オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

フレンズ・オン・アイス2010を見て、その3.

2010年08月31日 22時49分17秒 | フレンズ・オン・アイス2010
今年の「フレンズ・オン・アイス」はたいへんな熱気でした。
初登場のフレンズは安藤美姫さんとイリヤ・クーリックの二人。他は3回以上登場のご常連さんばかりである。
昨年とほとんど同じ顔ぶれ。しかし、違うのである。やはり今年はバンクーバー冬季オリンピック後、初めての「フレンズ・オン・アイス」であったと言うことも大きい。
今回、エヴァン・ライサチェク、チン・パン&ジャン・トン、高橋大輔さんの3組のバンクーバー冬季オリンピックのメダリストが登場しました。彼らは昨年も一昨年もフレンズとして登場しました。特に高橋大輔さんは第1回から登場しています。
そしてオリンピックのメダリストとなった彼らは、今年もフレンズとして登場してくれました。
普通のアイスショーでしたら単なるメダリストの登場だと思いますが、「フレンズ・オン・アイス」は違う。
「私たちのフレンズからオリンピックのメダリストが生れました」という感覚なのである。会場で言葉で言い表わすことが出来ない高揚した気持ちと、それを包み込む暖かさを感じたのは私だけでしょうか?
第1部の最後、オリンピックでのフリーの曲目「火の鳥」の演技を終えたライサチェクへ荒川静香さんから花束贈呈があり、ライサチェクの挨拶もありました。私は心から祝福の拍手を送る事が出来ました。
「金メダル、本当におめでとう!」
また昨年は怪我での約1年のブランクを終えて復帰最初のリンクだった高橋大輔さんが、今年は堂々オリンピックのメダリストとしての登場である。昨年を知っているだけに感概無量の気持ちでした。
私は昨年暮、オリンピック代表壮行特別エキシビションの「メダリスト・オン・アイス」を生で見る事ができました。そして今回の「フレンズ・オン・アイス」である。
オリンピックの前後の大きな節目のエキシビション、そしてアイスショーを会場で生で見る事ができたのは本当に幸運であり、幸せでした。
やはり4年に1度のオリンピックは特別なのである。
荒川静香さんの著書「フィギュアスケートを100倍楽しむ方法」の「はじめに」に荒川さんは記しています。
「2009~2010年は、4年に1度のオリンピックシーズン。フィギュアスケートが、最も盛り上がるシーズンを一緒に楽しみましょう!」
私は最後の最後まで荒川静香さんのお蔭で楽しむことが出来ました。本当に感謝の気持ちで一杯です。

本日はここまで。
まだまだ続きます。

フレンズ・オン・アイス2010を見て、その2.

2010年08月30日 22時38分13秒 | フレンズ・オン・アイス2010
「フレンズ・オン・アイス」のパンフレットは毎回、出演者の自筆のコメントがあり、これが楽しいのですが、今年は田村岳斗さんのコメントが、たいへん面白かった。
  
Q,これまでのフレンズオンアイスで心に残っているエピソード
A,2009のフィナーレでたかひこ(小塚崇彦君のこと)がエッジケースのまま氷にのってコケた。
(中略)
Q、ファンの皆様へ
A,たかひこが、がんばると思う。

昨年の件は佐藤有香さんもコメントしていました。まわりのスケーターたちは笑いを止められず肩ををゆすりながらフィナーレを滑ったらしい。

ん~。そんなことがあったのか!知らなかった。
それにしても、「フレンズ・オン・アイス」に登場するフレンズたちの暖かい雰囲気、楽しさが良く出ているエピソードで、読んでいる私まで楽しくなってきました。
この雰囲気が他のアイスショーと何か違うものになっている原動力なのかもしれません。

本日はここまで。





フレンズ・オン・アイス2010を見て。

2010年08月29日 22時11分11秒 | フレンズ・オン・アイス2010
今日は公演のプログラム。(敬称略)

第1部
①オープニング
②KIDS&Women
③鈴木明子
④田村岳斗
⑤タニス・ベルビン&ベンジャミン・アゴスト
⑥本田武史
⑦シェーリーン・ボーン
⑧イリヤ・クーリック
⑨荒川静香
⑩エヴァン・ライサチェク
抽選会

第2部
①Mens Proguram
②シェーリーン・ボーン
③本田武史
④小塚崇彦
⑤田村岳斗
⑥イリヤ・クーリック
⑦安藤美姫
⑧チン・パン&ジャン・トン
⑨佐藤有香
⑩エヴァン・ライサチェク
⑪高橋大輔
⑫荒川静香
⑬フィナーレ

来月、CSで放送があるので内容を少しだけ。
演技のトップバッターは鈴木明子さん。何という豪華版。真っ赤な衣装でのベリーダンスを取り入れたプログラム。今シーズンのエキシビションプログラムであろう。たいへんセクシーでいきなりフラフラしてしまいました。
第1部のトリを務めたライサチェクは昨シーズンのフリーの「火の鳥」だった。バンクーバーオリンピックを思い出します。
小塚君の演技が終わるとゴージャスな?美女登場。最初はシェーリーン姐さんかな?と思ったが違う人だった。小塚君は完全に悩殺されていた。誰であるかは放送の時のお楽しみ。
安藤美姫さんは曲目はわからないが今シーズンのSPか?なお前日の27日は違うプログラムだったらしい。
高橋大輔さんは今シーズンのSPだろう。ラテン音楽である。おそらくシェーリーン・ボーンの振り付けでしょう。凄かった。演技後、観客は総立ち。会場内の熱気も最高潮となった。
荒川静香さんは、2プログラム。第1部はガーシュインの「アイ・ガット・リズム」を大きくアレンジしたもの。第2部は「Who wants to live forever」という曲。この手の曲の知識がさっぱりないので情けないのだが、公演後、聞くところ、オリジナルはクイーンの曲らしい。
初めてアリーナー席から間近で見た荒川静香さんは震えるほど美しかった。

かなり駆け足でコメントしてしまいました。
今日はここまで。







今、帰ってきました!

2010年08月28日 22時01分15秒 | フレンズ・オン・アイス2010
今、帰ってきました。
ショーが終わって、思ったことは「良かった!」の一言。
そして次に思ったことは「しまった!」である。
せっかく前日、東京にいたのだから27日の公演も立見席でもいいから行くべきだったと強く思ってしまった。
今回はアリーナ席、ここより後の席は座る気が無くなった。また、これからは最低2回は見なくてはと思ってしまった。本当に私にとって大変なことになってしまった。どんどんハマっている!

今年の「フレンズ・オン・アイス」は本当に密度の濃い、充実したものだった。
荒川静香さんのアイスショーやフレンズにに対する思い、優しさが満ち溢れ、そして本当に楽しいショーでした。
そしてバンクーバー冬季オリンピックを終えて最初の「フレンズ・オン・アイス」という事で熱気に溢れ、フィナーレでは会場内、総立ちであった。
このあたりのことは、後日ゆっくりとコメントするつもりである。

2月のバンクーバー冬季オリンピックで一番感動したのはペアで銀メダルのチン・バン&ジャン・トンのフリーの「見果てぬ夢」の演技でした。
今回のショーでは歌入りのEXヴァージョンの「見果てぬ夢」でしたが、本当に心から感動しました。
正に目の前でスロージャンプやリフトを見て本当に心が震えるものを強く感じました。
この感動を受けるチャンスを作ってくれた荒川静香さんに本当に感謝します。
とにかく、後日、この余韻を噛みしめながら今回の「フレンズ・オン・アイス」全体のことをコメントするつまりです。

さて今回も会場で恒例となった出演者全員に集合写真を購入しました。
行けなかった方の為に並んでいる順番だけ、お知らせします。(敬称略)
(前列、左から)
佐藤友香、タニス・ベルビン、シェーリーン・ボーン、荒川静香、安藤美姫、鈴木明子、チン・バン
(後列、左から)
田村岳斗、ジャン・トン、イリヤ・クーリック、ベンジャミン・アゴスト、エヴァン・ライサチェク、小塚崇彦、本田武史、高橋大輔
前列の中央は当然、荒川静香さん。皆さん、素晴らしい笑顔です。今、ため息を吐きながら写真を眺めています。

さて、次からは余談です。
今日は「フレンズ・オン・アイス」に関しては万々歳でしたが、その他に関しては波乱万丈でした。
まずはJRを乗り継いで新横浜駅にたどり着いた時、ホテルにショーの寒さ対策のために持ってきたブレザーを忘れた来たことに気がつきました。万事休すである。
猛暑とは言えアリーナ席は寒かった!
そしてショーが終わり、ホテルに寄ってブレザーを引き取って羽田空港へ。
空港で生ビールを飲みながら公演のパンフレットを見て、この時は至福の時を送る。
そして搭乗口へ。
搭乗口前で座っていると、私の目の前にトンデモナイ方が立てって私を見ていた。
何と私の努めている会社の社長である!!!思わずのけぞる。
社長の一発「これも縁と言うものだ」
マイッタ!マイッタ!
これも人生。私の人生である。





いよいよ、その2.

2010年08月26日 23時55分28秒 | フレンズ・オン・アイス2010
いよいよ、明日の朝、出発である。昼前には羽田空港着予定である。

この1週間、仕事で疲労困憊なので、東京も猛暑らしいので、明日は、おとなしくして、あさっての「フレンズ・オン・アイス」に備えたい。

私にとって3年連続の「フレンズ・オン・アイス」である。
大好きな荒川静香さんがどのような感動を、今年も私に与えてくれるか楽しみである。
そして、鈴木明子さん!もう彼女にぞっこんである。
安藤美姫さんが加わって、どのようなアイスショーになるか予想がつかない。

一度見たら、来年もぜひ見に行きたいと思ってしまうのが「フレンズ・オン・アイス」である。
荒川静香さんのアイスショーへの愛情、こだわりを全身で受け止めてくるつもりである。

いよいよ。

2010年08月25日 22時27分23秒 | フレンズ・オン・アイス2010
いよいよ、今年の「フレンズ・オン・アイス」直前となりました。

私は、あさっての朝、羽田空港行きの便で出発します。

今だに荒川静香さんに讃岐うどんを手渡すかどうか、悩んでいます。

私の座席を公表しておきます。

8月28日 12時30分開演 アリーナ席 N6列 28番

おそらく早々と会場に行って、一生懸命、パンフレットに目を通しているでしょう。

お気軽に、お声をお掛け下さい。

3年続けての「フレンズ・オン・アイス」の為の新横浜行きとなりました。

この幸運をかみしめて、しっかりと見てきたいと思っています。

今日は中野友加里さんの誕生日。

3年前、初めて生で見た「フレンズ・オン・アイス」でのミュージカル「オペラ座の怪人」の音楽に乗っての荒川静香さんと中野友加里さんのコラボは一生、忘れないでしょう。

バイロイトへの憧れ、その3.

2010年08月24日 23時12分14秒 | オペラ
私が、社会人になって初めての給料で買ったレコードが、当時、発売直後のバーンスタイン指揮ウィーンフィルによるベートーヴェンの交響曲全集。
そして初めての冬のボーナスで買ったのがワーグナーの楽劇「ニーベルンクの指輪」の全曲盤。ショルティ指揮ウィーンフィルによるデッカ盤。3万円だった。自宅へ持って帰る時、たいへん重たかったことを、よく憶えています。レコード店を出る時、店の従業員全員、出口で見送ってくれたことをよく憶えています。そのレコード店も数年前、倒産しました。時代の流れを強く感じます。
ベートーヴェンの交響曲全集もワーグナーの「ニーベルンクの指輪」全曲盤も、CDの時代に入って、私の社会人1年生の頃では考えられない安価で手に入る時代になった。本当に驚きである。
さて私は「ニーベルンクの指輪」は、ショルティ指揮の全曲レコードを手にするまで、年末のラジオのFM放送でのバイロイト音楽祭の放送でしか全曲を聴くことが出来なかった。
対訳も持っていなかったので、たいへんでした。
「ジークフリート」を初めて聴いた時、第3幕の大詰め、ジークフリートとブリュンヒルデの2重唱で「ジークフリート牧歌」のメロディが流れた時、歌詞は解りませんでしたが、たいへんな感動を憶えました。今も、この部分になると、同じ感情になります。
「ニーベルンクの指輪」の中で「ジークフリート」第3幕のブリュンヒルデの目覚めから最後までが、私は一番好きです。
今は仕事の関係で「ニーベルンクの指輪」全曲を通して聴く時間はありませんが、そのような余裕を持ちたいものです。



バイロイトへの憧れ、その2.

2010年08月23日 23時38分36秒 | オペラ
今日は帰宅して、この前、NHKハイビジョンで放送された、今バイロイト音楽祭から楽劇「ワルキューレ」から、第3幕を録画で見る。
演出は・・・?どうも好きになれない演出のようだ。
ワーグナーの大きな音楽を小さな箱に押し込めているようで私には窮屈な演出である。
しかし演奏はいい!演出の不満を吹っ飛ばす演奏である。
やはりバイロイトの響きは特別である。
以前、本社勤務の頃、取引先のお偉いさんと食事をしていて、ふとワーグナーが話題になり、そのお偉いさんはバイロイトへ行った事があると聞いて、たいへん話が盛り上がりました。いろいろ聞いてみると実際のバイロイトの音響はCDやレコードでの録音で聴くような鮮明さは無いらしい。
それらの話からすると、今回の生中継の録音は見事と言えるでしょう。指揮のティレーマンの力も大きい。
第3幕の大詰め、「ヴォータンの告別と魔の炎の音楽」は圧倒される思いである。

大昔、レコードで戦後、長い間、バイロイト音楽祭の合唱指揮を務めたヴィルヘルム・ピッツがバイロイト祝祭管弦楽団と合唱団を指揮したワーグナーのオペラの合唱ナンバーを集めたレコード(ドイツ・グラモフォン)が手に入り、よく聴いていました。
この録音はCD化されているのだろうか?
CDで聴き直したい録音である。


バイロイトへの憧れ。

2010年08月22日 22時10分29秒 | オペラ
昨晩、NHKのハイビジョン放送でバイロイト音楽祭での楽劇「ワルキューレ」の公演の生放送がありました。翌日も仕事なので第1幕だけ見て寝ました。第2幕以降は休みの落ち着いた時に、ゆっくりと録画を見るつもりです。
それにしても、まさかハイビジョンでの素晴らしい映像と録音でバイロイトからの生放送が自宅で見ることが出来る時代が来るとは、私がワーグナーのオペラに興味を持った頃には考えもしないことでした。
まだ第1幕しか見ていないので演出や歌手の感想を述べることは早々なことと思うので省略しますが、ジークムント役のヨハン・ボーダの声がなかなか良かった。
それにまして、何と言ってもティーレマン指揮のバイロイト祝祭管弦楽団の響きの素晴らしさ!バイロイト祝祭劇場の音響は独特なものがあると聞いていますが、見事に、その響きを伝えてくれています。第2幕以降が楽しみです。

それにしてもワーグナーのオペラを聴いていると、どうしてもバイロイト音楽祭へ、一度でもいいから行ってみたいという気持ちが強くなってしまいます。あの独特な響きを生で聴いてみたい!
私はまだヨーロッパへ行った事がありません。仕事でアメリカや中国へは行きましたが、まだヨーロッパの地を踏んでいません。
訪れてみたい所がたくさんあります。
ウィーン、ザルツブルグ、ミラノ、ローマ、ミュンヘン、ドレスデン、そしてバイロイト。
おそらく一生行く事は出来ないと思われますが、ヨーロッパへの憧れはいつも持ち続けていたいと思っています。
大学生時代、アルバイトでお金を貯めてザルツブルグ音楽祭へ行こうと思った時があります。(当時はカラヤンとベームの時代)
しかし母親に「父親が死んで間もないのに、何がヨーロッパか!」と一喝され、諦めてしまいましたが、今となっては、一番身軽な時代だっただけに、たいへん後悔しています。

話が脱線しましたが、今回は「ワルキューレ」のみの生放送でしたが、今後はぜひとも「ニーベルンクの指輪」の全四夜、全曲生放送を見て見たいものです。

ブリュンヒルデ「この剣をつくり直す、その人の名前はジークフリート!勝利の人です」
ジークリンデ 「何という奇跡!輝かしい乙女よ!聖なる諌めに感謝します」

「ワルキューレ」第3幕の一節で、私が、このオペラで一番好きな部分です。
夏の暑い盛りの時は、どうしてもワーグナーに熱中してしまいます。

「思い出のメロディ」

2010年08月21日 22時23分25秒 | テレビ
今日、帰宅するとNHKで「思い出のメロディ」の放送が始まっていた。
晩飯を食べながら見る。
放送の中で、私の東京での大学生時代を思い出し、涙が出るほど、あの時代を懐かしくなったのは、八神純子の登場だった。
一緒に見ていた財務大臣補佐官(私の娘らしい)が「誰?この人」と言ったので「ワシが、あんたの年頃の時にヒットした曲だよ」と答える。
番組を見ていて、八神純子が「ザ・ベストテン」などの歌番組に出ていた頃が昨日のような感じがしたが、物凄い年月が経っている。そして今、再び八神純子の歌声。感無量である。
榊原郁恵の「夏のお嬢さん」も懐かしかったな~。
来年はぜひともキャンディーズを見たい。わがいとしのミキちゃんはお元気なのでしょうか?(私は水谷豊令夫人よりミキちゃんの方が好きだった。)
しかし、これは夢物語。無理だろうな~

さて、いよいよ公演直前になった「フレンズ・オン・アイス」の立ち見席(5000円)の発売が明日から始まるらしい。
http://eplus.jp/sys/T1U14P0010130P002019589P0050001P006001
今年は初めて安藤美姫さんが登場します。
多くの方に、この公演を見て欲しいものです。

ヴァントのブルックナー交響曲第9番。

2010年08月20日 13時03分45秒 | 音楽
ブルックナー 交響曲第9番 ニ短調(原典版)

ギュンター・ヴァント指揮ベルリンフィルハーモニー管弦楽団
(国内盤 RCA BVCC34020 1998年ベルリンでのライブ録音)

「ブルックナーの交響曲第9番については、オーケストラの中に同じレベルの優れたホルン奏者を揃えるのは非常に難しい。首席奏者が素晴らしいだけでは十分ではない。1人でも能力が劣れば、響きのバランスが狂ってしまう。第1楽章冒頭の8小節は徹底的にリハーサルした。(後略)」

これは、このCDの解説書に書かれているヴァントのコメントである。このブルックナーの交響曲第9番という作品の魅力と演奏の難しさを一番、語っているものと、かねがね私は思っています。
この第9番はブルックナーの最高傑作と言ってよいでしょう。ただ、私自身、第8番や第5番などと比べて、聴くことが少ない。やはり、この作品のあまりの厳しさにちゅうちょしてしまうのかもしれませんが、いったん聴き始めるとドップリとこの第9番に浸かってしまいます。本当に別世界に放りだされるような気持ちになります。
さて、この作品の録音では私はギュンター・ヴァントがベルリンフィルを指揮したライブ録音が1番好きである。(シューリヒト指揮ウィーンフィルのEMI盤を横目で見ながらですが・・・)
ヴァントにはミュンヘンフィルとのライブ録音のシリーズもあり、また北ドイツ放送交響楽団との東京でのライブ録音もあり、当然、私も所持しています。演奏の優劣をつけるのは出来ない、いずれも素晴らしい演奏を聴かせてくれます。好き嫌いの問題かもしれませんが第4番や第8番はミュンへンフィルとの録音の方が好きですが、第9番は何と言われてもベルリンフィルとの録音を1番手に挙げてしまいます。
このブルックナーはヴァント87歳の時の録音ですが、初めて聴いた時、人間と言うのは、ここまで深くなれるのか!厳しい演奏が出来るのか!と強い感動を憶えましたが、今日、改めて、この録音を聴いてみて、その気持ちは全く変わりませんでした。
そしてベルリンフィルも、大変なリハーサルを積んでの演奏だったのでしょう。この作品で、これほど凄み、壮絶さを感じさせる演奏は無いと思っています。
ベルリンフィルはカラヤンの後任にアバドを選びましたが、もしヴァントだったら、どんなオーケストラになっていたのだろうか?とよく思います。

さて、かねがね私はギュンター・ヴァントと朝比奈隆こそ最高のブルックナー指揮者だと信じています。(けっして音楽評論家宇野功芳氏を代弁してるものではなく、私自身の偽りの無い気持ちです。ただ、この2人に集中しすぎてオイゲン・ヨッフムを素通りしてしまったので今、悩んでいますが・・・)
ヴァントと朝比奈隆には共通点があります。年齢が70歳台に乗るまで全くの2流、3流の扱い。晩年の人気の高さが嘘のようでした。また2人とも大変なご長寿でした。指揮者は高齢になると、どちらかと言うと緩んだ演奏になりがちですが、この2人は晩年になればなるほどブルックナーの演奏において、最高の境地の演奏を聴かせてくれました。
この秋、ヴァントが1974~1981年にケルン放送交響楽団を指揮したブルックナー交響曲全集が安価で発売予定です。晩年のベルリンフィルやミュンヘンフィルを指揮した演奏と比べて、おそらく未熟さを感じさせるものがあるかもしれませんが、ヴァントのブルックナーの原点ではないかと思うものがあり、購入する予定です。
私はケルン放送響との録音は全て聴いていないので、良い機会かもしれません。私自身、第1番の録音で初めてヴァントのブルックナーを聴いて(当時はレコード)注目しました。あれから、たいへんな年月が経ちました。
またヴァントはNHK交響楽団に客演して第8番を振っています。1984年?。この客演の直後、マタチッチが最後の来日して、同じくブルックナーの第8番を指揮して、こちらの方が注目され、ヴァントの方は完全に忘れ去られていますが、私が放送を聴いた記憶ではヴァントの方が良かったと記憶しています。ぜひCD化して欲しいものです。
私はどちらかと言うと演奏家を決めて、その演奏の変遷を、じっくりと楽しむのが好きなタイプでしょう。本当は視野を広く持ち、いろいろなスタイルの演奏を聴くのが正解かもしれませんが、私の限られた少ないCD購入資金を、どう使うかとなると、どうしても好きな演奏家に片寄ってしまいます。オケの仕上がりより演奏家の心の動き、作品の読みに強い興味があると言えるでしょう。
最近、ヴァントがベルリン・ドイツ交響楽団を振ったライブ録音のシリーズが発売されましたが、アイスショーを横浜へ見に行くため、超倹約中なので、まだ購入してません。今、たいへん焦っています。

あと一週間!

2010年08月18日 23時16分33秒 | フレンズ・オン・アイス2010
「フレンズ・オン・アイス」まで、あと一週間少々となりました。
今日も職場から帰宅してバンクーバー冬季オリンピックでの鈴木明子さんのフリーの演技の録画を見ました。
今まで、飽きもせず、もう何度見ただろうか!何度見ても感動します。
オリンピック後、鈴木明子さんの演技を生で見るのは今年の「フレンズ・オン・アイス」が初めてです。オリンピックと言う大きな舞台を経験をした明子さんが、どのような演技を見せてくれるのか?ファンとして本当に楽しみです。
また昨年は「エル・フラメンコ」を披露した荒川静香さん。
今年も、おそらく新しいプログラムを披露してくれることでしょう。
アリーナ席から見る鈴木明子さん、そして荒川静香さん。
新しい発見が出来るのでは?と公演当日が待ち遠しくなってきました。

昭和20年のベートーヴェン。

2010年08月15日 21時21分54秒 | 音楽
今、NHK教育放送の「N響アワー」の放送をチラチラ見ながらパソコンに向かっている。
今日のテーマは終戦直前(昭和20年6月)に鳴り響いたベートーヴェンの第九である。
今日は終戦記念日である。
アメリカの空襲で焦土となった東京で人々はどんな気持ちで第九を聴いたのだろうか?
ベートーヴェンの音楽は、どのように人々の心を揺り動かしたのだろうか?
思いを馳せるものがあります。
私の手元にかなり昔に購入した「NHK交響楽団50年史」という分厚い本がありますが、N響の定期演奏会の記録を見ると、戦前最後の定期は6月の第九.そして終戦後、最初の定期演奏会(昭和20年9月)ではベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」が演奏されています。
なお「英雄」の前にワーグナーの「ヴェーゼンドンクの5つの歌」と伊福部昭の「土俗的3連歌」が演奏されていて、たいへん意欲的なプログラムに驚かされます。
それにしても、やはりベートーヴェン。行き着くところは、やはりベートーヴェンなのか!
今はベートーヴェンの交響曲よりマーラーの交響曲の交響曲が、よく演奏されているようですが、私はやっぱりベートーヴェン!
最近、私は交響曲以外にピアノソナタや弦楽四重奏曲をよく聴いていますが、この齢になって、やっとベートーヴェンの作品を正面から向き合うことが出来るようになった気がします。
今度の休みの日には久し振りに「ミサ・ソレムニス」を聴いてみようかな?

世間様は盆休み。

2010年08月14日 22時03分39秒 | 私事
世間はお盆休み、真っ只中。私は、お仕事。今日は蒸し風呂状態の倉庫で丸一日、作業してドロドロ状態。
明日は中学校時代のコーラス部の同窓会だが、もちろん、お仕事の為、行けません。朝の7時15分から会議である。今まで、どうしても行けない!一度でもいいから行ってみたい。何でいつも日曜日にするの!お前なんか来るな!と言われているみたいである。
今晩は、NHKのハイビジョン放送でバイロイト音楽祭での楽劇「トリスタンとイゾルデ」の放送がある。明日も仕事なので第1幕だけ見て寝ることににしましょう。
来週は楽劇「ワルキューレ」の生中継があるらしい。やはりワーグナーとなると血が騒ぐ!
いろいろと忙しいが今は今月末の「フレンズ・オン・アイス」を見るための東京行きのことばかり考えている。
東京入りする27日、どこへ行こうかと思案している。
いろいろ調べていると西銀座の東劇でメトロポリタン歌劇場の公演の映像を上映していて、27日は何と昨年の歌劇「トゥーランドット」の公演が上映予定らしい。これまた血が騒ぐ?
チケットは簡単に入手できるのだろうか?これから、いろいろ調べてみなくてはいけません。
とにかく私にとって1年振りの貴重な2連休。有意義に過ごしたい。