オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

まだまだ世界選手権

2009年06月08日 13時52分56秒 | 2008-2009年シーズン
昨日も仕事から帰宅して、数日前に届いた今年のフィギュアスケートの世界選手権のペアを録画したDVDを見ました。
金メダルのサフチェンコ&ゾルコーヴィの演技を何度も見る。何度、見ても見飽きることがない。演技の最後でのスロージャンプは何度見ても、しびれます。
メダリスト以外の演技で注目していたのが昨年、3位だったカナダのデュベ&デイヴィソンのペアでしたが今年は残念ながら7位。昨年、このペアの演技を見て音楽性豊かな演技、そしてデュベの表情がたいへん素晴らしかったので大いに期待していたのですが・・・NHK杯の時も感じたのですが今年のフリーの曲目「カルメン」と合っていないのかな?と思ったりしました。やはりこのペアにはロマンティクな曲目で見てみたいものである。地元でのバンクーバーオリンピックでの巻き返しに期待します。

今日は朝起きて、いよいよアイスダンスの録画を見る。そしてアイスダンスを堪能しました。アイスダンスはペアのようにジャンプや豪快なリフトもありませんが、見れば見るほど面白い。細かい技が散りばめられ、美しさと各スケーターの個性に大いにひきつけられるものがあり、見ていて本当に楽しい。
また音楽もクラシックからオペラ、映画音楽、ポップスそしてシャンソンと多彩で、また歌入りもOKなので音楽好きの私には堪えられないものがあります。
金メダルはロシアのドムニナ&シャバリン、銀メダルはアメリカのベルビン&アゴストだった。私は演技を見てどちらが上か聞かれても返答できません。両ペアの個性が見事に開花したとしか言い様がありません。
ハチャトリアンのバレエ「スパルタクス」の音楽に乗ってのドムニナ&シャバリンの演技。最初のダイナミックなリフトには凄いとしか言えません。しかし、最近のフィギュアスケート界はハチャトリアンが大流行である。新しいシーズンも見ものである。
ベルビン&アゴストはプッチーニの歌劇「トスカ」の音楽に乗っての演技。私は美人に弱いのでベルビンが真っ赤な衣装で登場しただけでポーとしてしまいました。アゴストのケガで今年の全米選手権を欠場した直後の銀だけに、世界選手権を標準に合わせての調整はたいへんだったと思います。来年のオリンピックには万全の体調で登場して欲しいものです。8月のFOIにも出演するので、生で見るのをたいへん楽しみにしています。ベルビン&アゴストのFOIの出演する贅沢さ。本当に荒川静香さんに感謝します。
銅のカナダのヴァーチュー&モイアの演技もエレガントで良かったのですが私は4位のアメリカのデイヴィス&ホワイトの演技に魅了されました。今年の全米選手権優勝のペアとの事。サン・サーンスの歌劇「サムソンとデリラ」の音楽。デイヴィスによるデリダの妖艶さが見事に出た演技で、これから目が離せないアイスダンスのペアである。

世界選手権が終わって3ヶ月が経っていますが、私自身はまだ終わっていないようである。今度は久し振りに女子シングルの録画を見ようと思っています。月日もたっていて落ち着いて、そして客観的にみる事が出来ると思うので、またフィギュアスケートの魅力を発見できるかもしれません。

今頃、世界選手権。

2009年06月05日 22時19分03秒 | 2008-2009年シーズン
やっと今になって知人に頼んでいた、CSで放送された今年3月に開催されたフィギュアスケートの世界選手権でのペアとアイスダンスのフリーの放送を録画をしたDVDがやっと届きました。録画はきちんとしてくれましたが郵送するのをすっかり忘れていたらしい。
お目当てはペアの金メダル、ドイツのサフチェンコ&ゾルコーヴィの演技である。今シーズンのこのペアの演技をまだ一度も見ていなかったので、見たくて、見たくて、たまりませんでした。本当に忘れ物をしたような気分で心残りでした。
やっと見る事が出来たサフチェンコ&ゾルコーヴィの演技。凄い!サーキュラーステップでゾルコーヴィの転倒があり、びっくりでしたが、その他は次元が違うものを感じました。
美しさ、迫力、スピードなど全てを兼ね備えた、現在、最強のペアでしょう。有力な選手がひしめくペアの中で来年のオリンピックの金メダルの最有力のペアと言っても過言ではありません。
銀の中国のダン・ザン&ハオ・ザンの音楽はピアノ協奏曲「黄河」だったのですね。今頃、知りました。お恥ずかしい限りです。この曲にはオーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団の録音があるはず。CDが欲しくなってきました。
銅の川口悠子&スミルノフ。2位と僅差の3位だったとは!エキシビションの「美しき青きドナウ」が素晴らしかっただけに新しいシーズンも期待「大」である。

それにしても地上波やBSで放送はあったのでしょうか?世界選手権のペアの演技を見るのに、こんなに苦労するとは夢にも思いませんでした。

今シーズンを振りかえって。

2009年04月15日 23時38分58秒 | 2008-2009年シーズン
今シーズンもいよいよ国別対抗戦を残すのみとなりました。私はトリノオリンピック以降のシーズンでは今シーズンが一番見ごたえがあったシーズンと感じています。
強く印象に残ったスケーターは何度も記事にしましたが、やっぱり浅田真央さん、中野友加里さん、鈴木明子さん、そしてキム・ヨナさんでした。4人ともまったく持ち味が違うスケーターですが私を魅了させた共通点があります。それは「音楽」です。何と言っても音楽が素晴らしかった!ここに名前が出なかった方も、それぞれ素晴らしい「音楽」に乗っての演技を楽しませてくれましたが、この4人は特に曲目が発表された時から何か大きく膨らむ期待感を持たせてくれました。そして期待以上の演技を見る事が出来、満足感と感謝の気持ちで一杯です。

私は高校生の時からクラシック音楽を聴き続けていて、ブルックナーやベートーヴェンなどの交響曲、ワーグナーとヴェルディのオペラが現在も私の音楽の核ですが、フィギュアスケートに、のめり込む事によって私の音楽に対して「巾」が出て来たと思っています。中野友加里さんが「ドン・キホーテ」「シンデレラ」「ジゼル」の音楽をフリーの演技に使った為、私もこれらのバレエのDVDを購入してじっくりと見ました。20年前、私が「ジゼル」に夢中になるとは本当に予想もしなかった事でした。

ハチャトリアンの作品も同様です。数日前NHKのハイビジョン放送でボリショイ劇場でのハチャトリアンのバレエ「スパルタクス」の公演の放送があったので録画したのは言うまでもありません。これも20年前、素通りしていた作品です。これもフィギュアスケートの影響と言っても間違いありません。

昨年のNHK杯での中野友加里さんの「ジゼル」の演技の時、解説の荒川静香さんが「情景が見えるようですね」とおっしゃっていました。技の点数だけでない中野さんの「ジゼル」の魅力をズバリ言ってくれて本当にうれしかった。昨年のGPシリーズのアメリカ大会の放送で中野さんの「ジゼル」を初めて見て本当に驚き、心を奪われました。中間部での収穫祭の踊りの音楽で、つま先でのステップ。まさにバレエ「ジゼル」そのものではないか!いろいろと誤解を招きましたが、この素晴らしい中野さんの「ジゼル」を世界選手権という大舞台で見る事が出来なかったという事は本当に残念でした。安藤美姫さんも当初「ジゼル」でした。あくまでもバレエ「ジゼル」に寄り添った中野友加里さんの演技と、「ジゼル」の音楽でフィギュアスケートを演じた安藤美姫さんの演技の違いがあって、この点も興味深いものがありました。

やはり私の場合、音楽とフィギュアスケートの技が見事に調和した演技にどうしても魅かれるようです。上手く言い表すことが出来ませんが高度な技も音楽に調和していると技も音楽も生きるということでしょう。

長洲未来さんは今シーズンのSPでチャップリンの音楽で演技しました。演技自体ミスもいろいろとありましたがチャップリンの映画に出て来る滑稽さ、そして優しさを、あの若さで見事に表現できる才能には驚かされました。映画「モダン・タイムス」の音楽も流れました。私はこの映画を映画館でも見ましたし、ビデオで何度も見ています。見れば見るほど、この作品くらいチャップリンの魅力のエキスが詰まっている作品はないと思っています。その音楽に乗っての長洲さんの氷上での演技。今後も長洲未来さんに対する期待が増していきます。

疲れの為か、いろいろと、とり止めも無く書き込んでしまいました。いよいよ来シーズンはオリンピックシーズンです。今シーズン以上に盛り上がるのは間違いないでしょう。そして、どんな名曲、そして意表をつく隠れた名曲が飛び出してくるか、本当に来シーズンが楽しみです。音楽ファンの私を喜ばして欲しいものです。
ところで驚くようなニュースがありました。村主章枝さんが肋骨を骨折していたとの事である。世界選手権では全く気が付きませんでした。来シーズンまでに間に合うとの事で一安心です。来シーズンにはまた元気な姿を見せて欲しいものです。

2009年・世界選手権 最終回

2009年04月08日 23時13分45秒 | 2008-2009年シーズン
今日はヘトヘトになって帰宅した。私の年齢で20代の社員と同じ(それ以上?)肉体作業をしながら神経も使うのは本当にきつい。閉店間際には本当に気分が悪くなってきて吐き気までしてきた。自分の肉体の限界か?そんな思いまでしてきた。
帰宅して食事をしながら、この前の世界選手権の録画を見る。やはり浅田真央さんの「仮面舞踏会」の演技を飽きもせずに何度も見る。世界選手権での順位という結果では表現できない何か深いものを見るたびに感じます。彼女の演技を見て、まだまだ頑張れねばと思うしだいである。
さて今まで誰も触れていませんが世界選手権では浅田真央さんの衣装が違っていました。確か四大陸選手権までは黒の衣装でしたが、世界選手権ではシックな色の衣装で、こちらも「仮面舞踏会」を演じる浅田さんにピッタリである。私はこちらの方が好きである。今回の世界選手権で最初で最後の衣装だったらとしたら、もったいないような気がします。
ところで数日前に浅田さんの頬を撫でる写真の事を記事にしました。頬を撫でる手の主はてっきりタラソワコーチだと思い込んでいましたが録画をよく見るとタラソワコーチの指のマニキュアは何と黒色である。写真の指の先を見ると黒色ではない。浅田さんをあのような表情させる手の主は本当に誰でしょうか?

今年の世界選手権の女子シングルの放送を編集してデーターをDVDに落しました。あとはDVDに、お気に入りの写真をプリントするのみである。
先週の日曜,BSフジでフリーの放送がありました。こちらの放送では地上波ではあまり見れなかった表彰式の映像も多くあり感動も新たにしました。特に今年は表彰台の立った3人の胸中を思うと一層である。
優勝のキム・ヨナさん。2年続けて3位だっただけに、あの涙はいろいろな思いがあったと思います。それにして一昨年はアジアの選手が表彰台を独占。そして昨年と今年は2人、表彰台に立ちました。長年、フィギュアスケートを見ている者として、このような時代が来るとは夢にも思いませんでした。
2位のカナダのジョアニー・ロシェット。本当に安定感を増してきました。来年カナダでの冬季オリンピックである。彼女の活躍は来年のオリンピックへの高揚感を増してくれます。
そして3位の我らが安藤美姫さん。今回の選手権くらい彼女の気迫を見せつけた演技はないでしょう。絶対復活してみせる!絶対表彰台に登ってみせる!そして絶対、オリンピックに出るんだ!という気持ちが演技に満ち溢れていました。彼女の素質から見ると、もっと最上の演技を期待できると思います。来シーズンも世界の女子フィギュアはキム・ヨナさんと今回は残念な結果でしたが浅田真央さんを中心に動くと思われますが安藤美姫さんがエンジン全開となれば、この2人に割って入る存在であるのは言うまでもありません。
私自身、どうしても私の大好きなスケーターを熱く語っていたので、いろいろと誤解を招きましたが一昨年暮(2007年)の全日本選手権のレポートを読んで頂けたら幸いです。(カテゴリーあり)
あの時、安藤美姫さんの演技を見て感じたことは今も変わっていません。そして、あの時の気持ちは今も持ち続けているという事だけは言っておきます。
安藤美姫さんの名を出すと村主章枝さんにも、どうしても触れなければいけないでしょう。昨年の素晴らしかった全日本選手権の演技をそのまま持ってきたという感じで何も言う事はありません。村主さんならではの演技だったのは間違いありません。ただ世界選手権となると上位は大変な顔ぶれである。これらの顔ぶれの中でいかに存在感をアピールするかが今後の課題でしょう。
表彰式ではクリスティ・ヤマグチの姿もあり嬉しかったのですがミッシェル・クワンの顔も見たかった!
もし全日本選手権の表彰式に荒川静香さんが登場したら盛り上がるでしょう!
いよいよ来シーズンはオリンピックシーズンである。今まで以上に録画、編集に忙しくなるシーズンになるのは間違いありません。




無題

2009年04月02日 15時31分32秒 | 2008-2009年シーズン
このところ、たいへん疲れた。風邪の影響だけではない。多くの方がブログを中断してしまう気持ちがわかるものである。しかし、せっかく始めたブログである。多くの音楽やフィギュアスケートを愛する方と知り合うことが出来ました。それらの方々との交流を絶ちたくありません。そしてフィギュアスケートの新しいシーズンはオリンピックシーズンである。多くのフィギュアスケートのファンと盛り上がりたい気持ちで一杯である。行ける所まで行ってみるつもりである。

今日の朝、初めて世界選手権のエキシビションの録画を見ました。私の好きなペアやアイスダンスも見ることが出来るので楽しみにしていましたがペアの優勝のザフチェンコ&ゾルコーヴィ組が欠場でがっくりしましたが、川口悠子さん&スミルノフの「美しき青きドナウ」の演技を見て、なにかモヤモヤが吹っ飛んだ気持ちになりました。
ヨハン・シュトラウスのあのワルツに乗って次々繰り出す大技の数々。我を忘れて見る。まさにペアを見る醍醐味に嫌な事を忘れる事が出来ました。
やっぱり理屈抜きにフィギュアスケートを見るのは本当にいいなあ、楽しいなあ、と感じさせる見事な演技で私にとっての1番のお薬でした。

この後、何か狂ったような演奏を聴きたくなりドイツの往年の巨匠フルトヴェングラーがベルリンフィルを振ったシューベルトの交響曲第9番(1943年ベルリンでのライブ録音)を聴く。
第1楽章から燃えに燃えた物凄い演奏で、録音は古くなりましたが、その演奏に古さは全く感じさせない。魂の入った演奏とは、こういう演奏と言えるのでしょう。最終楽章の盛り上がりはけっしてきれいごとではないフルトヴェングラーの心の中が見えてくるようである。関連性は全くありませんが浅田真央さんの「仮面舞踏会」の最後のステップを連想させるものがありました。

世界選手権で今シーズンも終わりをつげて、少し落ち着くと思うので(仕事面は全く落ち着きませんが)新しいシーズンが始まるまで、しばらくはじっくりとCDを聴き込んでいくつもりである。

2009年・世界選手権・浅田真央さん

2009年04月02日 09時38分10秒 | 2008-2009年シーズン
昨晩は、仕事を終えて帰宅後、たいへん後味の悪いコメントを書き込んだ後、あれこれとフィギュアスケート関係のサイトで世界選手権関係の写真を見ていたら、私の心を揺さぶるような写真を見つけました。
何故か、この写真のみ白黒のモノクロ写真である。それだけに心に迫ってくるものがある。どのような方が撮られられた写真だろうか?
http://sports.livedoor.com/photo/detail-13443.html?p=1&w=%A5%D5%A5%A3%A5%AE%A5%E5%A5%A2%A5%B9%A5%B1%A1%BC%A5%C8
こんな浅田真央さんの表情を見たのは初めてである。「仮面舞踏会」の演技を終えてキス&クライに帰ってでの一瞬の表情に、このフリーの演技の厳しさが伝わってきます。そして浅田さんの頬さする手の平。手の主は写真ではわかりませんが、おそらくタラソワコーチだと思われます。この2人の感情が伝わってくる見事な写真だと思います。

3月31日の記事での世界選手権の記事では本来ならばキム・ヨナさんや安藤美姫さんから語るのが順当ですが、あえて表彰台に登れなかった浅田真央さんのことを強く語りました。
世界選手権のフリーの最終グループの録画を、もう何度も繰り返して見ました。そして私自身、何度見ても一番心を揺り動かされるのは浅田さんの演技でした。点数では表現できない何かがあるというしか言い様がありません。
私自身、けっして浅田さんの熱心なファンではありません。好きなスケーターの名前を聞かれたら全く違う名前を挙げるでしょう。しかし、今シーズンの浅田さんの演技にはファンである、ファンではないといった事を超越したものを感じています。オリンピックまで1年を切りました。これからの浅田さんの動向に注目したいと思います。

2009年・世界選手権、女子フリーを終えて

2009年03月31日 12時50分54秒 | 2008-2009年シーズン
今年の世界選手権の女子フリーはキム・ヨナさんの優勝で終了しました。キム・ヨナさんは正に最高の演技でした。キム・ヨナさんの演技、そして安藤美姫さんの復活の表彰台に関して、すでに言い尽くされていると思いますのでコメントは省略します。
今シーズンを最後を飾る世界選手権。注目は浅田真央さんの連覇だったと思いますが、結果的には残念な結果でした。この結果に対して、やはり厳しい報道、コメントが目につきます。結果オーライ的に見ると、言いたくなるのかもしれません。
しかしフリーの演技を見て、私はけっして悪い演技ではない!と感じています。トリプル・アクセルでの転倒が一度ありましたが、転倒の事が目立ちすぎているのか他の演技の素晴らしさに目を向けてくれてくれない、もどかしさを感じています。
今シーズン、「仮面舞踏会」のフリーの演技は6回目となりました。どの演技も彼女の底知れぬ技術の凄さと努力と葛藤のあとが伝わってきて、私自身、今シーズン、充実した気持ちで見続けることが出来たのは浅田真央さんのおかげと強く思い、感謝の気持ちで一杯です。
6回の「仮面舞踏会」の演技の中で一番好きなのは昨年のNHK杯での演技ですが、今回の世界選手権での演技は、その次に好きです。
転倒した時、彼女の脳裏に過ぎったものは何だったでしょうか?おそらくSPの順位もあり絶望感もあったかもしれません。しかし、このあとの彼女の演技の素晴らしさは言い表す言葉がありません。特に最後のステップの凄さは、まさに神がかりと言ってよいでしょう。けっして諦めない、やり遂げる物凄い技術を超えた精神力!録画を見ていて深い感動を憶えました。今の時期に、こんなコメントをすると、また叱られそうですが、このステップを見ていて、来年のオリンピックでは浅田真央さんが金メダルを獲るのではと言う確信が湧いてきました。ここまでやって獲れないはずがない!この世界選手権のフリーでオリンピックの表彰台のど真ん中に橋を架けたのではと強く感じました。(私の大暴言と思って下さって結構です)
いろいろなコメントを読むと共通していることはタラソワコーチの技の難度の高いプログラム、そして、それに失敗した時のリスクの大きさを挙げているようです。しかし荒川静香さんは浅田真央さんのフリーの演技に対して
「今回は勝つための構成というより、五輪でトリプルアクセルを2度跳ぶために、試しておきたかった構成だった感じがする。
キム選手が、現在あるものに磨きをかけていくタイプだとしたら、浅田選手は選択肢をたくさん持っている選手。
五輪へ向け勝つための構成を練り上げてくるはずだ。」
と、述べられているそうです。
浅田さんは決してキム・ヨナさんと比べて演技力が劣っているとは思えません。今シーズンはオリンピックに向けた技術の構築、そして限界への挑戦だったと思います。この事を世界選手権でのフリーでの演技でまざまざと見せつけられた思いです。
浅田さんのフリーの演技を終えての何とも言えない表情、タラソワコーチの表情、そして抱き合う2人の映像を見て、この二人しか解らない達成感があったのかもしれません。
今年の春、浅田さんが進学する中京大学では彼女のメンタル面の強化やロシア語の上達にむけたカリキュラムを組む事のことで努力家の彼女のことですから、さらにパワーアップするでしょう。
今まで当たり前のように登っていた表彰台に登れなかった悔しさは相当なものがあると思います。この悔しさが来シーズンに絶対に生きていくものと信じています。

浅田真央さんのことばかりになりましたが、今回の世界選手権で私が注目していたのはアメリカのレイチェル・フラットとフィンランドのラウラ・レピストでした。
フラットは世界選手権、初出場でいきなり5位の成績で彼女の底力を見せつけられました。まだまだ伸びる彼女だけに、来シーズンの台風の目と言っても過言ではないでしょう。
レピストは、どうしても引退した太田由希奈さんとイメージが重なるものがあり私にとって気になる存在です。昨年の世界選手権では8位、今年は6位。着実にレベルを上げています。ヨーロッパ選手権の優勝者としての気品も出てきました。来シーズンもフィンランド勢から目が離せません。

今回の世界選手権で我が国の女子シングルはオリンピックの出場枠を3つ獲得しました。この3枠をめぐって今年の暮の全日本選手権まで、どのようなドラマを展開していくか、新しいシーズンに対して心の中が、さらに盛り上がってきました。

2009年・世界選手権、女子フリー

2009年03月29日 21時50分23秒 | 2008-2009年シーズン
仕事を終えて帰宅してテレビの画面を見ると、ちょうどキム・ヨナさんの演技が始まる直前でした。しかし結果は既に知っていました。浅田真央さんの順位や転倒の事も・・・・
キム・ヨナさんは昨日のSPの最高の「死の舞踏」に続いて最高の「シェエラザード」を見せてもらったというのが率直な実感です。この曲の最高の聴かせ所と言える第3曲の「若い王子と王女」でのスパイラルの素晴らしさは言い表わすことが出来ません。表彰式での涙、ジーンと来るものがありました。来シーズンも浅田真央さんの最大のライバルとして光り輝いてもらいたいものです。
安藤美姫さんの復活の第3位、本当に良かった!やはり彼女が元気でなければ日本の女子シングル全体が元気が出ません。私自身、一昨年の暮、大阪で見た全日本選手権での「カルメン」の演技を今だに忘れることが出来ません。今年の世界選手権をきっかけに、さらに昇り調子になって行く事でしょう。
最後に浅田真央さん、今シーズン、たいへんご苦労様でした。今シーズンのフリーのプログラム「仮面舞踏会」は大変なプログラムでした。昨年のGPシリーズのフランス大会が全てを語っていると言えます。この前の四大陸選手権では疲れが出ているのかな?と感じましたが、そのままの状態で世界選手権を迎えたのかもしれません。あくまでも、これは私の想像ですが・・・
この前、放送されたNHKで放送された「スポーツ大陸」の浅田さんの特集でタラソワコーチのコメントが印象に残っています。
「(浅田真央さんにとって)今シーズンは挑戦のシーズンです」
おそらく来シーズンのオリンピックシーズンはメダルを獲りに行くプログラムになるでしょう。来シーズンは今シーズンの苦労や悔しさが絶対に報われるシーズンになることを私は信じています。

放送は録画していますが、まだ全て見ていません。アリッサ・シズニーやレイチェル・フラットなど私の注目選手の演技も気になります。今度の公休日は、あさっての火曜日です。最初からじっくりと見るつもりです。

2009年・世界選手権、いよいよ女子フリー。

2009年03月28日 21時30分46秒 | 2008-2009年シーズン
世界選手権の女子SPが終わりました。
上位は世界の強豪の名前がずらりと並んでいる。明日のフリー、特に最終グループが楽しみである。じっくりと楽しむつもりである。
キム・ヨナさんの最高の「死の舞踏」を見せてもらった。最高の演技を見ることが出来た幸せを素直に喜びたい。
浅田真央さんは明日は今シーズン最後の「仮面舞踏会」です。何か物凄い演技になりそうな予感がします。とにかく明日です。
安藤美姫さんはメダル射程距離。久し振りに最高のフリーの演技を見られそうです。
私の一番の注目選手のラウラ・レピストはミスはありましたが6位でフリーでは最終グループ最後に登場のとの事。あの美しい演技。これまた楽しみです。
SPで1番、私が目をひいたのはレイチェル・フラットの「ムーン・リバー」である。私好みの選曲で嬉しくなる。そして見るたびに成長しているのが実感出来る。成長著しいので来シーズンが本当に楽しみである。
番組では私のアイドル長洲未来さんもゲストで登場し胸がドキドキしました。
それにしても同じアメリカの私の御ひいきのアリッサ・シズニーはどうしたのだろうか?どうも沈没のようである。フリーの「ドクトル・ジバコ」での巻き返しに期待しましょう。

明日は夜10時頃まで仕事である。おそらく結果が気になる一日になりそうである。

2009年・世界選手権、明日は女子シングルSP

2009年03月27日 22時03分48秒 | 2008-2009年シーズン
世界選手権の男子フリーが終わりました。
日本は、とにかく3枠を獲得!来年のオリンピックが楽しみです。
小塚君は残念ながら表彰台は逃しましたが今シーズン、女子シングルを含めて一番、成長した選手だと思います。来シーズンのさらなる飛躍に期待しましょう。

今回の男子フリーでは何と言っても優勝したライサチェックの演技が本当に素晴らしかった!今回の彼の演技を見てテレビの画面に引き込まれるものがありました。ライサチェックはフレンズ・オン・アイスのご常連だけにどうしても応援してしまいます。
久し振りに聴いたガーシュインの「ラプソディ・イン・ブルー」
やはり、いい曲である。また長身の蝶ネクタイ姿のライサチェックにぴったりの曲である。今度の休みの日にCDでこの曲を聴く事にしましょう。

いよいよ女子シングルが始まります。
今日の朝日新聞の朝刊のスポーツ欄に安藤美姫さんのコメントがありました。
「表彰台へ上がる強い気持ち」
今年の世界選手権は浅田真央さんとキム・ヨナさんの対決ムードが強いですが、この二人に安藤さんが割って入ると、俄然、盛り上がる選手権になるでしょう。また安藤さんは、それだけの実力は十分に持っている方です。
明日と明後日の放送は仕事のため、録画で見ることとなりますが、とにかく気合が入ります。

2009年・世界選手権、ペア

2009年03月26日 20時09分31秒 | 2008-2009年シーズン
フィギュアスケート世界選手権はドイツのザフチェンコ&ゾルコーヴィ組が優勝。ロシアの川口悠子さん&スミルノフ組は見事3位!!本当におめでとうございます。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090326-00000012-reu_k-spo.view-000
ペアは大好きだが放送が無い!考えてみると今シーズンのザフチェンコ&ゾルコーヴィ組の演技をまだ見た事がない。さぞかし凄い演技なのであろう。女子シングルと男子シングルだけがフィギュアスケートではない。ペアやアイスダンスもぜひ見たいものである。

「攻める気持ちを忘れない」

2009年03月08日 23時17分38秒 | 2008-2009年シーズン
NHK・BS1でスポーツ大陸で浅田真央さんの特集「攻める気持ちを忘れない」を見ました。現状に満足せず常に前向きに挑戦していく姿勢には、頭が下がる思いでした。天才が努力するのだから、浅田さんを追いかける選手は大変である。
特に印象に残ったのは「仮面舞踏会」での最後の約45秒に及ぶステップの意味である。2度のトリプル・アクセルも凄いですが、この最後のステップに込めた浅田さんの決意、そしてその挑戦の重さを、この番組を見て考えさせられるものがありました。GPシリーズ・フランス大会からNHK杯までの努力と葛藤。荒川静香さんの公式サイトでのメッセージ「怒涛の1ヶ月」を実感する事が出来ました。
番組ではタラソワコーチ、カトリーナ・ビット、そしてキム・ヨナさんのコメントもあり、単なる民放の特集のように浅田さんの近況報告にならなかったのが良かった。タラソワコーチのコメントで「今シーズンは挑戦です」という言葉が印象に残りました。
タラソワコーチのペアーの現役時代のお宝写真も流れびっくりでした。
今年の1月、大阪でフレンズ・オン・アイスを見ましたが、浅田さんの演技には本当に感動しました。「仮面舞踏会」を通じて「美しさ」と「凄み」を得たと言ってもよいでしょう。
もうすぐ世界選手権です。おそらく最後の「仮面舞踏会」でしょう。順位という結果より究極の「仮面舞踏会」を見たいものです。

「ワールド・フィギュアスケート」最新号

2009年03月05日 14時22分30秒 | 2008-2009年シーズン
やっと雑誌「ワールド・フィギュアスケート」の最新号を購入しました。
毎回ながらカラー写真からフィギュアスケートのもつ美しさ、楽しさが伝わってきます。今回は特に四大陸選手権とヨーロッパ選手権の写真での各出場スケーターの表情の素晴らしさに目が止まります。映像で演技を見るのも、もちろん良いですが表情をしっかりと捉えた写真をじっくりと見るのも楽しさが増します。
特に四大陸選手権でのキム・ヨナさん、ヨーロッパ選手権でのアイスダンスやペアの写真は本当に見飽きない。
インタビューでは鈴木明子さん、ラウラ・レピスト、タラソワコーチの記事が印象に残りました。
鈴木明子さんは四大陸選手権フリーの翌日のものですがインタビューの最後に「来季うまくなってここへ戻ってきたい」と答えています。
しっかりとオリンピックを見据えているようで、ファンとして、しっかりと応援していきたいものです。
ラウラ・レピストのインタビューではスケーティングの美しさを問われて「ジャンプだけでなく他のエレメントや表現力などにも練習するよう指導を受けている」と答えています。フィンランドにはレピストの他、ポイキオやコルピなど素晴らしいスケーターが登場しているので、今後フィンランド勢から目が離せません。
そしてタラソワコーチのインタビュー。話題のほとんどが浅田真央さんのことである。浅田真央さんが以前より感情表現が豊かになり、音楽を表現できるようになったとのコメントが特に印象に残りました。なお新しいシーズンのプログラムは新しくなるとの事なので「仮面舞踏会」は今月の世界選手権が見納めになりそうです。

もうすぐ世界選手権。結果は別として最高レベルの美しい演技を見る事を楽しみにしています。

世界ジュニアフィギュアスケート選手権

2009年03月04日 00時47分40秒 | 2008-2009年シーズン
世界ジュニアフィギュアスケート選手権が終わりました。
今井遥さんは16位、鈴木真梨さんは残念ながらフリーへ進出できませんでした。結果は残念でしたが何と言っても我が国が誇るジュニアの代表、長い目で温かく見守ってあげましょう。きっと彼女たちはこの結果をバネに飛躍してくれるものと私は信じています。
余談ですが、この前、スカパで見た全米選手権の放送では第1グループから満員の観衆が無名の選手の演技に温かい声援を送っている様子に感服しました。それを最初から生中継するアメリカの放送局。一昨年、私が大阪で見た全日本選手権は第1、第2グループの時は気の毒なくらい空席が目立っていました。そして某フジテレビは・・・
音楽の世界では「良い聴衆が良い音楽をつくる」とよく言いますがフィギュアスケートにも当てはまるのではないかと思います。
話が脱線しました。
我が国の若手には西野友毬さんをはじめとして見逃せないスケーターが多数います。彼女たちの演技をじっくりと見てみたいものです。また彼女たちの情報も、もっと知りたいものです。



全米選手権

2009年02月10日 23時01分33秒 | 2008-2009年シーズン
先月、知り合いに頼んでいたCSで放送された全米選手権、ヨーロッパ選手権そして昨年12月のクリスマス・オン・アイスを録画したDVDがやっと届き、全米選手権のフリーを見終えたところです。
今回の全米選手権ではキミー・マイズナーとエミリー・ヒューズが欠場との事で録画を見る前は一抹の寂しさがありましたが、いざ録画を見始めると、そんな寂しさは消し飛んだというのが実感でした。
アシュリー・ワーグナーと最終グループのカトリーナ・ハッカー、長洲未来さん、レイチェル・フラット、キャロライン・ジャン、アリッサ・シズニーと続く演技は見ごたえ充分でした。
ワーグナーはSPが12位でまさに沈没状態でしたがパワフルで迫力のある演技でフリーだけだったら1位(総合で4位)いう成績で、彼女の負けん気の強さ、精神力の強さには、たいへん驚かされました。来シーズンはたいへんな存在になるでしょう。
最終グループの演技を見てアメリカのスケート界の底力を強く感じることが出来ました。フラットとジャンの演技は四大陸選手権より良かった。フラットはドビュッシーの交響詩「海」という難しい曲を自分のものにしているし、ジャンは、あのパールスピン以外のスピンもたいへん美しかった。これからが本当に楽しみなスケーターである。
今年の世界選手権のアメリカの出場枠が、たったの2枠であるとは本当に信じられないことである。

私が見たDVDは生中継を録画した物だったので第1グループから見なければいけなかったので大変でした。しかし録画をみて驚かされたのは第1グループから、あの広い会場を埋め尽くす大観衆である。最初の方に登場するのは無名のスケーターばかりである。そんなスケーター達にも温かい拍手、声援を送っている!一昨年の暮、私が大阪で見た全日本選手権では、第1グループ、第2グループくらいまでは気の毒なくらい空席が目立っていました。(ただしチケットは完売との事だった)
そしてアメリカのテレビ局は第1グループから生中継である。某フジテレビの放送は生中継ではなかった。BSでもいいから第1グループから生中継して欲しいものです。まだまだ日本はアメリカほどフィギュアスケートが根付いていないということだろうか?いろいろ考えさせられた。

今度の休みの日には「クリスマス・オン・アイス」の録画を腰を据えてみるつもりです。たいへん楽しみです。