オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

2010年、全日本選手権、番外編

2010年12月29日 10時46分03秒 | フィギュアスケートとの出会い

本日12月29日は大切な日。荒川静香さんの誕生日です。全日本選手権の放送では的確な解説で私にとって、たいへん良い指針となりました。願わくは八木沼純子さんに悪いのですが、荒川ファンとしては、荒川さんだけの解説で、たっぷりと聞きたかったのが本音です。(八木沼ファンの皆様、ゴメンナサイ)
私は、年明けそうそうの1月8日に大阪へ「スターズ・オン・アイス」を見にいきます。このアイスショーには荒川さんも出演します。私は元旦から仕事なので、これが初詣のようなものです。新春から荒川静香さんを拝むことが出来るとは、来年はいい一年になりそうです。

これからは全くの余談。
先週、母と全日本選手権の男子SPの放送を見ていました。番組の前半、クイズ形式でいろいろとやっていましたが、戦前の話題の時、突然、母が言い出しました。
「(死んだ)お父さんがエッちゃん、エッちゃんとよく言っていた。エッちゃんを見た時の話をよく聞かされた」
いったい何のことかと思いました。そしてエッちゃんて誰?大昔のスケート界に関しては全く無知の私には、その時はサッパリわかりませんでした。そして、いろいろと調べてみました。
亡き父の思い出のエッちゃんの本当の名前は稲田悦子さん(大正13年生 -平成15年没)。稲田悦子さんは父と同じ大阪生まれの大阪育ちである。昭和10年のフィギュアスケートの全日本選手権で女子シングルの初代選手権者になり、昭和12年から昭和16年まで連覇を果たしている。また昭和11年2月、ドイツで行われたガルミッシュパルテンキルヒェンオリンピックに12歳で出場。戦前の冬季オリンピックに参加した唯一の日本女子選手とのことである。正に、日本の女子フィギュアスケートの先駆けの選手である。 

上の写真はオリンピックの時のもので、右から2番目が当時12歳の稲田さんである。

調べれば調べるほど本当に驚いた。私は父から生前、稲田悦子さんの話は全く聞いていない。先週のテレビを前にしての突然の母のつぶやきが初めてである。父がフィギュアスケートに興味を持ったのは昭和40年代、今は無くなりましたが四国で初のスケートリンクである高松スポーツパレスの建設に関ってからだと、今まで思っていたので、父の子供の頃の戦前までさかのぼるとは、本当に驚きました。稲田さんも父も大阪生まれの大阪育ち、実際に見る機会が多かったに違いありません。昭和10年代前半、まだ小学生だった父にとって少し年上のエッちゃんは、正にアイドル的存在であったのでしょう。おそらく日本人として最も早い時期に生でフィギュアスケートというものを見ていた人間でしょう。戦前の稲田悦子さんの思い出を胸にしまっていたとは・・・。もし父が生きていたら正に女子フィギュアスケート創生期の話を聞けたはずなので、今となっては本当に残念ですが、しかたがありません。

今回、稲田悦子さんの事を調べていて、改めて痛感したのは現在の女子フィギュアスケート界の凄さである。昭和10年代、このような時代が来るとは夢にも思わなかったでしょう。今年の全日本選手権を父に見せてあげることが出来なかったのは本当に残念である。もし父が元気だったら誰のファンになったかな?たぶん安藤美姫さんかな?いろいろ思いを馳せるものがあります。

以上、全くの余談でした。本当に失礼しました。

さて、これが今年最後の更新となると思います。今年は私自信、3月肺炎になり、たいへん苦しい思いをしながら仕事を続けたり、4月から1番店へ配属先も変わり、激動の一年でした。また音楽面では、たいへん迷いを生じ、不愉快な思いをさせてしまった方もいたのではと今も心苦しく思っています。ただ、今は自分の感性を頼りにCDを聴きこんでいます。ただ、いろいろなことがあった中で、一番嬉しかったのは全日本選手権での浅田真央さんの復活です。演技を見ていて熱いものが込み上げてくるものがありました。人間にとって「感動」することが、生きて行く為の一番の良薬であることを深く痛感しました。

皆様には、今年も、たいへんお世話になりました。
来年もよろしく御願い申し上げます。
何卒、良いお年をお迎え下さい。


2010年、全日本選手権・女子フリー その3

2010年12月28日 22時33分22秒 | 2010-2011年シーズン
やっと全日本選手権の女子シングルのフリーの録画を全てみました。
やはり全日本選手権は独特の緊張感がありました。そして出場した選手の皆さんの全力を尽くした演技は、正直なところ、グランプリシリーズより見応えがありました。
そして日本の女子シングルの層の厚さ、若い力の台頭を実感できて、本当に嬉しかった。これからも、ますますハマリそうです。

さて放送で見て印象に残った演技あれこれ。

第3グループのトップバッターは石川翔子さん。昨年の全日本では予選落ちだっただけに、今年は元気な姿を見ることが出来て嬉しかった。私の大好きなチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲に乗って力強く、そして流れるような演技。本当に良かった!石川翔子さんは3年前の生で見た全日本選手権で鈴木明子さんと同様、実際に自分の目で生の演技を見て注目した方。あの時は、まだジュニアで映画「タイタニック」の音楽による演技では、たいへん大人っぽい演技が印象的でした。来年の全日本では、さらに上を目指して欲しい。

久し振りに鈴木真梨さんの演技を見ることができました。ジャンプのミスは残念でしたが、美しいスケーティングは健在で、ジャンプの精度を高めたら、楽しみな存在になるでしょう。

SPでは庄司理紗さんに驚きましたが、フリーでは大庭雅さんに、もっと驚きました。本当にびっくりである。また凄い若いスケーターが現れました。彼女は数年後、たいへんな存在になる予感がします。注目、大である。また音楽が私の大好きな「だったん人の踊り」であるのも私を嬉しくさせました。

村上佳菜子さんの若さあふれる演技は見ていて本当に気持ちがいい。世界選手権での活躍を期待したい。

今年の全日本選手権のトリは西野友毬さん。音楽はドリーゴのバレエ音楽「海賊」である。バレエ音楽の大好きな私には、これだけでもゴキゲンである。今回、私は西野さんは全くのノーマークでした。急成長である。安定感があり、また、さらに嬉しいことにバレエの雰囲気が、たいへん出ていて何度も録画を見直してしまいました。

今年の全日本選手権では浅田真央さんと安藤美姫さんの演技に心から感動しましたが、若いスケーターたちの成長を実感し、また新しい才能を発見することが出来、充実した時間を過ごすことが出来ました。
昨日は「メダリスト・オン・アイス」の放送がありましたが、まだ録画を見ていません。明日は休みなのでじっくりと見ることにしましょう。
昨年の「メダリスト・オン・アイス」は実際に会場で見る事ができ、思い出深いものとなっています。あれから1年。1年が経つのは本当に早い!

2010年、全日本選手権・女子フリー その2

2010年12月27日 23時01分38秒 | 鈴木明子さん
昨日の深夜、鈴木明子さんのフリーの演技を見ました。
ジャンプのミスは非常に残念でしたが、後半のステップは絶品でした。
演技を終えた直後の明子さんの表情。初めて見た何とも言えない表情。彼女の頭の中で過ぎったものは何だったのだろうかと、あれこれ思いながら眠りにつきました。
今日の朝、新聞のスポーツ欄に明子さんのコメント。
「こんな演技ではやめられない」と話し、来シーズンも現役続行の予定との事。
よし!来シーズンも気合を入れて、そして熱く応援するぞ!
とにかく次は四大陸選手権。最高の「屋根の上のヴァイオリン弾き」を期待します。

さて、ゆっき46様より鈴木明子さんの公式サイト開設の情報を頂きました。本当に、ありがとうございます。
http://www.akiko-suzuki.net
鈴木明子さんファン、必見です。



2010年、全日本選手権・女子フリー

2010年12月26日 22時04分05秒 | 2010-2011年シーズン
職場から慌てて帰宅してテレビの前に座ると、ちょうど、最終グループの演技が始まる直前でした。だから、まだ鈴木明子さんの演技は、まだ見ていません。
全日本選手権は本当に独特な雰囲気がある。私は3年前に全日本選手権を生で見る事が出来ましたが、特に最終グループの緊張感は今も忘れられないものがあります。
最終グループの6人の演技をじっくりと見る。結果は別として6人とも素晴らしかった。自分自身の力を信じて、ひたすら演技に集中する姿に感動しました。

さて、その中で、やはり安藤美姫さんと浅田真央さんの演技には本当に深い感動を覚えました。
3年前の全日本選手権で安藤美姫さんの「カルメン」を見てたいへん感動しましたが、それ以来、久し振りに最高の安藤美姫さんを見た思いで、胸が一杯です。

そして浅田真央さん!復活と言って良いでしょう。この日をどれだけ待ち望んでいたか!最初のトリプルアクセルを跳んだ瞬間、一つのジャンプだけで、これだけ感動するのか自分自身、驚きでした。今シーズンに入って、見てる方も、本当に辛かった。今シーズンほど、私はジャンプを跳ぶ事の大変さ、尊さを感じたことはない。そして表情も、本当に良くなりました。表情を見ているだけでも目頭が熱くなります。
大きな試練を乗り越えた真央さん。これから、ますます演技に磨きがかかり深化していくでしょう。どこまで深みのある演技に到達するのか楽しみです。

やはり浅田真央さんと安藤美姫さんは、まさに日本が誇る世界のトップスケーターであることを今年の全日本選手権で改めて思い知らされました。また村上佳菜子さんを筆頭に新しい力を強く感じました。彼女たちが、浅田真央さんと安藤美姫さんを超えた時、日本の女子フィギュアスケート界の新しい1ページが開かれるのだろうと強く思いました。
私が来月、1月8日、大阪で「スターズ・オン・アイス」を見に行きます。このアイスショーに浅田真央さんと安藤美姫さんも登場します。本当に良い気持ちで会場に脚を運ぶことが出来ます。
今日は時間がないので、次の休みの日に最初から、じっくりと録画を見ます。鈴木明子さんの演技が本当に気になります。
浅田真央さんと安藤美姫さん以外の方の演技の感想は後日。

2010年、全日本選手権・女子SP

2010年12月25日 21時42分02秒 | 2010-2011年シーズン
いよいよ全日本選手権・女子シングルが始まった。私にとって、この大会ほど、いろいろな気持ちが交錯する大会はない。
たった最初の1回のジャンプの成功だけで、これだけ安堵の気持ちと嬉しい気持ちで一杯になるのは今回が初めてである。浅田真央さん、あの笑顔!本当に良かった!あの笑顔を待っていました。演技後、佐藤久美子コーチと抱き合うシーンが印象的でした。そして、今シーズン、初めてシュニトケの「タンゴ」による演技の全容を、やっと見る事が出来たという喜びも大きい。真央さんの演技によって、シュニトケの独特な音楽に命が吹き込まれているように強く感じました。ただ、これは真央さんにとって、まだ通過点の一つでしょう。浅田真央さんの演技の美しさと凄みの両方を備えた物凄い領域に、これから入っていくのでしょう。とにかく明日のフリーも何か吹っ切れた真央さんの演技を期待します。

2位の安藤美姫さんの演技にも魅了された。美しかった!そして深かった!
浅田真央さんと安藤美姫さん。正に世界のトップレベルであることを見せつけられた思いである。

全日本選手権は毎回、一喜一憂。
鈴木明子さんと今井遥さん。SPは本当に残念でしたが、明日のフリーに期待しましょう。私は3月の世界選手権で鈴木明子さんの「屋根の上のヴァイオリン弾き」を見ることを、まだ諦めていません。

結果は別として石川翔子さんの健在振りも知る事が出来て嬉しかった。荒川静香さんの解説によると怪我で苦しんでいるとの事。万全な状態でリンクに立たせてあげたい。フリーはチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲。どうか放送してくれますように!
SP9位の鈴木真梨さんの演技、見たかった!フリーはぜひ放送して欲しい。

一番、驚いたのは庄司理紗さん。また、才能のある物凄い若いスケーターが登場したと言う実感を強く感じました。
パソコンの画面で演技の映像を見たことはありますが、テレビの大きな画面で見たのは初めてである。
あの大人びた凄い雰囲気。まだ、中学生である。おじさんはびっくりしました。また一人、私にとって気になるスケーターが増えました。

明日はフリー。また、いろいろなドラマが生れるでしょう。しかし結果は別として出場するスケーターのベストを尽くした演技に拍手を送りたいと思います。

チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲

2010年12月24日 10時29分37秒 | 今日、聴いたCD

最近、NHKのハイビジョン放送では、この数年間のハイビジョン特集を、BSベスト・オブ・ベストとしてアンコール放送していますが、この中で興味深く、録画を見た番組が、2007年に放送された「強く、強く~バイオリニスト神尾真由子 21歳~」である。この番組は3年前、神尾さんがチャイコフスキーコンクールに優勝して直後、NHK交響楽団との四国ツアーを密着取材した番組です。このツアーは私の街にもやって来ましたが、チケットが発売と同時に売り切れになり、私はコンサートに行けなかったという悔しい思い出があるので、その悔しさからか、この番組を見ませんでした。そして、やっと今回、この番組を見る事が出来たしだい。

圧巻だったのはツアーの最終公演の大阪でのチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲・第1楽章。曲の歌わせ方、そして、そこから生れてくる熱気。本当に将来が楽しみなバイオリニストである。

さて放送では第1楽章のみだったので、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲の全曲を聴きたいと思い、手に取ったCDはハイフェッツの録音である。(残念ながら今年、発売された神尾さんのチャイコフスキーのCDは、まだ購入していません)

チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77

ヤシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)フリッツ・ライナー指揮シカゴ交響楽団(1957年録音) 国内盤 BMG RVCC-37176

私のお気に入りのCDである。一緒に収録されているブラームスのヴァイオリン協奏曲の演奏も大好きである。ハイフェッツの日本での評価は、どうなのだろうか?アメリカを拠点にしていたので、オイストラフやシゲティといったヨーロッパを拠点にしていた演奏家に比べて低く見られているのでは?と思う事がある。数年前まで、私もそうだった。しかしCD化された演奏を聴いてみて、これは凄い!古今東西のバイオリニストの中で最高の存在と思うようになったのは、この数年である。その、きっかけになったのが、このCDである。

ある雑誌でバイオリニストの天満敦子さんが、ハイフェッツの演奏には「色気がある」と述べられていました。演奏が速いと言われている演奏の為、本当に演奏の中に隠されたニュアンス、迫力に気が付きにくいのかもしれない。(ただ、私はあまり速いとは感じていませんが・・・)天満さんは、それを「色気」と表現したのかもしれません。ハイフェッツは単に技術だけの人ではない。その速く聴こえると言われている演奏の中に、どのくらい物凄いものが隠れているか、それを捜すため、これからもハイフェッツの録音を聴き込んでいきたいと思っています。

(余談)

昨日、ベームがバイロイト音楽祭で指揮した「ニュールンベルクのマイスタージンガー」のライブ録音のCDが届く。このところ間が悪く、連日、CDや本が届いている状態で、とうとう財務大臣閣下のお怒りが頂点となり、来年、春までCDの購入禁止にされてしまった。経済封鎖である。娘も大臣閣下に同調したため、反論の余地が無かった!暖かくなるまで、しばらく手持ちのCDをじっくりと聴くことにしましょう。

                     

 


2連休

2010年12月23日 23時03分04秒 | 私事
今日は、気が狂いそうな一日だった。年末商戦は今日がピークだったのかもしれない。
忙しい毎日が続いているが、そういう時は楽しいことを考えることにしている。
いよいよ年明けすぐ、1月8日に大阪へスターズ・オン・アイスを見に行く。荒川静香さんと浅田真央さんに会えるのである。
また前日の7日も休みにしたので2連休となったので小旅行に出ることとした。
7日は奈良へ行くつもりである。私は奈良や斑鳩の寺の建物や仏像の写真を見るのが大好きですが、ほとんど本物を見ていない。かなり前から奈良や斑鳩を訪ねてみたいと強く思っていた。
東大寺もまだ行った事がない。定年になって時間の余裕ができて、ゆっくりと周るのも良いが、そんな先のこと、どうなるか分からない。体が動く、元気なうちに実際に見てみたい。何かと忙しい今だからこそ、ぜひ本物を見てみたいという気持ちがたいへん強い。
7日は最初、東大寺を訪ねて、もし時間に余裕があれば興福寺も行ってみるつもりである。
奈良のお寺もゆっくり見て、次の日はアイスショー。私にとって最高の2連休になって欲しい。

バレエ音楽「くるみ割り人形」

2010年12月22日 14時52分51秒 | バレエ
昨日、帰宅すると1組のCDが届いていた。何だろうと思い開封するとチャイコフスキーの3大バレエ全曲が6枚のCDに納められていたアルバムだった。1070年代、アンドレ・プレヴィンがロンドン交響楽団と録音したEMI盤で、2345円の超お買い得盤。かなり以前、予約をしていたCDで、寄る年波のためか、すっかり予約していたことを忘れていた。
私はどちらかというとバレエ音楽は全曲を通して聴くのが大好きで、組曲形式やハイライト盤は苦手である。バレエの舞台を思い浮かべながら聴くのが好きだからかもしれない。チャイコフスキーのバレエ音楽は特にである。実際に私は生のステージを見ているからかもしれません。
クリスマスも間近なので、まず「くるみ割り人形」から聴く。
最初の「小序曲」からゴキゲンになる。たいへんシンフォニックな演奏で聴き応えがある。
私は1番大好きな第1幕の第1場から第2場へ移る時の音楽が大好きである。クララの部屋から雪景色の場面への舞台転換は生のステージを見ているとため息のでる美しさですが、音楽も素晴らしいだけに、いっそう引き立ちます。プレヴィン指揮の演奏も最高潮である。ここの部分は組曲には含まれていないので、私は組曲形式を聴くことは、ほとんどありません。
それにしてもプレヴィン指揮のロンドン交響楽団は本当に上手い!
ロンドン交響楽団には1960年代、名指揮者ピエール・モントゥーとの「白鳥の湖」や「眠りの森の美女」の素敵なハイライト盤があるので、何か伝統があったのかもしれない。またプレヴィンはモントゥーの弟子でもある。いろいろなものが、つながっている録音と言えるでしょう。

さて今年の秋、浅田真央さんのCDに「くるみ割り人形」から数曲が収録されています。真央さんが、この曲でシニアの大会に登場した頃が、今となっては本当に懐かしい。
まさか、現在、ジャンプで苦しんでいる真央さんを見ることになるとは、その当時、夢にも思いませんでした。「くるみ割り人形」の音楽を聴きながら、当時を思い出すものがありました。
いよいよ全日本選手権。「くるみ割り人形」の頃のように、あの「真央ちゃん」スマイルが再び見ることが出来ますようのと祈るばかりです。

頑張れ!浅田真央さん。

2010年12月20日 23時31分28秒 | 浅田真央さん
真央ちゃん胸中を告白 mao ASADA 浅田真央


久し振りに浅田真央さんの映像を発見。
今シーズンに入ってジャンプに失敗しながらも競技会に出場して、頑張っている真央さんの姿を見て、胸が締めつけられる思いでした。
失敗しても前を見続けている浅田真央さん。
いよいよ、この週末、全日本選手権。
御本人も言ってる通り、一発勝負です。ただ結果は、どうなるか分かりませんが、これからも私は浅田真央さんを応援し続けます。
絶対にいつかは大輪の花が咲くことを確信しています。

N響のブラームス

2010年12月19日 21時24分51秒 | NHK交響楽団
毎週日曜日のお楽しみは朝6時からNHKハイビジョン放送でのNHK交響楽団の演奏会の放送の録画を、夜、仕事から帰宅後、見る事である。
今日のプログラムはブラームスのヴァイオリン協奏曲とシューマンの交響曲第2番。私にとって仕事の疲れも吹っ飛ぶご機嫌なプログラムである。
ヴァイオリン独奏はドイツの若手女流奏者のヴェロニカ・エーベルン。指揮はドイツ出身のマルクス・シュテンツ。両者とも、あまり知らない名前だが、指揮者の方は現在イギリスのハレ交響楽団の主席指揮者でリゲティのスペシャリストとのことで、シューマンを聴いてみてかなりの実力者と思えた。
さて、なんと言ってもブラームスのヴァイオリン協奏曲である。
正直、私はブラームスの作品はあまり聴かなくなった。交響曲も進んで聴こうとはしなくなった。ただ例外的にブラームスの大好きな作品が二つあり一つは「ドイツ・レクイエム」そして、もう一つはヴァイオリン協奏曲である。
映像で見るブラームスのヴァイオリン協奏曲。第2楽章の冒頭、「のだめカンタビーレ」の音楽の監修でおなじみのN響の主席オーボエ奏者の茂木大輔氏のソロの映像を見ていると、どうしてもサラサーテの言葉を思い出してしまいます。
今日も、仕事はたいへん忙しかった。そして仕事を終えて洋酒の水割り片手に第1楽章のオーケストラによる序奏を聴いただけで何かフワッとした気持ちになり、曲にはまり込んでしまう私がいます。
独奏のエーベルンは第1楽章はちょっと構えすぎていたかな。それでもN響の分厚いサウンドを聴いているだけで私は満足である。ただ第2楽章、第3楽章は良かったよ。
音楽を聴くには理屈はいらない。自分の感受性を信じ、作品にドップリと浸かるのみ。
アルコールもかなり回ってきて訳が分からなくなってきました。
このあと、毎晩、恒例の鈴木明子さんとアリッサ・シズニーの演技の映像を見て寝ることにしましょう。

2010年、グランプリ・ファイナル、エキシビション

2010年12月18日 21時07分29秒 | 2010-2011年シーズン
やっと、BSで放送されたグランプリ・ファイナルのエキシビションの録画を見ました。
どうしても日本人選手の演技が中心になるのは、しかたがないのだろう。ただ私はアイスダンスやペアもじっくり見たかったというのが本音である。その中でペアで優勝したアリョーナ・ザフチェンコ&ロビン・ゾルコーヴィの健在振りを知る事が出来て嬉しかった。しかしSPやフリーでの演技を地上波やBSで見るのは絶望的なのだろうか?どんな演技だったのだろうか?男子と女子のシングルだけがフィギュアスケートではないと言うことを声を大にして言いたい。
また、優勝者のコメントも聴きたかった。やはり、優勝者のコメントくらい、きちんと紹介して欲しいものである。
いろいろと放送に対する不満を述べましたが、その反面、放送を楽しんだのも事実である。

鈴木明子さんの「ベリーダンス」にしびれる。実は今年の8月、「フレンズ・オン・アイス」で生で見ましたが、鈴木明子さんのアップの表情をテレビの大きな画面で見るのも、また違った楽しさがありました。

この頃、寝る前に必ず鈴木明子さんとアリッサ・シズニーのフリーの演技の録画を見るのが日課になってしまった。

エキシビションでのアリッサ・シズニーの演技も本当に素敵でした。
一緒にテレビを見ていた財務大臣閣下のお言葉にビックリする。
「シズニーさんの演技、荒川(静香)さんの演技とよく似ているね」
佐藤有香さんの振付である。いつの間に、お目が肥えたのか?恐れ入りました。
それにしてもシズニーは佐藤有香さんがコーチになって本当に良くなった!
今までは得意のスピンが際立って目立っていましたが、今は全体の演技の流れの中で一段とスピンも輝きを増してきたように感じます。そしてシズニーと佐藤有香さん、佐藤有香さんと荒川静香さんという、つながりをシズニーの演技から感じることが出来、ますますシズニーに対して親近感を感じます。
荒川静香さんは佐藤有香さんをたいへん尊敬していると聞いています。その佐藤有香さんが指導するアリッサ・シズニー。こちらも、ますます力が入ります。
シズニーほどフィギュアスケートの持つ美しさを強く感じさせるスケーターはいない。
次は全米選手権。ぜひともアメリカ代表として世界選手権の大舞台で、再び、あの美しい演技を見たいものである。

今年購入したCD.

2010年12月17日 09時32分55秒 | 音楽

この一週間、ハードな毎日が続いている。グランプリ・ファイナルのエキシビションの録画もまだ見ていない。年間で一番忙しい時期なので、どうにもならないのかもしれない。1月末の決算棚卸しが終わるまでブログ更新が不定期になりますが、どうかご容赦下さい。

さて年末恒例となった今年一年、私が購入したCDのベスト10です。

独断と偏見。見る人によったらクズばかりかもしれません。私の好みに偏ってしまっている、どうにもならないCDばかりと思われてもしかたがありません。笑えば笑えである。ただ限られた軍資金と限られた時間を使って一生懸命、聴いてきたつもりです。私にとっては大切なCDばかりです。

①   ハイドン: 交響曲第92番「オックスフォード」、第99番 朝比奈隆指揮ベルリン・ドイツ交響楽団 WEITBLICK  SSS0106-2 

 
②   シューマン: ダヴィット同盟舞曲集/幻想曲 内田光子(P) DECCA 478 2280 

 
③   ブルックナー:交響曲第5番 クナパーツブッシュ指揮ウィーンフィルハーモニー管弦楽団 GRANDSLAM GS-2047 

 
④   ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 朝比奈隆指揮ベルリン・ドイツ交響楽団 WEITBLICK  SSS0104-2 


⑤   ブルックナー:交響曲全集 ヴァント指揮ケルン放送交響楽団 RCA 88697776582 

 
⑥ モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚(ドイツ語版)」(全曲) スウィトナー指揮ドレスデン・シュタツカペレ BERURIN CLASSICS LC6203 


⑦   ヴェルディ:歌劇「ナブッコ」(全曲) ムーティ指揮フィルハーモニア管弦楽団 EMI 50999 4 56447 2 6

 
⑧   R・シュトラウス:歌劇「エレクトラ」(全曲) サヴァリッシュ指揮バイエルン放送交響楽団 EMI 50999 664779 2 5 

 
⑨   ボロディン:交響曲全集 ロジェストヴェンスキー指揮ストックホルムフィルハーモニー管弦楽団 BRILIANT CLASSCS 93348 

⑩   ボロディン:歌劇「イーゴリ公」(ハイライト) クチャル指揮ウクライナ国立放送管弦楽団 NAXOS 8.8557456 

別席 ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集 ゲヴァントハウス四重奏団 NYU CLASSICAL ADV ENTURE    NCA60139

 

現在の私のCDの収集は①「ブルックナーを中心とした好きな演奏家の録音」②「オペラ」③「ロシア音楽のこだわり」の3本柱が主になっています。

1位は朝比奈隆のハイドンと内田光子のシューマンのどちらにすべきか迷いましたが、内田光子の演奏はある程度、予想出来ていましたが、朝比奈隆のハイドンの素晴らしさは全くの想定外だったということで朝比奈隆のハイドンを1位。この演奏の素晴らしさ、美しさは朝比奈隆を単なる御長寿だった日本人指揮者としか思っていない方には理解できない別世界の演奏でしょう。

内田光子はシューベルトの作品のようにシューマンをシリーズ化する気はないであろう。シューベルトの録音がどれも素晴らしいだけに残念である。シューベルトのピアノソナタ第21番D.960の録音を聴いた時の感動は今も忘れることが出来ません。 

さて別席のゲヴァントハウス四重奏団のベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集はまだ全てを聴き終えていない。中期の作品をまだ数曲、残している。同一曲を何度も聴き直しているので、たいへん時間がかかっている。それにしてもたいへんな世界である。特に後期の作品131や作品132はベートーヴェンの作品の創造力、斬新さの凄さに驚嘆するばかりである。

今年のCDの購入方法は、とうとう100%ネットのみになってしまった。私の住んでいる街でクラシック音楽のCDをキチンと販売している店が無くなってしまったということもあるのでしょう。お店へ行って、あれこれCDを品定めをする楽しみが無くなってしまった。大型CD販売店や中古CD店がある都会が本当にうらやましい。

今年もあとわずかになりました。今年最後の到着予定のCDは一昨年発売されたベーム指揮による楽劇「ニュールンベルクのマイスタージンガー」のバイロイト音楽祭でのライブ録音になるようである。価格的に見送っていたが、安価なものを発見したので、迷わず予約しました。これが新春の聴き始めのCDになるでしょう。来年も名演奏、素敵な作品を求めて、当ての無い音楽の旅が続きます。

 


明日は九州へ。

2010年12月13日 22時36分53秒 | 私事
昨晩は店の人事異動に伴う歓送迎会兼忘年会だった。私は会の最後にスピーチのあと、締めの三本締めの役目が回ってきた。正直、スピーチでは何をしゃべったのか、酔いの為か、よく憶えていない。

さて明日は九州の北九州市へ店舗視察に行きます。車での日帰りの強行日程で、明朝、5時30分出発。片道、約5時間半である。
と、言うことで、今から寝ます。
グランプリ・ファイナルのエキシビションの放送の録画を見るのは、しばらく、お預けである。