競技というものを忘れて、ただただフィギュアスケートを見る喜びを味あわせてくれました。
後半のステップは凄かった!絶品だった。
ガーシュインの音楽を完全に自分のものにしている。見事な演技でした。
明日のフリーの「白鳥の湖」は、どんな中国大会以上の演技になるか期待が膨らみます。

それにしても、せっかくの仙台での開催。
こんな時こそ、仙台育ちの荒川静香さんの解説で放送を見たかった!

これから昼間のアイスダンスSDの録画を見るつもり。
仕事が何かと忙しいので早く寝たいのですが・・・。
やっぱり見よう!
メリル・デイビス&チャーリー・ホワイトの「ジゼル」
早く見たい。








いよいよNHK杯

2012年11月22日 21時24分57秒 | 2012-2013年シーズン
いよいよ明日、NHK杯が開幕です。
今、25日のエキシビションまでNHKの全放送の録画予約を入れたところ。
25日の日曜は当初、振替の公休日でしたが、仕事しなければいけない状況である。残念だが、しかたがない。これも人生である。
さて見どころ満載のNHK杯ですが、やはり私が一番、楽しみにしているのは女子シングルです。

浅田真央、鈴木明子、今井遥、エレーネ・ゲデバニシビリ、クセーニャ・マカロワ、アグネス・ザワツキー、ソフィア・ビリュコワ、李子君(リ・シクン)、長洲未来

私にとっては、そうそうたる顔ぶれです。
当初はアリッサ・シズニーも出場予定でしたが、怪我による手術からの完全な回復を目指すためにNHK杯の出場辞退となった。
悔やむまい。シズニーには万全の状態で来年1月の全米選手権に出場して欲しい。そして最高に美しいスピンを見せて欲しい。
やはり浅田真央さんと鈴木明子さんが一番の注目です。GPシリーズ初戦から、かなり間隔が空いているので、調整十分で、かなりのレベルが期待できます。
そして今井遥さんには初めての表彰台を目指して欲しい。そしてザワツキーが、どこまで浅田真央さんと鈴木明子さんに迫ることが出来るか、彼女に期待しているだけに私のもう一つの大きな見所です。

NHK杯は全種目、地上波やBSで放送されます。
民放の放送では完全に無視されているアイスダンスやペアも、じっくりと見て欲しい。
アイスダンスにはメリル・デイビス&チャーリー・ホワイトが出場します。
多くの方に世界最高のアイスダンスの演技を見て欲しい。
そして少しでもアイスダンスの魅力に気が付いてくれたら幸せです。

「衣装をつけろ」(歌劇「道化師」より)

2012年11月22日 16時37分53秒 | オペラ



いよいよ明日からNHK杯。
中国大会では不調だった高橋大輔さんの状態が気になります。
高橋大輔さんの今シーズンのフリーは「道化師」の音楽。
イタリアの作曲家レオンカヷァッロの歌劇「道化師」の音楽である。

舞台は19世紀後半のイタリア、カラブリア地方。
オペラの最初はプロローグ。トニオによる前口上「ごめん下さい、皆さん方」が歌われます。
そして第1幕の幕が開きます。
村人たちは旅芝居一座を迎えて歓声を挙げている。
一座の顔ぶれは座頭カニオ、2枚目役のペペ、道化役のトニオ、そしてカニオが、幼い時に拾って育てて妻にしたネッダ。
ネッダは、この村の若者のシルヴィオと恋仲である。シルヴィオと密会中にネッダに横恋慕しているトニオに見とがめられ、知らせを聞いたカニオが駆けつけますが、シルヴィオは何とか、その場を逃げ、カニオはネッダに男の名前を白状させようとしますが、口を割りません。
まもなく芝居の開演。
妻の浮気を知りながら道化を演じなければいけないカニオが男泣きして歌う有名なアリア「衣装をつけろ」が歌われて第1幕の幕が下りる。

短い前奏曲のあと、第2幕の幕が開きます。
道化芝居が始まってカニオは妻を寝取られるパリアッチョ役。そしてネッダは浮気妻コロンビーナ役。
芝居が進むにつれて現実と芝居の見境がつかなくなってしまうカニオ。激情的にカニオが歌う「もうパリアッチョじゃないぞ」は第2幕最高の聴き所である。
そして劇中で男の名前を激しく聞き出そうとするカニオ。そして男の名前を言わないネッダをナイフで刺し、さらに客席から飛び出してきたシルヴィオも刺し殺してしまうカニオ。
最後のセリフは「喜劇は終わりました」
そして幕。

今回の高橋大輔さんのプログラムの音楽は第1幕の「衣装をつけろ」が主に使用されていますが。プロローグや第2幕への前奏曲も断片的に流れてきます。

映像は1961年NHKが招聘したイタリア歌劇団の公演から第1幕の大詰め「衣装をつけろ」の場面。
カニオを歌うのは「黄金のトランペット」と称えられた当時のイタリアオペラ界最高のテノール、マリオ・デル・モナコ。オーケストラはNHK交響楽団。
多くの名歌手による映像がありますが、やはりカニオ役はデル・モナコ。
まさに鬼気迫るデル・モナコの歌と演技。これを見てしまうと、他のどんな名歌手でも物足りなく聴こえてしまいます。
1961年当時、まだまだ海外の一流演奏家が現在のように頻繁に来日できない時代にデル・モナコのような大歌手が来日して、正に彼の持てる全ての念力を出し尽くすかのように日本の聴衆の前で歌ってくれたことは凄いことである。そしてNHKがしっかりと残してくれた映像は私にとって正に世界遺産と言っても言い過ぎではありません。
私は、かなり以前、NHKが放送した全曲の放送をビデオで録画していましたが、今は、それをDVDにダビングして大切にしています。

さて高橋大輔さんはバンクーバー・オリンピックのシーズンでは映画「道」の音楽。そして今シーズンは歌劇「道化師」の音楽。
イタリアの旅役者を描いた作品をテーマにした音楽が続き興味深く感じます。
NHK杯での最高の演技を期待します。



「美しく舞う言葉」

2012年11月21日 20時58分23秒 | 浅田真央さん
一冊の本が手元に届いた。
「浅田真央 美しく舞う言葉」
12歳の頃から、現在までの浅田真央さんの言葉を集めて児玉光雄氏が解説しているもの。
美しく舞う言葉
印象に残った言葉のページには付箋紙を貼りながら読んだのですが、付箋紙だらけである。
全体を読んで強く感じたのは、浅田真央さんは「練習の人」であるということ。
そして何事も前向きである。
才能だけでなく、毎日の厳しい練習の積み重ねが現在の浅田真央さんを生んでいる。

特に印象に残った言葉

 辛かったことはすぐ忘れちゃうんですけど、
 その時々で目標に向かってひたすら頑張ろうという思いで、
 焦らずに毎日自分がやれることをやって
 壁を乗り越えてきました

この真央さんの言葉に対する児玉氏のコメントも印象に残りました。

漫然と目の前の仕事をこなしているだけでは、一流になれない。未来にたどり着きたい夢があるから、目の前の辛い仕事も意味がある。
浅田真央のように、作業を完璧に仕上げることにやりがいを見出せば、どんな仕事も面白くなる。

未来のために「今」の行動を見直す。

今の私の心に響く言葉ばかり。
何度か読み直さなければいけない本である。

GPシリーズ・フランス大会、女子・フリー

2012年11月20日 23時04分31秒 | 2012-2013年シーズン
グランプリシリーズ・フランス大会、女子シングルのフリー・プログラムの録画を見る。
安藤美姫さんの出場辞退で、日本人選手の出場はなく、一抹の寂しさはありましたが、録画を見始めると、その様なことを忘れて見入りました。
優勝はアメリカのアシュリー・ワーグナー。
文句なし!
スケールの大きいジャンプ、そして豊かな表現力。さすがだね。
この好調さを、3月の世界選手権まで持続して欲しい。
2位はロシアのエリザヴェータ・タクタミシェワ。
フリーの音楽は「黒い瞳」
妖艶さを強く感じ、胸がドキドキしました。
さてSPで大きく出遅れた私の御ひいきのアメリカのクリスティーナ・ガオは大きく順位を上げて表彰台は残念ながら逃しましたが4位。
SPの時とは打って変わって安定感のあるノーミスの演技。
昨シーズンと比べて顔の表情も柔らかくなりました。
来年1月の全米選手権での演技が楽しみです。

いよいよGPシリーズ最終戦のNHK杯。
浅田真央さんと鈴木明子さんが登場。そして将来、私のフィギュアスケートへの思いを託すであろうアメリカのアグネス・ザワツキーや私のアイドル・中国のリ・シクンちゃんも登場します。最高の状態でNHK杯を迎えて欲しい。
アイスダンスではメリル・デイビス&チャーリー・ホワイトが登場。やはりSDの「ジゼル」が楽しみです。
男子シングルではGPファイナルをかけてし烈な争い。
見どころ満載のNHK杯。
最高に盛り上がりそうです。




N響のモーツァルトとハイドン

2012年11月19日 22時01分50秒 | NHK交響楽団
毎週日曜の早朝、NHK・BSで放送のNHK交響楽団の演奏会。
昨日はアンドレ・プレヴィン指揮による9月の定期演奏会から。
この番組は1回の演奏会を最初から最後まで、プログラムの全てを途中で知ったかぶりの解説なしで楽しめるのが嬉しい。
プログラムはモーツァルトの交響曲第1番と第41番「シュピター」、そしてハイドンの交響曲第102番。
モーツァルトとハイドンのみのプログラムは、当世、たいへん珍しいのではないか。
このところ、この放送ではマーラーやショスタコーヴィッチの大編成の交響曲が続いていたので、たいへん新鮮さを感じました。
モーツァルトとハイドン。私は若い頃、たいへん苦手だった。それが年を重ねるごとに、心にしみるようになった。聴いていて何か安心して音楽に身を委ねることが出来るようになった。
聴いていてモーツァルトやハイドンと言った古典派の作品をカッチリと、そして魅力的に演奏できるN響の演奏力のレベルの高さのは目を見張るものが、ありました。
もっと、こういったプログラムを組んで欲しいと熱望しますが、モーツァルトやハイドンの作品のみのプログラムを組んで、きちんと指揮が出来る指揮者が、現在、世界で何人いるのか?と考えると難しいご時世なのかもしれません。
さてモーツァルトである。少し前に地上波のEテレでも放送された時も見ましたが、今回、改めて見直してみて、やはり、良い演奏だった。
何の抵抗もないモーツァルト。真正面から向き合っているモーツァルト。
モーツァルトの最初の交響曲と最後の交響曲を並べると言う面白いプログラム。
第1番はモーツァルト、8歳の時の作品。正に天才の証しと言う作品と言うべきか。
そしてハイドンは、たいへんな名演。
地味と思っていた作品が、こんなに魅力的な作品だったとは!
指揮のプレヴィンに脱帽である。
何か沸き立つ香りを感じました。ヨーロッパのオーケストラ顔負けである。
指揮者のアンドレ・プレヴィン。
指揮台への行き来は介添えが必要な状態ですが、指揮台でいったん指揮棒を振り下ろすと素晴らしい音楽。
これからも定期的にN響を振って欲しいものです。




祝!無良崇人君、優勝!

2012年11月18日 21時54分24秒 | 2012-2013年シーズン
グランプリシリーズ・カナダ大会、男子シングルは何と無良崇人君が優勝!

失礼ですが、全く予想していなかった。

日本の男子シングル界は、たいへんなことになった!

暮れの全日本選手権は世界選手権の3枠を目指して、物凄いことになりそうだ。

女子シングルは、放送は明日ですが、結果は知ってしまった。

やはり優勝はアシュリー・ワーグナー。

本当に安定感を増している。

明日の放送が楽しみです。

これからCSで中国大会のアイスダンスとペアの放送を見なければいけません。

本当に忙しい。