オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

祝、安藤美姫さん、世界選手権優勝!

2011年04月30日 22時29分16秒 | 2010-2011年シーズン
「甦れ日本!」

安藤美姫さん、世界選手権優勝!

フリーの演技、本当に良かった!大震災の為、開催地が東京からモスクワに変更になった大会だけに、この意味はたいへん大きい。表彰式での「君が代」を聴いて何かジーンとくるものがありました。何か日本人としての誇りを取り戻した気持ちになりました。

やはり世界選手権。GPシリーズとやはり違う。安藤美姫さんの優勝、キム・ヨナの復帰、浅田真央さんのこと、そしてレイチェル・フラットの涙など思うこと、多々あり。明日も早朝出勤なので、後日、改めてコメントするつもりです。

たいへん印象に残ったのは、村上佳菜子さんが「出来る!」と言って演技に向かったこと。最近、私は仕事で疲労困憊の毎日。何か村上さんに励まされた気持ちで一杯になりました。
次の公休日は5月4日。今日は慌ただしく放送を見たので、次の休みの日に改めて、じっくりと見るつもりです。

2011年、世界選手権、女子SP

2011年04月29日 22時31分02秒 | 2010-2011年シーズン
女子シングルSP・最終グループ。浅田真央さん、安藤美姫さん、アリッサ・シズニー、レイチェル・フラットの登場で胸がドキドキでした。
そして、さすが最終グループ、見応え十分だった。結果は別として、SPとは言えフィギュアスケートを見る醍醐味を味あうことができました。やはり世界選手権は違う!
トップバッターの安藤美姫さん、二番手のアリッサ・シズニー。彼女たちの世界に酔うのみである。フィギュアスケートを見る歓びにあふれた演技でした。
さて浅田真央さん。慎重になりすぎたかな?彼女独特の凄みを感じませんでした。しかし、このままで終わるとは思えません。フリーでは、物凄い巻き返しがあるものと確信しています。
さてキム・ヨナの「ジゼル」です。私にとっては、あまり面白くなかった。優等生の模範解答を見ているみたいでした。安藤美姫さんやシズニーの演技の方が、はるかに心を捕らえられました。
私にとって「ジゼル」と言えば中野友加里さんである。まさに「ジゼル」になりきっていた中野さんの演技。キム・ヨナの「ジゼル」はキム・ヨナそのもの。中野さんの「ジゼル」とは別世界の「ジゼル」である。これは得点云々とは別次元である。中野さんの「ジゼル」とキム・ヨナの「ジゼル」と、どちらが私の心を捕らえたかという次元である。

さて、明日は朝6時出社。さっさと寝ることにしましょう。

世界選手権が始まった!

2011年04月28日 22時18分54秒 | 2010-2011年シーズン
世界選手権が始まり、今日は男子シングルのフリーである。
午後9時過ぎ、帰宅すると、ちょうど最終グループが始まる直前でした。
当然、CSでの生中継である。
織田君の演技を見て、ん~~?
高橋大輔君のアクシデントにびっくり。胸を締めつけられる思い。本人が一番悔しいでしょう。しかし、あのアクシデントにもかかわらず、大きくくずれなかったのはさすがである。
何とも言えないイヤ~な感じの中で、小塚崇彦君の演技が始まりました。
リストのピアノ協奏曲に乗って、見事な4回転ジャンプ。そのあとも、これまでのモヤモヤを吹き飛ばす見事な演技。見事、銀メダル。さすが昨年の全日本チャンピオン!演技直後の佐藤信夫コーチの珍しい?オーバーアクションが印象的でした。
今、表彰式が始まっています。銀メダル、本当におめでとうございます。

明日はいよいよ女子シングルが始まります。
CS放送のSPの解説は太田由希奈さんの予定です。通常の金曜は公休ですが、明日は大型連休のスタート。当然、お仕事ですが、ノー残業でサッサと仕事を切り上げて、女子シングルのSPの放送を見る事にしましょう。

やっぱりベートーヴェン

2011年04月27日 08時17分11秒 | NHK交響楽団
毎週、日曜の朝6時からNHKのBSで放送されるNHK交響楽団の演奏会の放送。
この前、24日の日曜の放送は今月10日東京文化会館での東日本大震災 被災者支援チャリティー・コンサートとしてのNHK交響楽団特別演奏会でした。
指揮はズービン・メータ。曲目はベートヴェンの交響曲第9番「合唱」である。ソプラノ・並河寿美、メゾ・ソプラノ・藤村実穂子、テノール・福井 敬、バス・アッティラ・ユン、合唱・東京オペラシンガーズ。

第9の演奏の前に、メータのスピーチ、全員による黙祷、そしてバッハのアリアが演奏されました。
あの大震災後、多くのコンサートが中止になり、また来日を取りやめた演奏家もいた中で、大震災から、まだ1ヶ月も経っていない困難な時に大物指揮者のメータが急遽、単身来日してN響の指揮台に立ち、第9を振ったのには、たいへん驚かされました。

メータのスピーチ。
「桜が満開となる今日、避難所で闘っている被災者の方々が来年以降も一生涯、桜を楽しめますように」

音楽の持つ力。それを信じての急遽の来日、そして第9の演奏だったと思います。

ベートーヴェンの音楽は、やはり素晴らしく、強い!
そしてベートーヴェンの音楽は、どんな困難な時も生きる力を与えてくれる。どんな困難も克服しようとする力を持ち、勇気を与えてくれる。

私自身、いろいろな音楽を聴きますが、行きつくのは、やはりベートーヴェンの音楽。
時間に余裕があり、機会があれば交響曲第1番から第9番まで、番号順に腰を据えて語っていきたいと思っていますが、ただ、私はアレもコレもという八方美人的聴き方が出来ない人間なので、どうしても朝比奈隆とフルトヴェングラーのオンパレードになってしまうでしょう。私は、こだわりの強い不器用な人間なので、やはり難しい。出来ないでしょう。ただ、朝比奈隆が、亡くなって年月が経ちましたが、彼に対する偏見や単なるご長寿指揮者という見方と戦うことは、残された朝比奈ファンとしての、私の使命だと思っています。
この前、ザンデルリングがフィルハーモニア管弦楽団を振ったベートーヴェン交響曲全集のCDが届きました。また、新しい発見があるかもしれません。
最近、やっとゲヴァントハウス弦楽四重奏団による弦楽四重奏曲全曲のCDを聴き終えました。(内容の)重たいアルバムでした。物凄い世界でした。
これからもベートーヴェンの音楽を一生の宝として、ベートーヴェンの音楽に向き合っていきたい。

最後の本日聴いたCD
ヴェルディ 歌劇「仮面舞踏会」(全曲) パヴァロッティ(テノール)ショルティ指揮ナショナルフィル(デッカ盤)
ブラームス「ドイツ・レクイエム」 アーノンクール指揮ウィーンフィル(RCA盤)



不滅のキャンディーズ

2011年04月26日 22時52分24秒 | ポップス、歌謡曲


今日は仕事から帰宅後、以前、NHKのBSで放送された「わが愛しのキャンディーズ」の録画を久し振りに見ました。数々のヒット曲が登場しましたが、一曲ごとに、その頃、自分は何処で何をしてたのか、いろいろ思い出すものが多々ありました。正にキャンディーズ=私自身の青春時代の歩みと言って良いでしょう。
私がキャンディーズを知ったのはいつ頃でしょうか?おそらく彼女たちのデビュー前、毎週火曜日に放送されていたNHKの歌謡番組のアシスタントガールとして登場していた時のはず。私が高校1年生の頃。あの時から可愛かった!それだけに高校3年生の時、「年下の男の子」が大ヒットして脚光を浴びて、「あの娘たちか!」と思ったことを今でもはっきりと憶えています。
さて「あなたに夢中」はキャンディーズのデビュー曲です。そしてメインボーカルはスーちゃんです。
まだまだスーちゃんが亡くなった衝撃の大きさが、まだまだ私自身、残っているようです。
告別式でのスーちゃんの生前、録音された肉声でのメッセージ。
「天国で被災された方のお役にたちたい」
本当に胸が締めつけられる思い。
キャンディーズと一緒に歩んできた私にとって、言葉で言い表わせない感情に襲われます。
落ち着いたら、映画「黒い雨」などスーちゃんの主演映画を見直していきたい。

私にとってキャンディーズは不滅です。




もう一度、悲しみのキャンディーズ

2011年04月25日 23時17分28秒 | ポップス、歌謡曲
ニュースでスーちゃんの葬儀を見ました。
生前、3月29日にスーちゃんが病床で録音した肉声のメッセージを聞いて、胸がしめつけられる思いになりました。スーちゃんは、この時、自分自身、死と直面して、すでに覚悟をしていたのかと思うと本当に辛い。キャンディーズで活躍していた頃、まさか、このような時が来るとは思いもよらなかった。

メッセージは次の通り。

こんにちは、田中好子です。
きょうは3月29日、東日本大震災から2週間経ちました。
被災された皆様のことを思うと心が破裂するような、破裂するように痛み、ただただ、亡くなられた方々のご冥福をお祈りするばかりです。

私も一生懸命病気と闘ってきましたが、もしかすると負けてしまうかもしれません。
でもその時は必ず天国で被災された方のお役に立ちたいと思います。
それが私のつとめと思っています。

今日お集まりいただいたみなさまにお礼を伝えたくて、このテープを託します。
キャンディーズでデビューして以来、本当に長い間お世話になりました。
幸せな、幸せな人生でした。心の底から感謝しています。
特に蘭さん、美樹さんありがとう。2人が大好きでした。
映画にもっと出たかった。テレビでもっと演じたかった。
もっともっと女優を続けたかった。
お礼の言葉をいつまでもいつまでもみなさまに伝えたいのですが、息苦しくなってきました。
いつの日か、妹・夏目雅子のように、支えて下さった皆様に、社会に、少しでも恩返しできるように復活したいと思っています。
かずさんよろしくね。その日までさようなら。




ミキちゃんの弔辞

弔辞 スーさん。なんでそんなに早く逝っちゃたの。おばあさんになるまで恒例の集合写真をたくさん撮りたかったのに。今度から蘭さんと(水谷)豊さんと3人だけで、スーさんがいないなんて寂しいよ。

数年前スーさんからがんと聞かされた時は本当にショックでした。

でも信頼できるお医者様がついているから大丈夫といって、そのことを前向きに受け止めていて、私たちをいっとき安心させてくれましたね。その後も、会う度に変わらぬ笑顔で、いつも決まって深夜遅くまでお菓子を食べ、お茶を飲みながらおしゃべりをしたよね。心から楽しかった。
3人プラス豊さんとのあの場あの時をずっと忘れないよ。

家族やまわりの人には、心配をかけたくないとの思いで、病気のことを隠して必死に走り続けた3年間、本当によく頑張りましたね。スーさんの事だからすごく辛い時にも、優しい心配りでまわりの人たちを和やかにさせ、その場の雰囲気をぱーっと明るく変えたのではないかと想像できます。
最後まで頑張り通したスーさん。亡くなる当日も、本当によく頑張ってくれましたね。ありがとう。

私も蘭さんももう間に合わないかと思ったけれど、3人が揃ってからのあの数時間は奇跡でした。
いつもなら絶対に集まることは不可能な親族も、みんなが勢揃いし、スーさんを取り囲んでお話したりかわるがわる声をかけたり、手をさすったりしました。

その柔らかい手の感触を今でも思い出します。スーさんは一足先に天国へ逝ってしまうけど、天国はそれはそれは素晴らしいところらしいですね。


スーさんどうですか。おばあちゃんとおじいちゃん、カズちゃんやおかあさん、(夏目)雅子さんにもあえましたか。神様はこの世のお役目を果たした人をそちらに呼ぶようです。スーさんはもうお許しが出たのですね。
これは神様からのプレゼントだってこと。新たな命をいただいて、そちらで幸せに暮らしてください。

どうやら私たちは、神様からお許しがまだ出ないので、スーさん分まで明るく前向きに、一生懸命、誠実に、1日1日を生きます。
わたしたちもいずれそちらにいきますので、それまで待っていてね。
また3人で歌いましょう。本当にキャンディーズは楽しかった。
本当に私たちはスーさんと出会えて幸せでした。
私たちは永遠にキャンディーズだからね。
おそろいのモノも大切にするよ。ありがとうスーさん。愛してるよ。




ランちゃんの弔辞

弔辞 スーさん、あなたが旅経つ時、1人で寂しくないように、ミキさんと一緒にあなたの名前を何度も呼びました。わたしたちの声はちゃんと届いていましたか。時間が経つほどに、大切な人を失った悲しみと寂しさがこみ上げてきて、今わたしたちはとても困惑しています。

お互いにまだ幼い中学生だった頃に出会い、キャンディーズを通して、喜びも悲しみも共に分かち合い、素晴らしい青春時代を過ごすことができました。スーさんはいつも春のように優しい微笑みでわたしたちを包み、和ませてくれましたね。
その後の女優としての活躍は言うまでもなく、良い仕事をたくさんして多くの人たちに感動を与えてくれました。体のこと打ち明けられたときはなぜスーさんがと、悔しい気持ちでいっぱいでした。

本当はつらいはずなのに、いつも3人で会うときは「笑うことが一番の薬なのよ」って言って明るく楽しい時間を過ごし、反対にわたしたちのほうが励まされていたような気がします。3人の中では一番年下で甘えん坊だったスーさんが、いつのまに強く頼もしく、心豊かな女性になっていたことに驚かせられた。お見舞いに行ったときも、体調がおもわしくないにもかかわらず、私たちを気遣い、いつものようにユーモアを忘れない本当にかわいいスーさんでしたね。愛情いっぱいのご主人、一雄さんやスーさんが一番気にかけていたお父さん、お姉さん、そのご家族、そしていつもそばに寄り添っていたマネジャーの気持ちを思うととても胸が傷みます。

わたしたちはみんな大好きなあなたの笑顔を、そして最後まで病気と闘い立派に生き抜いたその勇気を決して忘れることはありません。
それを支えになんとか頑張って生きていかなければと自分に言い聞かせています。
どうぞ私たちのことを見守っていてくださいね。
ただ、もう一度だけでいいから3人で会いたかったです。約束していたのに果たされなかったのが残念でなりません。
だから今はまださよならは言わずにいきますね。
いつか会える時までもう少しだけ待っててね。
これからは今までの心配や不安から解き放たれて、
どうかゆっくり休んでほしいと思います。
ミキさんと私にとっていつまでも特別な存在のスーさん。心から感謝しています。
ありがとうスーさん。ずっとずっと愛しています。 




改めてスーちゃんのご冥福をお祈りします。 合掌





悲しみのキャンディーズ

2011年04月24日 23時07分59秒 | テレビ
私はキャンディーズの中ではミキちゃんが一番好きでした。しかし、キャンディーズ解散後、ミキちゃんは芸能界を去ったので、現在まで、一度も姿を見る事はできませんでした。
いいオバサンになっているだろうなあ、と思いながらも、一度でもいいからミキちゃんを見たいという気持ちを今まで持ち続けていました。
そして今日、ランちゃんと並んでいるミキちゃんの姿をニュースで見ることが出来ました。
それもスーちゃんのお通夜での映像。
祭壇のスーちゃんの素敵な笑顔の写真。
やっとキャンディーズの3人が揃った・・・

ランちゃんとミキちゃんはスーちゃんの最後を看取ったとのこと。何か叫びたくなる気持ち。
本当に悲しい。悲しすぎる。

涙、涙、涙・・・

Friends on Ice 2011

2011年04月23日 22時35分03秒 | 荒川静香さん
今年の「フレンズ・オン・アイス」の公演概要が発表されました。

Friends on Ice 2011

おそらく、私は仕事の関係で8月28日(土)の一回目の公演に脚を運ぶことになるでしょう。

今年1月の「スターズ・オン・アイス」大阪公演で荒川静香さんの演技を見ましたが、やっぱり「フレンズ・オン・アイス」

仙台育ちの荒川静香さん。大震災の後だけに、おそらく今までと違った公演になるでしょう。

とにかく、現在、仕事に忙殺されている私である。まだ先ですが目標が出来ました。


 

スーちゃんの訃報を聞いて

2011年04月22日 09時09分13秒 | テレビ


聴きなれている「微笑みがえし」が、こんなに悲しく聴こえてくるとは思いませんでした。
私にとって、たいへん衝撃的なニュースが飛び込んできました。本当にショックで声も出ません。
女優の田中好子さん。死去。享年55歳。若すぎる!1992年発病以来、癌と戦っていたことを初めて知りました。テレビ、映画で本当にいいお母さん役を演じていましたが、その裏で癌と戦っていたとは・・・。本当に辛い。
映画の大好きな私は、今村昌平監督作品の映画「黒い雨」も当然見ています。
しかし、私にとっては、女優・田中好子さんと言うより、やはり、いつまでもキャンディーズの「スーちゃん」である。どんなに齢を重ねていっても、永遠に「スーちゃん」である。
キャンディーズが活躍した頃、私は高校生から大学生にかけてであった。まさにキャンディーズは私の青春時代そのものでした。
ランちゃん、スーちゃん、ミキちゃんの3人揃ってこそのキャンディーズ。
そのキャンディーズの一角を成していたスーちゃんが逝ってしまった。
私にとって、自分自身の青春時代の大切なものが、また一つなく無くなってしまった。青春時代がまた遠いものとなってしまった。

スーちゃんのご冥福をお祈りします。


「私のお父さん」

2011年04月21日 22時51分04秒 | オペラ
O mio babbino caro - Mirella Freni (Gianni Schicchi)


私がフィギュアスケートを見ていて何が一番嬉しいかと言うと、やはり大好きなオペラやバレエの音楽が使用された時です。そして私の好きな曲だったら、なお嬉しい。その究極の歓びがトリノ冬季オリンピックでの荒川静香さんの歌劇「トゥーランドット」でした。
さて今シーズンでは西野友毬さんがSPで演じたプッチーニの歌劇「ジャンニ・スキッキ」から「私のお父さん」が嬉しかった!私の大好きな曲である。
恋人と結婚したいと望むラウレッタが父親に心をこめて歌いかける美しい歌である。

「おお!私のやさしいお父さま。
 私は、あの人がすきなのよ、とてもすてきな人なのよ(後略)」

私がこの美しい曲を初めて聴いたのは高校生の時。ミレッラ・フレーニのオペラアリア集の1枚のレコードでした。
マリア・カラスは別格として、フレーニは私の一番好きなオペラ歌手です。
ひまわりの大輪の花を思わせるような輝きに満ち、そして温かみのある声。何度、聴いても胸が一杯になります。
オペラ界から完全に退いてしまいましたが、いつまでもお元気でいて欲しい。

「浅田真央 さらなる高みへ」

2011年04月20日 11時01分14秒 | 浅田真央さん
吉田順さん著の「浅田真央 さらなる高みへ」を読み終えました。
当初は購入するつもりはありませんでしたが、たまたま書店へ行った時、「さらなる高み」というロゴに強くひかれ、一冊しかなかったので、すぐさま買ってしまいました。
著者が真央さん御本人、そして姉の舞さんや今まで真央さんと関った多くの方々へのインタビュウーの内容を、筆者自身の思い入れや感情を強調するのではなく、淡々と記しているのが、ありがたかった。真央さんの今までの歩みが大きな河の流れのように感じるものがありました。特に小塚嗣彦コーチとのスケート靴に関する話は全く知らなかっただけに驚きと共に、日本のフィギァスケート界全体が、いかに真央さんを盛り上げようという雰囲気を感じることができ、何か嬉しかった。
伊藤みどりさんのアスリートとしてのコメントも心に残りました。
「オリンピックの重圧というものは、物凄いものです。あれはもう、経験したものしかわかりません。重圧と緊張で、頭と心がバラバラになってしまう。そんな中でトリプルアクセルを3つも決めたというのは、これはもう、とてつもないことなんです」

また真央さんが小学生の頃の仙台遠征の時、高校生だった荒川静香さんとの初めての出会いも荒川さんのファンの私にとって、たいへん印象に残りました。
「何とスケートがうまいお姉さんなんだろう」
出会いから半年後の長野オリンピックのテレビの画面での荒川さんを見て、初めて真央さん自身、「オリンピック」を意識したのかもしれません。
「真央は思う。がんばったら、荒川さんみたいに、自分もオリンピックにでられるかな」

多くのフィギァスケートの選手がいる中で、私自身、現役の中では鈴木明子さんと並んで浅田真央さんが一番好きな存在です。それは、真央さんの演技をみていると「感動」するからです。心を揺さぶらされるからです。
ジャンプを跳ぶことの尊さ、そして心と気迫のこもったステップなど私を強く魅了させてくれます。
「心が豊かになればスケートは変わる」と思っていた山田満知子コーチは真央さんが幼いときから、「感動することの大切さ」を説いていたそうです。
「真央は花をみつめ、命を思った」
私の大好きなクラシック音楽も、そうですが、やはり行き着くところは「心」なのでしょう。いかに高い技術を持っていても、それに「心」が入っていなかったら、私にとって何も感じることがありません。

佐藤信夫コーチのコメント。
「(真央さんは)究極のスケータになれる。そうなってもらうことが私にとっての夢です」
究極のスケーターの浅田真央さん。おそらく、その極地にたどり着くのが、ソチ冬季オリンピックでしょう。どのような究極の姿になるのか、また、どのような演技になるのか、今シーズンも含めて、それまでの過程を、じっくりと見守って行きたいと強く思っています。

「浅田真央 さらなる高みへ」

*最後に本日聴いたCD
マーラー 交響曲第3番 朝比奈隆指揮大阪フィルハーモニー交響楽団(1995年ライブ録音)
マーラー 「リュッケルトの詩による5つの歌曲」より「私は快い香りを吸い込んだ」「美しさのために愛すならば」「真夜中に」「私はこの世に忘れられて」 クリスタ・ルートヴィッヒ(メゾソプラノ)ジェラルド・ムーア(ピアノ) EMI盤 

N響のマーラー交響曲第3番

2011年04月17日 22時20分17秒 | NHK交響楽団
毎週日曜の夜のお楽しみは、日曜の朝6時からNHK・BSで放送されるNHK交響楽団の演奏会の放送の録画を酒を飲みながら見る事。
今日はマーラーの交響曲第3番。指揮はチョン・ミュン・フン。
私はマーラーの音楽の中で一番好きなのは交響曲第9番と交響曲「大地の歌」。これはしかたないでしょう。そして、その次に好きなのは、交響曲第3番です。
私のCDの棚には何組かの3番のCDがありますが、一番好きなのは朝比奈隆指揮大阪フィルの1995年のライブ録音です。バーンスタインやアバドなどマーラーの演奏に関して定評のある指揮者の録音より朝比奈隆である。やはり私は正統派ではない変人の聴き手なのかもしれません。第1楽章のスケールの大きな演奏。そして最終楽章での指揮者の全ての人格をぶつけたような演奏。朝比奈隆の第3番の録音は私の愛聴盤の中の愛聴盤である。

さて今回のN響の演奏。大きなNHKホールの舞台一杯のオケのメンバー。この作品の規模の大きさを実感するものがあります。指揮は久し振りにチョン・ミュン・フンの登場である。最近、CDでの新録音もお目にかからなくなりましたが、今回、健在振りを知る事ができて本当に嬉しい。
まず長大な第1楽章でのN響の演奏のレベルの高さ、凄さに舌を巻きました。私たちはもっと自国のオーケストラをきちんと聴き、もっと自国のオケを誇りにしなくてはいけません。第4楽章ではバイロイト音楽祭で活躍している藤村美穂子さんの深い声に魅了される。彼女の歌う「大地の歌」や「リュッケルトの詩による5つの歌曲」をぜひ聴いてみたい。
そして最後の第6楽章。感動しました。私はこの楽章があるから、この交響曲が好きなのかもしれません。まさにNHK交響楽団は最高の演奏を聴かせてくれたと思います。特に弦が素晴らしかった。ホルンも凄い。
放送での響きと実際の会場の響きは違います。会場での実際の響きはどう聴衆に伝わったのでしょうか?また聴衆の反応はどうだったのでしょうか。放送では、よく分かりません。行きたかった!こういう時、地方は本当に、つまらない。
NHK交響楽団とチョン・ミュン・フンの組み合わせ。これからも、ぜひ続いて欲しい。しして願わくはお姉さんのチョン・キョン・ファもぜひ一緒に来日して欲しいものである。

「よみがえる大河ドラマ」

2011年04月16日 23時09分14秒 | テレビ
本日、帰宅して昼間、NHKのBSで放送された「よみがえる大河ドラマ」を録画で見ました。本日、放送されたのは「源義経」「三姉妹」「龍馬が行く」「天と地と」の四作でしたが、私にとって一番懐かしかったのは、やはり「天と地と」でした。
現在も大河ドラマは欠かさずみていますが、本当に意識して見たのは「天と地と」である。私にとって大河ドラマの原点である。第1回から最終回、そして総集編、全て見ているはずである。私が小学6年の時である。
本日、放送されたのは、このドラマの最大のクライマックスの一番激戦だった川中島の合戦のシーンである。
約40年振りに見ましたが、しっかりと憶えていた。冒頭のオープニング。霧が晴れた川中島に立つ上杉謙信と越後の軍勢。まさに歴史のロマンである。
話は前後しますが「源義経」も所々記憶がある。本日は最終回が放送された。弁慶の立往生は憶えていた。それよりも、あの独特な音楽が幼な心に強く印象に残っていましたが、何と音楽担当は武満徹であることを知って驚きました。小学生のガキの頃、すでに武満徹の音楽を聴いていたとは・・・
この番組、まだ2回あるらしい。「樅の木は残った」「風と雲と虹と」は、ぜひ見たいものです。

1992年ニューイヤーコンサート

2011年04月15日 11時11分52秒 | 音楽
今日は朝から、先週の土曜にNHK・BSで放送されたカルロス・クライバー指揮ウィーンフィルの1992年ニューイヤーコンサートの録画を見ました。
一昨日もコメントしましたが久し振りに見た約20年前のニューイヤーコンサートは本当に落ち着いている。じっくりと聴かせてくれる雰囲気がある。その反面、最近のニューイヤーコンサートは、それなりの魅力はありますが何かイベント臭さが鼻につくときがあります。
1992年のニューイヤーコンサートのコンサートマスターは今は亡きゲアハルト・ヘッツェル。その横にはヴェルナー・ヒンクの姿。
ヘッツェルの姿を見て懐かしい気持ちで一杯になる。その他のメンバーも懐かしい顔ぶれ。この頃のウィーンフィルの音色。本当に懐かしい。一番、好きな響きである。伝統を守っているウィーンフィルですが、現在に至ると、やはり変化があるようである。

クライバー指揮のウィンナーワルツの名曲の数々。喜歌劇「ジプシー男爵」序曲やワルツ「千夜一夜物語」「オーストリアの村つばめ」などの演奏はまさにクライバーとウィーンフィルならではの演奏。余裕を感じさせる演奏だが気品がある。プログラムの最後を飾るそして十八番のポルカ「雷鳴と電光」のスピード感!そしてアンコールのお馴染みの「ラデツキ行進曲」ではクライバーペースなのが面白かった。現在のように聴衆に媚びるようなオーバーアクションで指揮者が客席に向いて拍手をコントロールしないので、かえって曲の良さを堪能できました。
私自身、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートは毎年、欠かさず生中継を見て楽しんでいます。そして、きちんと録画も保存していますが、何故か録画を一度も見直していません。何故だろう?
やはり、このコンサートの変化、ウィーンフィルの変化に何か感じるものがあるのかもしれません。一度、この数年のニューイヤーコンサートの録画を見直してみようと思っています。

*最後に本日聴いたCD
ベートーヴェン 交響曲第2番、第4番。フルトヴェングラー指揮ウィーンフィル(EMI盤)
グラズノフ 交響曲第7番「田園」 尾高忠明指揮BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団
グラズノフ バレエ「ライモンダ」組曲 ヨンダニ・パット指揮ロンドン交響楽団
プッチーニ 歌劇「蝶々夫人」(全曲)ラハバリ指揮チェコスロヴァキア放送プラスティスラヴァ交響楽団(NAXOS盤)

世界ジュニアフィギュアスケート選手権 その2

2011年04月14日 22時43分11秒 | 2010-2011年シーズン
昨晩も、CSの J sports Plusで放送された世界ジュニアフィギュアスケート選手権2011「女子シングル」の録画を見ました。
いろいろ、これからが楽しみな選手ばかりで、録画を見ながら、この中から何人、ソチ冬季オリンピックに出場するのかという思いを強くしました。
私自身、ジュニアは一つの通過点と思っているので、順位はあまり気にしていません。とにかく長い目で見てあげたいと思っています。
初めて見たジュニアの選手たちの中で、今回の成績は別として注目していきたいと思ったのがロシアのエリザヴェータ・トゥクタミシェワと中国の李子君。たいへんいい雰囲気を持ったスケーターである。
庄司理沙さん、大庭雅さん、西野友毬さんの3人の日本人選手は昨年暮の全日本選手権並みの演技を見せてくれたら、間違いなく表彰台と思っていましたが難しいものである。
やはり全日本選手権は独特なものがあるのかもしれません。浅田真央さんと安藤美姫さんという世界の中でも超一流のスケーターと同じリンクに立つことが出来るということは才能ある若いスケーターにとって、たいへんな刺激になり、それが演技に現れるのかもしれません。

それにしても私の好みは普通のファンの方々から外れているのかもしれません。
村上佳菜子さんより今井遥さん、庄司理沙さんより大庭雅さんを応援してしまう私。少し前にも、あるブログで空気を読めないでトスカニーニのブラームスの録音を推してしまい、御迷惑をお掛けしてしまった。トスカニーニの指揮するブラームスを聴いて喜んだ私は、やはり変人?
ひたすら世間様に背を向けている、ひねくれ者の私。
ただ、世間様の流れより自分自身の感性を大切にして、フィギュアスケートと音楽を楽しんで行きたい。我が道を行くのみである。素直に自分自身が良いと思ったものは、他人様の評価など気にしないで、この気持ちを大切にして行きたい。特にクラシック音楽の鑑賞は特に、この点が醍醐味だと思っている。
もうすぐ世界選手権。CSでは当初の予定通り全種目生中継してくれるらしい。
私にとって、新しい発見、新しい感動を期待しています。

なお大庭雅さんを特集した記事を見つけました。参考までに。私の思っていることを全て伝えてくれています。
その1
その2