オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

FOIに安藤美姫さんの出演が決定!

2010年07月30日 17時50分49秒 | フレンズ・オン・アイス2010
本当は11連勤で今週は休みなしの予定でしたが、今年の猛暑と行事ごとの多さで、これでは死んでしまうと思い調整して本日は公休にする。
丸一日、ほとんど横になってグッタリとしていた。
そして、夕方やっとこさパソコンを立ち上げて「フレンズ・オン・アイス」の公式サイトを開くと、ビックリ!疲れが吹っ飛ぶお知らせ。
安藤美姫さんの出演が決定!
http://www.friendsonice.com/index.html
5回目を迎えますが「フレンズ・オン・アイス」への安藤美姫さんの出演は初めてのはずである。
もう楽しみで楽しみでしかたがありません。
公演当日、もし荒川静香さん、安藤美姫さん、そして鈴木明子さんのコラボでもあったら私は卒倒してしまうかもしれません。
盆明けまで仕事はハードな状態ですが、今は「フレンズ・オン・アイス」の公演だけが楽しみです。





FOIに鈴木明子さんの出演決定!

2010年07月26日 23時08分18秒 | フレンズ・オン・アイス2010
今日も猛暑でヘロヘロになって疲れきって帰宅する。
そんな疲れが吹っ飛ぶ知らせ。
来月に迫ったフレンズ・オン・アイスに鈴木明子さんが出演決定!
一番、出演して欲しかった方だけに本当に嬉しい。諦め気分になっていたので、なおいっそう嬉しさが込み上げてきます。
中野友加里さんを失った私にとって鈴木明子さんの存在は本当に大きくなってしまった。
昨年のフレンズ・オン・アイスでは、あの「ウエスト・サイド物語」の初お披露目だったので、今年は「屋根の上のヴァイオリン弾き」?
しかし「ジェラシー」も見たいなあ。
公演当日まで私は仕事で山あり谷ありですが、荒川静香さんとフレンズの皆さんの演技を再び見る事が出来るという事だけを楽しみに毎日を過ごして行きたいと思います。


複雑な心境。

2010年07月24日 21時31分52秒 | 中野友加里さん
今日、仕事から帰宅してテレビの画面に目をやると何と中野友加里さんが自転車ならぬ大きな三輪車で走っていて本当に驚いた。
番組はフジテレビ系列放送の12時間耐久三輪車レースとの事だった。
中野友加里さんの御姿を見るのは昨年暮のメダリスト・オン・アイス以来、約7ヶ月振りである。
思いがけなく中野さんの元気な御姿を見ることができたのは良いのだが何か複雑な心境である。中野さんに相応しい番組は他に無いのかな?
フジテレビの社員だから、しかない。
これ以上、書くのは止めとこう・・・。

「ジークフリート牧歌」

2010年07月23日 20時14分11秒 | 音楽
昨日の深夜、ワーグナーの「パルシファル」第3幕をDVDで少々ヴォリュームを上げ気味で見ていたら、家族のひんしゅくを買ってしまった。
本日の朝、起きてもワーグナー。
「ジークフリート牧歌」のCDを聴く。
ハンス・クナパーツブッシュ指揮のミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏。1962年ステレオ録音のウエストミンスター盤である。
私の愛聴盤の中の愛聴盤。クナパーツブッシュの録音の中で一番好きな演奏である。
素朴だが、大河のように流れる演奏。ワーグナーの楽劇に通じている指揮者の演奏だけに他の指揮者の演奏と格が違いすぎる。
曲の最後の感概深さ、美しさは何度聴いても深い感動を憶えます。
この録音、残響が無いとかゴツゴツしているなどと言われていますが、我が家のスピーカー(YAMAHAのNS-1000)からは最良の響きで伝わっている。どうも私の使用しているスピーカーは現在のデジタル録音より昔のアナログ録音に向いているようである。

「ジークフリート牧歌」のCDを聴いたあと、テレビのスイッチをひねるとNHKのBSでアシュケナージ指揮のNHK交響楽団の定期演奏会の放送中だった。プログラムのメインはサン・サーンスの交響曲第3番「オルガン」だった。
何と派手な曲。にぎやかな曲。クナの「ジークフリート牧歌」を聴いたあと、この作品を聴くと、いかに私の世界の作品でないという事を痛感する。フランス系の交響曲だったら私はやっぱりフランクの交響曲の方が比べものにならない位、好きだな。
来月、NHKのBSでバイロイト音楽祭の生中継があるらしい。演目は楽劇「ワルキューレ」らしいので楽しみです。


お断り

当方、8月4日まで公休表の公休を表す○印しが入らない状態となるので、その間、更新も減ると思われますが、どうかご了承下さい。

チョン・キョンファのシベリウス。

2010年07月21日 14時38分05秒 | 音楽
今日も本当に暑い!暑い!暑い!
先週土曜からの世間の3連休も終わり、やっと私もお休み。
この3連休は前の配属先では考えられない激しさだった。グッタリして動く気がしない。家族は財務大臣閣下を筆頭に今、郊外の大型ショッピングセンターは出かけたが、私は一人お留守番である。
こういう時こそ遠慮もないので今、ワーグナーの歌劇「ローエングリン」をガンガン鳴らしている。
暑い日にはクーラーの効いた部屋でワーグナーを聴くのがストレス解消でいいかもしれません。

朝はチョン・キョンファのヴァイオリン独奏によるシベリウスのヴァイオリン協奏曲のCDを聴く。アンドレ・プレヴィン指揮ロンドン交響楽団。1970年録音のデッカ盤である。この前、テレビで神尾真由子さんの演奏を聴いたので、一度、ゆっくりとチョン・キョンファの録音を聴き直してみたいと思っていました。
チョン・キョンファの演奏。やはり最高である。この作品に私のベストワンである。録音されてかなりの年月が経っていますが、この演奏を超えることは本当に容易ではありません。
第1楽章の冒頭、ヴァイオリンによる最弱音の合奏からヴァイオリン独奏がその上に乗って第1主題が展開される部分。ここが、この協奏曲の一番の聴き所、醍醐味と私は思っています。プレヴィン指揮のロンドン響の演奏も素晴らしい。
この作品はヴァイオリンの美しい音色や技術をアピールする作品ではない。ヴァイオリンと言う楽器を使ってシベリウスはフィンランドの自然、北欧の空気を語っている作品だと私は思っている。私はこの作品を聴く時はシベリウスの交響曲を聴く時と同じ気持ちで聴いています。ですからソリストの個性が強かったり技術を誇示すると作品の魅力は薄くなってしまう。
チョン・キョンファは、いつも個性が強く厳しい演奏をきかせてくれます。ただ、このシベリウスでは個性の強さ、演奏に対する厳しさが全てこの作品の演奏にプラスになっている驚異的な演奏である。第1楽章の冒頭を聴いただけでシベリウスの世界に引っ張り込まれます。
この協奏曲の核心はやはり第1楽章。第1楽章全体に流れている孤独感、寂しさ、そして厳しさ。チョン・キョンファは、それらを見事に聴かせてくれます。
かなり以前、東京でチョン・キョンファのリサイタルを聴いた後、楽屋口で彼女からサインを頂きましたが、その時、目の前のにこやかな笑顔のチョン・キョンファがあまりにも想像以上に小柄なので驚いた記憶があります。彼女のエネルギーのほとばしる演奏が、この小柄な体のどこから出ているのか私のとって本当に驚異です。
ここ数年、彼女の情報を聞くことがなく本当に寂しいですが、また時期が来たら、あの素晴らしい演奏を再び聴かせてくれるものと信じています。

さてシベリウスのヴァイオリン協奏曲は私にとって思い出深く特別な作品です。
中学3年生の時、生れて初めて生のオーケストラを聴きました。NHK交響楽団がわが町の市民会館へやってきました。その演奏会のプログラムにシベリウスのヴァイオリン協奏曲が含まれていました。
この時、初めてシベリウスを知り、初めてシベリウスの作品を聴きました。私は放送やレコードではなく生の演奏でシベリウスを初体験したことになります。
ヴァイオリン独奏は当時のN響のコンサートマスターだった田中千香士氏、指揮は岩城宏之氏。2人とも、すでに故人となってしまいました。たいへんな昔のこととなってしまいました。

神尾真由子さんのシベリウス。

2010年07月18日 22時25分40秒 | 音楽
先週の金曜のNHK教育放送で5月のイギリスのBBC交響楽団の来日公演の放送がありました。指揮はチェコのビエロフラーヴェク。
ただ、私のこの放送の最大の目的はソリストで登場したヴァイオリンの神尾真由子さんでした。神尾さんはピアノの上原彩子と並んで私が今、たいへん期待している演奏家です。
曲目はシベリウスのヴァイオリン協奏曲。この曲は名曲の多いヴァイオリン協奏曲の中でブラームスと並んで一番好きな作品です。それだけに期待が高まるものがありました。
まず、この作品の核心と言える第1楽章。この作品にはチョン・キョン・ファがプレヴィン指揮によるロンドン交響楽団の最高の演奏による録音(デッカ)があります。私はシベリウスのヴァイオリン協奏曲の録音では、このチョン・キョン・ファの演奏が今も最高の演奏であると信じています。チョン・キョン・ファの演奏が耳にこびり付いている私にとって、神尾さんの演奏は熱演ですが何か聴く者を突き放すようなものが欲しいと感じました。ただ、これはチョン・キョン・ファの演奏と比べての話である。
そんな思いで第1楽章を聴き終えて次は第2楽章。
第2楽章が特に素晴らしかった。本当に心を込めた演奏。あふれんばかりの情感がこもっていて何度も録画を戻して聴き入ってしまいました。やはり彼女はただ者ではない。
プログラムのメインはドヴォルザークの「新世界より」ですがシベリウスばかり聴いて、まだ「新世界より」はまだ聴いていない状態である。
以上、一応、音楽評論家的感想。
次はミーハー的感想。
とにかく私の大好きなシベリウスの協奏曲を演奏する神尾さんの表情を見ながらポーとして、そして、うっとりとテレビの画面を見つめていました。特に第2楽章ではゾクゾクするものを感じる。彼女のようなタイプにはヨワイノデス。いい齢をして本当に困ったおじさんです。
衣装のドレスも派手過ぎず、また地味過ぎずで素敵でした。シベリウスにマッチしていて、ますます、うっとりでした。
アンコールはパガニーニの「カプリース第13番」
CDを買わなくてはいけません。
次の休みの日には全プログラムを楽しむ事にしましょう。

  

讃岐うどん

2010年07月17日 21時45分24秒 | 荒川静香さん
昨日より我が店は8月31日まで、サマータイムと称して、閉店時間が30分、遅くなってしまった。暑い盛りに老骨にムチを打たなければいけない。
また8月は棚卸しやいろいろな行事など多く超ハードスケジュール。どうしても公休日は1日少ない状態。まさに「真夏の夜の夢」ならぬ「真夏の地獄」である。
しかし、この真夏の地獄をくぐりぬけると8月28日に新横浜で荒川静香さんに会える!
こんな時だけに、これだけが私の現在の心の支えである。
シフ様は本日、めでたくPIWで、荒川静香さんにRUSKを渡せたとの事である。めでたし、めでたし。それも握手して写真も・・・
ん~~
私はどうしようか??
本当は豪華花束を持って行きたいが時間的に無理なので、思い切って讃岐うどんを持って行こうか?
こんな物、荒川さんのお口には合わないだろうな。
仕事そっちのけで、いろいろ悩んでいる私です。


「ドリーム・オン・アイス2010」

2010年07月16日 09時03分17秒 | 2010-2011年シーズン
この数日、仕事から帰宅後、日曜に放送された「ドリーム・オン・アイス」の録画ばかり見ている。とにかく、ご機嫌なのである。やはり新しいプログラムを見ることが出来るからであろう。
まず深沢亮子さんの「メリー・ポピンズ」でご機嫌になる。使用されていた音源がアレンジ物ではなく映画のサウンドトラックだったのが涙物である。ジュリー・アンドリュースとディック・ヴァン・ダイクの歌声を聴きながらなので本当にご機嫌である。前半は「チム・チム・チェリー」そして後半の「お砂糖ひとさじで」ではジュリー・アンドリュースの歌をたっぷりと聴きながらで映画のシーンが目に浮かびました。なお欲を言えば「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドージャス」が加わっていれば、もっと楽しいプログラムになっていたのでは思ったりしましたが、これは私の欲というものでしょう。
ラウラ・レピストの「ジュピター」は見事!2007年のNHK杯で彼女を知ってから注目していましたが、ますます美しい演技に磨きがかかってきました。今シーズンも、ますます世界のフィギュアスケート界で大きな存在になるでしょう。
安藤美姫さんの演技は本当に「粋」という言葉がピッタリである。新しい境地を見せてくれました。まだ発表されていませんが新しいシーズンのSPとフリーの曲が何なのか楽しみです。
そして順番は逆になりましたが鈴木明子さんの「ジェラシー」の演技には私は悩殺されました。新しいシーズンのSPを引っさげての登場。鈴木明子さんの魅力がムンムンである。これから、このプログラムを滑り込んで行くので、シーズンの終わり頃(世界選手権!)には凄い演技になる予感がします。
なおフリーは未確認情報ですが、ミュージカル「屋根の上のバイオリン弾き」の音楽らしい。このミュージカルの曲目では「SUNRAIZU,SUNSET」が特に有名ですが他にも素晴らしい曲も多くあり、プログラムでは、どの曲が登場するのか楽しみです。
ユダヤ民族の運命の流れと哀愁、その中で妻を愛し、娘たちを愛する主人公テビエ。明子さんのプログラムでは哀愁をおびたヴァイオリンのメロディは登場するのだろうか?早く、このプログラムを見たい!
また昨年同様、来月の「フレンズ・オン・アイス」に明子さんは登場してくれるのであろうか?「フレンズ・オン・アイス」のHPを見ては、その名前が発表されることを待ちわびている毎日です。

N響アワー「武満徹の映画音楽」

2010年07月14日 10時08分46秒 | NHK交響楽団
この前の日曜に放送されたNHK教育放送の「N響アワー」の録画をやっと見る。
当日は「ドリーム・オン・アイス」の放送もあり、そちらの録画ばかり見ていたので「N響アワー」の方を見るのは今日になってしまった。
最近の「N響アワー」の中で私にとって一番面白かった。
テーマは「武満徹の映画音楽」
武満徹は日本を代表する現代音楽の作曲家でもありますが、最高の映画音楽の作曲家としての顔も持っていました。
映画の好きな私にとっては、若い頃から知らず知らずのうちに武満徹の音楽を聴いていたようである。
武満徹の映画音楽で忘れられないのは黒澤明監督作品の「乱」です。この映画は封切られるとすぐに映画館に脚を運びました。音楽が映像に追随するのではなく、正に映像と対等に渡り合っていて、世界のクロサワと世界のタケミツによる、がっぷり四つの妥協のない作品と言って良いでしょう。
さて番組で紹介されたのは3つの作品でした。

①「ノスタルジア」~アンドレイ・タルコフスキーの追憶に~
②「3つの映画音楽」
③「ファミリー・トゥリー(系図)」~若い人たちのための音楽詩~

「3つの映画音楽」を映像で見るのは初めてである。オケの編成は弦楽合奏。弦だけであれだけの色彩感、そして音楽のうねりを感じさせるとは本当に驚きである。
そして放送時間の関係で抜粋でしたが久し振りに「ファミリー・トゥリー(系図)」を聴いて深い感動を憶えました。
この作品は谷川俊太郎の詩に武満徹が音楽を付けたものである。
番組では1997年にデュトワが指揮した定期公演の映像が放送されました。まさに武満徹の最晩年の作品である。
私は1997年当時、デュトワ指揮によるこの定期公演の放送を見て、この作品を初めてききました。録画したはずなので、どこかにテープがあるはずである。
初めて、この作品を聴いた時、たいへんピリピリした厳しい音楽を書いていた武満徹が、こんな作品を書くとは本当に驚いた。しかし朗読される谷川俊太郎の詩と音楽の力で、あの時も深く感動したことを憶えています。自分自身の幼い時から感じやすかった思春期の頃、また今はもうこの世にいない祖父や祖母のことが脳裏を走り、今回も言い知れぬ感情に襲われました。
現代音楽の作曲者という理由で武満徹の作品を聴かない人も多いと思います。
そんな方にも、せめて[ファミリー・トゥリー(系図)」だけは一度聴いて欲しいと深く思いました。

武満徹は晩年、オペラも企画されていたと聞いています。もし、もう少しお元気でしたら、今頃、素晴らしい作品が発表されていたのではと思うと残念でたまりません。

NAXOSレーベルには「日本作曲家選輯」という素晴らしいシリーズがあり、私は全て所持しています。その中で武満徹のオーケストラ作品を集めたCDがあり、その中の「3つの映画音楽」が収録されています。演奏はマリン・オールソップ指揮ポーンマス交響楽団。
なお、この「日本作曲家選輯」のシリーズも最近、さっぱり新しい録音が発表されなくなって残念である。私としては聴いてみたい作曲家、作品がたくさんあるのですが・・・



浅田真央さんのバラード その3

2010年07月11日 23時01分16秒 | 浅田真央さん
今、昼間の「ドリーム・オン・アイス」の放送の録画を見終えたところです。
村上佳菜子さん、鈴木明子さん、ラウラ・レピスト、安藤美姫さんなどの演技を見て、フィギュアスケートを見る喜びが大きく込み上げてきました。
そして最後の浅田真央さんの演技を見た。まさに「感動」の一言であった。
ショパンの「バラード第1番」
まさに今年のショパンイヤーを記念する最高のものだった。
単にショパンの曲を使って氷の上で滑っているのではない。
ショパンのバラードと一心同体。まさに浅田真央さんは最高の表現者としての姿を我々に見せてくれました。
純白のシンプルな衣装も強い印象を与えてくれました。
真央さんの演技をすればするほど、ショパンの音楽の素晴らしさが伝わってくる。
ショパンの音楽の素晴らしさ。今まで、これほどショパンの音楽に接して感動を憶えた記憶がない。
フィギュアスケート、それもエキシビションのプログラムでここまでの境地を見せてくれたスケーターが今までいたであろうか?
浅田真央さんはオリンピックが終わって、さらに深化した。
私は、ただただ感動で震えるのみである。

本当は鈴木明子さんや安藤美姫さんを筆頭に他のスケーターの皆さんの演技にも触れたいのですが、余りにも浅田真央さんのショパンの感動が大きかったので、またの機会に。

(余談)
番組の最後、フィナーレでブルーの衣装を着た鈴木明子さんの姿がチラッと写る。
財務大臣閣下のお言葉。
「タイタニックの時の衣装だね」
恐ろしや~恐ろしや~

「メダリスト・オン・アイスinソウル」

2010年07月10日 21時51分48秒 | 2010-2011年シーズン
今、BSジャパンの「メダリスト・オン・アイスinソウル」の放送をリアルタイムで見終わったところです。
アイスショーの持つ豪華さ、贅沢さ、華やかさを満喫して、放送が終わった後、大きな深呼吸をしてしまいました。
本当に贅沢で豪華な顔ぶれ。その中に我らが浅田真央さんと安藤美姫さんの顔。本当に嬉しくなる。誇らしくなる。
ライザチェック、プルシェンコ、ヤクディン、バトル、そしてランビエル。男子シングルは本当に凄い顔ぶれ。各々のパフォーマンスに拍手喝采する。
前半のバトルの曲目にびっくり!ほとんどワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」第1幕への前奏曲である。フィギュアスケートで今までにこの曲が登場した記憶が無い。私の一番好きなオペラだけに本当に嬉しい。
浅田真央さんの「仮面舞踏会」は、ひとまず今回で見納めであろう。
(但し今までの演技を録画したDVDは多数あるので、これからも見ることも多いでしょう)
ただ、この素晴らしいプログラム。「仮面舞踏会」は今までの浅田真央さんのプログラムで私の一番すきなプログラムである。これからも浅田真央さんは進化(深化)を続けるでしょう。機会があれば、復活して欲しいプログラムである。
豪華な顔ぶれ。バンクーバー冬季オリンピックのゴールドメダリストが全員登場しているなぁ~と、思ったとたん一人だけいないことに気付いてしまった。
せっかくのソウルでのアイスショー。これだけのアイスショー。いろいろな理由があったのでしょうが、登場して欲しかった!

いよいよ明日はBSフジで「ドリーム・オン・アイス」の放送。楽しみである。
一番のお目当ては、やはり浅田真央さんのショパンの「バラード第1番」
正座して見ます。

歌劇「仮面舞踏会」

2010年07月09日 10時30分18秒 | オペラ
ヴェルディ 歌劇「仮面舞踏会」(全曲)

マリア・カラス(アメリア)ジュゼッペ・ディ・スティファノ(リカルド)エットーレ・バスティアニーニ(レナート)ジュリエッタ・シミオナート(ウルリカ)

ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ指揮ミラノ・スカラ座管弦楽団・合唱団

1957年ミラノ・スカラ座でのライブ録音

久し振りにカラスがアメリア役を歌った歌劇「仮面舞踏会」の全曲CDを聴いて震えるほど深い感動を憶えました。
私はオペラが大好きです。当ブログ名からも分かると思います。地方在住の為、都会での海外のオペラハウスの引越し公演などは、ほとんど縁のない世界で暮らしていますが、それだけにNHKのBSなどで放送されるオペラの放送は極力、見逃さないようにしています。来月はバイロイト音楽祭の特集があるらしいので本当に楽しみにしています。
しかし、最近、放送されるオペラ公演の放送はゲッソリすることが多い。原因はやはり現在、演出の主流となった読みかえでしょう。中には面白いものもありますが、私には受け付けることが出来ないものが多い。それは、やはり音楽と演出・舞台装置が合致してなく私にとって居心地が非常に悪いからでしょう。例えばプッチーニの作品だったら、私はあの美しいメロディを満喫したい。演出に邪魔されたくない。サーカス小屋の「トゥーランドット」、摩天楼の「西部の娘」、下着姿の「蝶々夫人」・・・
演出の斬新さとは何だろう?時代設定や場所設定を変えることが現代のオペラ演出の斬新さ?
昔、ミラノ・スカラ座でストレーレルが演出したヴェルディの「シモン・ボッカネグラ」の様な舞台は登場できない時代になったのだろうか?

こういう時代、CDはありがたい。オペラの持つ音楽の美しさをストレートに満喫できる。
さてヴェルディの歌劇「仮面舞踏会」である。
私は数あるヴェルディのオペラの中で「仮面舞踏会」が一番好きである。ほとんどの方は、おそらく一番手に「アイーダ」や「オテロ」などを挙げられると思います。しかし私は「仮面舞踏会」である。変わり者と笑えば笑えである。
この全曲CDはカラスが1956年ヴォットー指揮するミラノ・スカラ座管弦楽団によるスタジオ録音(EMI盤)を長年、愛聴していますが、今日は1957年のスカラ座でのライブ録音を聴いてみました。ライブだけにスタジオ録音と違った熱さがあり、こちらも熱くなります。またキャストも当時のスカラ座の最高の顔ぶれで聴き応え十分で、古いライブのモノラル録音ですが古さを感じさせない。
特にガヴァッツェーニ指揮するミラノ・スカラ座管弦楽団の演奏は本当に素晴らしい。スタジオ録音のヴォットーの指揮も悪くないのですが、何かきちんとまとめているという感が強く、逆にガヴァッツェーニの指揮は歌と一緒に熱くなっていてスリリングである。
このオペラのヒロインのアメリアが初めて登場するのは第1幕第2場の中盤である。
「愛に呼び醒まされた秘めた、苦い苦しみが・・・」とカラスが歌い始めたとたんドラマがたいへんな緊張感に包まれます。
また、第2幕のリカルドとの2重唱。
「Ebben.si.t'amo・・・」(それならば、ええ、あなたを愛しています・・・)
このフレーズをカラスはどんな思いで歌っていたのだろうか?この一声を聴いただけで、物凄い緊張感で私は胸がつぶれそうな気持ちがします。多くのソプラノ歌手が歌っていますが他の歌手たちは単に美しい声で歌っているだけのようで物足りない。一度マリア・カラスの歌で聴くと、カラスの呪縛から逃れることが出来ません。
オペラはアリアの聴かせどころを美しく歌い上げるだけでなく、オペラの中のちょっとしたフレーズ、一言だけで、そのオペラの持つ凄み、魅力を伝えていると言うことをカラスの残したオペラの全曲録音から教えてくれます。
本当は大好きな第3幕第2場も語りたいのですが、長くなったので今日はこれまで。

歌劇「ヴォツェック」

2010年07月07日 14時47分36秒 | オペラ
先々週、NHKハイビジョンで放送されたベルクの歌劇「ヴォツェック」の録画を、やっと見ました。新国立劇場での公演である。
おもしろかった!テレビの画面に釘付けだった。
異常な世界。錯乱した世界。気が狂っている世界。
こんなまともではない世界を見事に舞台で表現している見事な公演。このオペラを我が国でこれだけの公演が上演されるとは本当に素晴らしいことと思います。
舞台の上に、箱のようなもう一つの舞台。何か隔離されたような世界。そして、その下で、よどんでいる水の扱い。何か満たされない心の世界の表現なのか?最後、ヴォツェックに殺されたマリーが沈む池につながるだけに、何かゾッとするものを感じがします。
大尉、医者、鼓手長。皆、異様ないでたち。しかし異常な世界だけに真に迫っている。
ヴォツェックを歌ったバリトン歌手も良かったが、マリーを歌ったソプラノ歌手(名前が長くて覚えられない)が特に素晴らしかった。歌ももちろんだが顔の表情が凄い!狂気と女性の色気を兼ね備えた見事なマリーだった。
そして何といってもベルクの音楽の素晴らしさ。
指揮者のカール・ベームの足跡をたどると必ず出てくるのがベルクの名前です。
いち早く、このオペラを自分のレパートリーにいれたベーム。
劇場音楽としての斬新さ、独特な美しさに惹かれたのだろうか。
それにしても、これだけの公演を生の舞台で見る事できる東京の音楽ファンは本当にうらやましい。
地方は本当につまらん!

衝撃的な知らせ。

2010年07月06日 21時46分08秒 | 私事
今日の朝、朝礼の時、私の携帯電話が何度も鳴り、何事か?と思いましたが、相手は高校時代からの友人からであった。
用件は何と高校時代の同級生が急死したという知らせ、それも、どうも自殺らしいという衝撃的な内容であった。
内容を知ったあと涙が出てしかたがなかった。
葬式は本日の午前中なので、どうにも店を抜け出すことが出来ない状況であったので、出棺の時間の頃は、東の方を向いて、頭を下げました。
昨年、クラス会があった時、当人も来ていた。
元気に酒をガンガン飲んでいた。
いったい何を悩んでいたのであろうか?何を苦しんでいたのであろうか?
私も仕事のことで追い込められて苦しんだことは何度もありますが、また次元が違うのであろう。
中学生時代のクラスメイトにも列車に飛び込んで、自ら命を絶った者がいます。
生と死。命のはかなさ。
しばらく寝苦しい日が続きそうである。



「ペレアスとメリザンド」

2010年07月04日 22時01分29秒 | 音楽
4月16日から配属が変わって一番嬉しいことは日曜夜のNHK教育放送での「N響アワー」がリアルタイムで見ることが出来ることである。閉店時間が30分早いだけで、これだけ違うのかと驚くばかりである。
今日は6月のアシュケナージ指揮によるフランス音楽のプログラムによる定期演奏会からフランセのクラリネット協奏曲とフォーレの組曲「ペレアスとメリザンド」が放送されました。
フランセのクラリネット協奏曲は恥ずかしながら初めて聴いた作品である。洒落た作品だが演奏者にとっては難曲とのことである。
「ペレアスとメリザンド」は健康的演奏で、もう少しデリケートな部分を出して欲しかった。ただ有名な第3曲の「シチリアーナ」は、いつ聴いてもシンミリします。
「ペレアスとメリザンド」を題材にした作品ではドビュッシーのオペラが有名ですし、シェーンベルクの作品もありますが、私はシベリウスの作品が大好きです。
シベリウスの作品と言えば交響曲第4番以降の交響曲の様に、まさにフィンランドの自然の中で宇宙を見据えているような作品もありますが「ペレアスとメリザンド」や組曲「恋人」といった小品も聴き逃せません。何か触ると消えてしまいそうな、はかなさすら感じます。
さて来週の「N響アワー」の特集は「武満徹と映画音楽」である。映画ファンの私にとっては見逃すことが出来ません。