オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

やっぱり行きたかった!フレンズ・オン・アイス2014

2014年09月30日 10時16分40秒 | フレンズ・オン・アイス2013




この28日に放送された、日テレプラスで今年のフレンズオンアイスから第1部の録画を見る。
本当は一週間前に放送された、今年のザ・アイス完全版の感想を先にコメントするべきですが、やっぱり私にとってフレンズオンアイスは別格のアイスショー。やっぱりフレンズオンアイスを先にコメントとなってしまった。
フレンズオンアイスは私自身、昨年まで6年続けて会場で見ることができましたが、今年は、どうしてもチケットが確保出来なかったので、涙を飲んでしまった。
映像を見ながら、例年ならば、会場のどこかに私がいたという気持ち。財務大臣閣下が言うには、録画を見ながら「行きたかった!行きたかった!」と言い続けていて、うるさかったらしい。

さて番組。
オープニング、そして恒例のGet the Chance、キッズスケーターの登場のあと、いきなり鈴木明子さんが登場。そして田村岳斗先生、シェーリーン・ボーン姐さんとプロのスケーターの演技が続く。プロの魅せる演技が続き、このアイスショーの世界に、いきなり釘付けになる。

「行きたかった!」

鈴木明子さんの演技が始まる。
ライザ・ミネリの迫力のある歌声が聴こえてくる。 映画「ステッピング・アウト 」よりの主題歌。
「チゴイネルワイゼン」かと思っていたので意表をつかれる。
鈴木明子さんが演じる華麗なるミュージカルの世界。
最高だなあ。
相変わらずステップが素晴らしい。
それにしても、後半、何をしようとしたのかな?
バックフリップ?気になる、気になる。
それにしても、キラキラ輝いていた鈴木明子さん。

「行きたかった!」

第1部で、たいへん印象に残ったのがペアの川口悠子さん&アレクサンドル・スミルノフ。
フレンズオンアイス初登場。
音楽はチャイコフスキーの「マンフレッド交響曲」
昨シーズンのプログラム。スミルノフのケガで不本意だった昨シーズン。おそらく、このロシアの大作曲家の音楽でソチ冬季オリンピックのリンクにたちたかっただろうなあと言う気持ちを映像を見ていて強くしました。
そして演技を見ていて何か熱いものが込み上げてきました。
見事な演技。チャイコフスキーの音楽に乗って、正に芸術的な演技と言っていい。
本当に素晴らしいぺア!
今シーズン、ケガを乗り越えて、感動的な演技を見せて欲しい。

「行きたかった!」

第1部の最後は贅沢極まりないコラボの連発!

「行きたかった!」

さて、この番組の前には荒川静香さん、鈴木明子さん、高橋大輔さん、本田武史さんの豪華4人の対談も放送されました。
まだ録画を見ていないので、早く見なくては!

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久し振りに鈴木明子さんの「愛の賛歌」

2014年09月25日 22時24分34秒 | 鈴木明子さん


この前、久し振りに、昨年暮の全日本選手権の録画を見ました。
そして、久し振りに見た鈴木明子さんの「愛の賛歌」
感動を新たにしました。
競技ということを離れて、芸術の域と言っていいでしょう。
改めて、私自身、鈴木明子さんを知ることが出来たことの幸せを痛感しました。




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ニュージーランドの浅田真央さん

2014年09月23日 17時28分35秒 | 浅田真央さん
この21日の日曜日に放送された「浅田真央・舞のTRY&GO プライベート旅」の録画を昨晩遅く、やっと見る。
放送でのCMは佐藤製薬、住友生命、エアーウィーブと、真央さんの登場が多く、真央さん出演の最新CMもあり、楽しく番組を見ることが出来ました。
それにしても映像で見たニュージーランドの大自然の風景の素晴らしさ。
今年5月のアイスショーでのカザフスタン訪問に続いて、真央さん、今回はお姉ちゃんの舞さんと一緒に、いい旅が出来ましたね。
バンジージャンプは胸がドキドキでした。
そして番組で一番、印象に残ったのは、番組の最後、大自然の中の天然のリンクでの舞さんとの「アナと雪の女王」での滑り。
やっぱり浅田真央さんは氷の上が最高です。
さて、浅田真央さん。
次は、どこへ行くのかな?
おじさんは楽しみにしています。

同じ21日の日テレプラスで放送された今年のザ・アイス完全版の録画、まだ見ていない。
今晩、見ることとしましょう。






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メンデルスゾーン、交響曲第3番「スコットランド」

2014年09月19日 12時34分52秒 | 今日、聴いたCD
メンデルスゾーン:交響曲第3番イ短調 作品56「スコットランド」

オットー・クレンペラー指揮フィルハーモニア管弦楽団(1960年セッション録音 EMI盤)

今日は朝からニュースでは英国からの独立の是非を問うスコットランドの住民投票の開票の話題で、もちきりである。
今の時点では反対票が僅差で賛成票を上まわっている状況で、まだ、どうなるのか全く分からない状態。
もし独立となったら英国だけでなくオーストラリアやニュージーランドの国旗は、どうなるのだろうか?などと考えてしまった。
さてスコットランド独立の住民投票のニュースを見ながら、私の頭の中で鳴り響いたのはメンデルスゾーン作曲の交響曲第3番「スコットランド」である。
さっそくCDを取り出して聴いてみる。相変わらずの私の単純さである。
ほの暗く、しかし幻想的で、あの哀愁に満ちた旋律。
そして、やっぱりこの曲の演奏はクレンペラー。
ゆっくりとしたテンポの中で、武骨な男が、時には涙を浮かべて淡々と歌っているような趣きの演奏。
終楽章のコーダでの巨大さは本当に凄い。
なおクレンペラーにはバイエルン放送交響楽団との1969年のライブ録音(EMI盤)があり、こちらも名演ですが、終楽章のコーダの部分をクレンペラーが改作して書き直した演奏で、ちょっと私は、ついて行けないなあ、と言うのが本音です。




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たかが新聞、されど新聞。

2014年09月19日 11時02分01秒 | 私事
我が家は約半世紀、朝日新聞を購読している。
しかし、今、家族と、今後どうするか検討中である。
この数年、朝日新聞の片寄った記事に正直、うんざりしていたのは事実である。朝日新聞が、おかしな方向に向いていたのは、薄々感じていた。
また、この数年、紙面の広告の多さにも、うんざりしていた。
ただ、我が家は地元の地方新聞も購読しているので、それでバランスが取れていた。

私が本当に朝日新聞がおかしいぞ?と思ったのは2012年12月12日のフィギュアスケートの記事。
このシーズン、キム・ヨナが復帰。ただグランプリシリーズではなく、GPシリーズより格下の世界大会。(格下と言う表現は問題があるかもしれませんが、他の表現する言葉が思い浮かばないので、お許し下さい)
そして、この直前、浅田真央さんが、GPファイナルで優勝。
この時、私は当ブログで、こう記している。

今日の朝日新聞の朝刊のスポーツ欄を見てビックリ!
大きな活字が躍る。
「女王ヨナ 衰えなし」
「200点越え 今季世界最高」
それよりも驚いたのは浅田真央さんがグランプリ・ファイナルで優勝した時の記事より紙面が広いではないか!
GPシリーズ・中国大会とNHK杯、そしてGPファイナルに出場して全て優勝した浅田真央さんとGPシリーズより格下の競技会に、たった1回だけ出場したキム・ヨナとを一緒にしないで欲しい。このことは強く言いたい!何か、おかしい。
早朝より何か割り切れないものを強く感じてしまった。
記事によると例年10人ほどの取材陣も一気に増えて約60人で、その半数は韓国メディアとのこと。放映権も売れ、韓国では大いに盛り上がったらしい。
高得点の裏側に、何か思惑が見え隠れするのを感じる。
韓国は韓国、日本は日本である。
報道メディアは長い目で選手たちを見つめて欲しい。
そして日本の誇るアスリートの皆さんを大切にして欲しい。
長年の朝日新聞の購読を、もう止めようかと思ったくらい落ち込んだ一日でした。

この時以来、時々、掲載されていて私が楽しみにしていた「真央らしく」も途絶えている。
また、これまた私が楽しみにしていた 「池上彰の新聞ななめ読み」もあの一件以来、当然ながら無くなってしまった。
本当は、この機会にスパッ!と購読を止めるのが、良いのは分かっているのだが、半世紀近く購読している新聞を止めるというのも辛い部分がある。
これから朝日新聞の紙面が、どう変わっていくのか確かめていくのも一興かと思ったりしている。
たかが新聞、されど新聞。
本当に難しいものである。


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JGPメ~テレ杯

2014年09月17日 22時54分51秒 | 2014-2015年シーズン
2014年ジュニアグランプリシリーズ第4戦、愛知県長久手市の愛・地球博記念公園アイススケート場(モリコロパーク)で開催された「JGPメ~テレ杯」でのフリーの演技。
これからのフィギュアスケート界を担うであろう新しい才能を見つける喜びを味あうのも、また一つのの楽しみです。



永井優香さんのフリーの演技。


坂本花織さんのフリーの演技。


横井ゆは菜さんのフリーの演技。

それにしても横井ゆは菜さん。
何か鈴木明子さんのような雰囲気があるなあと思ったら、長久保コーチ門下でした。
会場には鈴木明子さんの姿も。
今回の大発見!
これは、今後、応援しなくては!


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7年目。

2014年09月16日 13時01分22秒 | 私事
当ブログ、2007年9月8日に開設したので、7年目に突入していたことを、今、気が付いてしまいました。
7年目!
ここまで、続いたのも皆様のおかげです。
本当に、ありがとうございます。
バンクーバー、そしてソチと2回の冬季オリンピックを経ての7年目。
最近、少々、年齢のためか気弱になってきたような気がして、当ブログを、いつまで続けることが出来るか、先行き不透明な状態ですが、行けるところまで行ってみようという気持ちです。

さて、数日前、DVDを整理していると昨年の2月に亡くなったドイツの名指揮者ウォルフガング・サヴァリッシュの追悼番組を録画したDVDを見つけ、久し振りに感慨深く見ました。
ウォルフガング・サヴァリッシュはバイエルン国立歌劇場の音楽総監督やフィラデルフィア管弦楽団の音楽監督を務め、NHK交響楽団の名誉指揮者(のち桂冠名誉指揮者)として我が国の楽壇にも馴染の深い指揮者。
私は、遠い遠い昔、東京での大学生時代、サヴァリッシュ指揮NHK交響楽団の演奏会に、よく通ったものです。

欧米の著名なオーケストラや歌劇場で活躍したサヴァリッシュ。
そしてドイツから遠く離れた、地図上では、本当にちっぽけな四国の田舎町で、遥か昔の若い頃に、そんな活躍したサヴァリッシュから受けた恩恵を長年、大切に心の中にしまっている私。
さて、久し振りに見た追悼番組で一番、心に残ったサヴァリッシュの生前のコメント。2006年ドイツの自宅でのインタビューでの日本へのメッセージ。

「音楽への愛を持ち続けてください。
音楽は芸術のもっとも素晴らしい領域です」

何か私に語ってくれているような気がしました。
音楽への愛!
どんなことがあっても、私の心の中で消すまい。
クラッシック音楽を聴くと言うことは、何か少しずつ、奥へ奥へ入ってようなもの。
そして目の前に立ちはだかった時には大きく、時には重たい扉を自分自身で開けて、新しい世界に脚を入れていく。
そして、また奥へ奥へと進んで行く。
これがクラシック音楽を聴き続けて約40年余続いているのが実感である。
そして、これからも続いていくでしょう・・・。
その中で感じたことを、自分のブログで、ほんの少しでも伝えることが出来たら幸せです。

さて、いよいよ来月からはフィギュアスケートのグランプリシリーズが始まります。
新しいシーズンの開幕!
浅田真央さんや鈴木明子さんがいないのは寂しいですが、彼女たちに代わって、新しい風を吹き込んでくれる若い力に出会うことが出来るのではと楽しみにしています。
新しいシーズン、皆様と大いに盛り上がりたいものです。
これからも、よろしくお願い申し上げます。






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映画「悪魔の手毬唄」

2014年09月16日 10時38分38秒 | 映画
昨日のお昼、NHK・BSで市川崑監督作品の映画「悪魔の手毬唄」が放送されました。
1977年(昭和52年)の作品。
昼間はお仕事だったので、帰宅後、録画を見ました。
この作品は私が大学生の時、封切られ、新宿の映画館で見ました。
それ以来、ビデオやDVDでは、この映画を見ていなかった。
それだけに、本当に、懐かしかった。
市川崑監督の横溝正史の推理小説シリーズ、前年に公開されて大ヒットした「犬神家の一族」に続く第2作目の作品。
私は市川崑監督の横溝正史シリーズの作品は全て映画館で見ましたが、やはり、この第2作目の「悪魔の手毬唄」が一番好きだな。いや、シリーズ最高の作品では、と思っています。
後年、テレビで何度か、片岡鶴太郎や古谷一行の金田一耕助役でドラマ化されて見ているはずですが記憶に残っていない。
私にとって金田一耕助は石坂浩二のイメージが映画の影響で強すぎるのかもしれません。
複雑な人間関係と登場人物をテンポ良く説明し、そして映画のスクリーンに映し出された、市川崑監督の独特なタッチによる辺鄙ないわくつきの村の風景の映像の印象は長い年月が経った今見ても、変わるものがありませんでした。
そして、この映画をよりいっそう印象深いものにしたのは、この作品の主役と言っていい岸恵子と若山富三郎の存在でしょう。
この映画を見るまで若山富三郎は私にとっては、やくざ映画のイメージしかなかったので、この映画での人情味あふれた演技には、たいへん驚いたことを記憶しています。
そして映画では、ずっと地味な和服で通していた岸恵子。しかし何気ない仕草から、年配女性しか持っていない色気、そして何か妖艶さまで伝わってきます。
また、脇を固めている、贅沢な配役の俳優さんの演技の競演も見逃すことが出来ません。
そして、そして村井邦彦による音楽の素晴らしさ。
久し振りに市川崑ワールドに、どっぷりと、浸かった気持ちである。
何か魔法を掛けられたような感じ。
今晩も、もう一度、見ることにしましょう。

興味深いサイトを見つけました。こちらもどうぞ。

配役比較









「ニコライ・ギャウロフ~メフィストフェレを歌う」

2014年09月12日 15時42分06秒 | オペラ

私にとって、イタリアオペラ界の最高のバス歌手は誰かと聞かれたら、亡くなって、もう10年経ちますが、やはりニコライ・ギャウロフの名前を挙げます。
私がオペラに興味を持った頃、現役バリバリの絶頂期の時でした。また昭和51年、第8回NHKイタリアオペラの公演でヴェルディの歌劇「シモン・ボッカネグラ」の公演で初めて、その声を生で聴き圧倒されました。
ギャウロフのバス歌手独特の深い声、そして太く深い声は、ほれぼれするほど美しかった。
ところで、そのギャウロフの興味深いCDが手に入った。
ボイートの歌劇「メフィストフェレ」からメフィスト役のバスが登場する4つの場面を収めたCD.
こんな素敵な録音があったとは知りませんでした。
1960年代の若々しく、張りのあるギャウロフの声は正に圧巻。
壮麗な大合唱を伴う「プロローグ」の「幸いあれ!天主様!」と「エピローグ」の「ファウストの死」を聴いていて、本当にゾクゾクするような気持ちになりました。
ボイートの歌劇「メフィストフェレ」のあと、グノーの歌劇「ファウスト」に続くのも、ありがたい。
それにしても説明書の表紙の写真は凄い。
これがLPレコードだったら、衝撃的だったでしょうなあ。

「ニコライ・ギャウロフ~メフィストフェレを歌う」(デッカ盤)
【曲目】
(1)ボイート:歌劇「メフィストフェレ」~幸いあれ!天主様!
(2)ボイート:歌劇「メフィストフェレ」~復活祭の日曜日に
(3)ボイート:歌劇「メフィストフェレ」~さあ 歩きましょう
(4)ボイート:歌劇「メフィストフェレ」~ファウストの死
(以下ボーナストラック)
(5)グノー:歌劇「ファウスト」~金の子牛は常に生きていて
(6)グノー:歌劇「ファウスト」~眠ったふりをせずに
(7)ルビンシテイン:歌劇「デーモン」~Ja tot, katoramu vnimala
(8)モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」~カタログの歌
(9)ヴェルディ:歌劇「ドン・カルロ」~ひとり寂しく眠ろう
(10)ビゼー:歌劇「真珠採り」~黄金と花に飾られた神聖な寺院の奥に

【演奏】
ニコライ・ギャウロフ(Bs:1~10)
フェルッチョ・タリアヴィーニ(T), シルヴィオ・ヴァルヴィーゾ(指揮) ローマ歌劇場管弦楽団、合唱団(1~4)
エドワード・ダウンズ(指揮) ロンドン交響楽団、合唱団(5~9)
ルチアーノ・パヴァロッティ(T:10) ロビン・ステープルトン(指揮) ナショナル・フィルハーモニック管弦楽団(10)

【録音】
1966年(1~4), 1962~1964年(5~9), 1977年(10)






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映画「小さいおうち」

2014年09月12日 09時13分16秒 | 映画
この前の公休日に久し振りのDVDのレンタル屋さんへ行く。そして映画館で封切られた時、見たい見たいと思っていたが、とうとう見に行けなかった作品のDVDを2枚、借りてくる。
その中の1枚。
山田洋次監督の最新作「小さいおうち」
原作は2010年の直木賞受賞作品。山田監督は、この原作を読んだあと、「ぜひ自分の手で映画化したい」と熱望したそうである。
見事!
そして、この映画を見終えたあと、私が強く感じたのは、今までの山田洋次監督の作品とは全く違う世界、新しい山田洋次監督の世界を見ることが出来たと言う実感。
そして映画館の大きなスクリーンで、山田洋次監督の新しい世界、新境地と言っていいこの映画を、たっぷりと見るべきだったと言う後悔の気持ちを強くもってしまいました。
今までは家族への「絆」「愛情」を描いていた山田監督ですが、最新作「小さいおうち」で描かれているのは家族の「秘密」「秘め事」。
そして背景は激動の昭和という時代。戦前のノスタルジックでモダンな世界。
しかし、そんな世界に徐々に忍び寄ってくる戦争の恐ろしさ。恐怖。
おだやかな日常を送っていたはずが、気が付くと戦争に巻き込まれている庶民の悲しさ。
何もかも焼きつくし破壊する空襲の残酷さ。あの素敵な「小さいおうち」さえも・・・。
戦争は愛する人たちさえも失わせ、世の中を苦しみや悲しみやに追い込む。そして長い年月を経ても、このことは心の中で、いつまでも持ち続ける。
決して、このことは忘れてはいけない。
山田監督の戦争に対する静かな怒りすら感じさせるものがあります。
主演の松たか子、黒木華の2人の女優さんが素晴らしい。
松たか子の当時の上流婦人の持つ気品、そして心の揺れ、そして松たか子を支える黒木華扮する女中さんの一途さ、そして立ち居振舞いの美しさ。
山田監督のきめの細かい丁寧な演出で、いっそう際立っている。
映画の最後。時は移って、現代。
1枚の封筒の中で封印された秘密の全貌を知った時の驚きと余韻。
私は「家族」や「たそがれ清兵衛」など山田洋次監督の何本かの作品はDVDを購入して、いつも手元に置いていますが、この「小さいおうち」も、手元の置いておきたい作品である。






鈴木明子さんと高橋大輔さんの「リベルタンゴ」

2014年09月09日 11時30分43秒 | フレンズ・オン・アイス2013


私自身、今年は涙を飲んだフレンズオンアイス。

鈴木明子さんと高橋大輔さんのコラボがあったのか!

ピアソラの「リベルタンゴ」

最高だったろうなあ。

会場内は熱気ムンムンで、大いに盛り上がっただろうなあ。

行きたかった!


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N響のシベリウス、エルガー

2014年09月09日 08時09分22秒 | NHK交響楽団
毎週日曜夜の、お楽しみはNHK・Eテレで放送されるNHK交響楽団の定期演奏会。
9月7日の日曜の放送はウラディーミル・アシュケナージ指揮による6月の定期演奏会から。
北欧音楽とイギリス音楽大好き人間の私にとっては最高のプログラム。


シベリウス/組曲「恋人」作品14
グリーグ/ピアノ協奏曲 イ短調 作品16 (ピアノ独奏:中野翔太 )
エルガー/交響曲 第1番 変イ長調 作品55

まず、シベリウスの組曲「恋人」
この作品が演奏されるのは本当に稀ではないでしょうか?
原曲は男性合唱曲。それをシベリウス自身が弦楽合奏版に編曲したもの。
まるで、触れると消えてしまいそうな、はかなさを感じさせる作品。
そして私にとって、心の中で、そっと、しまっておきたい作品。
今回の演奏、北欧の冷たい空気が気薄なのは、いたしかたありませんが、それでも弦楽合奏から生み出されるデリケートで、作曲者の心の震えは十分に伝わってきた演奏だったと思います。

メインはエルガーの交響曲第1番。エルガーの作品の中で、私の大好きな作品。
長大な作品。堂々として、そして高貴な作品。時には見せる哀愁に満ちた旋律の美しさ。
初めて聴いた時から、この作品は私の心をとらえてしまった。
アシュケナージは、この作品が好きなのかな?共感あふれる演奏。大いに満足する。
次回は、ぜひ交響曲第2番を聴かせてほしいなあ。

それにしても、N響は今回のプログラムや2月の尾高忠明指揮のオール・シベリウスプログラムなど、時折、思はず私が大きな拍手をしたくなるようなプログラムを組んでくれます。
だから、日曜夜のNHK・Eテレは見逃すことが出来ません。






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鈴木明子さんの新刊「壁はきっと超えられる」を読んで

2014年09月05日 12時54分51秒 | 鈴木明子さん
鈴木明子さん著の新刊「壁はきっと超えられる」を読み終える。
読んでいて鈴木明子さんがご自身の生き様や心情を、私に直接、懇々と語ってくれているような気がしました。
フィギュアスケートの選手として、けっして若くとは言えない年齢での2度のオリンピック出場を果たした鈴木明子さんの凄さを、ほんの一部かもしれませんが、この新刊から知ることができます。
年齢を重ねていっても、前向きな心の持ち方、向上心、そして、おそらく壮絶であったと想像できる練習量が鈴木明子さんを、ここまで支え、心のよりどころにしていたのは間違いないでしょう。
そしてフィギュアスケートにとって一番、大切なのは、やはり「練習」
その「練習」の大切さを懇々と語っています。

「フィギュアスケートは、練習量の差が実力に直結する競技だといえます。どんなに素質があっても、一日四時間しか練習せずに、八時間練習する選手の上にいくのは、経験上不可能だと言えます。」

この本には、鈴木明子さんが、よく「この子を浅田真央真央さんみたいにしたいんですが、週に何回(スケートクラブに)通わせたらいいのですか?」という質問を、スケートを習っている子供さんの親から、よくされるされることが紹介されていますが、鈴木明子さんの答には目が覚めるものがあります。

「申し訳ありませんが、浅田真央さんにはなれません」
「真央さんを目指すなら、才能をどうこう言う以前に、毎日死にもの狂いでフィギュアスケートの練習に取り込む覚悟が必要です。週に何回程度の意識では、真央さんの足もとにもたどりつけません。厳しいようですが、これが現実なのです。

職業人として、おそらく終焉に、さしかかっている私が、一番、胸にさされた一節。

「目標には必ず責任と覚悟が伴います。それゆえに目標を掲げたときは、成功の可能性がたかまるのです。
逆に、責任も覚悟もないままただ目標だけを決めても、それはあまり意味がないでしょう。
ましてや、こうなりたいという自分の願望をただ念じていたり、紙に書いたものを眺めていたりするだけで、それが現実になるとは私には思えません。
(略)
ジャンプが跳べるようになるには、跳べるまで練習する。それが、どんなにつらくくるしいことであっても、ほかに道はないのです。」

責任と覚悟。
私にも、いろいろと目標というものが示されています。売上目標、販売目標、利益目標など・・・いろいろと。
しかし本当に今まで、これらの目標に対して真摯に立ち向かっていたか?流されっぱなしだったのでは?死にもの狂いで目標に向かって仕事をしてきたのか!
節目の年齢を数年後に控えて、改めて考えさせられ、これから数年間、自分は何が出来るのか?いや、何をやらなければいけないのか自問自答するものがあります。

最後に御本人は振付師という夢が、あるようですが、私は、やはり指導者として、我が国のフィギュアスケート界を引っ張ってほしいと言う気持ちが強い。
あとがきの一節。

「ジャンプの技術などを指導できる人は、すでにたくさんいると思いますが、自分の気持ちをスケートを通じて観客に表現するにはどうしたらよいのかを、きちんとしたメソッドで教えられる人はまだそれほど多くないので、私がそれを出来るようになれば、これまでお世話になったスケートに、多少なりとも恩返しできるかもしれません。」

今日は久し振りに、録画で昨年の全日本選手権での鈴木明子さんの演技を見ることにしましょう。



壁はきっと越えられる ―夢をかなえる晩成力




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浅田真央さん「初体験!素顔のプライベート旅」

2014年09月03日 22時26分20秒 | 浅田真央さん
「ワールド・フィギュアスケート」の最新号が届く。
いつもながら素晴らしいカラー写真を眺めながら、私にとって至福の瞬間を味合う。(大袈裟な!)
特に、74ページと75ページにビックリ!そして、微笑んでしまう。
1ページ丸ごと、浅田真央さんの舞妓さん姿の写真。
何か、毎日の喧騒を忘れさせるものがあります。
さてさて現在、休養中の浅田真央さん。
お姉ちゃんの舞さんとニュージーランドと旅したそうな。
今月21日、テレビ東京系列で放送予定らしい。
私の住んでいる地域も、放送されることを願うばかりです。

http://www.tv-tokyo.co.jp/official/asada-trygo/



下の写真、何故か?私の娘が教えてくれました。




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