オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

カザフスタンの浅田真央さん その2

2014年05月30日 23時26分42秒 | 浅田真央さん


浅田真央さんは、カザフスタンのアイスショーで、久し振りにショパンの「バラード第1番」を披露したとのこと。

休養中とは言え、意欲的なプログラム。

浅田真央さんは、ショパンも最高。

映像の状態が悪いのが残念ですが、カザフスタンのフィギュアスケートファンを魅了したのは間違いないでしょう。




にほんブログ村


カザフスタンの浅田真央さん

2014年05月29日 15時33分08秒 | 浅田真央さん
カザフスタンでの浅田真央さんの写真を見つけました。





異国情緒あふれた地で、真央さん楽しそうです。

アイスショーの方も豪華メンバー。

5月25日に当ブログで掲載したソチ冬季オリンピックのエキシビションでの裏舞台の写真のメンバーでは町田君以外は全員、カザフスタンに、いるんだな。

とにかく素晴らしいアイスショーになりそうです。



にほんブログ村

木田真理子さん、ブノワ賞受賞!

2014年05月29日 11時33分58秒 | バレエ
クラシックバレエ好きの者には、たいへん素晴らしい知らせ。
スウェーデン王立バレエ団の第1ソリストの木田真理子さんがバレエ界のアカデミー賞と言われるブノワ賞を受賞しました。
本当に、おめでとうございます。
ブノワ賞とは、1992年から始まったロシアの賞で、国籍を問わず、前年に活躍したダンサー、振付師、デザイナーといったバレエ関係者に送られます。国際ダンス連盟が主催して行われているこの賞、世界でもっとも権威のある賞の一つと言われています。
そして日本人では、初めての受賞。
彼女がジュリエット役を演じた「ジュリエットとロメオ」が、高く評価されての受賞。
昨晩、ニュースで知ったのですが彼女は日本人のバレリーナの中でも、どちらかと言うと小柄な方ですが、顔の表情の力が凄いとのこと。
ニュースではチラッと「ジュリエットとロメオ」の映像を見ることが出来ました。
DVDはあるのかな?
一度、きちんと見てみたい。





追伸

「ジュリエットとロメオ」のDVD、見つけました。
2013年、スウェーデン王立歌劇場での収録。
いろいろ事情があって、すぐには購入出来ませんが、狙っています。




にほんブログ村 クラシックブログ クラシックCD鑑賞へにほんブログ村




バックドロップ

2014年05月27日 22時53分48秒 | 
昨日はわが社の周年記念の日帰り旅行だった。
行先は大阪のユニヴァーサル・スタジオ・ジャパン。
大所帯でのバスでの移動。
短い時間でしたが、仕事の事を忘れることが出来ました。
わが社の社長の鶴の一声の企画。本当に社長に感謝したい。

さてユニヴァーサル・スタジオに到着後、パーティがあり、大いに盛り上がる。
パーティ終了後、あと片づけを終えて、私にとって、やっとフリータイム。
私は恐竜や怪獣大好き人間なので、真っ先にアトラクションの「ジェラシックパーク」へ行くつもりでしたが、ところが、わが社のナンバー2に捕まってしまい、大絶叫で有名な「バックドロップ」コースターへ連れて行かれてしまった。
後ろ向きなので進路不明。そして雨。
パーティ直後だけに、もう死にそうだった。
とにかく物凄いコースターだった。
降りたあとは、フラフラ。
このあと、集合時間まで、私は行方不明だったらしい。

私は東京ディズニーランドへは3度行っているが、ユニヴァーサル・スタジオは初めて。
機会があれば、もう一度、訪れてみたいものである。
その時は再度「バックドロップ」に挑戦したい。
東京ディズニーランドでは3度とも「スペースマウンテン」に乗っているが、また次元の違うスリルがある。

さて東京ディズニーランドでは、夜、シンデレラ城を使った素晴らしいイベントが始まるらしい。
そして、あのパレードをもう一度見たい。
私が次に東京ディズニーランドを訪れるのはいつの日でしょうか?




ゲルギエフの「くるみ割り人形」

2014年05月25日 14時28分54秒 | 今日、聴いたCD
このところ社内行事等で変則的な公休パターンで、ちょっときつい毎日が続いている。
今日は一応、公休日となっていましたが、いろいろあって朝一番だけ出社。
帰宅してボーとしていると財務大臣閣下が目の前にドスンとゆうメールの荷物を置いて、静かに立ち去った。
中を開けるとCDの御姿。
ワレリー・ゲルギエフ指揮マリインスキー劇場管弦楽団によるチャイコフスキーの三大バレエ全曲CDのセット物。
CD6枚組で2800円也。私にとっては超お買い得価格・・・。
クラシックバレエに興味を持って数年経ち、バレエ音楽のCDもいろいろと増えてきました。私は、どうもバレエ音楽を組曲形式やハイライト盤で聴くのは、自分の好きな場面がカットされているとガッカリして物足りなさばかり感じて、どうも苦手。全曲を通してきかなければ、どうも落ち着かない人間です。
チャイコフスキーのバレエ音楽全曲盤に関しては、何故かロシアのオーケストラによる、まとまった録音を持っていなかったので、今回、ゲルギエフ指揮マリインスキー劇場管弦楽団による録音を、まとめて安価で手に入ることが出来て喜んでいます。
本当はエフゲニ・スヴェトラーノフ指揮ソヴィエト国立交響楽団による録音も欲しいのですが、価格的に、ちょっと手が出ない状態。
まず「くるみ割り人形」全曲を聴いてみました。
演奏からあふれてくる雰囲気。
バレエの雰囲気。劇場の雰囲気。
これは、やはり劇場のオーケストラの魅力。
そして湧き上るような色彩感。音楽だけでバレエを満喫できるような感じ。
私は幸運にも地元でマリインスキー劇場のバレエ公演を2度見ることが出来ました。
最初に見たのは「くるみ割り人形」
あの時の美しかった舞台が思い浮かびます。
「白鳥の湖」「眠りの森の美女」の録音を聴くのは次の公休日以降。
「白鳥の湖」では浅田真央さんの演技を思い浮かべて聴くことにしましょう。




にほんブログ村 クラシックブログ クラシックCD鑑賞へにほんブログ村

浅田真央さん、カザフスタンへ

2014年05月25日 13時44分55秒 | 浅田真央さん
浅田真央さんは、今月29日から、カザフスタンのアイスショーに出演するとのこと。

カザフスタンはソチ冬季オリンピックでの男子シングル・銅メダル、デニス・テンのお国だね。

当地ではVIP待遇らしい。

高橋大輔さんや仲良しのカトリーナ・コストナーも一緒で良かったね。

浅田真央さんや高橋大輔さんの演技はカザフスタンのフィギュアスケートファンを魅了することでしょう。そして、それがカザフスタンのフィギュアスケート界のレベルアップに必ずつながることでしょう。

また異国情緒あふれるカザフスタンの風景は浅田真央さんを癒してくれることでしょう。

気をつけて行ってきてね。


さて下の写真は、すっかり有名になったソチ冬季オリンピック・エキシビションでの舞台裏の写真。
デニス・テンに高橋大輔さん。そして浅田真央さんとカトリーナ・コストナー。
こんな表情を見せるというのは、みんな仲良しなのだなあ。




にほんブログ村


北の富士対貴ノ花

2014年05月23日 22時58分28秒 | 大相撲


大相撲の昭和40年代後半の話題が続いています。
今日は、この一番。
昭和47年1月場所8日目。
横綱・北の富士対関脇・貴ノ花の一番。
最後、北の富士のつき手か、かばい手か、もめにもめた一番。
それにしても貴ノ花の粘り腰は本当に凄かった。
当時、NHK相撲解説者だった玉ノ海さんが、こう言いました。
「貴ノ花の下半身には、もう一つの命がある」
昔は、こんな相撲を取った力士がいたのです。
現在、これだけの粘り腰を持って、土俵を沸かせてくれる力士は、もういないであろう。

貴ノ花対輪島

2014年05月22日 22時18分13秒 | 大相撲


大相撲に熱狂していた、あの頃。
忘れられない一番。
昭和47年9月場所、千秋楽。
貴ノ花対輪島の関脇同士の大関昇進をかけた取組。
水入りの大相撲。
両力士による素晴らしい攻防でした。
場所後、2人は大関昇進。
新しい時代の幕開けに胸が躍ったものです。
貴ノ花対輪島。
これくらい胸がときめいた取組はなかった。
現在の大相撲界。貴ノ花対輪島に匹敵する取組はあるのだろうか?

余談だが私は「大関獲り」「横綱獲り」と言う言葉が大嫌いである。
昔は、そんな言葉は使わなかった。
「大関昇進」「横綱昇進」と言っていた。
いつから、言葉が乱れてきたのだろうか?



昭和47年3月場所

2014年05月21日 23時29分36秒 | 大相撲


今月18日に亡くなった前相撲協会理事長の元大関・魁傑には思い出がある。
私が生まれて初めて大相撲の本場所を見たのは昭和47年3月場所。
12日目だったか?
だから、私にとって、忘れることが出来ない場所である。
亡き父に連れられて訪れた大阪府立体育館。
私は取組そっちのけで、支度部屋の入り口に立って人気力士の出入りを見ていた。
高見山の大きさにビックリ!
また大好きだった貴ノ花(現在の貴乃花親方の父)を目の前で見て大興奮。
そして、その頃、今は亡き父は座席で大好きだった酒をちびりちびり飲みながら取組を楽しんでいた。
この場所の千秋楽。
関脇長谷川と前頭7枚目・魁傑による優勝決定戦。優勝は関脇長谷川。
しかし負けはしましたが、当時、若手力士だっ魁傑は一気に人気力士の仲間入りして、将来を期待されるようになりました。
本当に、いい時代だった。
魁傑の死で、昭和がまた遠くなってしまった。







浅田真央さん、来季休養

2014年05月20日 23時25分42秒 | 2014-2015年シーズン
皆様、ご存じの通り、浅田真央さんが1シーズン、休養を発表しました。

バンクーバーからソチまでの4年間は、本当に苦しく、心身ともに、たいへんだったと思います。

真央さんご自身が納得できるまで、じっくりと休めばいい。

そして、ご自身が、こうだと決めたら、それでいい。

「先のことは時の流れにまかせばいい」

素晴らしいコメント。

それでいい。

それでいい。


にほんブログ村







元大関魁傑、死去

2014年05月19日 22時03分03秒 | 大相撲
前日本相撲協会理事長の元大関魁傑が亡くなった。
また1人、私が大相撲に一番熱狂していた頃の花形力士が、この世を去ってしまった。
本当に寂しい。
輪島、貴ノ花(現在の貴乃花親方の父)と並んで「阿佐ヶ谷トリオ」と言われていました。
現役当時「クリーン魁傑」と言われ、その真面目な性格からにじみ出る真面目な土俵態度は、今も忘れられないものがあります。
そして相撲協会理事長就任後、八百長問題が起き、大揺れに揺れた難局に敢然と立ち向かい、そして日本相撲協会の公益法人化への道筋をつけた業績は大きなものがあったと思います。理事長在職期間は短かったですが、現在の満員御礼の垂れ幕が下がる大相撲界に戻ってきた礎を作った素晴らしい理事長だったと、私は強く思っています。
理事長時代、協会内の多くの親方衆の反発は凄かったと聞いています。
しかし、そんな状況の中から大相撲存続の最大の危機と言うべき難局を乗り切ることが出来たのも現役時代から「クリーン魁傑」と言われ、「休場は試合放棄」とまで言った真面目な土俵態度から得た相撲哲学からくるものがあったにちがいありません。

さて私が魁傑の現役時代の取組で忘れられないのは昭和53年三月場所七日目の大関旭國戦。
この時、魁傑は二度目の大関からも陥落して前頭四枚目。それでも土俵への執念は消えることはなく、二度の水入り、そして取り直し。そして三度目の水入り寸前に、すくい投げで旭國を破った大熱戦。
この場所10勝5敗、敢闘賞候補に挙げられましたが、元大関と言うことで見送られました。その結果を聞いた当時NHKの大相撲解説者の玉ノ海さんが「元大関だからこそ敢闘賞だ!」とテレビ放送で言い放った言葉は今も心の底に残っています。

享年66歳。心より、ご冥福をお祈りします。






歌劇「死の都」

2014年05月18日 15時35分13秒 | オペラ
先週の日曜日の深夜。NHK・BSで今年の3月、新国立劇場でのコルンゴルト作曲、歌劇「死の都」の公演が放送されました。

舞台はベルギーの古都ブルージュ。
愛する妻を亡くした主人公パウルが妻とそっくりの踊り子の女性と出会い、死んだ妻と亡き妻とそっくりの生身の女性の間で倒錯の時を過ごす物語を幻想的に描いた作品。

歌劇「死の都」は私にとって、この数年、気になっていた作品。きちんと全曲を聴いてみたいと強く思っていたオペラ。
しかし、たいへん気になっていた作品ですが、まだCDを意識的に入手していなかった。
やはり歌詞をキチンと理解しながら、このオペラに接したいと言う気持ちが強かった。
CDやDVDをネットで入手するのは簡単ですが全て輸入盤。日本語訳がないというのがネックだった。
たとえ国内盤のCDがあったとしても、小さな解説書での細かい文字を追いかけるのは辛い年齢となってしまった。
私がオペラに興味を持った頃はLPレコードの時代。
しっかりとした作品の解説と対訳の説明書が付いていたので、対訳で追いかけながら聴いていたので、私にとっては、しっかりとした聴き方が出来ました。
確かにCDの時代になり、価格的に安くなり、お手軽になりましたが、オペラのCDに関しては、ある意味では辛い時代になったのかな?
大昔、初めてワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」の全曲盤を手にした時、解説書の分厚さに、たいへん驚きましたが、難しい部分もあり、分からないながらも、全て読んでからレコードに針を落としたものです。
もう、こんなことは出来ない時代になってしまった。私がオペラの全曲盤のレコードを今も手は放さないのは、レコード本体よりも日本語訳が付いた解説書にあるのかもしれません。

さて、今回放送された新国立劇場の公演。素晴らしかったと思います。
たいへん凝った舞台装置。効果的な照明。衣装の美しさ。
こんな素晴らしい公演が日本で行われていたとは驚きです。
そして最近、再評価されてきたコルンゴルトの音楽。
後期ロマン派の作風でR.シュトラウス、マーラーを思わせる音楽。
美しく、時には甘い旋律、そして豊かに響くオーケストラの響き。
歌手も実力者を揃えていて、私にとって、今回の放送は、このオペラの全容をしっかりと掴むことが出来たと思っています。
次は全曲CDを手に入れて、映像なしで、しっかりと音楽だけで聴いてみたいと思います。
歌劇「死の都」は1920年、作曲者23歳の時に発表された作品。
カール・ベームやオットー・クレンペラーは、このオペラを指揮したのだろうか?
ベームはハンブルク時代、このオペラを歌劇場の演目に加えたらしい。
そんな思いをしながら、このオペラを聴くのも、私が年齢を重ねていったためでしょうか?





にほんブログ村

鈴木明子さんの「ラヴェンダーの咲く庭で」

2014年05月18日 11時19分38秒 | 鈴木明子さん


何かと忙しかった3月の世界選手権の頃。
今頃、録画をボチボチ見直しています。
エキシビションでの鈴木明子さん。
映画「ラヴェンダーの咲く庭で」の音楽。
以前、浅田真央さんもSPのプログラムで演じました。

1936年のイギリスが舞台。ジャネットとアーシュラの姉妹は、ある日、一人の青年が嵐の去った浜辺に打ち上げられているのを見つける。この海辺に流れ着いた記憶喪失の青年はアンドレアと名乗る若者は特にアーシュラにとって大きな存在となっていく。彼と過ごす楽しい時間、その指が奏でる美しいヴァイオリンの音色への驚き。そしてアーシュラには、もう何年も心の奥底にしまいこんでいた感情がにわかに沸き起こる・・・。

私は以前、NHK・BSでの放送で、この映画を見ました。正に大人のラブストーリー。
鈴木明子さんの演技。
転倒もありますが、それすら演技のように思ってしまうくらいの素晴らしさ。
心のこもった演技。
このプログラム、一度、アイスショーでの生の演技で見たいものです。




にほんブログ村



2枚の写真

2014年05月15日 17時04分20秒 | 2013-2014年シーズン
フィギュアスケートのシーズンが終わって1か月半となりましたが、3月の世界選手権の放送の録画の編集が終わっていない状態。まだまだ手に付かない状態が続いている。
シーズン後半は正直、しんどかった。2月の冬季オリンピックの時はインフルエンザ、そして3月末の世界選手権の時は消費税増税に伴う物凄い忙しさ。今もまだ、この時の疲れが癒えていないのが実感である。新しいシーズンが始まるまでには、せめて冬季オリンピックと世界選手権の録画だけは、落ち着いて見直したいものと思っています。
毎年、シーズンが終わると私の好きな写真を公表していました。気が付くと今年はまだでした。
シーズンが終わって日にちが経ちましたが、私の大好きな写真を2枚。





上側の写真はソチ冬季オリンピックのエキシビションでの写真。
現在、私のパソコンの壁紙を飾っている写真です。
エキシビションに出演した全選手が一同に並んだ写真。
世界のトップクラスのスケーターの皆さんの顔、顔、顔。
この写真1枚だけからも、4年に1度の冬季オリンピックが、いかに特別なものか、私には伝わってきて、何度見ても見飽きません。

次は下の写真。
昨年のNHK杯の表彰式直後の写真と思われます。
後ろ向きの頭だけチョコンと写っているのはエレーナ・ラディオノワ。
にこやかで、温かい表情で浅田真央さんはラディオノワに何を語りかけているのでしょうか?
またラディオノワは、どんな表情で浅田真央さんの話を聞いているのでしょうか?
何か浅田真央さんの人柄が伝わってくる私の大好きな写真です。

さてさて、FSKATING NETでは、いよいよ8月のフレンズオンアイスのプレオーダーが始まりました。
私は日柄の良い日を選んで応募するつもり。
新横浜の日帰り往復は今の私にとって体力的にきついので、昨年でフレンズオンアイスへ行くのは止そうと思っていたのですが、やっぱりフレンズオンアイス。
7月のザ・アイスの大阪公演のプレオーダーが、すでに2回ありましたが、私は2度とも応募しませんでした。
本当はメリル・デイビスとアデリーナ・ソトニコワには会いたいのですが・・・。
経済的に行きたいもの全て行くというのは無理、そして11月の大阪でのNHK杯を狙っているので、やはり絞らなくては。
過去6年、私にフィギュアスケートの持つ美しさ、華やかさを存分に教えてくれたフレンズオンアイス。
私にとって一番大切なアイスショー。
今年は荒川静香さんはオメデタのため出演はありませんが、昨年のフィナーレの流れから見て鈴木明子さんが中心になるのでは?と感じています。もし、それならば、しっかりと見届けたいと言う気持ちが強い。
この数年、チケット争奪戦が、たいへん厳しい状況ですが、気長に諦めずにいたいものと思っています。


にほんブログ村

映画「カルテット! 人生のオペラハウス」

2014年05月15日 10時32分11秒 | 映画
数日前、我が家の財務大臣閣下より娘が借りてきたDVDをレンタル屋へ返却してこいとのご命令があり、素直な?私は直ぐにレンタル屋へ行ったのでありまする。
最近はテレビの有料チャンネルの映画の放送ばかり見ていたので、DVDのレンタル屋は久し振りでござった。
娘の借りたDVDを、とっとと返却したあと、ショップの棚に並んでいるDVDを見て行く。
そこで1本のDVDを見つけて直ぐに借りて帰る。この映画のことを知っていたが、まだ見ていなかった。

映画「カルテット! 人生のオペラハウス」
2012年制作のイギリス映画。
久し振りにいい映画を見た。見終えたあと、胸が一杯になる。
この題名の「カルテット」は楽器演奏の四重奏を指すのではない。オペラの四重唱を指している。
ヴェルディ作曲の歌劇「リゴレット」第3幕より、「リゴレットの四重唱」として名高い、マントーヴァ公爵、マッダレーナ、リゴレット、ジルダによる四重唱「いつかお前に会ったような気がする~色っぽい娘さんよ」が、上手に使われいて、オペラ好きの私には堪えられなかった。

イギリスの田園風景の中に建つ引退した音楽家たちが余生を暮らす音楽の館「ビーチャム・ハウス」
その音楽の館も経営難。そこに暮らす老人達がホーム存続の為にコンサートを企画する。
そのコンサートのトリを務めるのは、かつてのカルテット(四重唱)仲間の4人だが、この4人には、複雑な人間関係、思いが・・・。

この映画の原作の舞台はイタリアとのことだが、イギリスを舞台に移したのは良かった。
以前、イタリア映画「トスカの接吻」と言う映画をビデオを見たことがありますが、このイタリア映画を原案にしているらしい。
ウィットに富んだ会話、ユーモア、そして人生の皮肉。
残された人生を、どう過ごしていくのか?どう見つめていくのか?そんな思いを抱かすにはイギリスの美しい田園風景がピッタリである。
この良さ。若い方には分かるまい。私も、今の年齢だから強く感じるものがあるのに違いない。

主役の4人はマギー・スミス、トム・コートネイ、ビリー・コノリー、ポーリーン・コリンズのイギリスを代表する俳優たち。
この4人の名優たちの演技の絡みも一番の見もの。
そして、その他の「ビーチャム・ハウス」の住人たちを演じているのは、歌劇場やオーケストラなどで活躍した本物の音楽家ばかり。だから作り物感は全くなく本当に自然である。演奏も吹き替えなしの、自分自身の演奏でしょう。
その中にはバイロイトなど世界の一流歌劇場で活躍したソプラノのギネス・ジョーンズが、かつての偉大なオペラ歌手として演じているのもオペラ好きには、たいへんなお楽しみである。
そのギネス・ジョーンズがコンサートでプッチーニの歌劇「トスカ」から「歌に生き、恋に生き」を歌っている。
映画「トスカの接吻」へのオマージュかな?もう少し、たっぷりと聴きたかったなあ。
また「ビーチャム・ハウス」の名前。
往年のイギリスの名指揮者トーマス・ビーチャムがら命名されたのだろうか?
どこまでも、私をくすぐる映画である。

そして監督はアメリカを代表する俳優ダスティン・ホフマン。
何と彼の初監督作品。
「卒業」「真夜中のカーボーイ」「クレイマー、クレイマー」といった映画でアメリカそのものを演じた俳優。
そのダスティン・ホフマンの監督第1作はイギリス映画。
イギリスの風景。イギリスの俳優たち。
そこにはアメリカの臭い、ハリウッドの肌触りを全く感じさせるものはない。
せっかくホフマンが監督するのだから、どうしてもチョイ役でもいいから顔を出して欲しいと思ってしまうでしょう。
しかしここがホフマンの賢さでしょう。もし画面に自分が登場したら、それまでのイギリスの田園風景の雰囲気の流れが、そこで断たれてしまうことを分かっているのでしょう。

たまにはDVDのレンタル屋へ行くのも私にとって大切かな?
そんな思いにさせた映画でした。