オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

「わが愛しのキャンディーズ」

2008年04月29日 23時57分06秒 | テレビ
今日の夜、NHKBS2で「わが愛しのキャンディーズ」の放送があり録画する。そして今、見終わったところである。
実は以前放送があったが録画に失敗!そして昨年再放送があったが、これも録画に失敗!今回はまさに三度目の正直であった。
見ていて懐かしくてたまらなかった。あれからもう30年の年月が経っているのかと思うと感無量である。特に番組の初め昭和51年の紅白歌合戦での「春一番」の映像は本当に懐かしさ以上である。スクールメイツに囲まれて登場した彼女たちをはっきりと憶えていた。あの年は私にとって激動の年であった。父親の死、私の大学進学、曾祖母の死などが思い出され映像を見ながら涙が出てきた。

ランちゃん派が多数占める中で私はミキちゃんが大好きだった。解散後、彼女のみ芸能界から身を引いたので本当に久しぶりにお姿を見る事が出来、うれしくてたまらない。聞くところによると彼女は三児の母とのことでどんなおばさんになっているのかな?さぞかし素敵なおばさんに違いない。彼女たちのヒット曲を聞いていると東京での下宿生活が思い出される。
とにかく念願の録画に成功したので、家族がいない時に過ぎ去った日々を思い出しながら、またゆっくりと見るつもりである。

「ワールド・フィギュアスケート」の最新号

2008年04月26日 23時55分33秒 | 2007-2008年シーズン
雑誌「ワールド・フィギュアスケート」の最新号を購入する。
3月の世界選手権の話題のてんこ盛り。美しいカラー写真もたくさん、そしてインタビューも盛りだくさん。酒を飲みながら読む。
一流選手のインタビューでのコメントはやはり重い、そして心に残る。

(あなたの長所は、どんなところでしょう?)「練習が好きで、一生懸命トレーニングするところだと思います」(カロリーナ・コストナーさん)

「全て終わった」「疲れた」「もっとよくできたはず」(記者会見でのキム・ヨナさんのコメント)

「・・・表彰台には昨年乗っていますが、僕が弱かったというか・・・改めて3番と4番の差を感じました」(高橋大輔さん)

「今はお客さまに向けて演じるということを、意識して滑っています」
「もしもバンクーバー五輪の年にまだ私が代表を狙える立場にいれば、全力を尽くしてがんばりたいです」(中野友加里さん)
荒川さんがトリノ五輪に出場したのは24歳の時、中野さんもバンクーバー五輪の年は24歳のはず。荒川さんという素晴らしいお手本になる方がいます。必ずバンクーバー冬季五輪のリンクに立つ中野さんの姿を見たいものです。

今年の選手権はペアとアイスダンスの放送を見落として心残りでしたがテレビ放送スケジュールを見ると5月にケーブルテレビのJ SPORTSで放送予定との事なので録画をお願いしなければいけません。世界ジュニア選手権も同様である。

今シーズンは終わったというのに、どんどん深くフィギュアスケートにはまって行く私。

朝比奈隆のブルックナー交響曲第1番

2008年04月25日 10時40分18秒 | 朝比奈 隆(生誕100年記念)
いよいよ朝比奈隆の指揮したブルックナーの交響曲を第1番から取り上げていきます。第1番や第2番は初期の作品という事になり、第7番以降の後期の作品と比べて作品の規模も大きくなくブルックナーの作品の中では演奏の頻度も少なく、あまり親しまれていない感があります。しかし詩情あふれ、しみじみとした孤独感といったものにあふれ、大変引きつけられるものがあります。作品の厳しさは後期の作品に譲りますが小鳥がさえずりアルプスからの風が寂しく吹いている田園的な趣を感じます。私自身、どちらかというと後期の作品よりも第3番を含めた初期の作品を聴く事が多いです。

ブルックナー 交響曲第1番 ハ短調 

第1楽章 アレグロ
第2楽章 アダージョ
第3楽章 スケルツォ
第4楽章 フィナーレ

第1楽章、行進曲調のリズムのリズムで始まり、ヴァイオリンで第2主題が流れ、その後、豪快に盛り上がってくるのは、やはりブルックナーの醍醐味である。第2楽章の湧き上がるような響きも魅力満点。私が大好きなのは、やはり第3楽章である。大変素朴な田舎踊りのようだが胸をわくわくさせるものがあり、また中間部のトリオの魅力はたまらない。第4楽章の最後の大自然が鳴り響くような終曲もブルックナーならではである。
さて楽譜であるが1868年作曲者によりオーストリアのリンツで初演された。また1890年~01年ウィーンで作曲者自身により改訂版が書かれた。前者をリンツ稿、後者をウィーン稿と呼ばれている。ハースはリンツ稿を原典版として出版、これがハース版である。後年ノヴァークは若干、変更を加えて再出版した。これがノヴァーク版である。

①大阪フィルハーモニー交響楽団(1977年大阪フェスティバルホールでのライブ録音)ジャン・ジャン盤
②日本フィルハーモニー交響楽団(1983年東京文化会館でのライブ録音)ビクター盤
③大阪フィルハーモニー交響楽団 (1994年大阪フィルハーモニー会館でのスタジオ録音)ポニーキャニオン盤
詳しくはこちら

一番素晴らしいのは③である。①は最初の2楽章は素晴らしいが第3楽章以降オケの緊張感が切れたのかガクンと落ちる。大好きな第3楽章が荒い演奏なので残念である。②は初めて聴いた朝比奈隆の第1番だったのでそれなりに喜んで聴いていましたが③の登場で聴く事が無くなった。③は第2楽章の美しさ、第4楽章の豪快さ、いずれも朝比奈隆の独壇場である。
なお、この作品の録音ではヨッフムがバイエルン放送交響楽団を指揮した素晴らしいスタジオ録音をレコードで聴いていましたが、まだCDでは聴いていないので一度、聴き比べてみたいものです。

ティラミスちゃん

2008年04月25日 01時27分58秒 | 荒川静香さん
今日、若くて綺麗なお嬢さんがダックスを連れて私の店の中を歩いていました。
その時ふと、荒川静香さんがティラミスちゃんを連れて歩いている様子を連想してしまった。荒川さんも、あんな風に、うれしそうにティラミスちゃんを連れて歩いているのかなと思いを馳せました。
偶然、荒川さんの公式サイトのメッセージが更新されていて、ティラミスちゃん,
大活躍である。
写真をながめていて何か、うれしく、ほほえましくなってきました。
現在、ペットは癒しの存在となってきましたが、写真だけでも癒されます。

http://www.shizuka-arakawa.com/message

私と朝比奈隆 ブルックナー編

2008年04月22日 11時49分25秒 | 朝比奈 隆(生誕100年記念)
よくお世話になっているeyes_1975さんのブログでカラヤンの生誕100年を記念して特集を組んでいて楽しく拝見させて頂きましたが私の方はやはり同じく今年生誕100年を迎えた朝比奈隆の記事をぼちぼちと書いていましたが、フィギュアスケートのシーズンも終わり一息ついたので加速させたいと思います。そして一気にブルックナーという大きな山を超えたいと思います。

朝比奈隆といえばブルックナーと言われるほどブルックナーの演奏には定評がありました。私自身も朝比奈隆と出会うことがなかったら、ブルックナーを深く聴くことは無かったと思います。ブルックナーの音楽はけっして耳当たりのよいメロディーはありません。しかし、その中で大自然の美しさを実感し、そして大宇宙へ放り出されるような音楽の大きさを感じる事がブルックナーの醍醐味かもしれません。これはシベリウスの交響曲にも感じる事があります。朝比奈隆はこの醍醐味を見事に演奏してくれる指揮者でした。

朝比奈隆が初めてブルックナーを指揮したのは、まだ大阪フィルが関西交響楽団と名乗っていた1954年で第9番でした。その後4番、7番をたまに指揮する程度で、はじめの頃はブルックナーが好きだったという訳ではなく聴衆にいろいろな音楽を紹介するという使命感からだったと言われています。
そのような朝比奈隆に転機を与えたのが1970年代に入ってブルックナーの最高傑作と言える第8番、そして第5番を指揮した事でしょう。その頃がまさに朝比奈隆のブルックナー開眼といえるでしょう。第8番の初振りは1971年、第5番は1973年で、すでに年齢も60代半ばを迎えていた。そして大阪フィルの東京公演でも取り上げられ熱烈なファンを生み出していくのである。70年代後半、私は東京で大学生時代を過ごしていて、この時期の演奏を生で聴くことが出来、その熱く、そして格調の高い演奏で私自身も一気にブルックナーの魅力に取り付かれました。朝比奈隆もブルックナーを知ったことにより、ブルックナー以外の作品でも、より奥があり風格のある演奏聴かせました。そして最晩年まで、その音楽が崩れることが無かったのは指揮者として見事としか言い様がありません。同様な指揮者にギュンター・ヴァントが挙げらます。彼も朝比奈隆と同様にブルックナーを最も得意とし、楽譜も同様にハース版の支持者だったという共通点があるのが面白い。

朝比奈隆のブルックナーの録音は多数あり、私も全録音を所持している訳ではありませんが第1番から始めて第9番まで順を追って私の持っている録音をレコードも含めて見直して行きたいと思います。一番古い録音が1973年で、一番新しい録音が死の年の2001年です。私自身、朝比奈隆と巡り会って約30年の年月が経ちました。この今は亡き巨匠に感謝の気持ちとこれからも変わらぬ敬愛の気持ちを込めて書き込んで行きたいと思います。

なお、取り上げる録音の中で現在おそらく現在、手に入らないであろうアルバムが2種類あります。一つは1976年から1977年に録音されジャン・ジャンから発売された交響曲全集。(私は8年ほど前CDで限定発売された物を所持)もう一つは1980年東京カテドラル聖マリア大聖堂で大阪フィルと在京の4つのオケで行われた連続演奏会の予約限定発売されたライブ録音である。(私は初出の分厚いレコードのアルバムを所持)現在入手困難な録音にふれるのは心苦しいですが朝比奈隆のブルックナーを語るには避けることの出来ないものがあるので、その時はどうかご了承下さい。
1970年代に入って一部のファンからは支持されていた朝比奈隆のブルックナーですが、まだ当時の大手のレコード会社には見向きもされませんでした。そんな頃今は無くなったそうですが渋谷の小劇場「ジャン・ジャン」のオーナーだった高島進氏が朝比奈隆のブルックナーの演奏の素晴らしさを知り大手レコード会社を尻目に企画、録音されたものが幻の全集とも言われたジャン・ジャン盤である。私の大学生時代、一度だけ発売されましたが、たいへん高額で手が出る事が出来なく、レコード店の棚に乗っているのを、ただ眺めるのみでした。ですからやっと8年前、CD化されたアルバムを手に入れた時は本当に感概無量でした。

前置きが長くなりました。今回はこれまで。次回、第1番から始めたいと思います。なお朝比奈隆は熱烈なハース版の支持者なので、特別に明記しないものはハース版です。

ジャパンオープン2008

2008年04月22日 00時55分10秒 | 2007-2008年シーズン
録画の予約をしていたジャパンオープン2008の録画を見る。昨日仕事を終えて帰宅すると娘が一発「おっさん、( ジャパンオープン2008の放送がある事を)言わんでも知っとった~!」

浅田真央さんや中野友加里さん以外にも長洲未来さんやキーラ・コルビなど私自身の注目選手がいて点数は別にして大いに楽しむ。
長洲さんは、本調子ではなさそう。やはり今シーズンは全米選手権がピークだったようである。しかし、「コッペリア」の音楽に乗ってかわいさ満点。私の娘に少し分けて欲しいくらいである。いよいよシニア参戦。楽しみが増えました。
コルビはミスが多くて残念でしたが、そのお姿を見ているだけで、おじさんはうっとりである。出場してくれるだけで感謝である。
中野友加里さん。本当に素晴らしい演技である。最後のドーナツスピンは何度見てもしびれます。今シーズンはどれだけ中野さんの演技に感動しただろうか?世界選手権ももちろんであるが生で見た全日本選手権の演技は一生、忘れる事はないでしょう。来シーズンはどんな音楽に乗って私の胸をときめかしてくれるか楽しみである。バンクーバー冬季オリンピックまであと2年。オリンピックのリンクに立つ中野さんをぜひ見たいものである。
浅田真央さん。ミスはありましたがやっぱり浅田さん。現在、世界の女子フィギュアスケート界はやはり彼女が中心であることを痛感する。
浅田さんと中野さんのコンビ、やはり最強である。日本チームが優勝!めでたし、めでたし。
最後にゲストの荒川静香さんの演技。次元が違う。美しすぎる!神々しい!この演技を見る事が出来る7月のフレンズ オン アイスが本当に待ち遠しくなってきました。

ジャパンオープン2008で今シーズンは終わり。来シーズンも、どんな音楽で私の目と耳を楽しませてくれるか期待しましょう。そして安藤美姫さんのケガからの復調も期待しましょう。全日本選手権で見た、あの素晴らしいジャンプをもう一度見たいものである。


ウルトラマン

2008年04月18日 14時05分23秒 | テレビ
昨晩の深夜、NHK衛星第二の「熱中夜話」を見る。3週続けて「ウルトラマン夜話」で昨晩は最終回でストーリー編だった。ウルトラマンとウルトラセブン。どちらも放送当時、小学生だった私を夢中にさせたが何と言ってもウルトラマンが一番強烈な印象を与えられました。大げさに言うとその後の私の人格形成?に大きな影響を与えられたと言っても過言ではありません。その点、ウルトラセブンは当時の私にとって少々難しいものがありました。

番組ではストーリーのベスト3が発表されました。
①「故郷は地球」(第23話)
②「さようならウルトラマン」(最終回)
③「怪獣墓場」(第35話)

①と③は実相寺昭雄監督の作品です。

私のベストスリーは
①「故郷は地球」(第23話)
②「怪獣無法地帯」(第8話)
③「侵略者を撃て」(第2話)
②と③はやはり登場する怪獣たちのインパクトの強さでしょう。②でのレッドキングの暴れっぷり!チャンドラーとの大型怪獣同士の戦いはテレビで見るのは初めての事だったので強烈でした。③に登場したバルタン星人。説明する必要が無いと思います。
①はそれまでウルトラマン対怪獣を素直に楽しんでいた私にとって全く異質の作品で子供心に深い悲しみを覚えた作品でした。後年この作品を演出したのが実相寺監督と知った時、何かうなずく物がありました。この回に登場したジャミラ(怪獣と呼ぶべきかどうか悩むところです。この作品を憶えている方だったら、わかるはず)のそれまでに登場した怪獣たちと違う異様な姿に本当に驚かされました。背負った業の悲しさが子供心にも伝わってきました。最後ウルトラマンがジャミラを倒した時のジャミラの悲しい叫び声は忘れません。その時、「ウルトラマン!もうやめて!」と思った事を今もはっきりと憶えています。番組でも1位という事は皆、私と同じ気持ちを持った、持ち続けていたからでしょう。

本当は全シリーズDVDで持ちたいところですが、そういう訳にはいかないので、小まめにレンタル屋さんに通うことにしましょう。

「Shi-chan Paradise」140万人目

2008年04月18日 02時02分04秒 | 荒川静香さん
なんと荒川静香さんのファンサイトの「Shi-chan Paradise 」の140万人目の訪問者になってしまった!
何という幸運!



Shi-chan Paradise - 荒川静香選手ファンサイト
あなたは1400000人目のお客様ですっ!

私のような者が丁度140万人目になって他の荒川さんのファンの方々には大変申し訳ございませんでしたが、なにか荒川さんがもっと身近になったような気がしました。
今は早く「しーちゃんボード」が再会されるように祈るのみです。

http://skate.jp/shi-chan



ザルツブルク音楽祭の「ドン・ジョヴァンニ」

2008年04月15日 10時37分25秒 | オペラ
この前の日曜日の深夜、NHK衛星第2で2007年、ザルツブルク音楽祭でのモーツァルトの歌劇「ドン・ジョヴァンニ」の公演が全曲放送され録画を見ました。
最近オペラ演出の流れになっている時代の「読み替え」による演出である。写真では見た事がありましたが映像で観るのは初めてである。時代を現代のファッション界に設定されている。このような演出を好む方にとっては大喜びかもしれませんが、私自身は保守的?なのか違和感を覚え、最後まで観るのが辛かった。(私自身、必ずしも時代設定を変える演出を否定する者ではありません。誤解のないように!)こんな演出をほめる人がいるという事は私はよほど遅れている人間なのでしょう。しかし下着姿の女性が多数登場しても何も美しいとは感じる事ができなかった。音楽とマッチしているとは、とても思えなかった。
そんな中で私を救ったのはモーツァルトの音楽の素晴らしさである。現在のオペラ演出は音楽に絶えず寄り添うか、音楽と直接対決を避け演出家が好き勝手にやるか、どちらかなのでしょう。今回観た演出はどうしても私自身後者のように感じます。
第2幕のフィナーレの六重唱は何度聴いても素晴らしい。やっぱりモーツァルトの勝ち!それまでのモヤモヤを全て消し去ってくれた。音楽をじっくり聴かせて欲しい。それにマッチした演出で見たい。しかし、さすがザルツブルク音楽祭!ハーディング指揮のウィーンフィルもいい演奏していた。

最後に保守的な?私がよく観る歌劇「ドン・ジョヴァンニ」のDVD。
輸入盤ですが1987年ミラノ・スカラ座の公演のライブ映像。
リッカルド・ムーティの指揮、ジョルジョ・ストレーレルの演出。
歌手もグルベローヴァやアライザなど揃っている。
このDVDで口直しする事にしましょう。

インマゼールのシューベルト。

2008年04月11日 16時54分14秒 | 今日、聴いたCD
シューベルト 交響曲第4番ハ短調「悲劇的」D417 
       交響曲第2番変ロ長調 D125

ジョス・ファン・インマゼール指揮アニマ・エテルナ(オリジナル楽器)
(国内盤)Sony Records SRCR1978  (1997年録音)

最近、フルトヴェングラーの指揮するシューベルトの交響曲第9番をよく聴いていたので他の交響曲を聴きたくなった。私が持っているシューベルトの交響曲全集はベーム盤とインマゼール盤の2組である。オーソドックスなベーム盤が正統派かもしれませんが、私はフォルテピアノ奏者としても有名なインマゼール盤が大好きである。私はどちらかというと古楽器による演奏は好きではありませんが、このシューベルトに関しては別格である。
何と激しい演奏。響き!そして作品が今、目の前で生まれたばかりのような熱さを感じます。古楽器での演奏であることを忘れさせてくれます。古き佳きウィーンのロマンを捨て去り、出てくる音、響きだけで勝負している。全集全体にいえる事であるがシューベルトの音楽の凄みを実感することができます。
私はシューベルトの交響曲の中で以前から4番(特に第2楽章のアンダンテ)が好きでベーム盤をよく聴いていましたがインマゼール盤を初めて聴いた時、別の音楽を聴いているような気がしました。第4楽章の一気に走る物凄いテンポはフルトヴェングラーがこの作品を指揮したら、このようになるのではと思ったりしました。

余談であるが今年はドイツの往年の名メゾソプラノのクリスタ・ルートヴィッヒ生誕80年記念でEMIより5枚組のアンソロジー集(輸入盤)が発売予定で、その中にシューベルトの歌曲が多数、収録されているようで、予約を入れているので到着が楽しみである。

またまた私事。

2008年04月11日 14時16分56秒 | 私事
昨日、わが社で人事異動が発表された。
幸か不幸か?私の名前は無かった。しかし最近まれに見る辛らつな人事異動にゾッとした。掲示板を見て思わず自分の首筋をさすってしまった。私の店からは仕事を手抜きする者、マイナス思考の者は全て放り出されてしまった。他の部署も同様だった。つくずく本社はよく見ているものとゾッとしながらも感心する。やはり人間は真面目さと努力が大切。相変わらず私のデスクの上は書類や報告書が途絶える事がない。今のところは少しは当てにされているのであろう。目標意識をきちんと持って毎日を過ごしたい。


先月、16年乗っていた私の車を車検に出してみると約30万円の見積もりでビックリして今後の事も考えて新車にすることとなったが今日、やっと、その新車が我が家に届いた。今まで代車を乗っていたので、何か落ち着いた気持ちだが、これから5年間のローンということになるので、気が重い。7月はその中での横浜大遠征。財務大臣閣下、本当に申し訳ございません。と、言いながらも7月の「FRIENDS ON ICE」で荒川静香さんに会える日が待ち遠しい私である。

「FRIENDS ON ICE」と中野友加里さん

2008年04月10日 23時39分04秒 | フレンズ・オン・アイス2008
7月の「FRIENDS ON ICE」に中野友加里さんの出演が決定したそうです。
中野さんは昨年も登場していたの期待していましたが今年の出演決定は言い様がありません。昨年暮れの大阪での全日本選手権のフリーの演技に大変感動した余韻がまだ残っているだけに、また中野さんの演技を見る事が出来るとは嬉しくてたまりません。昨年は鈴木明子さんも登場したので今年も!と欲が出てしまいます。
私にとって荒川静香さんと中野友加里さんを一緒に見る事の出来る贅沢さ、そして幸運は本当に言葉で言い表わす事ができません。公演当日が本当に楽しみになってきました。

なお「FRIENDS ON ICE」の公式サイトはこちらです。
http://www.friendsonice.com/index.html

三度、フルトヴェングラー のシューベルト

2008年04月08日 21時41分01秒 | 音楽
クラッシック音楽を聴くことの面白さはやはり聴き比べだと思います。同じ演奏家の演奏でも録音日が違うと微妙に違うことがあります。
先ごろ1953年録音のフルトヴェングラーの指揮するシューベルトの交響曲第9番の録音を聴きましたが、今日は1943年のベルリンでのライブを聞き直してみました。オケは当然ベルリンフィルです。
改めて聴き直して見て、やはり凄い演奏である。死の1年前の1953年の録音と比べて白熱した演奏である。特に第1楽章と第4楽章は物凄い感情の高ぶりを感じる。指揮者がまさに作品に没頭している。この作品のスケールの大きさを実感するばかりである。
フルトヴェングラーの録音はライブ録音が多い。フルトヴェングラー自身、客席で聴こえる音が全てだったのかもしれない。理屈では割り切れないテンポや感情起状は、あくまでも演奏会場で聴くと不自然なものでは無いのかもしれません。フルトヴェングラーが、たった一回の演奏会の演奏に全てをかけたものが録音という形で後年、レコードやCDで演奏会場以外の場所で聴かれるとは夢にも思っていなかったであろう。1943年この曲をベルリンで指揮していたフルトヴェングラーがまさか半世紀以上も経ってドイツから遠く離れたアジアの島国の田舎町で、この演奏を聴かれるとは想像もしない事であったであろう。逆に今年、生誕100年を迎えるカラヤンの録音は絶えず世界の音楽マーケットを強く意識していて、フルトヴェングラーの録音と全く逆のものかもしれません。
フルトヴェングラーの録音を聴くという事は、聴く方もフルトヴェングラーと同等の感情や情熱の豊かさや激しさが必要か?そんな事がうっとうしい、疲れると思うならばフルトヴェングラーとは無縁と言えるでしょう。単なる変な演奏と映るかもしれません。ここがフルトヴェングラーに興味持つか、持たないかの分岐点と言えるでしょう。
私自身、フルトヴェングラーの録音を意識を持って聴くようになったのは10年くらい前からです。自分の心のなかでフルトヴェングラーに対する意識が大きくなってきたのは事実です。