オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

トリノでの「誰も寝てはならぬ」

2012年12月29日 21時49分45秒 | 荒川静香さん



映像は2006年、トリノ冬季オリンピックの開会式の最後に登場した今は亡きルチアーノ・パヴァロッティによる歌劇「トゥーランドット」より「誰も寝てはならぬ」である。
確か開会式の放送は見たはずですが、パヴァロッティの歌以外は、さっぱり憶えていない。やっぱりパヴァロッティの声は強烈だった。
大スタジアムに朗々と響くパヴァロッティの声。たった1人の声。全てを圧する一人の声。やはりイタリアはオペラの国。人間の持つ声の偉大さを強く感じます。
そして、このオリンピックで歌劇「トゥーランドット」の音楽で演技して金メダルに輝いたのが荒川静香さんである。
私の大好きなプッチーニの歌劇「トゥーランドット」の音楽で!
あれから、もう6年経っている。しかし、まだ昨日のことのように感じます。
さて今日は、その荒川静香さんの誕生日である。
齢を重ねるごとに美しさを増している荒川静香さん。その美しさは何か吸い込まれそうである。
今年、私が一番感動したのは、8月の「フレンズ・オン・アイス」での荒川静香さんのソロの演技「星に願いを」を見ることが出来たことでした。
フィギュアスケートで、もし自分自身の一番好きな音楽が流れたら、そして、その音楽で自分が大好きなスケーターが演じてくれたら、それは正に至福の時といってよいでしょう。
私は、昔から、このディズニーの代名詞と言うべき、このメロディを聴くと胸が一杯になります。
そして正に最高の至福の時を荒川静香さんは私に与えて下さった。
これからも荒川静香さんにはプロスケーターとしてフィギュアスケートの持つ本当の美しさを私たちに伝えて欲しい。
来年の「フレンズ・オン・アイス」も、どのようにしても会場へ馳せ参じるつもりです。
そして私のフィギュアスケートに対する愛情をさらに深めてくれるものと信じています。


以上で年末多忙のため、今年最後の更新とさせていただきます。
今年も、いろいろとお世話になりました。
来年は、いよいよフィギュアスケートはオリンピックシーズン。皆様と大いに盛り上がりたいものです。
そして新しい年が皆様にとって、より良き年になりますように。
それでは良いお年をお迎えください。







高橋大輔さんの「道化師」

2012年12月28日 22時53分38秒 | 2012-2013年シーズン



昨日は、今年最後の公休日でした。
昨晩、やっと全日本選手権の男子シングル・フリーの録画を全て見ることが出来ました。
やっぱり高橋大輔さんの「道化師」が圧巻だった。
物凄いものを見てしまったと言う感が強い。
他の選手と比べて次元が違うものを強く感じました。
全日本選手権では2位でしたが、やはり日本の男子フィギュア界の第一人者と言っても過言ではありません。
レオンカヷァッロの歌劇「道化師」の音楽。
私は、フィギュアスケートの男子シングルには疎い部分があるので、この「道化師」の振付がシェーリーン・ボーン姐さんだったとは知らなかった。
すっかり高橋大輔さんの名プログラムになった「マンボ」の振付もシェーリーン姐さんである。
シェーリーン姐さんの言葉が印象に残りました。
「綺麗に滑ろうと思わなくていい。激しくても、醜くてもいいから、感情を出して欲しい」
正に、歌劇「道化師」にピッタリの言葉。このオペラの本質を突いた言葉である。
オペラの大好きな私にとって、たまらないプログラムである。
男子シングルの演技の録画を何度も見直したのは、今回が初めてではないでしょうか。
次の公休日にはデル・モナコが歌った歌劇「道化師」のDVDをじっくりと見ることにしましょう。

さて余談ですがCS放送のスカパ!の契約を変更しました。
いよいよJスポーツを見ることが出来ます。
さっそく明日はロシア選手権・男子シングル、あさっては女子シングルの放送があります。
プルシェンコの演技が楽しみです。





今年の全日本選手権を終えて

2012年12月27日 09時31分50秒 | 2012-2013年シーズン
やっと全日本選手権のエキシビション「メダリスト・オン・アイス」の録画を見終えたところである。
やはりジュニアの選手の本郷理華さんと加藤利緒菜さんの演技が一番印象に残りました。
本郷理華さんの若さがはじけたエネルギッシュでスピード感のある演技。
また加藤利緒菜さんの演技は見れば見るほど、大好きだった中野友加里さんを思い出してしまいます。
ジュニアの選手たちは、これから、どんどん体型が変化して行きます。
そのため山あり谷ありだと思いますが、ジュニアの選手たちには一時的なマスコミの報道に巻き込まれることなく、長い目で見て欲しい。見守って上げて欲しい。これは強くお願いしたいものです。

そして鈴木明子さんの「シェルブールの雨傘」の演技。
私の大好きな映画音楽。しっとりとした正に大人の演技。
5年前に鈴木明子さんを知った喜びを噛みしめるのみ。
現役生活は、あと1年と少し。おそらく、これからの1年は鈴木明子さんの今までのスケート人生の全てを賭けた日々になるでしょう。
荒川静香さんと中野友加里さんの引退で、心の中にポッカリ穴が空いた私に、鈴木明子さんは、それを埋めるかのように多くのフィギュアスケートを見る喜びを与えてくれました。
そして毎年、脚を運ぶ8月の「フレンズ・オン・アイス」では、毎回、鈴木明子さんの充実した演技を見ることが出来、その成長を実感するものがありました。
その場で「ウエストサイドストーリー」「シルク・ドゥ・ソレイユ(0)」と言った鈴木明子さんの名プログラムの初お披露目を見ることが出来た幸運。
ただ競技者生活を終えて後も、私は間違いなく鈴木明子さんのファンでいます。これからも・・・。

私は、フィギュアスケートを話題にしている、いろいろなブログに目を通していますが、以前から強く感じていたのですが、何故こうも攻撃的な書き込みが多いのか?残念に思う事が多々あります。
刺激的に書き込めば書き込むほど、よく目立ち、コメントも増え、アクセス・ランキングも上がるためかもしれませんが・・・。
私には出来ない・・・。マイ・ペースで行くのみである。
美しい音楽と美しく華麗な女子フィギュアスケートの世界。
今シーズンの浅田真央さんの「アイ・ガット・リズム」「白鳥の湖」「メリー・ポピンズ」を見ることの出来る喜び。
ガーシュイン、チャイコフスキー、そしてディズニー音楽。
最高の音楽に乗って、浅田真央さんが持てる全ての技術と演技力を駆使して私たちを魅了する名プログラムの数々を心から楽しむことを出来る贅沢を、なぜ理解出来ない人々が多いのか!
やはり私は心で演技を楽しみたい。見つめたい。

今年の全日本選手権にも安藤美姫さんの姿を見ることが出来なかった。
彼女の演技を見ることが出来ないのは、やはり寂しかった。
昨年の「フレンズ・オン・アイス」で安藤美姫さんの演ずる「千の風になって」を見て心から感動した。
安藤美姫さんの心のこもった高い境地の演技に息をのむばかりだった。
あれだけの演技が出来るスケーターは世界広しと言えどもいないでしょう。
彼女の今後は全くの不透明ですが、早く復帰してリンクに再び、あの華のある姿を見せて欲しい。

さて来年の全日本選手権はソチ・オリンピックの代表選考を兼ねた、たいへんな大会になります。
結果は神のみぞ知るである。
荒川静香さんが著書でも記していますが、オリンピックそのものがゴールではなく、それを目指している道のりを、しっかりと見て、1試合だけで一喜一憂するのではなく、長い目で、来シーズンのオリンピックシーズンを迎える選手たちを応援して行きたいと強く思います。











本郷理華さんの「白鳥の湖」

2012年12月26日 23時45分51秒 | 本郷理華さん



今年の全日本選手権での、私の一番の収穫は本郷理華さんを知ったことです。

まだまだ荒削りなところはありますが、スケールの大きな演技には、たいへん魅力を感じます。

今後、どのように伸びていくか、たいへん楽しみです。

すっかり私の一押しのスケーターになってしまいました。

鈴木明子さん、来シーズンで現役引退

2012年12月25日 17時09分08秒 | 2012-2013年シーズン
鈴木明子さんは来シーズンで現役引退のニュース。
とうとう、この時が来たかという気持ち。
現役活動を来シーズン限りと定め、ソチ・オリンピックを出場を目指すことを明らかにしたとのこと。
今年8月のフレンズ・オン・アイスで彼女の演技を見て、正に驚異的と言えるくらい成長を続けている姿を見て深い感銘を受けました。
彼女は、しっかりとソチでのオリンピックを見据えているはず。
ソチ・オリンピックまで、鈴木明子さんは、まだまだ成長を続けていくはずです。
私も何か気が引き締まる思い。

鈴木明子さんは御自身のブログで、コメントしています。

「スケートができる喜びをかみしめて、あと一年ちょっと競技者としてやりきります。
そこにどんな景色が待っているのか、楽しみに…」

私も鈴木明子さんの行き着く先が、どこなのか、どんな景色なのか、しっかりと見届けたい。
最後の最後まで、私は鈴木明子さんについていきます。

荒川静香さんと本郷理華さん

2012年12月25日 10時59分19秒 | 本郷理華さん
今年の全日本選手権での私にとって最大の収穫は本郷理華さんを知ったこと。12月23日にも書き込みましたが、本当に衝撃的でした。

さて私がいつもお世話になっているフラダンス大好きのおじさんのブログで、荒川静香さんがトリノ・オリンピック直後の仙台での凱旋パレードで、オープンカーに乗っていた小さな女の子が本郷理華さんであることを知り、たいへん驚きました。

いろいろ写真を捜しましたが、やっと見つけました。お借りします。



オープンカーで、荒川静香さんの隣に座る赤いリボンをつけた女の子。

荒川静香さんに憧れ、かつては荒川静香さんも指導を受け、今は鈴木明子さんのコーチの長久保裕氏に指導を受けている本郷理華さん。

荒川静香さんと鈴木明子さんという私にとって、かけがえのない大切な2つのキーワードを持つ本郷理華さん。

そして、その本郷理華さんが、今年の全日本選手権の女子シングル・フリープログラムの最終滑走で素晴らしいを見せてくれました。

私にとって、彼女の登場は、また新しい扉が開き、新しい光が射してきたという実感を強くしました。

こちらも、お借りします。

http://www.ctv.co.jp/realtime/sp_kikaku/2006/04/0414/index.html




全日本選手権、女子シングル・フリー その2

2012年12月24日 23時10分29秒 | 2012-2013年シーズン
昨日、放送されたの全日本選手権の女子シングル・フリーの録画を見る。
最初の方は私の娘も見ていた。
庄司理紗さんを見て「本当にきれいな人」と言っていた。
まだ高校生であることを伝えると驚いていた。
女性の目で見る面白さを感じました。

ジュニアの選手の皆さんの演技には目を見張るものがありました。
今回、登場したジュニアの選手たちが、今後、どのように成長していくか、注目していくのもフィギュアスケートを見る楽しみの一つ。
特に印象に残ったのは本郷理華さん以外では新田谷凛さんと加藤利緒菜さんの2人。
新田谷凛さんは前半、ジャンプのミスが続いて残念でしたが、何かいい雰囲気を持ったスケーター。
そのいい雰囲気が心地良かった。
ミュージカル「回転木馬」の音楽も嬉しかった。
加藤利緒菜さんを見て中野友加里さんを思い出してしまいました。
何か雰囲気が似ていてハッとするものがありました。
そんな感情を抱いたのは私ぐらいか?
若い注目のスケーターの登場は嬉しい限り。
宮原知子さんは、見事と言うしかない。
ただ表彰式を見ていて浅田真央さんや村上加菜子さんと並んでいる姿を見て感じたのですが、この2人と比べてみると、ジュニアとはいえ、やはり体が、まだあまりにも小さい。
これから、どんどん体型が変わってくるので、この体型の変化を、どう克服していくか注目していきたい。
とにかく、今回の結果だけで騒ぐのではなく長い目で見て行きたい。
私が期待している大庭雅さんの演技の映像が、なかったのは残念!やはり見たかった。

村元小月さんは、この大会で引退らしい。
もったいない!
浅田真央さんと同世代だけに、まだまだ、やれる!と思うばかりです。
西野友毬さんは派手さはないが着実に実力をつけていると思います。
彼女は私の好きなスケーターの1人。
一度でもいいからグランプリシリーズなど大きな世界大会に出場させて、ワンランクアップの経験を積ませてあげたい。
チャンスがあれば何か大化けするような気がします。

さて、録画を見ていてCMなど競技会以外の映像が多く閉口する。何か落ち着かない。
来年1月2日にBSで放送されるらしい。
早送りばかりしないで済む放送を期待したいです。







全日本選手権、女子シングル・フリー

2012年12月23日 22時09分50秒 | 本郷理華さん
仕事を終えて帰宅すると、テレビの放送では浅田真央さんの演技が始まっていた。
しかし、既に結果は知っていた。
結果を知った時は茫然とした。まさかと思った。
全日本選手権のリンクには魔物がいるのであろうか?
鈴木明子さんがフリーで、これだけ崩れるとは予想もしなかった。
彼女の胸中を思うと、本人も悔しさで一杯であろう。
来年3月の世界選手権まで、しっかりと調整して、ぜひ表彰台に昇って欲しい。

まだ村上佳菜子さんの演技の録画は見ていませんが、おそらく凄かったのだろう。
宮原知子さんの躍進も見事。
早く録画を見てみたい。

そして浅田真央さん、優勝!
ジャンプのミスは、ありましたが、やはり真央さんの「白鳥の湖」は芸術的。
流れるような演技は本当に見事である。
技術云々を超越したものを強く感じます。
3月の世界選手権では、どのような演技になるのか本当に楽しみです。

浅田真央さんの演技を見た後、体が冷え切っているので、ひとまず風呂に入る。
風呂から出て、テレビを見ると最終滑走のジュニアの本郷理華さんの演技が始まる。
目が釘付けになる。スケールの大きい演技に我を忘れる。びっくりした。
何かモヤモヤした気持ちが、彼女の演技を見て吹っ飛ぶ。
今年の全日本選手権で最大の新しい才能の発見!
長久保コーチ門下。鈴木明子さんの妹分か!
何かカロリーナ・コストナーと同じ雰囲気を感じるものがありました。
また1人、今後、フィギュアスケートを見る時、私にとって楽しみなスケーターが出現しました。

現状、まだ浅田真央さんと本郷理華さんの演技しか見ていない。
録画を早く全て見たいが、疲労困ぱい。明日も仕事なので、休みの日に、じっくりと見るつもり。
BSでも放送はあるのだろうか?
年末、何かと忙しく調べていない。
明日はメダリスト・オン・アイス。
これまた録画で見るしかない。



全日本選手権、女子シングルSP

2012年12月22日 22時00分47秒 | 2012-2013年シーズン
職場から帰宅すると、放送は女子シングルSPの最終グループの演技が始まる直前だった。
浅田真央さん、宮原知子さん、西野友毬さんの演技は、まだ見ていない。
しかし、すでに結果は知っている。
今、男子シングル・フリーの放送を録画中なので、女子シングルの録画を見ることが出来ません。
やはり鈴木明子さんと浅田真央さんの2強は強い!
どちらに優勝して欲しいか?
あまりにも、この2人には強い思い入れがあるので、とても考えることが出来ない。
とにかく今年最後の競技会を飾る最高の演技を見せて欲しい。
この2人に宮原知子さんと西野友毬さんが続いている。
宮原知子さんと西野友毬さんには日本の女子フィギュアスケート界に新しい風を吹かして欲しい。
そして表彰台を狙って欲しい。

今、放送で高橋大輔さんのフリーの演技を見終わる。
レオンカヴァッロの歌劇「道化師」の音楽。
まさに圧巻の演技。
強い興奮を憶える。
男子シングルの結果も既に知ってしまった。
やはりCS放送でもいいから全米選手権やヨーロッパ選手権のように生中継してほしいなあ。

ああ、「スターズ・オン・アイス」

2012年12月21日 22時49分55秒 | 2012-2013年シーズン
全日本選手権、男子SPの録画をチラチラと見ながらパソコンの前にいる。
さて、私事だが、私の義理の弟(妹の亭主)と、その娘(私の姪)が、私の影響か?来月1月5日、大阪へ「スターズ・オン・アイス」を見に行くらしい。
ネットで調べてみると、まだスタンド席のチケットが残っているようだ。
さっそく財務大臣閣下(私の妻らしい)と私の母上様が2人がかりで私に釘を刺してきた。
「アイスショーは1年に1回だけよ~。もし、一緒に行ったら8月の荒川静香さんのアイスショーは行けないよ~」
先方にも言っているらしい。
「絶対に誘ってはダメよ!すぐに、その気になる人(私のこと)なんだから」
問答無用。反論の余地なしである。
私も「スターズ・オン・アイス」へ行きたいぞ!
浅田真央さんの「メリー・ポピンズ」を見たいぞ!
目の前に御馳走があるのに食べることが出来ないような気持ち。
残念だが来年8月の「フレンズ・オン・アイス」に全てを賭けよう。
昨日の夕方、浅田真央さんのCDが届く。
ジャケットの写真が素敵である。
今、私のCDの棚の中でマリア・カラスのCDと並べて飾っている。
今日も仕事がハードだった。
CDの写真を見ていると、何か癒されるものがあります。
リッカルド・ムーティ指揮フィラデルフィア管弦楽団の組曲「白鳥の湖」も収録されているので、休みの日に、ゆっくりと聴くことにしましょう。






いよいよ全日本選手権

2012年12月20日 10時07分58秒 | 2012-2013年シーズン
いよいよ今年の全日本選手権が始まります
一番の注目は、男子シングルだと思いますが、やはり私は女子シングルが一番好きです。フィギュアスケートの競技の中で私にとって、女子シングルは、やはり特別な世界と言って良いでしょう。これは、今後も変わらないでしょう。
美しい音楽に乗って氷上での美しい舞い、そして跳ぶ。
しかしフィギュアスケートではジャンプ、スピン、ステップなど日頃、苦しい思いで鍛練を重ねた披露した技の数々が残酷なくらい、こまかく採点され数字で現わされてしまう。
それでも、うら若き少女たち、美しい乙女たちが失敗を恐れず、自分自身への挑戦のように、前を見据えて跳ぶ。
そして、そこから大きな感動が生まれてくる。
最後のキス&クライでの泣き笑い。嬉しさと悔しさが入り混じったキス&クライ。
やはり私にとってフィギュアスケートは女子シングルなのである。

その年の暮に開催される全日本選手権は私にとって仕事が一番忙しい時なので、会場で見ることは絶望的である、
しかし1度だけ会場に脚を運ぶことが出来た。2007年の大阪での大会。女子シングルのフリープログラム。今でも、これを見ることが出来たのは私にとって奇跡だったと思っています。
この大会を会場で実際に見ることが出来た、全日本選手権の雰囲気を体験できたことは、それからのフィギュアスケートを見ることの大きな指針になりました。
最終グループ。
中野友加里さんが、大きくぐらつきながらもトリプルアクセルを着氷。その瞬間、館内、物凄い歓声。そのあと中野友加里さんの気迫あふれる演技に会場内は異様なくらい高い熱気に包まれました。
そして中野友加里さんの次に登場したのが、鈴木明子さん。まだ鈴木明子が現在のように大きな存在でなかった頃。この時、私は初めて鈴木明子さんを知った!
鈴木明子さんの演技が始まると、中野友加里さんが生んだ特別な雰囲気がサッと引いて、完全に会場内の空気を完全に自分のものにしてしまった鈴木明子さん。
日本には、まだ、こんな凄いスケーターがいたのか!と実感する。
最終の滑走者は安藤美姫さんだった。この年の3月の世界選手権で優勝。
これこそが世界女王の演技ですよと言わんばかりの演技に酔ってしまう。
これが競技会の凄さ、面白さか!これが全日本選手権か!
一人一人の演技に一喜一憂しながら最終グループになだれ込み、まさに最高の演技に酔い、熱狂する。拍手喝采する。失敗すると会場内、大きなため息。
これこそ競技会の醍醐味。
どうか放送する放送局は、この雰囲気、この流れを、きちんと伝えて欲しいものである。
1月のCSで放送される全米選手権やヨーロッパ選手権では、放送を通じて、これらを、たっぷりと味わうことが出来るのが楽しみです。
わが国の、競技会の放送は、どうなのか?
全日本選手権の放送はフジテレビ。
GPファイナル直後、スポーツ番組でキム・ヨナを特集して「どこの国の放送局か!」と言われた放送局である。
放送を見ているファンが気持ち良く見ることが出来る放送であって欲しい。

今年のグランプリシリーズで気になったこと。
GPファイナルでは浅田真央さんが優勝、そして鈴木明子さんが3位。
本当に良かった!
しかしグランプリシリーズを通じて日本の女子シングルで表彰台に立ったのは、この2人とカナダ大会3位の村上佳菜子さんだけ。
アメリカはどうか?
アシュリー・ワーグナー、クリスティーナ・ガオ、グレーシー・ゴールド、アグネス・ザワツキー、長洲未来さんの5人が表彰台に昇っている。ゴールドは昨シーズン、ザワツキーは一昨年のシーズンまでジュニアの選手だったスケーターである。
私にとって、単に1月の全米選手権が楽しみということだけを言っておれない部分がある。
危機感を持っているのは私だけか。
今年の全日本選手権は、ソチ・オリンピックの各国の出場枠が決まる来年3月の世界選手権への出場させる選手を決める大切な大会。
浅田真央さんや鈴木明子さんに続くのは誰か?
宮原知子さんを筆頭とするジュニア勢の動向は、どうなのか?
ジュニア勢には、一気に駆け上がって欲しい。
今年の全日本選手権は、今後の女子シングル界の地図を見据える大切な大会と言えるでしょう。
それらを、しっかりと放送で見て行きたいものです。





高橋成美さん&マービン・トラン組がペア解消

2012年12月18日 21時32分30秒 | 2012-2013年シーズン
衝撃的な知らせ。

ペアの高橋成美さん&マービン・トラン組がペア解消したとのこと。

理由はよく分かりませんが、やはりマービン・トランの国籍問題が大きかったのだろうか?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121218-00000031-nksports-spo

今年の3月の世界選手権3位のペアである。

私の好きなペアだっただけに非常に残念です。

とにかく早く、お互いに新しいパートナーが見つかることを願うばかりです。


「最後のコンサート~あるチェロ奏者の死~」

2012年12月18日 12時29分03秒 | 音楽
今日の朝、NHK・BSで放送されたNHKアーカイブス名作選で、深く心に残る番組を見ました。
にっぽん点描「最後のコンサート~あるチェロ奏者の死~」
1996年の番組ですが、私は今日、初めて見ました。
あるチェロ奏者とはNHK交響楽団の首席チェロ奏者だった徳永健一郎氏のことである。
1996年癌のため死去。55歳の若さだった。
私は東京での大学生時代、NHK交響楽団の定期演奏会によく通いましたが、その頃、チェロのトップに座っていたのが徳永健一郎氏である。
ですから徳永健一郎氏は私にとって、たいへん懐かしい方である。
よく当日券を購入してNHKホールの最前列で聴いていましたが、いつも目に入っていたのが徳永氏の姿でした。
そして、あの頃のイメージを、そのまま現在まで持ち続けていたので今日、見た映像で見た徳永氏の姿は衝撃的でした。
徳永氏の早い死は当然、知っていましたが、こんなに壮絶だったとは全く知りませんでした。
「最後のコンサート」とは末期癌で苦しんでいた死の直前、入院先のホスピスで行われたコンサートである。
曲目はメンデルスゾーンのピアノ三重奏曲より第2楽章、そして徳永氏の生涯最後の演奏曲目は「鳥の歌」
番組を見て、徳永氏の死の直前まで、頭の中にあったのは、チェロ、そして音楽であり、死を目の前にしても(癌のこと、そして余命が少ないことは本人に告知されていた)、すこしでもチェロを上手くなりたい、弾きたいという音楽家としての強い生きざまに強い感銘を受けました。
そして番組の中で元NHK交響楽団のコンサートマスターであり実弟の徳永二男氏の言葉が、たいへん心に残りました。
「(兄は)末期癌でしたが、精神は健康でした」
生きること、生きがいとは何だろう。
人間は死を直面にしたら、いったい何を思うのだろうか?
今日は朝から、たいへん重たいテーマの番組を見てしまいました。

番組を見終わったあと、やはりチェロの作品が聴きたくなり、ドヴォルザークのチェロ協奏曲を聴く。
チェロ独奏は1987年42歳の若さで世を去った女流チェリスト、ジャクリーヌ・デュプレ、そしてセルジュ・チェリビダッケ指揮スウェーデン放送交響楽団による1967年のライブ録音のCD.
ジャクリーヌ・デュプレの名前は、ひょっとしたら映画の好きな方だったら、かなり以前に公開されたイギリス映画「ほんとうのジャクリーヌ・デュプレ」という作品を憶えていらっしゃるかもしれません。
ドヴォルザークのチェロ協奏曲の録音と言えばムスティラス・ロストポーヴィチの何種類かの録音を挙げれば安全パイだと思いますが、私はやはりジャクリーヌ・デュプレである。
デュプレには録音当時、夫だったダニエル・バレンボイム指揮シカゴ交響楽団との1970年の録音(EMI盤)もありますが、私は1967年のライブ録音の方が好きです。
1070年の録音はバレンボイムの指揮が今イチで、1967年盤のチェリビダッケの指揮の方が遥かに上で役者が違う。
朗々と豊かに歌うチェロの音色。そして一音、一音、心のこもったデュプレの音色。そして正に体を張ったデュプレの演奏。
映画を見た方だったら分かってもらえると思いますが、デュプレ自身の中にひそんでいる狂気と苦しみと戦いながら、音楽と真正面と向き合った演奏は、今も私の心に響くものがあります。
今度は久し振りに彼女の演奏するエルガーのチェロ協奏曲が聴きたくなってきた。




浅田真央さんの「白鳥の湖」その4

2012年12月17日 23時06分56秒 | 浅田真央さん



バレエ「白鳥の湖」第3幕の後半。
ブラックスワンのオディールの踊り。
バレエの舞台でもヒロインのオデットとブラックスワンのオディールは一人二役で演じられ一人のバレリーナによって対極の性格を持つ役柄を演じます。
浅田真央さんのフリープログラムも前半はオデット、後半はオディールと見事、演じきっています。
見れば見るほど深みのあるプログラム。
映画「ブラックスワン」も含めて、バレエ「白鳥の湖」の音楽で演技したスケーターは、たくさんいますが、浅田真央さんが一番バレエの世界に近いのではないかと、私は思っています。
クラシックバレエの好きな者には、堪えられないプログラムです。

ん~~!!??

2012年12月16日 22時15分06秒 | 音楽
14日、冬のボーナスが支給される。ん~~!!??
一応、ボーナスが出たと言うことで、財務大臣閣下の了解を得て1組だけCDの購入の了解を得て、ネットで予約を入れる。
シベリウスの交響曲、管弦楽集。7枚のCDのアルバム。
ネーメ・ヤルヴィ指揮エーテボリ交響楽団によるドイツ・グラモフォン盤。
7枚のCDのアルバムで3444 円の超お買い得価格だった。
最近、改めて、きれいごとでない孤独で厳しい音楽を聴いてみたいと思いました。
すぐに頭の中をよぎったのはシベリウスの音楽。
シベリウスの交響曲は厳しい自然の中から宇宙を見据えた音楽と言えるでしょう。
交響曲第4番から第7番は正に孤高の音楽。
今回のアルバムには管弦楽曲も多く収録されているのも嬉しい。
「4つの伝説曲」を全曲を通しで聴けるのも楽しみ。
手元に届くのを待つのみである。