女子シングルのフリーが終わった。
浅田真央さん、立派だった!
何かメダルより大切なものを教えてくれたという気持ちで一杯です。
メダルには届きませんでしたが、浅田真央さんは、正に我が国が誇る世界一のアスリートであると言うことを私たちは誇りに思わなくてはいけません。
それだけに森元首相の浅田真央さんに関する発言は怒りが込み上げてきます。
ソチでの浅田真央さん、そして鈴木明子さんへの思いは後日、じっくりとコメントするつもりです。
さてアデリーナ・ソトニコワ!
見事な金メダル!
私が初めてソトニコワを発見したのは2011年の世界ジュニア選手権の放送。この時、見事、優勝。
まだジュニアですがスケーターらしい何とも言えない雰囲気。ここぞと言う時に見せる気迫。
それ以来、私にとって注目の選手でした。
翌2012年の世界ジュニアではユリア・リプ二ツカヤ、グレーシー・ゴールドに次いで3位でしたが、前年に感じた私の思いは揺るぐことはありませんでした。
昨年7月、大阪で見たザ・アイスの公演。
初めて生で見たソトニコワ。
ダンスコンテストでは見事優勝。高橋成美さん顔負けの弾け振りは本当に微笑ましかった。
その時、すっかり私はソトニコワのファンになってしまいました。その時の感想は当ブログでもコメントしました。
ところで下の写真。
昨シーズンのいろいろな競技会の写真の中で一番、印象に残っている写真。
昨年3月の世界選手権・フリーの演技を終えた直後のソトニコワ。
目に見えない大きなものを背負って全力を尽くしての演技を終えての直後の表情。
この時、彼女はフリーを終えて9位。
翌年(2014年)自国ロシアでのオリンピックの代表枠「3」を賭けての世界選手権出場。
この時の表情で分かる通りソトニコワは、けっしてシンデレラガールではない。これまでの彼女の歩みは、けっして順風万風では、なかったのである。
昨年暮のグランプリファイナルでもSPは2位でしたが、フリーを終わって5位。
大きな世界大会ではいつも大きな壁にぶち当たり、跳ね返されていた。
そのたびに私は「それいけ!ソトニコワ」「残念!ソトニコワ」のタイトルでのコメント。
今回のSPを終えて私はたいへん重苦しい気持ちになりました。
浅田真央さんの演技を終えて「もうフィギュアスケートを見るのを止めようか」と思ったくらい辛い気持ちになりました。
こんな気持ちになったのは長年フィギュアスケートを見続けている私ですが初めてでした。
そんな私にとって大きな救いだったのはソトニコワの存在でした。
SPを終えて1位のキム・ヨナに続いて僅差の2位。
いつもSPはいいのですが、フリーが今一だったソトニコワ。
しかし今回、金メダルのチャンス。絶対に掴んで欲しいと思った。
ソトニコワにはキム・ヨナを絶対、超えて欲しかった。
SPと同じ調子、気持ちでさえ滑ってくれたら絶対にキム・ヨナに勝てる!という気持ちが私は強かった。
キム・ヨナの演技は、きちんと、まとまっていますが、何か熱いものを感じさせるものが無い。
それに比べてソトニコワの演技に感じさせる強い気迫。
僅差だけに、サン=サーンスの音楽に乗って、この差が絶対に出てくると信じていました。
そして金メダル!
初めてソトニコワを知って4年。
この4年で一気にオリンピックのゴールド・メダリスト。若い力は本当に凄い!
金メダルがソトニコワだったのが私にとって本当に救いだった。
ソトニコワは浅田真央さんの妹分(と、私は思っている)だけに救いである。
今後、ソトニコワはオリンピックのゴールドメダリストとして追いかけられる立場となりますが、彼女はまだ17歳!
世界の女子フィギュアスケート界を引っ張ってくれるものと信じています。
私も応援を続けていきます。
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