オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

フルトヴェングラーのシューベルトの第9

2008年09月29日 16時56分50秒 | 今日、聴いたCD
ストレスが溜まっている為だろうか何か狂ったような物凄い演奏を聴きたくなり久しぶりにフルトヴェングラー指揮ベルリンフィルのシューベルトの交響曲第9番「ザ・グレイト」演奏を聴く(1942年12月ベルリンでのライブ録音)
半世紀以上も前の録音だが演奏に古さを感じさせない。また音質もしっかりとしていて聴きずらさは無い。第1楽章からエンジン全開である。フルトヴェングラーが夢中になって指揮をしている様子が目に浮かんでくる。第2楽章の中間部分の歌の哀しさ、後ろ髪が引かれそうである。オーケストラの音とは、とても思えない。そして物凄い第4楽章。最初はぶっきら棒に始まりますが、やがて音楽が大きく流れ、うねりを上げる。しかしその中から聴こえてくるシューベルトの歌。
この作品にはベーム指揮ベルリンフィルのスタジオ録音(シューベルト交響曲全集より)が定評がありますが、この演奏を聴くと何か安全運転に聴こえてしまいます。
演奏時間、約50分の大曲ですがフルトヴェングラーで聴くと長さを感じません。一発勝負的な大変ドラマチックな演奏なので何回も聴き直すべき録音ではないのかもしれません。


「フィギュアスケート 2008-2009女子シングル読本」

2008年09月29日 11時31分58秒 | 2008-2009年シーズン
昨日、仕事から帰ると財務大臣閣下がのたまう。
「Amazonから、なんか来とるで~~」(讃岐弁ですみません。標準語では「Amazonから何か来てますよ」という事になります)そして最後に「こういう事は小まめやの~~」
ポンと床に放置されているものを見ると「フィギュアスケート 2008-2009女子シングル読本」であった。
娘が一発。「ほんまに好きやの~~」
50を過ぎたおっさんがフィギャアスケートの本を嬉しそうに読んでいるのは異様に映るのだろうか?

いろいろとうるさいので大臣閣下と娘が寝静まってから、ゆっくりとページを開く。昨シーズンの女子シングル読本も購入しましたが今シーズン号はほとんど記事はインタビュー形式なのでスケーターたちの生の言葉が伝わってくる。また今回は海外スケーターも多くページを割かれていてキム・ヨナ、キミー・マイズナー、カロリー・コストナー、サラ・マイヤー、キーラ・コルピ、長洲未来、そして韓国のキム・ナヨンまで美しいカラー写真で取り上げられて今後のGPシリーズなどの世界大会が楽しみになってきました。キム・ヨナさんを大きく扱ってくれているのは嬉しかった。
しかし、その分、日本人スケータのページが昨シーズン号に比べて少なくなっているのは、しかたがないとは言え残念であった。私自身は浅田舞さんより太田由希奈さんの情報の方をもっと知りたかったのだが・・・

どうしても熱心に読んでしまうのは中野友加里さんの記事。今シーズンのフリーの曲は「ラ・トラヴィアータ(椿姫)」も考えたとの事。中野さんのヴィオレッタ、見たかった!
また中野さんの特集として彼女の陸上トレーニングが紹介されている。リンク内だけでなく、リンクの外でも専門のトレーナについて過酷なトレーニングを行っている。華麗なフィギュアスケートの世界。しかしトップスケータたちは私のような凡人にはわからない血のにじむような練習を重ねているが、いったんリンクに立ち演技となると、そんな事を思わすことはないくらい、ただひたすら懸命に美しく舞い、そして跳ぶ。私がフィギュアスケートの中で女子シングルが一番好きなのは、そういう部分に魅かれるからかもしれません。

今日は夕方まで大臣閣下も娘も家にいないので昼から酒を飲みながらゆっくりと読むことにしましょう。

ポール・ニューマン死去。

2008年09月28日 23時48分05秒 | 映画
アメリカの映画俳優ポール・ニューマン死去のニュースを知りました。
「スティング」「明日に向かって撃て」そして「タワーリング・イン・フェルノ」など、まさに私が一番、映画館で洋画を見た時代の、言い換えれば私の時代の俳優さんが、この世を去ってしまい寂しくてたまりません。
「タワーリング・イン・フェルノ」では、こちらもすでに故人となりましたがスティーブ・マックィーンとの共演は、どれだけ私の胸をときめかしたかわかりません。
今は、何か私の心の中の一つの時代が終わったという気持ちで一杯です。
後日、レンタルビデオ店へ行ってニューマン主演の映画のDVDを借りてきて、彼を偲ぶことにしましょう。

困った!

2008年09月27日 23時05分36秒 | 音楽
下記のCDを購入すべきかどうか悩んでいる。仕事の事を考えるより難しい。バッハの宗教音楽は恥ずかしいことにマタイ受難曲しか聴いたことがないだけに踏ん切りがつかないのが現状である。

BIS-9020/2

(10CD)
3CD価格
初回限定盤 鈴木雅明&バッハ・コレギウム・ジャパン~J.S.バッハ:6大宗教曲BOX
 マタイ受難曲 BWV244/ヨハネ受難曲 BWV245 (1749年版)/ミサ曲 ロ短調 BWV232/
 クリスマス・オラトリオ BWV248/復活祭オラトリオ BWV249/昇天祭オラトリオ BWV11
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 レイチェル・ニコルズ、キャロリン・サンプソン、モニカ・フリムマー、野々下由香里、
 緋田芳江、イングリット・シュミットヒューゼン、ナンシー・アージェンタ(S)
 ロビン・ブレイズ、米良美一、パトリック・ファン・フートヘム(CT)
 ゲルト・テュルク、ヤン・コボウ、櫻田亮(T) ペーター・コーイ、浦野智行(B)
 鈴木雅明指揮バッハ・コレギウム・ジャパン
 BISの看板シリーズ、BCJのバッハ・カンタータ全集録音が40巻(全体の3分の2)まで進んだことを記念して、彼らによるバッハの宗教的大作を6篇集め、CD10枚組にした。これが何と3枚価格というありえない驚異的廉価でのご提供となる。独唱陣にも米良美一やナンシー・アージェンタなど企画初期に参加していたなつかしい名が見られる。いずれもレコ芸特選やレコード・アカデミー賞に輝いた超名演ばかり。まさに日本が世界に誇るシリーズ。
 「BISも赤字覚悟の企画なため、初回プレス限定、一度の注文しかお受けできない」とのこと。代理店の締め切りの関係により、2008年9月30日以降のご注文はお届けできない可能性があります。あらかじめご了承下さい。

荒川 静香さんのカルメン その2

2008年09月26日 22時45分25秒 | 荒川静香さん
カルメンに扮する荒川静香さんの写真集を発見!オペラ歌手が扮するカルメンよりカルメンの雰囲気満点!
http://www.jiji.com/jc/d2?p=fgr60001-7246658&d=001winter

こちらは安藤美姫さんのミカエラの写真。
http://www.jiji.com/jc/d2?p=fgr20001-7225573&d=001winter


ついでに?フィンランドのキーラ・コルピの写真集も併せて発見!美人には弱いのです。
http://www.jiji.com/jc/d2?p=fgr80001-5882726&d=001winter

秋の夜長、これらの写真をゆっくりと楽しみましょう。

「ワールド・フィギュアスケート」最新号  その2

2008年09月25日 12時08分21秒 | 2008-2009年シーズン
この数日、仕事でクタクタになって帰宅した後、酒を飲みながら「ワールド・フィギュアスケート」最新号 ばかり見ている。「フレンズ ・オン・アイス」での荒川静香さんの写真や、とじこみポスターの浅田真央さんの写真を見ていると嫌なことを忘れる思いである。そして新しいシーズンの期待が高鳴る一方である。

中野友加里さんのインタビューより
フリーでの「ジゼル」では最初は恋人に裏切られた狂乱のシーンから始まりストーリーにそって死んだのち妖精になるシーンが演じられるそうである。私はてっきり第1幕の最初のジゼルの登場シーンの音楽が使用されると思っていたので意表をつかれた思いである。妖精のシーンならば第2幕の最後、夜明けのジゼルとアルブレヒトの別れの場面を期待したいのですが、これはGPシリーズのお楽しみである。第1幕のジゼルの登場の音楽は安藤美姫さんに期待しましょう。フリーでの衣装は中野さんは妖精のイメージでホワイト系、安藤さんは村娘のイメージでブルー系かと秘かに予想していますが、こちらもGPシリーズの放送のお楽しみである。

鈴木明子さんのインタビューより
新シーズンはSPがリストの「ラ・カンパネラ」、フリーがロシア民謡の「黒い瞳」。今年の「ドリーム・オン・アイス」でもタンゴで迫力のある妖艶な演技を見せてくれたので「黒い瞳」は見ものである。対照的なSPのリストも楽しみである。昨年暮れ、大阪で見た全日本選手権での「タイタニック」の音楽でのフリーの演技はジャンプでミスはありましたが、良かった!鈴木さんの前に滑った中野友加里さんが作った物凄い雰囲気を忘れさせる彼女独特の世界を味合うことが出来ました。彼女が登場するとテレビのアナウンサーは病気のことばかり言っているが、それは過去の事。そんな事、気にせず上位3人との差を縮めて欲しいものである。
今年も全日本選手権を見に行きたいのですが今回は長野での開催なので日帰りが出来ないので断念である。来年に希望を残しましょう。

その他「フレンズ・オン・アイス」で来日したアイスダンスのベルビン&アゴストのインタビューなど今回の最新号は私にとって楽しさ満点である。

最後の荒川静香さんの特別インタビューより
「アマチュアの選手たちには、スケートの楽しさを感じて、自分の目標にむかってほしいなあと思います。そして笑顔でまたまたフレンズのリンクに戻ってきてほしいですね」
その笑顔と荒川静香さんを見に来年の「フレンズ・オン・アイス」も、よほどの事が無い限り新横浜へ馳せ参じるつもりです。

「ワールド・フィギュアスケート」最新号

2008年09月22日 16時11分41秒 | 2008-2009年シーズン
待ちに待った雑誌「ワールド・フィギュアスケート」の最新号をわが町の商店街の本屋へ買いに行く。レジで精算して家へ帰るまで待ちきれないので本屋の近くの喫茶店に飛び込んで目を通す。
表紙を開き目次のページを開けたとたん、思わずのけぞってしまう。真紅の衣装を着た「フレンズ・オン・アイス」での荒川静香さんの素晴らしい写真!美しすぎて神々しい。声もでない。シフ様必見である。
「ドリーム・オン・アイス」の特集もあるが、やはり先にページを開いたのは7月新横浜で見た「フレンズ・オン・アイス」の特集である。あの時の感動がよみがえる思いである。写真と記事を目を目を通しながら、たいへんなアイスショーだったことを改めて痛感しました。当日、その場にいることの出来た幸運を噛みしめるばかりである。残念ながら荒川さんと中野友加里さんのツーショット写真はありませんがシェイリーン・ボーンさんと荒川さんの写真があり、あの時の金縛りにあったように見たことが昨日のように感じます。
また前後しますが特集の前に荒川静香さんの、こちらも素晴らしい写真付きのインタビュー記事もあり、荒川ワールドにどっぷりと浸かった思いである。
「メダルを取ることが最大の目標なのではなくて、自分の人生をどう輝かせるかということ。それを私の行動で見せていかなくてはと思っています」
来年以降の「フレンズ・オン・アイス」にますます期待が高まってきました。

その他の記事で目を引いたのが私は知らなかったのですが安藤美姫さんの新シーズンのフリーの曲目がバレエ音楽「ジゼル」とのことで大変な事に中野友加里さんのフリーと競合になってしまった。。安藤さんはモロゾフの振付、そして中野さんはズエワの振付である。恋人に裏切られて死んだ後も妖精になっても恋人を愛し続ける「ジゼル」の世界を二人はどう違った表現をするのか、これは本当に楽しみになってきました。
http://blog.goo.ne.jp/0612-0523/e/207d6e78fe5e33dd0d23799dcc15c0af

その他、モロゾフコーチへのインタビューも興味深く読ませてもらった。またジュニアの選手たちも取り上げられ、私が注目している石川翔子さんも紹介され嬉しかった。 
最後に最新号では、浅田真央さんのとじこみポスター付きで、こちらの写真もフィギュアスケートを見る歓びにあふれた写真である。
今回の最新号は私にとって、まさに見所満載で新しいシーズンに胸が高鳴る思いである。

映画「メリー・ポピンズ」

2008年09月22日 10時47分05秒 | 映画
先週の公休日に商店街のDVD販売店にぶらりと行ってみた。見てみたい映画は多々あるのだが我が家の財務大臣の顔が頭の中でチラつき、なかなか手が出ない。
その中で何かお買い得なDVDはないかと捜しまわって買ってしまったのはディズニー映画の「メリー・ポピンズ」である。特典映像1枚付きで2980円だったので手が伸びてしまった。私自身はいい買い物をしたつもりであるが大臣閣下はそうではないらしい・・・
ディズニーは私の原点かもしれない。私が物心ついた時、どちらかというとケチだった?(失礼!)私の母はディズニーの絵本に関しては欲しい物があれば、すぐに買ってくれた。幼稚園の時、生まれて初めて映画館で見た映画は「101匹わんちゃん大行進」で、その次が「ピーターパン」だった事をはっきりと覚えています。そのころテレビで「ディズニーランド」という番組があり当然、欠かさず見ていました。毎回、その番組の冒頭、ウォルト・ディズニー氏が登場し、いろいろと解説をしてくれるのが楽しみでした。おだやかな表情でわかりやすく解説してくれる口調(当然、吹き替えでしたが)に子供心に何か惹かれるものを感じました。

さて「メリー・ポピンズ」である。この映画を初めて見たのは、やっと大学生時代のリバイバル上映の時である。映画館はたしか日比谷のロードショー館「みゆき座」だったと記憶しています。(今もこの映画館はあるのだろうか?)
この映画を見て本当に驚き、ぶっ飛んだものです。特に有名なアニメの中でジュリー・アンドリュースとディック・ヴァン・ダイクが歌い踊るシーン、そして後半の屋根の上での煙突掃除屋さん達のダイナミックなダンスシーンの素晴らしさ、凄さは何と言い表したらよいのでしょうか?今回、約30年経ち改めてDVDで見直しても、この気持ちは変わる事はありませんでした。現在でしたらCGの力で、もっと鮮明に、もっときれいな映像が出来るはずと思いますが、DVDを見てそれを忘れさせてくれるのは、この映画の製作者のウォルト・ディズニーに一環して流れる映画人としての「優しい心」でしょう。
学生時代、初めてこの作品を見た時、ラストの「凧をあげよう」ですこし軽さ、物足りなさを感じました。これだけのディズニーの技術を散りばめた作品のラストが「凧をあげよう」かと思うとなにか吹っ切れなかった。そして年月が経ち今、DVDをみて思ったことは自分の浅はかさである。2人の子供を育てた今の自分の目で見ると何か大切な事を教えてくれている。お金など無くていい、子供にとって一番大切なことは、親が子供の側にいてあげる事である。考えてみると私自身、子供が幼稚園から小学校時代、仕事ばかりしていて何をして挙げたのだろうか?一度も学校の運動会に行ったことが無い!この前、短大に通っている娘に「就職はどうするの?」と聞くと、返ってきた答えが「小売業の世界だけは絶対行きません」だった。今回「凧をあげよう」のメロディーを聴きながら何か、込み上げるものがありました。

「メリー・ポピンズ」はウォルト・ディズニーの晩年を飾るまさに傑作。そして幼少の時からディズニーに親しんできた私にとってウォルト・ディズニーが残してくれた最高の贈り物。これだけの思いをさせてくれるDVDが2980円とは本当に、お買い得でした。

荒川静香さんの「カルメン」

2008年09月18日 17時22分20秒 | 荒川静香さん
荒川静香さんのOfficial Web Siteのメッセージが更新されていた。
この前のチャンピオンズ・オン・アイス2008の荒川さんはヴァイオリン奏者の川井郁子さんの生演奏にあわせての演技だったとの事で、生で見る事の出来た方をうらやましく思うばかりです。またテーマが「カルメン」だったのことで唸るばかりである。Official Web Siteではカルメンの赤い衣装を着た荒川さんの写真もあり、うっとりと眺めるのみである。写真から「カルメン」の音楽が聴こえてきそうなくらい雰囲気が伝わってくる。
http://www.shizuka-arakawa.com/message
http://www.shizuka-arakawa.com/photolog/photo.php?id=34

クラッシック音楽ファンの私とては、フィギュアスケートは、やはりクラッシック音楽の調べでの演技が一番である。新シーズンも直前である。キム・ヨナさんの新シーズンのフリーは「シェエラザード」らしい。これも本当に楽しみである。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080912-00000026-yonh-spo

それにしても荒川さんの「カルメン」をテレビで見る機会はないものだろうか。ぜひ見たいものである。

追加
新たに発見。
http://sports.livedoor.com/photo/search?w=%A5%D5%A5%A3%A5%AE%A5%E5%A5%A2%A5%B9%A5%B1%A1%BC%A5%C8

「カヴァレルリア・ルスティカーナ」「道化師」

2008年09月18日 11時05分44秒 | オペラ
先週の土曜日の夜、NHKのハイビジョンでカラヤンが1960年代後半に指揮したオペラ「カヴァレルリア・ルスティカーナ」と「道化師」の放送があった。いずれも舞台でのライブではなくスタジオでの録画である。オケとコーラスはミラノ・スカラ座管弦楽団・合唱団である。前もって歌手が歌だけを録音して後から演技を収録した口パクのようで所々音楽と口の動きがあっていない部分があった。
やはり、この2本のオペラには何かギラギラしたものが欲しいところであるがカラヤンの指揮なので、きれいに整えたという感が強い。しかし装置も美しく見所もあり、それなりり楽しむことは出来た。
「カヴァレルリア・ルスティカーナ」ではサントッツァ役のフィオレンツァ・コッソットが圧倒的。その声にしびれる。私にとってイタリアオペラ界のメゾ・ソプラノと言えば、いまだにコッソットである。彼女にもらったサインは今でも額縁にいれた部屋に大切に飾っている。1960年代後半だけに声の艶もすばらしい。彼女には、そのころミラノ・スカラ座でのサンティーニ指揮のヴェルディ歌劇「ドン・カルロ」でエボリを歌った素晴らしいスタジオ全曲録音(グラモフォン)があるが、いつになったらCD化されるのであろうか?バスティアーニのロデリーゴもCDで聴いてみたい。もう、待ちくたびれた。
「道化師」はジョン・ヴィッカースのカニオ、ピーター・グロソップのトニオの主役2人には違和感を感じた。ちょっと違う。ちっとも熱くならない。トニオのプロローグでも高揚感がない。比較してはいけないのだがカニオ役では、どうしてもデル・モナコと比べてしまう。昔のNHKイタリア・オペラで来日した時の映像をビデオで見過ぎた為かもしれませんが、モナコはここの部分はこう歌った、ここの部分はこんな表情をしていたと思うばかりで、どうもいけません。
その中で、懐かしい名前があった。ネッダ役のライナ・カヴァインスカである。彼女の美しい姿が映像で残っているのは本当に嬉しい。第2幕の劇中劇での演技は見ものである。1973年の第7次NHKイタリア・オペラの公演のテレビ放送で見た「トスカ」でのトスカ役での美しさはオペラに興味を持ち出した頃だっただけに忘れる事が出来ません。
いろいろ不満な部分も多々ありますが二本通して二度も録画を観てしまった。また観てしまいそうである。

安藤美姫さん

2008年09月17日 00時25分54秒 | 2008-2009年シーズン
安藤美姫さんが「チャンピオン・オン・アイス」で新シーズンのSPを披露したとの事。今年の春の世界選手権は怪我で残念でしたが、立ち直ったようである。昨年暮れの全日本選手権で感じましたが安藤さんがリンクに立っただけで大輪の華が咲いたような、華のあるスケーターである。新しいシーズンでは、とにかく怪我が無いよう祈るのみである。
また「チャンピオン・オン・アイス」では荒川静香さんがカルメン、安藤さんがミカエラに扮したシーンがあったそうである。二人のツーショットの写真はあるのだろうか?ぜひ見てみたいものである。また、どんな衣装で、そして「カルメン」のどの楽曲で演じたのだろうか?詳しい情報を知りたいものである。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080914-00000015-maiall-spo

「心より心へ」

2008年09月11日 11時35分25秒 | 音楽
今日は仕事は休み。朝からCDを聴いているが、一番に手が伸びたのはマーラーの交響曲第1番「巨人」、ワルター指揮コロンビア交響楽団の録音である。この曲にはバーンスタインを筆頭にいろいろな指揮者のCDをもっているが、やはりワルターの録音が一番大好きである。ただ熱く激しいだけではなく詩情溢れた演奏は仕事でクタクタの私を別世界へ導いてくれます。

先週末、今年のサイトウ・キネン・フェスティバルでの小澤征爾指揮の生放送があり「巨人」が演奏され、久しぶりに、この作品を堪能しました。そして放送の直後サイトウ・キネン・オーケストラに由縁のある方の事を知り、胸が一杯になりました。それを知った時、ベートーヴェンの「ミサ・ソレムニス」の楽譜の冒頭に書かれている「心より心へ」という言葉がすぐに頭の中を過ぎりました。演奏会の冒頭、小澤氏と楽団員の皆さんが今年2月に逝去した楽団メンバーの都筑道子さんのために黙祷を捧げましたが、この時もまさに「心より心へ」であったでしょう。
http://blog.goo.ne.jp/schiffberg/e/3e2a8e1b34aa4f2cccf92a73528d1d76

こんな事もあり、今日の朝一番、聴いた作品はマーラーの「巨人」となってしまった。やはり音楽は「心」。今はワルターの指揮するベートーヴェンの「田園」がスピーカーから流れています。ワルターのスケールの大きな演奏から心の温かさが伝わってくるみたいです。最近、購入しているCDはどうも昔の演奏の録音が多いようである。現代の演奏に欠けている何かが昔の演奏にあるのでしょう。

個性派力士列伝

2008年09月11日 01時03分57秒 | 大相撲
私が一番、大相撲に熱狂していた頃の個性派力士たちの四股名を並べてみました。

大関貴ノ花 大関旭国 大関魁傑 関脇栃赤城 関脇富士桜 関脇高見山 関脇荒勢 小結若浪 関脇黒姫山
関脇陸奥嵐 関脇栃東 関脇福の花 小結龍虎 関脇麒麟児 関脇北瀬海 小結大潮 小結豊山 関脇出羽の花など

まだまだ、いろんな力士が思い浮かんできます。あの頃は土俵から目が離せなかった。

貴ノ花の相撲は本当に凄かった!大関清国に脚を取られたが粘りに粘って上手出し投げで勝った。横綱北の富士との、かばい手が、からんだ一番も忘れられない。
関脇同士で輪島との水入りの大相撲も思い出した。

富士桜と麒麟児が昭和天皇を迎えての天覧相撲の時の一番の物凄い突っ張りの応酬も凄かった。

旭国と魁傑の2度の水入り後取り直しの大相撲も忘れられない。魂が揺さぶられる一番だった。

大相撲にも、あのような勝負(かちまけ)を超えた取り組みを見ることが出来た時代があった。凄かったあの頃へ戻りたい。そして、もう一度、あの頃のような力の入った一番を見たいものである。

ここまで来たか、大相撲。

2008年09月08日 18時37分10秒 | 大相撲
とうとう大麻で問題になったロシア出身の2人の力士が解雇になり、北の湖理事長も辞任となってしまった。理事長の止め際や大麻力士を、どうのこうのと言う気持ちは今更ありませんが大相撲界もとうとう、ここまできてしまったのかという気持ちで一杯である。
昔は本場所が始まる数日前から胸をときめかし、場所が終わると数日間は寂しくてしかたなかった。しかし、こんな気持ちは10年ほど前から薄れていき、今は全く無くなってしまった。あの頃へ戻りたいものである。やはり魅力を感じたり個性的な力士がいなくなった為で、今回の騒動はダメ押しだったのだろうか?

新理事長の武蔵川親方は元横綱三重の海である。横綱三重の海は遅咲きの横綱で連続優勝したあと、ケガをしてスパッと引退して、まさに太く短い横綱だったと記憶しています。先代の武蔵川親方は名理事長でした。まさに茨の道かもしれませんが大相撲が昔のような輝きを取り戻せるよう念ずるのみである。

小澤征爾の「巨人」

2008年09月08日 10時24分26秒 | 音楽
NHKのハイビジョンで放送された今年のサイトウ・キネン音楽祭の録画を見ました。お目当ては小澤征爾指揮のマーラー交響曲第1番「巨人」である。
長年、クラッシック音楽を聴いていると、まだ若い頃、クラッシック音楽を聴きはじめて日の浅い時に熱中した曲を懐かしく思い、また久しぶりに聴くと何ともいえない感情がわくときがあります。私にとってはマーラーの「巨人」である。
この曲は今はあまり聴きませんが学生時代よく聴いた作品である。一番よく聴いたレコードは小澤征爾指揮ボストン交響楽団の一回目の録音(グラモフォン)である。このレコードのジャケットはまだ40代後半の頃の小澤征爾の写真で当時、長髪の髪も黒々としていて一番かっこ良かった時代の写真である。マーラーの「巨人」と言えばワルター盤であるが、私がまだワルターに開眼していない頃の時代である。
今日、映像であるが何十年ぶりに小澤征爾指揮する「巨人」に接し、まず彼の真っ白くなった白髪に年月の経つ事の大きさを痛感しました。またいろいろな事を思い出しました。この曲を初めて生で聴いたのは東京での大学生時代、渡辺暁雄指揮東京都交響楽団の演奏で、ぶっ飛んだ思い出があります。しばらくは熱病のようにこの曲を聴いていたものです。今はあまりマーラーの交響曲自体、聴かなくなりましたが久しぶりの「巨人」を聴いて青春時代の懐かしさと現在の自分が重なり胸が一杯になりました。
今回は演奏の良し悪しよりも自分の気持ちが勝ってしまいました。落ち着いた時にじっくりと聴いてみるつもりである。