オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

「荒川 静香 金メダルの道」を見て。

2007年11月30日 23時16分04秒 | 荒川静香さん
トリノ冬季オリンピックの熱狂もさめた今、今回の再放送は落ち着いて見る事が出来ました。
見終わって、静かな感動がこみ上げてきました。
限界突破の難しさ、苦しさ。そして、それを越えた時の感動!DVDやビデオで何回も見ているトリノでのフリーの演技の素晴らしさ。そこにたどり着くまでの荒川さんのレベル4との戦い。「自分らしく滑りたい」というコメントにありますがけっして自分を見失い精神力の凄さ。スピン一つ、ジャンプ一つでも荒川さんの到達した高いレベルのまさに神業だった事を改めて思い知らされました。
荒川さんのような超一流の方でも悩み、そして努力を重ねて現在があります。私の様な凡人はもっと、頑張らなければいけない!
 
安藤美姫さんや村主章枝さんではなくNHKが当時トリノ冬季オリンピックの出場に1番遠かった?荒川さんを1年近く密着取材していた事に本当に驚かされ、敬意を表します。やはり荒川さんには他の選手と違う気迫、スケートに賭ける情熱、オーラを番組スタッフが敏感に感じたのかもしれません。


「誰も寝てはならぬ!誰も寝てはならぬ!
 (中略)
 いや、私は、朝日が輝きだした時
 あなたの唇の上に、それを告げるだろう!
 そして私のくちずけは、あなたを私のものにし
 その沈黙を破るだろう!
 ああ 夜よ消え去れ!
 星よ、沈め!
 夜があけると、私は勝つだろう!
 私は勝つのだ!私は勝つのだ!」(プッチーニ 歌劇「トゥーランドット」第3幕より)
 

カレンダー

2007年11月29日 23時22分26秒 | 荒川静香さん
約1時間後にNHKスペシャル「荒川静香 金メダルの道」の再放送。何か緊張してきました。ビデオ録画の準備もOKである。

また今日ローソンのネットで来年の荒川さんのカレンダーを予約する。早く見たいものである。数量限定のようである。ご予約はお早めに!
http://lawson.jp/lawson/loppicatalog/item.html?item=358371

ショスタコーヴィチ 交響曲第7番「レニングラード」作品60

2007年11月27日 11時56分04秒 | 今日、聴いたCD
ショスタコーヴィチ 交響曲第7番「レニングラード」作品60

ルドルフ・バルシャイ指揮ケルン放送交響楽団
(輸入盤) ショスタコーヴィチ交響曲全集より 1992年録音

音楽雑誌「レコード芸術」12月号で没後50年を迎えた指揮者トスカニーニの特集が組まれていて大変読み応えがあったのですが、トスカニーニのこの作品のコメントを読み大変驚き、ショックを受けました。
「2週間をかけて、こんな作品を暗譜したなんて嘘のようだ。私はよほど馬鹿だったのだろう」
トスカニーニが、この作品をアメリカ初演を指揮した当時、第二次世界大戦下であり、ショスタコーヴィチの本質とは別に、この作品を取り上げるという事は当時の戦時感情、戦時高揚の為だったのでしょう。トスカニーニは本質的にショスタコーヴィチから遠くにいた指揮者だったのかもしれません。

私は15曲あるショスタコーヴィチの交響曲の中で7番が1番好きです。また全交響曲のなかで核心といえる作品だと思っています。ショスタコーヴィチの交響曲では5番が大変人気がありますが、ほとんど聴きません。7番以外では4番、10番そして最後の15番に惹かれます。

第1楽章での冒頭の分厚いテーマでこの作品に引きつけられます。やがて遠くから聴こえてくるような小太鼓響き。そしてこの楽章の命といえる行進曲調のメロディ。たいへんドラマティックです。
そして第3楽章はこの作品の中で最高傑作ではないか?弦楽器による痛烈な演奏。作曲者の悲しみ、そして憧れが伝わってくる。最後の第4楽章はまさに巨大な音楽である。最後、第1楽章の冒頭のテーマも登場して、けっしてこけおどしではない大変な盛り上がりで終わります。
物凄いの一言に尽きる作品です。

数年前、バルシャイが指揮した11枚セットのショスタコーヴィチ交響曲全集のアルバムを輸入盤で4000円で入手し、たいへん気に入り、そしてお世話になっています。バルシャイ自身、ショスタコーヴィチと親交のあった指揮者なので作曲者の心を伝えてくれます。たいへんな超お買い得でした。

もっともっとショスタコーヴィチの交響曲は聴き込んでいくつもりです。



GPシリーズ・ロシア大会

2007年11月26日 23時55分39秒 | 2007-2008年シーズン
やっとビデオでGPシリーズのロシア大会での中野友加里さんとキム・ヨナさんの演技を見ることが出来ました。2人とも素晴らしい演技で順位とは関係なく本当にフィギアスケートの醍醐味を味合う事ができました。

中野さんのトリプルアクセル。本当に豪快!最後のドーナツスピンは何度見ても素晴らしい。採点はジャンプの回転不足らしいが、思ったより低いものでしたが、彼女のことですからGPファィナルでは今回の反省点をキチンと是正して臨むでしょう。来月の12月28日の全日本選手権の女子フリーを私は大阪へ見に行きます。お目当ての一番手は当然、中野さんです。あの美しいスパイダルとドーナツスピンに酔ってきたいと思っています。

キム・ヨナさんの今シーズンのフリーは今回、初めてみました。(前回の中国大会の放送は見落としてしまった)あまりの凄さに唖然としたのが実感です。そしてその凄さ(技術の高さ)がけっして嫌味にならないで、ただひたすらフィギアスケートの美しさを我々に見せてくれる、本当に凄い事だと思います。トリノでは浅田真央さんとキム・ヨナさんがおそらく大変高いレベルでフィギアスケートの美しさ、素晴らしさを競ってくれると思うと順位は別として、本当に楽しみです。

GPロシア大会の中野友加里さん。

2007年11月25日 00時05分03秒 | 中野友加里さん
GPシリーズのロシア大会での女子のショートプログラムでは中野友加里さんはキム・ヨナさんに次いで2位との事。キム・ヨナさんと中野さんの演技がどうであったか気になってしかたありませんが残念ながら本日は地上波では放送は無し。やはりシチョーリツの関係で浅田真央さんや安藤美姫さんでないと放送してくれないでしょうか?
写真で見る限り中野さんはいい表情をしていますし、水色の衣装も素敵です。

フリーでの「スペイン奇想曲」ではトリプルアクセルがまた炸裂するのでしょうか?頑張ってほしいものです。
GPロシア大会

追伸
フリーも終了して中野さんは2位に入り、トリノでのGPファイナルの出場が決まったそうです。昨年は出場できなかったので、まずは良かった!ベストの演技を期待しましょう。

トスカニーニの「ローマ三部作」

2007年11月23日 11時46分26秒 | 今日、聴いたCD
レスピーギ 交響詩「ローマの松」「ローマの噴水」「ローマの祭り」

アルトゥーロ・トスカニーニ指揮NBC交響楽団
(国内盤)RCA JM-M24XR01 1949年~53年ニューヨーク・カーネギーホールにて録音

今年はトスカニーニ没後50年だそうである。熱心なトスカニーニの聴き手ではなかったので気が付きませんでした。これを記念してかどうかわかりませんがRCAから凄いCDが発売されました。レスピーギのローマ3部作の録音は昔から名盤として定評のある物で私自身レコードで持っていました。今回「XRCD24 RCA トスカニーニ・オリジナル・エディション」シリーズの初回発売である。

1曲目の「ローマの松」が鳴り出したとたん圧倒される。ただ圧力的ではなくまさに目の前でオケが豪快に、そしてみずみずしく鳴り響いている。レコードでのイメージが見事に覆された。私自身トスカニーニの録音は「響きが固く響かない、息苦しい」というイメージが昔からありましたが「ローマの松」の冒頭が鳴り出したとたん、このイメージは一撃に一掃されてしまった。
録音の技術的なことはよくわかりませんが、よほどオリジナル・モノラル・マスターテープの状態がよくそのテープを高度な技術でカッティングされたのでしょう。今まで私はマスターテープの音からかけ離れていた物を聴いていたという事になります。(ワルターの時と同様か?)

そして今回「ローマの松」以上に凄いと感じたのは「ローマの祭り」である。レコードでは録音の古さを感じ最後まで聴くのが辛かったのだが今回これも一掃である。第1曲のの迫力そして恐ろしさ!そして第4曲のめちゃくちゃな騒ぎ!それを一糸乱れず演奏するオケの物凄さ!半世紀前にこんな凄い指揮者がいたという事をまさに実感するばかりである。

このシリーズ今後ベートーヴェンの第9などが続々と登場するらしいので見逃す事が出来なくなってきました。はやくヴェルディの歌劇「オテロ」「仮面舞踏会」もこのシリーズで聴いて見たいものです。





「荒川 静香 金メダルの道」再放送 に思う。  

2007年11月23日 01時30分55秒 | 荒川静香さん
今晩もトリノ冬季オリンピックの女子フィギアのDVDを見ました。見るのはいつも荒川静香さんの演技ばかり。もう何度見たでしょうか?何度見ても、飽き足らない!
エキビジションの演技はまさに美しさの極限といっていいでしょう。そしてフリーでの演技はまさに神業!テレビでの生放送の当日、朝の4時過ぎに起床して、2月のシンと冷え切った部屋で、たった一人で何とも言えない不安と期待と緊張感を抱いて荒川さんの出番を待っていた事を今も忘れる事が出来ません。聴きなれた歌劇「トゥーランドット」のメロディに乗ってイナバウアーそして3連続ジャンプをきめたあと、荒川さんが笑顔を見せた時の喜び、このDVDを見るたびによみがえります。トリノ冬季オリンピックが終わって、かなり月日が経っているというのに、あの感動は今だに薄れません。いや、あの時の荒川さんの演技の意味の重さがますます私の心の中で大きくなっているといっていいでしょう。

ここに至るまでの荒川さんの苦しみと努力。才能のある方の極限に達した時の物凄さ!NHK出版から発売されたの本「金メダルの道」の帯の印刷に大きく書かれています「自分らしく滑りたい!」。決して自分を失わなかった荒川静香さんの強い意志。
前回の放送ではビデオの録画に失敗しているので、今回の再放送は待ちに待っていました。もう一度、荒川さんの強いメッセージを受けとめて私自身の今後の指針にしたいと思います。

NHK「荒川 静香 金メダルの道」再放送

2007年11月22日 00時38分07秒 | 荒川静香さん
NHKスペシャル「荒川静香 金メダルへの道」が再放送されます。

NHK総合テレビ 11月29日(木)夜中<正確には30日(金)>0:10~1:03 
 http://www.nhk.or.jp/special/onair/071129.html

ビデオのタイマーをきちんとセットして悔いを残さないように!

喜歌劇「こうもり」

2007年11月20日 16時32分39秒 | オペラ
キム・ヨナさんが今シーズン,SPでヨハン・シュトラウス2世の喜歌劇「こうもり」序曲を取り上げていますが、このオペレッタをベームが指揮したDVDが手に入り、あまりの楽しさに今たいへんごきげんである。

グンドラ・ヤノヴィッツ(ロザリンデ)エヴァハルト・ヴェヒター(アイゼンシュタイン)レナーテ・ホルム(アデーレ)エーリッヒ・クンツ(フランク)ヴォルフガング・ヴィンドガッセン(オルロフスキー)

カール・ベーム指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン国立歌劇場合唱団。
オットー・シェンク演出 1972年ユニテル製作。。(国内盤 ドリームライフ DLVC8066)

初めて「こうもり」の全曲レコードを手にしたのは高校生の時。ベームの来日記念盤として発売された2枚組のセット物だった。解説書を開けると写真がたくさんあり、スタジオで全曲撮影され、レコードは台紙を省いた演奏のみをレコード化した物という事であった。要するに当DVDはその映像版である。レコードを手にして30数余年経ち初めて映像としてみる事が出来るとは夢にも思いませんでした。
映像状態は古さを感じない。最初の序曲はたっぷりとベーム指揮を見る事が出来ごきげんである。当時絶頂だったヤノヴィッツのロザリンデが美しい声を聴かせてくれます。第2幕のチャールダッシュ「故郷の調べは」は聴き所の一つです。そしてクンツやホルムといった芸達者がドラマをかき回せてくれます。そして一番興味深いのは通常メゾ・ソプラノで歌われるオルロフスキーを当時ワーグナーのオペラのテノールの第一人者ヴィンドガッセンに歌わせている事である。これはベームの発案だろうか?怪演?を見せてくれます。とにかく、特に第2幕は楽しくてしかたない。観ていると本当に嫌な事を忘れさせてくれます。
この作品のDVDはすでに1980年大晦日のウィーン国立歌劇場の公演のものを持っていますが、スタジオで収録したベーム盤の方が好きです。(1980年盤はロザリンデがルチア・ポップ、アデーレがエディタ・クルべローヴァという豪華キャストでこちらも聴き所満載です)
なお、今回のベーム盤は2940円の超お買い得盤ですが限定盤の様です。

「ワルツ王」として名声を欲しいままにしていたシュトラウスがオペレッタの分野に脚を踏み入れさせた理由はいったい何だったのだろうか?当時ウィーンでも大ブームを巻き起こしたオッフェンバックの影響だろうか?
オッフェンバックのオペレッタは社会風刺を展開しましたが、シュトラウスはやはり「ワルツ王」。ワルツ、ポルカなどを使ってウィーン情緒をたっぷりと出し、苦しい事を忘れさせ、ひと時の憧れ、憂い、喜びの世界へ導いてくれます。

最後になぜ「こうもり」という題名なのか?第2幕で暴露されますがアイゼンシュタインの友人ファルケは2年前の仮装パーティーで「こうもり」の扮装をし、そのまま酔いつぶれ、アイゼンシュタインに市場で置き去りににされ町の笑い者になってしまった。そこでファルケは金が余りに余って退屈しているロシアの貴族オルロフスキーの夜会でアイゼンシュタインに恥をかかせて復讐をしようとする。「こうもり博士の復讐」と言ってもおかしくありません。


「どうすることもできないことを忘れてしまえる人は幸せだ!」(第1幕より)


「しーちゃんパラダイス」の事。

2007年11月19日 23時45分56秒 | 荒川静香さん
荒川静香さんファンサイトの「しーちゃんパラダイス」の「しーちゃんボード出張所」にて一石を投じたつもりだが、あまり反応が無く(そういう状態の中で、ありがとう様、本当にありがとうございます)閉鎖も長く続き、やはり月日が経ち過ぎたら難しい状況になっているのだろうか?もう皆、「しーちゃんパラダイス」の事はもう忘れ去ってしまったのだろうか?あの頃、単にトリノオリンピックに浮かれていただけだったのか?何か寂しさで一杯である。あの頃、騒いでいた連中は今も荒川静香さんとフィギアスケートを愛し続けてくれているのでしょうか?「しーちゃんパラダイス」は、あくまでも他人様のサイトなので、私がとやかく言うべきではないという事はよくわかっているつもりですが・・・
荒川静香さんと私たち荒川静香さんのファン結ぶ細い糸が何か断ち切られそうな気がするのは私の考え過ぎかもしれませんが危機意識を私が持ちすぎているのかもしれません。

GPシリーズのフランス大会の放送では、浅田真央さんの演技を楽しむ事が出来ましたが何か物足りませんでした。理由はただ一つ。解説が荒川静香さんでなかったからです。(伊藤みどり様、申し訳ございません)競技会から引退しているとはいえ私自身、荒川さん抜きのフィギアスケート界は考えることが出来ません。このような方と一人でも多く荒川さんのことを語り合いたいものです。

苦あれば楽あり。

2007年11月15日 22時45分46秒 | 私事
この数日、部下が起こしたクレーム対応の件で胃がチリチリする毎日が続いている。(相手はやくざやさん)今週中には仕舞いできそうだが本当に落ち着かない。

今日帰宅すると楽しみにしていた物が一度に全て届いていた。

一つは予約していたCDとDVDである。ブルーノ・ワルターが戦後、イギリスのエジンバラ音楽祭でウィーンフィルを指揮してのブラームスの「ドイツ・レクイエム」録音状態が心配だが、休みの日にとにかく聴いてみよう。そしてDVDはヨハン・シュトラウスの喜歌劇「こうもり」(全曲)である。カール・ベームがウィーン・フィルを指揮した1972年スタジオでの録画である。映像も古さを感じさせない。序曲ではたっぷりとベームの指揮振りを見る事ができごきげんである。今年はキム・ヨナさんもこの序曲を取り上げているのでお楽しみ倍増である。なお、このDVDは期間限定の2940円の超お買い得商品である。(国内盤 ドリームライフ DLVC8066)「こうもり」に関しては落ち着いたらゆっくり語りましょう。

そしてもう一つはいよいよ到着しました!来月28日の大阪での全日本選手権の女子フリーのチケットである。本当に実感がわいて来ました。

苦しみもたくさんありますが、お楽しみも一杯!何事も前向きに考えよう!

追伸
数日前、「しーちゃんぼーど掲示板」に一石を投じました。本当に荒川静香さんを愛する人たちに届いて欲しいという一念のみです。

今日聴いたCD 11月13日

2007年11月13日 13時47分15秒 | 今日、聴いたCD
ヨハン・シュトラウス2世 喜歌劇「こうもり」序曲
ニコライ 歌劇「ウィンザーの愉快な女房たち」序曲
レズニチェック 歌劇「ドンナ・ディアナ」序曲
ヨハン・シュトラウス2世 喜歌劇「メトゥザレムの王子」序曲
ホイベルガー 喜歌劇「オペラ舞踏会」序曲
ヨハン・シュトラウス2世 行進曲「フランツ・ヨーゼフ1世万歳!」
ヨハン・シュトラウス2世 「天国と地獄」のカドリーユ   その他

ウィリー・ボスコフスキー指揮ウィーン・フィルハーモーニー管弦楽団
LONDON POCL9736/46 国内盤 「ウィンナ・ワルツ大全集」より

最近仕事面で嫌な事ばかりで憂鬱な日が続いている。こういう時はウィンナワルツが最適である。楽しさの中に何とも言えない芸術に対する憧れの気持ちをいだかせる物があり、このアルバムは私にとって愛聴盤である。
今日聴いたのはアルバムの6枚目の物でオペレッタの序曲などを中心に収録され楽しさ満載で私の大のお気に入りです。

今シーズンキム・ヨナさんがSPで取り上げた「こうもり」序曲。始まりと共に引き込まれます。スケールの大きさ、ワルツの部分の美しさ、そして気品。シュトラウスの作品の中でも傑作のひとつでしょう。劇中に登場するメロディのオンパレードで、この序曲を聴くとオペラ全曲を聴きたくなります。

そして「オペラ舞踏会」序曲。私はこのオペラは聴いた事はありませんが中間部分の甘いメロディーを聴くと一度全曲をきいてみたいものである。ウィーンフィルも絶妙な演奏を聴かせてくれます。

最後に「天国と地獄」のカドリーュ。ウィーンでオッフェンバックの喜歌劇「天国と地獄」が大ヒットすると、すぐにパロディにしてしまったシュトラウス。確かオッフェンバックがウィーンのジャーナリスト協会の舞踏会にワルツ「夕刊」を発表するという事を聞くとシュトラウスはワルツ「朝刊」を発表したと聞いた事があります。シュトラウスの洒脱さ、遊び心に、こちらも楽しくなってきます。

現在ウィーンフィルのニューイヤーコンサートの指揮は世界的指揮者の持ち回りですが、私はやはりボスコフスキーのイメージが強いです。ウィンナワルツを知りぬいた指揮者がウィンナワルツを知りぬいたオケを振る。その意味でもこのアルバムは大変貴重です。私は12枚セットで15000円で購入しました。多くの方に聞いて欲しいものです。





キム・ヨナさん その2

2007年11月13日 09時55分23秒 | 2007-2008年シーズン
GPシリーズのキム・ヨナさんは素晴らしかったらしい。私自身、放送当日いろいととゴタゴタしていたので見落としてしまった。本当に残念である。「ミス・サイゴン」見たかった!通常このシリーズの放送は約2時間枠だが今回は約1時間だったようで新聞のテレビ欄に目が入らなかった。

キム・ヨナさんの魅力はやはり演技の美しさでしょう。その美しさの中でハイレベルの技が織り込まれていて見るのが楽しみである。昨年のシーズンではイナバウワーのあとジャンプを見せ、私自身、荒川静香さんと重なるものがあり感概無料でした。この数年は美しさの中に力強さを見せてきた浅田真央さんとの争いになると思いますが当人たちはたいへんですが、この2人どのような違いをみせてくれるか順位は別にして楽しみです。

次のロシア大会では中野友加里さんも出場します。中野さんのファンである私にとってはちょっと複雑な心境です。ただ順位に関係なく楽しみたいと思います。


疲れた一日。

2007年11月10日 23時11分01秒 | 2007年、全日本選手権
12月28日の全日本フィギュアスケート選手権の女子のフリーの本日よりチケット発売。朝からチケットぴあやローソンチケットへTELしまくったが昼過ぎまでず~と話中状態。やっとつながった時は28日分のチケットは無しの状態。

ガックリ!万事休すか!?しかし、あきらめたくない!行きたい!

夜、仕事を終えて帰宅してインターネットであっちこっち当たってみる。
スタンド席だが、やっとチケット確保できる。すぐクレジットカードで決済する。本当にやれやれである。

財務大臣を筆頭に家族皆「どうせ後の方の席。テレビだったらアップで見れるのに~」との事。コンサートにも言える事だがピーンと張った空気の雰囲気を味あう事は何とも言えない気持ちです。これはわかってもらえないのかしれない。
とにかく遠くであるが中野友加里さんや浅田真央さんなど日本のトップスケーターの演技に接する事が出来ると思うと嬉しくてたまりません。またオペラグラスを持参して放送席の荒川静香さんを捜しましょう。

本日はこのドタバタですっかりGPシリーズ中国大会の放送をすっかり忘れてしまった!




「ALWAYS 続・三丁目の夕日」 その2

2007年11月09日 15時23分00秒 | 映画
数日前、映画館で見た「ALWAYS 続・三丁目の夕日」の余韻が残っている。第1作はこれほどでもなかったのですが、なぜでしょうか?時間があると映画館で買ったパンフレットばかり見ている、この数日です。
いろいろあった印象的なシーン。
 
シーン1
三浦友和扮するアクマ先生がビルの工事現場になった元空き地を見るシーン。つい最近、私の家の近所で私がガキの頃よく蝉取りしていた一帯がつぶされ、マンションの新築工事現場になってしまった。これでとうとう私の幼い時から残っていた風景は私の家の周りから全て消えてしまった。

シーン2
一平のはとこの美加ちゃんが洗濯機のローラーで洗濯物を絞る場面。昔昔、我が家にもありました。美加ちゃんと同様手伝わされました。今は全自動の洗濯機。無精者の私が単身赴任で県外追放になった時は重宝しました。本当に便利になったものです。それにしても美加ちゃん、かわいかった!

シーン3
給食の献立。コッペパンに脱脂粉乳。私は脱脂粉乳は大嫌いで苦労しました。あの匂いは忘れられません。よく机の上にまいて大騒ぎしたものです。ところで小学4年の時の隣の席だった女の子、転校してしまいましたが忘れられません。今、どこでいるのかな?さぞかし、いいおばさんになっているのでしょう。

シーン4
堤真一が戦友のアルバムを見ていた場面。黒の台紙のアルバム。我が家にもまだあるはず。死んだ父や祖父、祖母の写真がまだ貼られているはず。一度探し出してきちんと整理してあげましょう。

シーン5
前回コメントでも述べましたがやはり鈴木トモエ役の薬師丸ひろ子が素晴らしかった!固くなになっていた面倒みなければいけなくなった亭主の親類の娘、美加にハンドクリームを塗ってあげる場面。塗ってあげる事でトモエの優しさが映画を見ているこちらまで伝わってきました。最後、父親に連れられて九州へ行ってしまう美加との別れの場面。使いかけのハンドクリームを美加に手渡すトモエ。そして美加がトモエに「おかあさん」と語りかける場面。この映画の中で私が好きな場面かもしれません。たった一つのハンドクリームで愛情そして心のつながりを表現するとは!涙、涙である。

最後の最後
映画が終わってエンドクレジットを見ていると小さな文字で取材協力・資料提供の企業の一覧に今は亡き父が勤めていた会社の名前を発見して驚く。帰宅して母親に聞いてみると東京タワーは父が勤めていた会社が施工したとの事。知らなかった!

まだまだいろいろな場面が思い浮かびます。もう一度3丁目の住人になりに映画館に行くつもりです。
そして早くDVDも欲しいものです。