オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

春が来た?

2010年03月31日 23時17分14秒 | 私事
今日は朝一番、病院へ行って検査の結果を聴く。
回復は順調で、もう点滴は必要ないとの事で安堵する。
本当に苦しかっただけにヤレヤレである。自分で言うのは変ですが、正に精神力で仕事していました。
あとは体力の回復のみである。

遅番で出社すると、事務所の掲示板に本日発令の人事異動の一覧が貼り出されていた。
すでに内示はあったが、私の名前も当然あった。
今は既に心は新しい赴任先に飛んでいる。
これから、送別会、歓迎会と忙しくなりそうである。
体調はまだ十分に回復していないので、飲み過ぎに注意しましょう。

祝!浅田真央さん、世界選手権優勝!

2010年03月28日 22時45分43秒 | 2009-20010年シーズン
今、帰宅して録画を見たところである。
安藤美姫さんの演技が伸びやかな演技で素晴らしかった!今シーズンで一番良かったように私は感じました。SPの11位が本当に悔やまれます。
鈴木明子さんもジャンプのミスはありましたが、SPのうっぷんを吹き飛ばすような演技。
そして後半のステップは本当に凄かった!

やはりキム・ヨナが2位まで挽回してきました。オリンピックのゴールド・メダリストの底力でしょう。
それにしても第3グループでキム・ヨナと安藤美姫さんが登場するとは本当に予想外でした。

昨日のSPの結果から今大会では浅田真央さんと長洲未来さんが表彰台で並んだ姿が見れるものと確信していましたが、やはり難しいものである。
長洲未来さんにとって大きな試練となりましたが、この経験は必ず来シーズン以降に生かされるでしょう。
そして浅田真央さんの優勝!
今シーズン、最後の前奏曲「鐘」。
凄い演技でした。放送でも言っていましたが、オリンピック後、練習しなかったのは1日だけだったとの事。天才が努力するのだから凄い演技になるのは当たり前かもしれません。
それにしても、演技中、オリンピックで失敗した箇所へ来ると、胸がドキドキしました。

今シーズンは、これでお終い。
休みの日に、ゆっくりと今シーズンを振り返ってみたいと思っています。

2010年、世界選手権、女子SP.

2010年03月27日 22時49分35秒 | 2009-20010年シーズン
近いうちに、大きな国際大会では、浅田真央さんと長洲未来さんの争いの時代が来ると思っていましたが、今年の世界選手権では早くも、この2人の優勝争いになってしまいました。
まだフリーを控えていますが、ソチ冬季オリンピックまでの4年間、女子シングルは、真央さんと未来さんが中心になりそうな予感を強く感じます。

キム・ヨナの演技には本当にビックリ!こんな事があるのか!というのが実感でした。今シーズン、完璧なSPでの007を見せていただけに本当に驚きである。
放送では荒川静香さんがバンクーバー冬季オリンピック後のモチベーションの持ち方をおっしゃっていましたが、真央さんと未来さん、そしてキム・ヨナ、両極端なSPの結果となりました。オリンピックを終えてからの調整の難しさ、そして緊張感の持続がいかに難しいか改めて思い知りました。

安藤美姫さんと鈴木明子さんもオリンピックのお疲れがでてしまったのかな?美姫さんの得点は転倒がありましたが、もっと伸びても良かったのでは思ったりしましたが・・・
とにかく明日はフリー!
今シーズン最後を締めくくるためにも最高の演技を期待しましょう。

祝!高橋大輔さん、世界選手権優勝!

2010年03月26日 21時26分58秒 | 2009-20010年シーズン
高橋大輔さん、見事な世界選手権優勝!
素晴らしい演技でした。そして感動的な演技でした。
世界選手権という大きな舞台で、あれだけの演技が出来る精神力と実力は本当に凄い。
冬季オリンピック以降、何かと話題になっている4回転ジャンプ。両足着氷でしたが、果敢に挑戦しました。
そして、その後の演技が凄かった!特にステップが、やはり素晴らしかった!
昨年8月、大きなケガからの最初のリンク復帰だった「フレンズ・オン・アイス」を思い出すと感無量である。
本当に高橋大輔さんの世界選手権優勝の快挙を心から喜びたい!

嬉しい写真。
http://www.shizuka-arakawa.com/photolog/photo.php?id=95


話はそれますが、男子シングルでの高橋大輔さんなどの実力者の演技以外で楽しみにしているのは、キス&クライでのアメリカのアボット君の映像です。
お目当てはアボット君に付き添っているコーチの佐藤有香さんです。
氷上の有香さんも素敵ですが、素顔の有香さんは、もっと素敵です。
どうも私は、この手のお姉さまには弱いようです。隠れファンかな?
来シーズンもぜひともアボット君に付き添って私を喜ばして欲しいものです。

話が脱線しました。
いよいよ明日から女子シングル!
私も、だんだんと気合が入ってきました。

スウィトナーの「フィガロの結婚」

2010年03月25日 13時17分24秒 | オペラ
オトマール・スウィトナー指揮による1966年のドレスデンでのスタジオ録音のモーツァルトの歌劇「フィガロの結婚」全曲CDを聴きました。
ドイツ語版であるが全く気にならなかった。序曲から何と言うドレスデンのオケの心地良い響きだろうか?何と言ういいテンポ!ドレスデンのルカ教会の残響の美しさ!
この録音はレコード時代、輸入盤(米セラフィム)で購入していて数回聴いて、あまり印象に残ることなく、そのままであった。
今回、このCDで久し振りにこの録音を聴いて、レコードで聴いた時とあまりにも印象が違うので驚かされた。全く別の録音を聴いているような感じさえしました。改めて、このオペラの面白さに引き込まれる思いがしました。。

配役はワルター・ペリーのフィガロ、アンネリーゼ・ローテンベルガーのスザンナ、ヘルマン・プライの伯爵、ヒルデ・ギューデンの伯爵夫人、そしてエディット・マティスのケルビーノという豪華キャスト。当時、この録音に賭けるスウィトナーの意気込みが伝わってきます。
このオペラは題名から、どうしてもフィガロが主人公のように思われますが、私はこのオペラの本当の主人公はフィガロの許婚であるスザンナだと思っています。彼女がこのオペラの推進役であると信じています。彼女を中心にしたフィガロと伯爵の微妙な心理と関係、それに伯爵夫人が絡み、そして何かとややこしいケルビーノが加わりドラマは二転三転そして四転。そして第4幕の最後、伯爵が「奥方よ、許してくれ」と歌うと、サッとドラマが落ち着く妙は正に天才モーツァルトである。

フィガロ役と言うとヘルマン・プライが有名でしたが、私はプライよりワルター・ペリーの方が好きである。何と言う男っぷりの良さ!ペリーの扮する素晴らしいフィガロは1966年のザルツブルグ音楽祭でのベームが指揮した公演を記録したDVDで見ることが出来ます。なおこの公演のケルビーノ役もマティスである。
そして、この録音でのスザンナ役はアンネリーゼ・ローテンベルガーである。ローテンベルガーですぐに思い浮かぶのは1960年のザルツブルグ音楽祭でのR・シュトラウスの楽劇「ばらの騎士」の映像で見る事の出来るゾフィー役である。本当にチャーミングでした。彼女が実際のステージで演じたスザンナもさぞかし可愛いかったでしょう。
私の記憶ではローテンベルガーの来日は一度だけだったと思います。私が高校生の時、リサイタルの映像をNHK教育放送で見ました。この時、初めてヴォルフの作品を知りました。表情豊かな「妖精の歌」は今でもしっかりと憶えています。

それにしても冒頭でもコメントしましたがスウィトナー指揮によるドレスデン国立歌劇場管弦楽団のいぶし銀のような響きは本当に魅了されます。
また、こんな素敵な全曲録音がまだ国内盤として発売されていないのは本当に不思議です。

順調。

2010年03月25日 01時18分13秒 | 音楽
今日(24日)の朝も病院へ日課?になった点滴を打ちに行く。
そして点滴後、CTスキャンも行う。
先週に比べて肺の白い部分が少なくなって来ているとのことで順調のようである。
とにかく今回の肺炎を早く完治させたい。
早くスッキリとした気持ちで新しい配属先へ赴任したい。
その一念である。

ウォルフガング・ワーグナー死去。

2010年03月23日 21時47分38秒 | オペラ
本日の新聞の社会面の片隅にウォルフガング・ワーグナーの訃報が小さく載っていました。
90歳。あのリヒャルト・ワーグナーの孫で長い間、バイロイト音楽祭の総監督を務めていました。
第二次世界大戦後の1951年、バイロイト音楽祭が復活して現在まで、一つの大きな時代が終わった感あり。
後継者問題は、いろいろあったようなので、今後のバイロイト音楽祭を含めたワーグナー家の動向が気になります。

荒川静香さん&ステファン・ランビエール

2010年03月22日 22時34分10秒 | 荒川静香さん
アメリカで放送された「Thin Ice」での荒川静香さんとステファン・ランビエールのコラボの映像を見ました。

http://skating.livedoor.biz/archives/51471318.html

たいへんな贅沢!胸がワクワクしました。
私の元気の源は荒川静香さん。
私にとって、これ以上の良薬はありません。


私に春はいつ来る?

2010年03月21日 23時14分55秒 | 私事
本日の朝、起床して6時前にテレビのスイッチを点けるとNHKのハイビジョン放送で先月のNHK交響楽団の定期演奏会の放送が始まる直前だった。プログラムはワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」より「前奏曲と愛の死」とマーラーの交響曲第5番。指揮はセミヨン・ビシュコフ。
とにかく私の好きな曲が並んでいるので、慌てて録画のスイッチを押す。そしてワーグナーだけ聴いて出社する。

昨日は微熱があったので仕事は休んで、病院へ行った以外は、丸一日ほとんど寝ていました。
今日は出社してフラフラしながら仕事をしていましたが、仕事をしていると何故か元気が出ているような気がして困ったものである。
夕方、急に役員室に呼ばれ人事異動を通告される。
本当はもっと楽な部署へ行きたかったが激戦区に放り出されることとなる。
ただ、最近、現在の配属先では、私の使命は終えたのではないかと思う事もあり、これで良かったのかもしれません。とにかく少しでも体調を戻して新しい勤務地へ行きたいものである。

帰宅すると「ワールド・フィギュアスケート」の別冊「バンクーバー五輪・フィギュアスケート」が届いていた。本屋へ行くとバンクーバーオリンピックの本がいろいろ並んでいますが、じっと我慢して、「ワールド・フィギュアスケート」の発売を待っていました。
これから、ゆっくりと読むにしましょう。
また昨晩、BS・TBSで放送された浅田真央さんとキム・ヨナの特集もまだ見ていません。忙しくなってきました。

もうすぐ世界選手権

2010年03月19日 21時03分52秒 | 私事
体調が最悪な日々が続いている。先週末より微熱もあり辛かった。通常ならば大事をとって仕事を休むべきだったが、いろいろ事情があり休めなかったが、昨日、やっと休みを取り病院へ行ってみた。
レントゲンやCTスキャンまで行い、写真を見せてもらって愕然とする。単に風邪をこじらせているのだろう思っていたが、何と肺炎であった。目の前が真っ暗にになる。
やはり年齢的に体力が無理が来ているのであろう。しかし今日も朝の7時前には出社していた。
今日は娘の短大の卒業式だった。大変、苦労しましたが一週間前にやっと仕事も決まり、来月から社会人である。娘にとっても私にとっても大きな節目である。私の2人の子供たちは揃って親の手を離れたことになる。私自身、もう今迄のように無理をして今の仕事を続ける必要があるのかどうか深く考えるところである。もう少し生活に余裕を持ち、自分の時間が欲しいのが本音である。
とにかく今は早く体調を元に戻すことが先決である。
もうすぐフィギュアスケートの世界選手権である。バンクーバーオリンピックでは後半頃から体調を崩していたので、世界選手権はスッキリとした体調で楽しみたいものです。


「シュヴァルツコップ 1972年日本リサイタル」

2010年03月18日 11時32分45秒 | 今日、聴いたCD


私は大学生時代の4年間を東京で過ごし、いろいろな演奏家の生のステージに接することが出来ましたが、この4年間に来日がなく未だに残念に思っている演奏家が2人います。指揮者のマタチッチとソプラノ歌手のシュヴァルツコップである。NHK交響楽団の名誉指揮者だったマタチッチは何故かこの4年間来日が無く、シュヴァルツコップの最後の来日は私が高校3年生の時で、1年違いだった!
手元に2枚組のCDが届きました。

「エリザベート・シュヴァルツコップ 1972年日本リサイタル」
(TOKYO FM TFMC-0023~24)

ピアノ伴奏はジェフリー・パーソンズ。1972年1月と2月、東京文化会館でのライブ録音で当時、東京FMで放送された音源が全て収録されているとのことである。
シューマン、ブラームス、シューベルト、マーラーそしてヴォルフなどの作品が収録されている。
シュヴァルツコップで忘れられないのは1960年のザルツブルク音楽祭でのR・シュトラウスの歌劇「ばらの騎士」の公演の記録映画である。初めて、この映像を見た時、この世の中でこんなに美しいものがあるものかと思い、恍惚となった記憶があります。
第3幕の大詰め、シュヴァルツコップ扮するマルシャリンが舞台から立ち去る直前、後姿で立ち止まって、腕を差し出してオクタヴィアンがハンドキスをするシーン。歌も無い、後姿だけでマルシャリンの哀しみを伝えるシュヴァルツコップ。まさに至芸であった。
そんなシュヴァルツコップが、生のステージでは、どのような表情や仕草でピアノの前に立ち、格調高い歌を聴かせてくれたのか、本当に残念である。
今回のCDは最後の来日の3年前の来日公演のライブ録音である。
録音だけを聴いてみるとシューベルトやシューマンはシュヴァルツコップのやや癖のある声が気になりました。ルチア・ポップの澄んだ声の方が私の好みである。ただ、実際、会場で聴いてみたら全く違う印象を受けるかもしれません。
しかし、圧巻はヴォルフの歌曲である。全体の収録の曲の内、半数近くがヴォルフの作品である。
シュヴァルツコップの歌うヴォルフは異次元の世界である。現在、これだけ白熱したヴォルフの歌曲を歌える歌手はいるのだろうか?
何度も聴き込まなくてはいけないCDである。

さてさて、シュヴァルツコップのCDの到着の数日後、フィッシャー=ディースカウがEMIでのリートの録音を11枚のCDに編集したアルバムが届きました。11枚組で1830円と超お買い得であった。
シューベルトの三大歌曲集やバレンボイムのピアノ伴奏のマーラー歌曲集、そしてリヒテルのピアノ伴奏によるブラームスの「美しきマゲローネ」も収録されていて超お楽しみである。
今年はどうもドイツ歌曲の1年になりそうである。
このところ仕事で休みが不定期な日々が続いているので思わず家で、ぼやいてしまった。
私「あ~、ゆっくりと『冬の旅』でも聴きたいなあ~」
すると財務大臣閣下が一発。
大臣閣下「『冬の旅』でも『夏の旅』でも何でも聴きまい」
私「・・・(ガクッ)」

横綱玉の海のこと。

2010年03月14日 22時53分36秒 | 大相撲
昨日の夜、NHK・BS2の「日めくりタイムトラベル・昭和46年」を見ました。
私の中学生時代で、懐かしくみました。その頃の首相は佐藤栄作である。本当に昔である。
いろいろな話題の中で、10月の話題で、私にとって、まさに息が止まるような事が登場する。
「横綱玉の海 現役で急死」
放送では死の3ヶ月前の名古屋場所で横綱北の富士を破って全勝優勝を飾った一番と表彰式の映像も放送されました。当然、その当時、私はリアルタイムでテレビの放送を見ています。
ああ、この年だったのか!と思い、そして横綱玉の海を失った時の衝撃と悲しみが長い年月が経った今、よみがえってきました。
私にとって現在も横綱玉の海は私にとって最高の横綱であり、横綱の理想像です。
不知火型の土俵入りも素晴らしかった。テレビの映像を通じてですが、今まで見た横綱の土曜入りの中で最高のものを見せてくれました。太刀持ちは、ほとんど、後の名大関貴ノ花が務めていました。これ以降の横綱の土俵入りの何と軽いことか!
右四つのしっかりとした型を持っていた横綱玉の海。今まで、相撲内容では、一番、不世出の大横綱双葉山に迫った横綱だったかもしれません。

今日から大相撲春場所が始まったことをテレビのスポーツニュースを見るまで意識がありませんでした。
ワイドショーでは今も、元横綱朝青龍の話題ばかり。私は何も感概が湧きません。
もう一度、大相撲に熱中していた、あの時代に戻りたいものです。

マーラー 交響曲第5番

2010年03月11日 09時45分47秒 | 今日、聴いたCD
マーラー 交響曲第5番 嬰ハ短調

レナード・バーンスタイン指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

ドイツ・グラモフォン(1987年フランクフルトでのライブ録音)

久し振りに音楽の話題。しかしバンクーバー冬季オリンピックの余韻が、まだまだ強く残っているので、どうしてもフィギュアスケート絡みの選曲になってしまいます。
この数日、毎晩、アイスダンス金メダルのヴァーチュー&モイアのフリーの演技の録画を見ては、ため息をついています。
音楽はマーラーの交響曲第5番第4楽章「アダージェット」
その為か今日の休みの日、朝からマーラーの交響曲を朝から賑やかに?鳴らしてしまった。
いろいろあるCDの中で、やはりバーンスタインの録音に手が伸びてしまった。
私は、いつも、あまりマーラーの交響曲は聴くことは少ない。私はどちらかというとブルックナーである。マーラーの作品はどちらかと言うと歌曲の方が好きである。
さて5番の交響曲ですが、第4楽章の「アダージェット」はウィーンフィルの弦の魅力に時間を忘れますが、第1楽章と第2楽章は本当に凄みのある異常な演奏である。
やはり、マーラーの交響曲はバーンスタイン。何か異様で巨大な作品をバーンスタインに振らせると作品の良さ、面白さがストレートに伝わってくる。このマーラーの5番、特に第1楽章、第2楽章は、特にこのことが良く言えるような気がします。

さてこの交響曲の第4楽章「アダージェット」の音楽を使った映画でどうしても忘れられない作品があります。
ルキノ・ヴィスコンティ監督作品「ベニスに死す」
クラシック音楽を映画に使った作品はいろいろとありますが、この作品ほど音楽と映像が合っている作品はないのではと思います。まるでマーラーがヴィスコンティ監督の為に、この作品を書いているような気がするくらいです。
風景の美しさ、豪華絢爛なホテルの様子、そして音楽の美しさ、その中から主人公の異様な苦しみが伝わってきます。
私が、この映画を見たのは大学生の時でしたが、その時は、この作品は良く分かりませんでした。
しかし年齢を重ねるにつれて、私にとって、だんだんと大切な作品となってきました。
DVDも購入しています。
「ベニスに死す」に限らず、他のヴィスコンティ監督の映画もじっくりと見る時間が、もっと欲しいものです。









バンクーバー冬季オリンピック・アイスダンス・フリー

2010年03月09日 22時33分43秒 | バンクーバー冬季オリンピック
バンクーバー冬季オリンピックの後半、私は風邪で発熱があり、それから、どうも体調がスッキリしない毎日が続いています。
その為か、オリンピックでのフィギュアスケートの全競技を録画していますが、映像の編集や整理が進んでいないので、現在、とんでもない状態になっています。
その中で、いろいろな演技の録画を見ていますが、現在、よく見ているのがアイスダンスのフリーです。
以前にもコメントしましたがペアの様に豪快なリフトやジャンプはありませんが、ピタリとあったツイズルや独特なリフトを見ると我を忘れるものがありますし、アイスダンス独特の華やかな雰囲気や感情表現豊かな演技には、ハマルものがあります。
バンクーバー冬季オリンピックでは強豪揃いで録画を見ていて見飽きることがありません。
アメリカのディヴィス&ホワイト、ベルビン&アゴスト、カナダのヴァーチュー&モイア、ロシアのドムニナ&シャバリン、そしてイギリスのカー姉弟などの演技を順位は関係なく楽しんでいます。
またGPシリーズは、ほとんど地上波やBSではアイスダンスの放送が無い状態なので、今回のオリンピックで初めて見ることが出来たプログラムもありました。
その中でやはり素晴らしいと思ったのは金メダルのヴァーチュー&モイアの演技で、もう何度、録画を見たか分かりません。
音楽が何とマーラーの交響曲第5番から第4楽章「アダージェット」!
私好みで何も言う事ありません。この息の深い詠嘆的な素晴らしい音楽を聴きながら演技に酔うばかりです。
マーラーの音楽が氷上で演じられるとは本当に驚きです。
それにしても、このアイスダンスでの会場の熱気には、これまた驚きです。
アイスダンスの人気が完全に北米では定着していて本当にうらやましい。
来年の東京での世界選手権はチャンスがあれば行きたいと思っています。本命は当然、女子シングルですが、アイスダンスも秘かに狙っています。

中野友加里さんの引退に思う。

2010年03月07日 23時03分45秒 | 中野友加里さん
昨日、久し振りに中野友加里さんの「ジゼル」を見ました。一昨年のNHK杯での映像である。解説の荒川静香さんの「(バレエの)情景が見えるようですね」のコメントが改めて印象に残りました。
映像を見ていて「中野友加里さんの演技を見て一喜一憂することは、もう二度と無いのだ」と思うと、目頭が熱くなるものを感じました。
私は中野友加里さんが大好きです。
かつて当ブログで一番好きなスケーターに荒川静香さんを挙げ、二番目に中野友加里さんを挙げました。その時点で荒川さんはプロに転向していたので、競技者としては実質、中野さんが一番好きなスケーターです。中野さんは残念ながらバンクーバーオリンピックの代表にはなれませんでしたが、私のこの気持ちは今も変わっていません。
私にとって最高のスケーターの一人です。

中野友加里さんと言えばドーナツスピンです。生で見ると引き込まれる気がするくらい迫力と美しさを兼ね備えたものがありました。またスパイラルも美しかった!
また私自身、中野さんに感謝しなければいけないのは、クラシックバレエの魅力を教えてくれたことです。
以前はバレエはチャイコフスキーの作品しか興味がなかったのですが、中野さんのプログラムの影響で私自身、たいへん巾を持つことが出来ました。
「ドン・キホーテ」「シンデレラ」「ジゼル」そして「火の鳥」
中野さんの演技から、私は、どれだけバレエの魅力を感じ取ったか分かりません。これらの演技の録画は今は私の大切な宝です。

3年前の秋、発売された雑誌「フィギュアスケート」の第4号に中野友加里さんのインタヴューが掲載されていましたが、今も大変印象に残っている中野さんのコメントがあります。
「スケーターとして残された時間はあとわずかだと思う」
3年前のコメントである。今、このコメントの重さが強く感じます。
現在、アイスショーへの出演予定は無いらしい。辞めるときはスパッとスケートリンクから去る決心を3年前からしていたのであろうか・・・

決して後を振り向かない。新しい道を見据えてしっかりと歩む決心をしているようである。
アイスショーでも中野さんの演技を見ることが出来ないのは大変残念ですが、新しい道を歩もうとしている中野さんを見守るのみです。
ただ、中野さんの今までの素晴らしい演技は決して忘れることは無いでしょう。永遠に!
就職先がフジテレビなので、願わくは、たまにはフィギュアスケートの番組に登場して欲しいものです。全日本選手権等の放送席で荒川静香さんとの素晴らしいトークを聞いてみたいものです。

私自身、幸運にも何度か中野友加里さんの生の演技を見ることが出来ました。
昨年暮、大阪で見た「メダリスト・オン・アイス」
これが、中野さん最後のリンクでの姿になるのでしょうか?
2009年の「メダリスト・オン・アイス」が最後なのか!
「ハーレム」を演じた中野友加里さん。彼女自身「これが最後」と心の中で思いながら演技をしていたのだろうか?そして、その演技を会場で無我夢中で見ていた私。本当に、この気持ちを言葉で表すことは出来ません。

中野友加里さんの最高の思い出。
一昨年の夏、新横浜で見た「フレンズ・オン・アイス」での「オペラ座の怪人」
純白の衣装を着た荒川静香さんと中野友加里さんのコラボ。本当に美しかった!
短い時間でしたが、私には、その時、時間が止まっていた!
荒川静香さんと並んで滑っている姿を見ているだけでため息でした。
フィギュアスケートの持つ美しさ、贅沢さを見せ付けられた一瞬でした。
これを教えてくれた荒川静香さんと中野友加里さん。そして荒川静香さんのフレンズの皆さん。
もう一生、フィギュアスケートから離れることが出来ない!
それにしても、おそらく二度と荒川さんと2人一緒にリンクに立つことは無いと思うと、言いようもなく、寂しさを感じます。

バンクーバーオリンピックの浅田真央さんのインタビューを見て涙。
そして中野友加里さんの引退の知らせを聞いて、また涙。
年を取って来て、どうも涙もろくなってきたようだ。

荒川静香さん著「フィギュアスケートを100倍楽しむ方法」でこう記しています。
「オリンピックは、オリンピックそのものがゴールではなく、そこを目指す道のりこそが大切だと、私は思っています。」
中野友加里さんは残念ながらオリンピックのリンクに立つことは出来ませんでした。
しかし、特にこの4年間、中野さんから、オリンピックを目指すことの厳しさ、そして尊さを教えてくれました。
本当に素晴らしい4年間でした。どんなに拍手しても足りないくらい絶賛したい気持ちで一杯です。

最後にもう一度。
私は中野友加里さんが大好きです。
これは今後も変わることは、ありません。