本日より当ブログを再開します。NHKのBSやハイビジョンの音楽番組も通常に戻っているので、もう潮時かと判断しました。ただし、仕事面で大震災以降、たいへんハードな毎日が今も続いているので、以前のような、ほぼ毎日の更新は無理かと思いますが・・・。
私は阪神・淡路大震災の直後、アメリカ出張があり、その時、大阪の伊丹空港から成田空港へ向かう飛行機の窓から見た震災直後の神戸の様子は今も忘れられません。今回の大震災では、それ以上のことが起きていると思うと本当に胸が痛みます。
この度の大震災で亡くなられた方々に心より哀悼の意を表すとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。被災地の一日も早い復興を心からお祈りする気持ちで一杯です。
さて再開最初は「レクイエム」を採り上げるのが妥当かもしれませんが、大震災以降、クラシック音楽を話題にしている、かなり多くのブログで採り上げられていて、二番煎じ、三番煎じになるので、当ブログでは後日、改めて採り上げたいと思います。
さて、今回はベートーヴェンの交響曲第9番「合唱」です。
この、たいへんな時に、ベートーヴェンの音楽は本当に気持ちを強くしてくれます。ベートーヴェンが何か励ましてくれるような気持ちになり、心が揺り動かされるものがあります。これがベートーヴェンの音楽の最大の魅力でしょう。
ベートーヴェンの第9と言えば、昭和20年、東京大空襲直後の6月、現在のNHK交響楽団の前身である日本交響楽団が、焼け残った日比谷公会堂で第9を演奏しています。焼け野原に響いた第9.会場はほぼ満員だったと聞いています。あの終戦直前のまさに絶望的な時、聴衆の心に第9が、どう響いたのか、またオーケストラもどんな気持ちで演奏したのか、本当に思いを馳せるものがあります。
ところでベートーヴェンの第9の録音は、たくさんありますが、やはりフルトヴェングラー指揮の録音、それも戦後初の1951年のバイロイト音楽祭でのライブ録音が最高である。いや、これを超える演奏は無い。まさに世界遺産と言ってよい録音である。
私は最近、21枚のCDが納められた「フルトヴェングラーEMI録音集」を入手して今も集中的にフルトヴェングラーの録音を聴いています。
その中でベートーヴェンとブラームスの交響曲全集が新リマスターによるCDとの事で、たいへん期待して聴きました。残念ながらブラームスの方は音質的に良くなったとは思わなかった。交響曲第4番第1楽章の冒頭では、聴き慣れていた何か魔法をかけられたような雰囲気を感じることが出来ず残念でした。
しかしベートーヴェンでは驚きました。響きの鮮烈さ、そして迫力が増して、まさに感動を新たにしました。特にウィーンフィルとの第5番。
バイロイトでの第9のライブ録音は今まで、これでもかとばかり何種類か購入していますが、これで打ち止めである。
第四楽章のテノール独唱後のオケのみ演奏部分、また最後のエンディングでのフルトヴェングラーの凄まじさが手に取るように聴こえ、もう何度、聴き直したでしょうか。
そして順序を逆になりましたが、第3楽章の素晴らしさ!美しいという次元を超えた世界である。まさに浄化された心の平安の世界と言うべきか・・・
さて、今回のアルバムではブルックナーの録音が収録されていなかったのが残念でした。今後、ぜひとも新リマスターで発売して欲しいものである。
私自身、正直、フルトヴェングラーのブルックナーは好きではないだけにに、新しい発見があるかもしれません。
私は阪神・淡路大震災の直後、アメリカ出張があり、その時、大阪の伊丹空港から成田空港へ向かう飛行機の窓から見た震災直後の神戸の様子は今も忘れられません。今回の大震災では、それ以上のことが起きていると思うと本当に胸が痛みます。
この度の大震災で亡くなられた方々に心より哀悼の意を表すとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。被災地の一日も早い復興を心からお祈りする気持ちで一杯です。
さて再開最初は「レクイエム」を採り上げるのが妥当かもしれませんが、大震災以降、クラシック音楽を話題にしている、かなり多くのブログで採り上げられていて、二番煎じ、三番煎じになるので、当ブログでは後日、改めて採り上げたいと思います。
さて、今回はベートーヴェンの交響曲第9番「合唱」です。
この、たいへんな時に、ベートーヴェンの音楽は本当に気持ちを強くしてくれます。ベートーヴェンが何か励ましてくれるような気持ちになり、心が揺り動かされるものがあります。これがベートーヴェンの音楽の最大の魅力でしょう。
ベートーヴェンの第9と言えば、昭和20年、東京大空襲直後の6月、現在のNHK交響楽団の前身である日本交響楽団が、焼け残った日比谷公会堂で第9を演奏しています。焼け野原に響いた第9.会場はほぼ満員だったと聞いています。あの終戦直前のまさに絶望的な時、聴衆の心に第9が、どう響いたのか、またオーケストラもどんな気持ちで演奏したのか、本当に思いを馳せるものがあります。
ところでベートーヴェンの第9の録音は、たくさんありますが、やはりフルトヴェングラー指揮の録音、それも戦後初の1951年のバイロイト音楽祭でのライブ録音が最高である。いや、これを超える演奏は無い。まさに世界遺産と言ってよい録音である。
私は最近、21枚のCDが納められた「フルトヴェングラーEMI録音集」を入手して今も集中的にフルトヴェングラーの録音を聴いています。
その中でベートーヴェンとブラームスの交響曲全集が新リマスターによるCDとの事で、たいへん期待して聴きました。残念ながらブラームスの方は音質的に良くなったとは思わなかった。交響曲第4番第1楽章の冒頭では、聴き慣れていた何か魔法をかけられたような雰囲気を感じることが出来ず残念でした。
しかしベートーヴェンでは驚きました。響きの鮮烈さ、そして迫力が増して、まさに感動を新たにしました。特にウィーンフィルとの第5番。
バイロイトでの第9のライブ録音は今まで、これでもかとばかり何種類か購入していますが、これで打ち止めである。
第四楽章のテノール独唱後のオケのみ演奏部分、また最後のエンディングでのフルトヴェングラーの凄まじさが手に取るように聴こえ、もう何度、聴き直したでしょうか。
そして順序を逆になりましたが、第3楽章の素晴らしさ!美しいという次元を超えた世界である。まさに浄化された心の平安の世界と言うべきか・・・
さて、今回のアルバムではブルックナーの録音が収録されていなかったのが残念でした。今後、ぜひとも新リマスターで発売して欲しいものである。
私自身、正直、フルトヴェングラーのブルックナーは好きではないだけにに、新しい発見があるかもしれません。