オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

新シーズンのGPシリーズ

2009年05月31日 23時23分42秒 | 2009-20010年シーズン
sasha様のコメントでもありましたが新シーズンのGPシリーズの顔ぶれが少しずつ分かってきました。
また中野友加里さんの応援ブログでも話題となっていて中野さんはフランス大会とNHK杯に出場するとの事です。
http://goyukarin.exblog.jp
フランス大会とNHK杯に出場する主な選手は次の通りです。

フランス大会
キーラ・コルピ、エレーネ・ゲテヴァニシヴィリ、カロリーナ・コストナー、浅田真央さん、中野友加里さん、キム・ヨナさん、サーシャ・コーエン、キャロライン・ジャン、

NHK杯
ラウラ・レピスト、安藤美姫さん、中野友加里さん、アリョーナ・レオノワ、サラ・マイヤー、キミー・マイズナー、アシュリー・ワーグナー、
NHK杯の出場するもう一人の日本人選手はまだ未定の様です。

この一週間、休み無しでヘトヘト状態でしたがフランス大会の顔ぶれを見て、びっくり仰天!疲れが吹っ飛んでしまいました。
初戦から浅田真央さんとキム・ヨナさんが激突!そして競技会復帰のコーエン、巻き返しを計るコストナーや成長著しいジャン。また見てるだけで、うっとりするコルビなどGPシリーズ初戦から見所満載。
オリンピックシーズンの最初の大きな世界大会だけに身が引き締まる思いです。今から胸がドキドキしてきました。

大相撲界を去る高見山

2009年05月25日 11時18分57秒 | 大相撲
大相撲五月場所は大関日馬富士が優勝決定戦で横綱白鵬を破って見事、初優勝を飾りました。それにしても本割での大関琴欧州戦での首投げには驚かされました。あの大切な大一番にあの様な大技を出す集中力は凄いものがあります。
http://blog.goo.ne.jp/harumafuji

さて今日、朝起きてテレビのワイドショーを見ていると元関脇高見山の東関親方が相撲協会を65歳の定年をむかえることを報じていました。
私にとってやはり東関親方というよりも現役時代の高見山のイメージが強過ぎます。私が一番、大相撲を見ていた頃の人気力士である。現在、大相撲界は外国籍力士が花盛りで高見山はそのパイオニア的存在ですが私にとっては外国人力士だからどうのと言う事を超越した存在で、あの巨体を生かした相撲はたいへん魅力的でしたし負けっぷりも絵になる力士でした。
そして高見山を見出した元横綱前田山、当時の高砂親方の先見性、眼力、指導力には改めて敬服するしだいです。
高見山が新入幕をしたのは確か私が小学5年生の時、優勝した時は中学3年生の時、そして引退したのは私は大学を卒業して社会人になっていたはずです。ですからたいへんな息の長い現役生活だったと言えるでしょう。私自身のいろいろな出来事とダブってしまいます。
ですから、あの高見山が定年と聞いて改めて私自身も年をとったのだなあと実感してしまいました。
私が見たワイドショーでは元横綱輪島も登場してたいへん懐かしかった。高見山は輪島にたいへん強かった!
そしてあの大関貴ノ花との最後の一番も放送され貴ノ花ファンとして胸に迫るものがありました。
貴ノ花を一気に土曜際に攻めたてる高見山。
驚異の粘り腰を見せ逆転する貴ノ花。
ほぼ同体の攻防で軍配は貴ノ花に上がるが物言いがつき、貴ノ花のマゲが一瞬早く土俵についており、行司差し違えで高見山の勝ち。
行司は当時の三役格の式守伊三郎。これまた懐かしい。今の行司はさっぱりわかりませんが、あの当時の行司は顔を見ただけで名前がわかります。
この一番は当時テレビで見ています。貴ノ花と高見山。昭和を代表する名力士同士の最後の一番として、私の心の中にいつまでも刻まれることでしょう。

高見山には相撲協会を去っても、いつまでもお元気でいて欲しいものです。そして時々テレビにも登場してあの懐かしい顔を見せて欲しいものです。

ベームの「田園」交響曲

2009年05月21日 15時43分33秒 | 今日、聴いたCD
ベートーヴェン 交響曲第6番 ヘ長調 作品68「田園」

カール・ベーム指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

(国内盤)Altus ALT026/027 1977年3月2日NHKホールでのライブ録音

フィギュアスケートの新しいシーズンまで、手持ちのベートーヴェンの交響曲の録音をじっくりと聴き直したいと思っていますが、前回のワルターの録音に続いて今回も「田園」を採り上げました。ベームとウィーンフィルには1971年ウィーンでのスタジオ録音(グラモフォン)があり、こちらも持っていて、スタジオ録音の方を採り上げるべきかもしれませんが今回は1977年の東京でのライブ録音にしました。
この前のムラヴィンスキーの記事で次のように書き込みました。

>大昔、大学生生活を送った東京での4年間の中での最高の思い出はベーム、バーンスタインそしてムラヴィンスキーの生の演奏を聴く事が出来たことです。たった1回ずつでしたが強烈だった。そして年月が経てば経つほど、記憶を薄れるどころか、彼らのステージは頭の中で蘇り、その演奏を聴く事の出来た事の意義の大きさを感じるばかりである。

今回の録音は私がたった1回しか生で聴いていないベームの演奏会当日のライブ録音である。自分自身が実際に聴いたコンサートのライブ録音を改めて聴き直し、そして記事にする。どうしても個人的感情が入るのはしかたないので記事にするのは躊躇しましたが、私自身の今での音楽体験の中で最高のものであり、避けて通れない。そして録音を客観的に聴いても「田園」交響曲の最高の演奏の一つであると思い、思い切って書き込んで行きます。

私がクラシック音楽を聴き始めたのは高校生の時ですが、その頃の音楽的環境は最悪で私の住む町のホールは、古い市民会館があるだけで、生でオーケストラを聴きたくても何年かに一度、思い出したようにNHK交響楽団が来る程度で海外のオケを生で聴くとなると「夢のまた夢」という状況でした。現在は立派のホールは2つもありキーロフ・バレエの公演を二度も地元で観ることが出来る時代が来るとは想像も出来ないことでした。
そんな環境でしたので東京での4年間、チャンスがあれば少しでも生のステージに接してみたいと強く思い、アルバイトで稼いだお金の多くはコンサートのチケット代になって行きました。
そんな時、まだ高校生だった1975年の来日公演の放送で演奏の面白さを教えてくれたベームとウィーンフィルが大学1年が終わろうとしている時1977年3月再び来日しました。購入できたチケットは1階の前から8番目のほぼど真ん中。巨大なNHKホールが会場だけにこの場所を確保出来たのは今も奇跡だと思っています。ただチケット代は1万3千円で当時としては破格の金額でバイト代がすぐに無くなってしまいました。
「田園」の第1楽章のあの有名な旋律を聴いたとたん私の体の力がふっと抜け座席からすべり落ちそうな気がして脚で踏ん張った事を今もはっきりと憶えています。あんな経験は、この1回きりです。あの「音色」は本当に何だったのだろう?確かに録音技術もどんどん向上してきましたが、あの音色は私の持っている再生装置では、まだ再現出来ていません。また会場が大きなNHKホールだけにホールの隅々まで私が聴くことが出来た音色が伝わったとは、とても思えません。
私にとってまさに、あの「音色」なのである。録音技術だけではどうにもならないもの、ウィーンフィルが長年培ってきたもの、守ってきたもの、晩年のベームの芸術、そして心の中。それらの無形なものが全て合わさって「田園」交響曲という作品の形となって、あの「音色」となったのであろうか?名演奏は本当にマイクに入るのだろうか?私がこれからもクラシック音楽を聴く時の永遠の課題かもしれません。
以上が私の思い出。

さて、この演奏を1枚のCDとして聴いてみました。どうしても意識的に客観的に聴いてみたつもりです。「美しさ」と「格調の高さ」の極みの演奏である。聴いてみて1971年のスタジオ録音よりこちらの方が好きです。第1楽章、第2楽章はウィーンフィルの魅力満載!そして第4楽章の「嵐」の迫力!最高の音楽が鳴っているような気がする。まさにライブ録音の面白さである。そして第5楽章。沈みゆく太陽が一瞬見せる輝き美しさと言うべきか!晩年のベームの心境が見事に出ている演奏といってよいでしょう。

なお当日のプログラムはオール・ベートーヴェン。前半は「田園」後半は5番。アンコールが「レオノーレ序曲第3番」でした。今回のCDには全プログラムが収録されていますが「田園」の演奏が飛び抜けて素晴らしい演奏だったと思います。

中野友加里さんとバレエ音楽

2009年05月21日 00時22分05秒 | 中野友加里さん
PIWの話題や情報がいろいろと入ってきています。情報の少ない四国の片田舎在住の私にとって、いろいろと情報を頂いて本当に感謝の気持ちで一杯です。
そして、その中で今一番気になるのは、やはり中野友加里さんですが、PIWではたいへん素晴らしい演技とのことで安堵しました。

数日前、本屋で衝動買いしてしまいました。小学館から発売されている「華麗なるバレエ」の5刊目の「ドン・キホーテ」で、DVD付きで3360円である。家へ帰ると財務大臣閣下が変な顔をしていました。
DVDは1983年アメリカン・バレエ・シアターのメトロポリタン歌劇場でのライブである。本当にバレエの楽しさがあふれる作品である。第1幕のこのバレエのヒロインであるキトリが初めて登場しての躍動感あふれる踊りで、すっかりこのバレエに引き込まれてしまいました。そしてバジル扮するバリシニコフの超絶技巧といっていいくらいの素晴らしさ!本当にほれぼれしました。
「ドン・キホーテ」といえば中野友加里さんが2005-06年のシーズンで見事な演技を見せてくれました。バレエの第3幕はどうしても中野さんと重なってしまいます。
本当にこのところ、たくさんのスケータの中で中野友加里さんに深く傾倒している状態である。いつからなのだろうか?やはり2006-07年のシーズンのフリーの「シンデレラ」をテレビで見たからであろうか。このシーズン前に、大好きな荒川静香さんがプロに転向して競技会では熱く応援するスケーターを見失った状態で心の中で荒川さんと言う大きな穴がスッポリと空いていた時でした。そんな頃、中野さんの「シンデレラ」の後半、プロコフィエフの凄い音楽にのってのステップ、そしてスパイラルを見て強い衝撃を受けました。この時「中野友加里さんがいた!」そう思ったとたん嬉しくてたまりませんでした。中野さんの演技を見て力が入るようになったのは、この時からでしょうか。
中野さんの今までのプログラムで一番好きなのは、やはり「シンデレラ」でしょう。今でも「シンデレラ」そして「ドン・キホーテ」の録画をよく見ています。
これらの演技の魅力は何といってもバレエの雰囲気が見事に出ているという事です。(今シーズンの「ジゼル」も!)
中野友加里さんとバレエ。中野さんの演技を見れば見るほどバレエにハマっていく自分がいます。
今は亡き映画評論家の淀川長治氏がエッセイに書かれています。
「バレエも美に酔ったあげくの涙をもたらす。あの美しさの中にはあらゆる美の涙がしみこんでいる」
荒川静香さんや中野友加里さんといったトップスケーターの演技を見ているとフィギュアスケートにも共通していると私は思っています。バレエと同様、心を揺さぶる何かがあると強く思います。(なを、今年は淀川長治氏の生誕100年に当たります。私自身、映画に関してたいへん影響を受けた方なので一度特集しなければいけないと思っています)

PIWの東京公演へ行きたくてたまりませんがFOIと両方行くわけにはいかないので、ここは我慢ですがPIWでは荒川静香さんの「夕顔」の演技も素晴らしかったとのことなのでFOIがたいへん楽しみです。
新しいシーズンの中野さんのフリーの曲目は「火の鳥」である。ストラヴィンスキーの傑作バレエ音楽である。このところ休みの日には必ず「火の鳥」(全曲)のCDを聴いてしまいます。

数日前、いつもお世話になっている方のブログにコメントしましたが荒川さんが金メダルに輝いたトリノオリンピックの最終グループ、たいへんな緊張感、緊迫感がテレビの画面からも伝わってきました。バンクーバーオリンピックも、最終グループとなると、同じ雰囲気と思われます。最終グループの6人、どんなビッグネームが並ぶのか?またトリノ・オリンピックの録画を見てしまいそうである。

ムラヴィンスキーのグラズノフ

2009年05月18日 11時16分58秒 | 今日、聴いたCD
グラズノフ 交響曲第5番 変ロ長調 作品55
チャイコフスキー バレエ音楽「眠りの森の美女」より「序曲」「アダージョ」「パノラマ」「ワルツ」

エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
(国内盤)Altus ALT064 (1979年6月NHKホールでのライブ録音)

数年前、Altusより今は亡き巨匠ムラヴィンスキーの来日公演のCDが一挙に発売され私が実際、会場で聴いた録音もあり、ほとんど購入していましたがグラズノフの録音のみ未購入でしたが、今回、安価で出回っていたので購入しました。
大昔、大学生生活を送った東京での4年間の中での最高の思い出はベーム、バーンスタインそしてムラヴィンスキーの生の演奏を聴く事が出来たことです。たった1回ずつでしたが強烈だった。そして年月が経てば経つほど、記憶を薄れるどころか、彼らのステージは頭の中で蘇り、その演奏を聴く事の出来た事の意義の大きさを感じるばかりである。(カラヤンも聴いているが、さっぱり記憶が無い)
またオケも彼らと一番関係の深かったウィーンフィル、ニューヨークフィル、レニングラードフィルといった当時も名門中の名門のオーケストラだったという事も大きな要因でした。これからも、忘れることはけっして無いでしょう。

さて今回の録音である。ムラヴィンスキーの指揮するグラズノフの交響曲を聴くのは初めてである。ムラヴィンスキーのロシア音楽といえばショスタコーヴィッチやチャイコフスキーがすぐに頭に浮かびますが今回はグラズノフである。最後の来日公演そして晩年にさしかかった巨匠の胸中の何があったののでしょうか?解説書を読んでみると巨匠の幼少の頃グラズノフとの係わり合いがあったとの事。また「眠りの森美女」は子供の頃から愛していた曲で、巨匠の自分の子供の頃の思い出と切り離せない作品をプログラムに並べたようである。何かいろいろと予感があったのであろうか?
それにしてもグラズノフの演奏の中で第3楽章のアンダンテの美しさは何と言ってよいのでしょうか?単にお国ものと言ってしまうことの出来ない凄さがあります。
レニングラードフィルの弦の素晴らしさ!ムラヴィンスキーの厳しい音楽は相変わらずですが、その中に何とも言えないロシアの響きが伝わってきます。

昨年の暮、NHKの放送でレニングラードフィルが名称変更したサンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団の来日公演をテレビで見ました。1988年ムラヴィンスキーが他界して指揮者も、オケの名称も、そして政治体制も変わってしまいましたが、演奏の中に脈々とオーケストラの伝統、風土と言ったものが生き続けているのを実感することが本当の嬉しかった。
前回の「火の鳥」の記事にも書きましたが世界のオーケストラのグローバル化が進んでいる中、名門サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団の存在はたいへん重要です。次はぜひ再びこのオケの来日公演を聴いてみたいものです。

(お願い)
こんな事を書くのは、たいへん心苦しいのですがフィギュアスケートに関するコメントは直近のフィギュアスケートの記事(現在だったら「我慢の子」)にお願い申し上げます。何卒、ご理解のほどお願い申し上げます。

最近のNHK交響楽団の放送から

2009年05月14日 16時27分04秒 | NHK交響楽団
今日は朝から最近NHK・BS2で放送されたNHK交響楽団の定期演奏会の2回分の放送の録画を一気に見る。
いずれも4月の定期演奏会で指揮はオランダのエド・デ・ワルートである。プログラムのメインはR・シュトラウスのアルプス交響曲とワーグナー「指輪」(ブーハー編)~オーケストラ・アトランチャー~で、いずれも大編成のオーケストラを楽しむ事が出来ました。
「指輪」ではステージにハープが6台並び思わず「お!やる気やの~」と声を出してしまった。「ラインの黄金」の音楽はなく、いきなり「ワルキューレの騎行」から始まり血が騒ぐものを感じました。私が「指輪」の中で一番好きなのは「ジークフリート」第3幕ですが、今回、ジークフリートが炎の中へ飛び込んだ時の音楽、そしてブリュンヒルデの目覚めの音楽が演奏され本当に嬉しかった。そのあと続いて「神々の黄昏」から「夜明けとジークフリートのラインの旅」に流れ込み久し振りに「指輪」を聴く醍醐味を満喫しました。

「アルプス交響曲」の前にチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲が演奏されましたがソリストはジャニーヌ・ヤンセンの名前。どこかで聴いた名前と思いCDの棚を捜してみると1枚ありました。昨年、中野友加里さんのSPの曲目がショスタコーヴィッチの「ロマンス」である事を知り我が町の商店街のCD販売店で購入した「ロマンス」が収録されていたCDがヤンセンの小品集(デビュー盤との事)でした。(ヴォーン・ウイリアムズの「揚げひばり」も収録されている)
ヤンセンは1978年、オランダ生まれ。メジャーレーベルのデッカと契約を結ぶほどの若手なので注目して聴いてみました。
ステージに現れたヤンセン。美人である。そしてグラマーである。ワ~~
音楽から話がそれました。きれいな音色である。血の通った演奏と言うのでしょうか、旋律の歌わせ方が見事である。そして最近よくあるテクニック優先の無機的な演奏とは全く別の世界の演奏である。
気がつくのが遅かったのかもしれませんが素晴らしい若い才能を知ることが出来たというのが実感である
次はぜひブラームスの協奏曲を聴いてみたいものである。
鳴り止まない拍手に答えてアンコールがあり。バッハの「無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ」第2番より「サラバンド」が演奏される。あまりの素晴らしさにびっくりする。たった数分の曲なのにチャイコフスキーの協奏曲がぶっ飛んでしまった。
今後、録音を追いかける演奏家の登場で、最近、仕事では意気消沈していたので元気が出てきました。

我慢の子

2009年05月13日 23時52分37秒 | 荒川静香さん
数日前、8月22日の横浜でのフレンズ・オン・アイスのチケットが届きました。
現在、PIWが盛り上がっていますがジッと我慢の子(おじさん)である。
チケットを実際に手にすると、仕事が何だ!何が何でも行くぞ!という覚悟が出来て迷いが無くなります。
とにかく、当日は荒川静香さんに会えるという歓びで一杯である。

さて今、気になるのは年末の大阪での全日本選手権である。年末の忙しい時だけに女子のフリーの日程が気になるところである。

「ジャングル大帝」

2009年05月12日 22時51分07秒 | テレビ
昨日の夜、NHKハイビジョン放送で週刊「手塚治虫」を見ました。
今回は「ジャングル大帝」の特集でした。
約40数年ぶりにガキの頃に見たテレビアニメを見る事ができ感概無量でした。
特に子供心にも、あのスケールが大きく、格調の高いオープニングは強い印象が残っており、おじさんになった今も忘れることが出来ませんでした。あの頃は我が家はまだ白黒テレビでしたが実際はカラー放送だったので、今回、初めてカラーで見る事が出来ました。
あの力強いテーマ音楽を作曲したのは富田勲氏であり、テーマ音楽を雄大に歌っていたのは声楽家の平野忠彦氏であることを今回の放送のオープニングでのクレジットで初めて知りました。(今まで知らなかったのが不思議であった)
本棚のどこかに原作があるはず。ゆっくりと読み直したいものである。

クナッパーツブシュの楽劇「ワルキューレ」第1幕

2009年05月11日 10時51分07秒 | 今日、聴いたCD
ワーグナー 楽劇「ワルキューレ」第1幕

(ジークリンデ)キルステン・フラグスタート (ジークムント)セット・スヴァンホルム (フンディング)アルノルト・ヴァン・ミル

ハンス・クナッパーツブシュ指揮ウィーンフィルハーモニー管弦楽団
(国内盤)GRAND SLAM RECORDS GS-2033 (1957年10月ウィーンでのスタジオ録音)

素晴らしい復刻盤が手に入りました。1958年にデッカより発売されたLPレコードより復刻されたものであるがLPレコードの状態がよほど良かったのでしょう、素晴らしいLPレコードからの復刻である。一部、レコード特有のチリチリのノイズがありますが気になりません。デッカの初期LPレコードの素晴らしさを再認識するものである。
この録音はクナッパーツブシュの最高の録音と言われているもので私は今までCDの時代に入ってキングレコードより発売された初めてCD化されたものを今まで聴いていましたが、こちらはもう聴くことはないでしょう。
何といってもウィーンフィルの音色が本当に素晴らしい!私が持っているウィーンフィルの録音の中で最高のものでないだろうか!今まで聴いていたものは何だったのだろうかと思いたくなるほどである。濃くのあるウィーンフィルの弦の響き。今まで味わえなかったものである。そして指揮をしているクナの表現が手に取ってわかるような気がする。
また3人の名歌手の声の艶、響きも今まで聴いていたCDと全く違う。特にテノールのスヴァンホルムの輝きのある声には驚かされた。
今回、改めて聴き直して最高のワーグナーの演奏であるという事を改めて思い知らされた。

気分が高揚した後、クナがミュンヘンフィルを指揮したワーグナーの「ジークフリート牧歌」の録音を聴く。今まで何度、聴いただろうか?何度聴いても感動を新たにする。やはりワーグナーの演奏は何と言われてもクナッパーツブシュが最高である。
「ワーグナーの毒」とよく言われていますが、朝からその毒に当たり放しである。 

バレエ音楽「火の鳥」

2009年05月07日 15時41分12秒 | 中野友加里さん
ストラヴィンスキー バレエ音楽「火の鳥」(1910年オリジナル全曲盤)

コリン・デイヴィス指揮ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団
(国内盤 PHILIPS UCCP-3202) 1978年11月アムステルダムにて録音

「火の鳥」は「春の祭典」「ぺトルーシュカ」と並ぶストラヴィンスキーの三大バレエの一つであり一番最初の作品である。
世界のバレエ界を席捲していたロシア・バレエ団の主催者ディアギレフの依頼により1909年冬から翌年の春にかけてかなり短い時間に作曲される。1910年の6月25日、パリのオペラ座でディアギレフ・ロシア・バレエ団によって初演され、無名だったストラヴィンスキーの名前が一躍有名となった作品である。当時ストラヴィンスキーは28歳の若さであった。
「火の鳥」はロシアに古くから伝わるおとぎ話から題材を得た作品である。

狩に出た若い王子イワンは夜になって魔王カスチェイの庭園に迷い込む。そこで黄金のリンゴの実る樹の周りをはばたく火の鳥を見つけ捕らえる。しかし捕らえた火の鳥の願いにより放すことになる。そして、その恩返しに1本の羽をもらったが、その羽には魔力を除く力を持っていた。
そこへ魔法をかけられた13人の王女たちが現れ、王子はその中で一番美しいツァレーヴナに恋をする。しかし王女たちは魔王カスチェイの捕らわれの身であり、捕まった男たちは石にされるという事を知らされる。
彼女たちと魔王の宮殿にはいると、魔王の手下に捕らえられ魔法により石にされそうになるが、王子は火の鳥からもらった羽を振ると魔法がかからないばかりか、再び火の鳥が現れる。そして火の鳥は王子に手箱に隠された卵による魔王カスチェイの不死の秘密を教える。
王子はこの手箱を探し出し卵を見つけ、この卵を地面にたたきつける。すると魔法は消え、捕らわれていた王女たちは自由の身に、石にされていた男たちも元に戻る。
そして王子は美しい王女ツァレーヴナに求婚し、大団円のフィナーレとなる。

ストラヴィンスキーはこのバレエ音楽を三度、演奏会用に組曲に編曲している。一般によく演奏されたり録音されるのは組曲形式である。(1911年版、1919年版、1945年版)現在、よく演奏されるのは1919年版である。
私が初めて「火の鳥」を聴いたのは高校生の時、テレビの放送による組曲による演奏で、残念ながら、あまり魅力を感じなかった。その後、1972録音の小澤征爾指揮パリ管弦楽団の全曲録音のレコードを聴いて本当に驚いた。全く違う作品のように聴こえたからである。
全曲は演奏時間が約45分であるが組曲は約20分である。そしてオリジナルの全曲版は管奏が舞台上が34人の4管の大編成のオケによる演奏であるが、よく演奏される1919年版の組曲は管奏は少なくなり18人の2管編成のオケによる演奏である。
全曲版はオケの編成が大きいのはけっして大きな音を出すだけではなく個々の楽器から出る色彩感を多彩に出すためだと思います。はじめて小澤さんの全曲録音を聴いて組曲と別物のように聴こえたのは、この点かもしれません。
組曲を指揮する指揮者は多数いますが全曲を指揮する指揮者となるとかなり限られてくるようです。オリジナルの全曲で録音しているのはブーレーズ、小澤征爾、デュトワ、アンセルメ、そしてコリン・デイヴィスといった顔ぶれでスペシャリストの顔が見えてきます。

さて、今回のコリン・デイヴィス指揮ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団の録音はレコードで登場した時、たいへん評判になった録音であったことを記憶していますが、私は今回、初めてこの録音を聴きました。素晴らしい演奏でした。聴いている時は私の持っている小澤さんやデュトワの録音を忘れることが出来ました。
一番、感じたことはオーケストラの音色の素晴らしさです。名門オケの底力をまざまざと感じることが出来ました。
録音された1978年はこのオケは指揮者はまだハイティンクの時代だったはず。
この演奏を聴いて以前読んだある本の一説を思い出しました。
文春新書から出ている「ウィーンフィル 音と響きの秘密」という本で最後の方でロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団のことが述べられていました。
ハイティンクの後任指揮者はイタリア人のシャイーですが、シャイーが常任になって10年後のハイティンクのコメントである。
「100年近くの歳月をかけて築き上げた私達のコンセルトへボウ管弦楽団の響きが変わった。(中略)コンセルトへボウの響きは永遠に失われた。もう戻らない。」
このコメントのあと解説がありシャイーの時代になってコントラバスの運弓がドイツ式からフランス式に変わった為と書かれていた。コントラバスの奏法に関しては全く私はわかりませんが、「フランス式は弾きやすく、旋律を唄わせるには適しているが音に底力がなくなる。響きのピラミッドの底力が消えた」
この「火の鳥」の録音での最初の導入部の低音弦のピッツィカートによる不気味さ、力強さを聴くと何かハイティンクの嘆きがわかるような気がします。世界のオーケストラのグローバル化は、もう止められないのでしょうか?
さて今回、このコンビによる「春の祭典」のCDも合わせて購入しました。こちらも超名演とだけ言っておきます。「火の鳥」は1200円、「春の祭典」は「ぺトルーシュカ」も収録されていて、たった1000円で超お買い得の域を超えた買い物でした。

中野友加里さんは新しいシーズンのフリーはこの素晴らしい録音を使って「火の鳥」に挑みます。今までバレエ音楽を使って私を魅了してくれていただけにオリンピックを目指してストラヴィンスキーで勝負してきたという感を強くしています。
衣装は火の鳥のイメージで赤であろうか?あのドーナツスピンはどのナンバーで登場するのだろうか?といろいろ思いを馳せてしまいます。

定額給付金

2009年05月06日 23時21分17秒 | 荒川静香さん
世間様はゴールデン・ウィークが終わりましたが、私にとって地獄の一週間が終わりました。明日は久し振りの公休日がやっと巡ってきました。明日はバレエ音楽「火の鳥」全曲のCDをガンガン鳴らすぞー!

今、フレンズ・オン・アイスのチケットを確保しました。8月22日(土)12時30分の公演のSS席である。
私の手付かずの定額給付金を全て荒川静香さんに捧げました。
まだ、かなり先の事ですのでチケットの確保を急ぐことはないのですが、この日は絶対に仕事はしないという決心がつきました。何と言われても、当日は音信普通です。何と言われても仕事しません!

現在も仕事で疲れた時、昨年のFOIの会場で買った前日のリハーサルでの荒川さんとフレンズたちの集合写真を、よく眺めています。荒川静香さんと中野友加里さんが並んでいる・・・その他ベルビン&アゴストや佐藤友香さん、高橋大輔さんなど豪華メンバーの顔ぶれ。いつ見ても胸が一杯になります。
今年も楽しみです。
昨年は日帰りの強行日程で、たいへん疲れました。今年は出来る限り前日、出発して東京か横浜で一泊するつもりでいます。

地獄の一週間。

2009年05月01日 23時06分45秒 | 私事
いよいよ地獄の一週間に突入である。7日の木曜日まで休みが無い!!!
今日、帰宅するとAmazonと私がお世話になっている通販のCDショップから重なるようにCDがドカンと届いていた。昨日、仕事が休みだったので昨日、届いたらよかったのに!今日では、来週まで聴けないじゃないか!これが私の人生である。
それでも我慢できないのでボリュームをいつもより落として2枚ほど聴いてみる。
一枚はストラヴィンスキーのバレエ音楽「火の鳥」(全曲)。中野友加里さんの来シーズンのフリーの音源のコリン・ディヴィス指揮の録音。たいへんな名演である。オーケストラの音色の素晴らしさに舌を巻く。
もう一枚はクナッパーツブッシュ指揮ウィーンフィルによるワーグナーの楽劇「ワルキューレ」第1幕のデッカでの録音のLPレコードからの復刻盤。最後の2重唱を聴いてみた。私が今まで持っていたCDと印象が違う。早く最初から聴いてみたい。
他にもいろいろなCDあり。早く聴きたい。世間様にはお楽しみ中、たいへん申し訳ございませんが、次の公休日が待ち遠しい。