オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

2012年全米選手権、女子シングル・フリー、その2

2012年01月31日 21時59分26秒 | 2011-2012年シーズン
昨晩も今年のフィギュアスケートの全米選手権・女子シングルのフリーの録画を見る。
まだ欧州選手権の録画を見ていないので、早くみなくては、いけないのだが・・・
また悪いことにNHKのBSで連日、トルストイ原作の映画「戦争と平和」が放送されているので、こちらも見なくてはいけないので、なかなか欧州選手権の録画を見る事が出来ない。
さて、全米選手権では、やはり優勝したアシュリー・ワーグナーの演技に魅了される。
プログラムの最後、つま先での、ちょっとした演技には驚き、心がときめいた。
バレエの雰囲気が出ていて最高だった。バレエ好きの私にとっては、たまらない演技だった。
この演技を見て中野友加里さんの「ジゼル」を思い出した。
中野友加里さんの「ジゼル」では、中間部で、同じような演技があり、バレエの雰囲気一杯の演技は今も忘れることが出来ません。
そして、今回のアシュリー・ワーグナーの演技は、これからも私にとって忘れられない演技の一つになりました。
スカパ!と契約して本当に良かった!

表彰式のプレゼンターにはミシェル・クワンの姿。
本当に盛り上がりました。
我が国の全日本選手権の表彰式に荒川静香さんが登場したら、やはり盛り上がるでしょう。

それにしても第1グループの最初から会場は満員。凄い熱気である。
観客が心からフィギュアスケートを楽しんでいる様子、声援を送っている様子を映像で見ていると、こちらも熱くなります。
それだけに後半、有名選手、大物選手が登場した時の盛り上がりは凄いものがあります。
以前、大阪で全日本選手権を見にいった時、第1グループ、第2グループの頃は空席が大変目立ち全米選手権のような熱気とは、ほど遠いものがありました。
それだけ、アメリカでは日本以上にフィギュアスケートが根付いていると言えるのでしょう。

そして、やはり考えさせられたのは、海の向この全米選手権や欧州選手権が、CSですが、生中継でノーカットで放送されているのに、全日本選手権は録画で、それも途中からでの放送である。
たいへんな矛盾である。
やはりフジテレビの横暴だろうか?
全日本選手権を最初からノーカットで見たいという方は、いないのかな?





2012年全米選手権、女子シングル・フリー

2012年01月29日 22時10分49秒 | 2011-2012年シーズン
今日の朝、起床してテレビのスイッチをつけるとCSのJスポーツ4でフィギュアスケートの欧州選手権・女子シングルのフリーの生放送中で、ちょうどエレーネ・ゲデヴァニシヴィリの演技が始まっていた。
「オペラ座の怪人」の音楽。気迫に満ちた素晴らしい演技。朝から良いものを見せてもらった。
このあと、カロリーナ・コストナーの演技を見て、優勝を確認してから家を出る。
2位はキーラ・コルピだが演技は見ていない。3位はゲデヴァニシヴィリ。
録画しているので、後日、ゆっくりと見ましょう。

帰宅して昼間、生中継された全米選手権の女子シングル・フリーの録画を見る。
長時間の放送だったので早送りして第3グループから見始める。
第3グループに、レイチェル・フラットが登場。SP9位。衣装が素敵。
さすが格の違いを見せる。以前のような躍動感を感じさせなかったのは私の気のせいかな?

最終グループは、クリスティーナ・ガオ、長洲未来、キャロライン・ジャン、アシュリー・ワーグナー、アリッサ・シズニー、アグネス・ザワツキーの6人。
やはり全米選手権の最終グループとなると素晴らしい顔ぶれ。そして見応えがありました。

優勝はSP3位のアシュリー・ワーグナー。
映画「ブラック・スワン」の音楽。
ダイナミックで、そして表情豊かな演技。
本当に素晴らしかった!今まで見たワーグナーの演技の中で、おそらく最高の演技でしょう。本当に素晴らしいものを見て、心から感動しました。
今まで実力ありながら表彰台の中央に立つことがなかったアシュリー・ワーグナーですが、見事に開花しました。
次は世界選手権の大舞台で、スケールの大きな演技を期待します。

2位はアリッサ・シズニー。
シベリウスの「悲しきワルツ」が始まると、まぎれもないシズニーの世界。
ジャンプでは転倒もありましたが、それでも2位。
ジャンプのミスがなかったら・・・。

私の期待の星、SP1位のアグネス・ザワツキーは3位。
最終演技だったので、やはり優勝を意識して固くなったようだ。
これが全米選手権の重さかもしれない。
昨年は全米選手権、初登場で4位。今年は一つ順位を上げて3位。一歩、一歩、着実に歩んでいます。
まだ17歳の若さ。オリンピック・シーズンには大きな存在になっているような気がします。

4位はキャロライン・ジャン。一時の不調を見事に乗り越えました。笑顔も素敵でした。
長洲未来さん。ん~。
クリスティーナ・ガオは昨年の選手権でのフリーではバタバタでしたが、今シーズンは、落ち着いた演技で、成長を感じました。もっと表現力をつけて欲しい。

やはり全米選手権は面白い。そして見ていて熱くなる。
まだ表彰式の映像を見ていない。
次の休みには最初から録画をじっくりと見ましょう。





2012年、欧州選手権、女子シングル

2012年01月28日 22時00分55秒 | 2011-2012年シーズン
昨晩の真夜中、CSのJスポーツ4で生放送されたフィギュアスケートの欧州選手権の女子シングルSPの録画を見ました。
やはり今シーズンのGPシリーズに出場した選手と出場していない選手の間には、目に見えない差があるようである。
SP1位は、やはりカロリーナ・コストナー、2位はキーラ・コルピ、3位はクセーニャ・マカロワ。
私自身では、キーラ・コルピが一番良かった。
「虹の彼方に」の音楽に乗って、美しく、そして雰囲気満点!
本当に、うっとりさせるものがありました。今シーズン、最高の演技でしょう。
こういう演技を見ると、今後、コルピに、のめり込みそうになります。
4位はエレーネ・ゲテヴァニシヴィリ。
彼女も良かったですよ。
オーサコーチの指導の効果が出て来ているようです。
明日はフリー。
全米選手権と日程が重なっているので、本当に忙しい!

2012年全米選手権、女子シングルSP

2012年01月27日 22時35分31秒 | 2011-2012年シーズン
帰宅して、すぐに昼間、CSのJスポーツ4で生中継された全米選手権、女子シングルのSPの録画を見ました。
有名選手、無名選手、全ての演技を見ました。楽しかった。久し振りにフィギュアスケートを満喫しました。
やはり全米選手権は面白い!

アリッサ・シズニー。
ジャンプが一度、抜けてしまいましたが、美しさは群を抜いている。
昨年のGPファイナルではケガに泣きましたが、見事な復調で安心しました。
フリーの「悲しきワルツ」が楽しみです。

キャロライン・ジャンが久し振りにに目が覚めるような演技。
クリスティーナ・ガオも良かった。
アシュリー・ワーグナーも難しいプログラムでしたが見事!

そして私の期待の星、アグネス・ザワツキー。
本当に素晴らしかった。
17歳とは思えないくらいの大人の雰囲気ムンムンで本当に凄い。見ていてクラクラしました。
また一回り大きくなったようだ。いや、でかくなったという表現の方が良いかもしれない。
解説の太田由希奈さんも「好きなスケーター」と言ってくれて嬉しかった。
SP1位通過。フリーが、とにかく楽しみです。

他にも長洲未来さんを初め多くを語りたいのですが、明日は早朝6時出社なので、本日はここまで。
もう寝ます。

今日聴いたCD,1月25日

2012年01月25日 17時21分41秒 | 今日、聴いたCD
①マーラー   交響曲第1番ニ長調「巨人」 ブルーノ・ワルター指揮コロンビア交響楽団(1961年録音 ソニー・クラシカル盤)
②シューベルト 交響曲第8番ロ短調「未完成」ブルーノ・ワルター指揮ニューヨーク・フィルハーモニック(1958年録音 ソニー・クラシカル盤)
③モーツァルト 交響曲第29番イ長調 
 R・シュトラウス 交響詩「ドン・ファン」カール・ベーム指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1977年3月東京文化会館でのライブ録音 TDK盤)

今日は久し振りにワルターの定評のある名盤を聴く。何かワルターが目の前で作品の素晴らしさを私に語ってくれているような気がした。
「巨人」の第3楽章の冒頭のコントラバスのたどたどしい演奏を聴くと、やはり、こうでないと強く思う。最近の演奏はスマート過ぎるような気がする。「巨人」の録音はバーンスタインなど定評のある録音が多いが、やっぱりワルター。
ワルターの死の前年、84歳の時の録音だが、聴き直してみて演奏の瑞々しさに驚かされる。詩情あふれ、夢を見ているような気分である。ワルターの演奏を聴くと、他の演奏はオーケストラを鳴らすだけの騒々しいだけである。
「未完成」もやっぱりワルター。特に第2楽章は、はかないくらい美しい。

ワルターの演奏で2曲聴いたあとベームの東京でのライブ録音を聴く。
交響曲第29番は私の1番好きなモーツァルトの交響曲です。モーツァルト18歳の時の作品。
私には夕映えのような美しさを感じる作品。こんな素晴らしい作品を、モーツァルトは、たった18歳で書き上げたとは!
ベームには、ベルリンフィルとのスタジオ録音がありますが、やはりウィーンフィルとのライブ録音の魅了には勝てません。
晩年にさしかかったベームがモーツァルト18歳の作品を愛おしむような演奏。そしてウィーンフィルの魅力。
交響詩「ドン・ファン」も、他の指揮者で聴くと、にぎやかになりがちな演奏になりますが、ベームの手にかかると、はかなさを感じさせるものがあり、曲の美しさが迫って来ます。




今晩はCSのJスポーツ4でフィギュアスケートのカナダ選手権のエキシビションの放送があり楽しみです。
いよいよ欧州選手権、全米選手権が始まります。
忙しくなって来ました。

ブルーノ・ワルター没後50年

2012年01月24日 22時06分09秒 | ブルーノ・ワルターとの出会い
数週間前、NHKのBSで放送されたNHK交響楽団によるマーラーの交響曲「大地の歌」の演奏を聴いて、たいへん感動しました。そして改めて、この作品の素晴らしさに目覚め、今、この作品にハマってしまった状態である。そして、その他のマーラーの作品も!

さて「大地の歌」のレコードを初めて買ったのは高校3年の時。ブルーノ・ワルター指揮ニューヨークフィルによる録音でした。
そして、今年はブルーノ・ワルター没後50年の記念の年である。
昨日、音楽之友社より発売された宇野功芳編集長の本「ブルーノ・ワルター」が届きました。
音楽評論家の宇野功芳氏はおそらく生前のワルターと文通した、おそらく唯一の日本人でしょう。それだけに、没後50年の節目に、大変いい企画の本が登場して私は喜んでいます。
まだ、全てに目を通していませんが、やはり圧巻なのは、初めて公開されたワルターの宇野氏への手紙です。
最初の手紙は1952年。そして最後の手紙は、死の前年の1961年。
当時、現在以上に、アメリカから見ると日本は遥か遠くに感じる国だったに違いありません。
そんな極東の島国からの音楽を志す全く無名の若者の手紙に対して、世界的巨匠が真摯に、そして真剣に宇野氏の問いに答えている文面を読んで、強い感動を憶えました。

一番、印象の残った手紙。1960年8月の手紙。
「(前略)ウィーンへの旅も体力を求められるものであり、この先はもう、行くべきでないでしょうが、(今回は)言って良かったと思います。なぜなら、私の音楽に対する期待が、今回の旅によって素晴らしく満たされたからです。(後略)」

1960年5月29日、生涯最後のウィーンフィルの指揮台に立った時の思いが込み上げているのでしょう。ヨーロッパで生まれ、ヨーロッパでキャリアと名声を積んできたワルターがユダヤ人ゆえに、第2次世界大戦でヨーロッパを去り、アメリカに亡命しなければいけなかった。
おそらく、その時の悪夢の思い出も消えていないはず。そんなウィーンに対して「私の音楽に対する期待が、今回の旅によって素晴らしく満たされたからです」と言い切ったコメントを読んで、ワルターの音楽とウィーン(ヨーロッパ)に対する思いが伝わってきて、ワルターの生涯を思うと感慨深い気持ちで一杯になりました。
余談ですが、この時のウィーンフィルとのマーラーの交響曲第4番の録音状態の良いCDはあるのだろうか?大昔、LPレコードで発売された時、あまりにの音のバランスの悪さに閉口したことがあります。

この本のまえがきで宇野功芳氏は音楽雑誌「音楽の友」の指揮者のファン投票で、ワルターは最近20位にも入って来なくなったと述べられています。私は、この数年「音楽の友を購読していないので知りませんでしたが、全くの驚きでした。時代の流れと言えば、しかたがないのですが、やはり残念です。私にとってワルターは一番大好きな指揮者の4人の内の1人です。

以前「ワルターとの出会い」でもコメントしましたが、晩年のコロンビア交響楽団とのスタジオ録音、その前のニューヨークフィルの時代、さかのぼって亡命直後、そしてさらにさかのぼってウィーン時代の録音を聴いてワルターがその時代によって演奏スタイルが違う事に気が付いて来ました。このような面白さはフルトヴェングラーにはありません。ワルターの録音の収集はこれからも続行です。まだまだこの指揮者の素晴らしさや面白さに気が付いていない事がたくさんあるはずです。

今年も、いろいろと復刻盤が発売されるようです。ますますブルーノ・ワルターに傾倒してしまう1年になりそうです。




N響のマーラーの4番

2012年01月22日 21時55分23秒 | NHK交響楽団
毎週日曜のお楽しみ。NHKのBSで早朝に放送されるNHK交響楽団の演奏会の放送の録画を夜、見る事。
いつもは酒を飲みながら見るのだが今日も酒抜きである。
この2週間、酒とコーヒーを飲んでいない。こんなことを続けると体を悪くするので、早く復活しなければ?

さて今日の放送は昨年11月の定期演奏会からオール・マーラープログラム。
「リュッケルトの詩による5つ歌曲」と交響曲第4番。マーラーの歌曲の好きな私にとって、たまらないプログラムである。
ソプラノ独唱はダニエレ・ハルプヴァクス。指揮は準・メルクル。
最初の「リュッケルトの詩による5つ歌曲」はソプラノのハルプヴァクスはよく歌っていたと思う。ただ「私はこの世に忘れられて」や「真夜中に」などは、やはり暗さが欲しかった。やはりソプラノよりメゾ・ソプラノやバリトン向きの作品と言えるでしょう。「子供の不思議な角笛」で、このソプラノを聴いてみたかった。

後半の交響曲第4番を聴いていると、横で財務大臣閣下が何かと横でゴソゴソお忙しそうで、気になって至福の時を過ごすことが出来なかった。
そんな状態で聴いていたのだが、たいへんカッチリした演奏だと感じました。特にビオラとチェロの演奏が良かった!本当によく歌っていた。
残念ながら、今日は落ち着かない状態で録画を見ていたので、後日、家に誰もいない時に、じっくりと見て至福の時間を過ごしましょう。



今日聴いたCD 1月20日

2012年01月20日 16時38分42秒 | 今日、聴いたCD
①ブラームス 「アルト・ラプソディ」 クリスタ・ルートヴィッヒ(MS)オットー・クレンペラー指揮フィルハーモニア管弦楽団、合唱団(1962年録音 EMI盤)
②マーラー 交響曲「大地の歌」カスリーン・フェリアー(アルト)ユリウス・パツァーク(テノール)ブルーノ・ワルター指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1952年録音 デッカ盤)
③グラズノフ 交響曲第3番ニ長調、演奏会用ワルツ第1番、第2番 ワレリー・ポリャンスキー指揮ロシア国立交響楽団(2000年録音 BRILLANT CLASSICS)

ブラームスの音楽を理解するには長い時の流れが必要らしい。それも正解でしょう。しかし、ブラームスに関しては私は年齢を重ねるごとに迷いばかりである。最悪ですね。
しかし、今日、聴いた「アルト・ラプソディ」は、そんな最悪?のブラームスの聴き手である私が聴いても、我が家のスピーカーから最高のブラームスが鳴り響いたと信じています。

今年はブルーノ・ワルター没後50年の節目の年です。命日は2月17日。
私のワルターへの思いは「ブルーノ・ワルターとの出会い」のカテゴリーをご参考下さい。私自身、ワルターに関しては、けっして中途半端な聴き手ではないと固く思っています。
ワルターは晩年のコロンビア交響楽団との録音の印象から、何か温厚なイメージが強いようですが、はたして、どうでしょうか?私自身は、そんなイメージをワルターに持っていません。
あの穏やかな表情の下に、真の大指揮者が持つ厳しさ、寂しさを見る事が出来ます。だからこそ、あの時代、フルトヴェングラーやトスカニーニと人気、実力を二分出来たのでしょう。
私は幸運にも条件の悪いライブ録音ですがベートーヴェンの「ミサ・ソレムニス」と歌劇「フィデリオ」全曲のCDを手にしています。単に温厚な指揮者が、あそこまで突き詰めたベートーヴェンの演奏が出来るでしょうか?これらは、私の持っているワルターのCDの中で最上位のものです。このCDのお蔭で私は真のワルターの実像を捉えることが出来たと思っています。
ですからワルター得意のモーツァルトの録音も晩年のコロンビア交響楽団の録音よりもニューヨークフィルとの録音の方が好きですね。コロンビア交響楽団の録音だけ聴いていたら何ともないのかもしれませんが、ニューヨークフィルとの録音を聴きこんでいたら、音楽の造形の大きさ、演奏の覇気などでコロンビア交響楽団の演奏が、どうしても、ゆるく聴こえます。ただ、このゆるさに魅力を感じる方が多いのかもしれません。なお私はコロンビア交響楽団との録音を、けっして否定はしていませんので誤解のないように!
さて「大地の歌」のデッカ盤。名盤中の名盤と言われている録音なので、何もコメントすることはありません。

最後にグラズノフの作品を聴く。
演奏会用ワルツは、ワルツの持つ華やかさの中から聴こえる、何とも言えない、いじらしさ。
特に演奏会用ワルツ第1番と第2番は「私だけの名曲」です。



今日聴いたCD 1月18日

2012年01月18日 14時29分53秒 | 今日、聴いたCD
①ブラームス 「ドイツレクイエム」 ルドルフ・ケンぺ指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、聖ヘドヴィヒ教会合唱団(1955年録音 EMI盤)
②マーラー  交響曲「大地の歌」より第6楽章「告別」 クリスタ・ルートヴィッヒ(MS)オットー・クレンペラー指揮ニューフィルハーモニア管弦楽団(1966年録音 EMI盤)

ケンぺ指揮の「ドイツレクイエム」は昨年暮、シフ様よりご紹介のあったCD。本当は先週に届いていたのですが、インフルエンザでダウンしていたので、やっと今日、聴くことが出来ました。
「ドイツレクイエム」は大好きな曲なので、いろいろと持っていますがケンぺ盤は全くのノーマークでした。1955年の古いモノラル録音ですが、聴いていくにつれて、それを忘れさせる感銘深い演奏で、今、余韻に浸っています。
1955年と言えばフルトヴェングラーが亡くなった翌年。この当時のベルリンフィルの渋い響きに魅かれるものがあります。現在のベルリンフィルから、この様な響きは聴くことは出来なくなった。
合唱はベルリンの聖ヘドヴィヒ教会合唱団。カラヤンの時代になって合唱はウィーン楽友協会合唱団ばかりになりましたが、私は何か暗さのあり、悲しみに満ち溢れた、この教会の合唱団の方が好きです。前年、この世を去ったフルトヴェングラーを悼むかのようである。
第7曲は3回繰り返して聴きました。ゆっくりしたテンポで、じっくりと歌い上げられ作品に真正面から向かいあっている感を強くしました。正にドイツの合唱団!合唱の巧さ、緻密さから言えば定評のあるアーノンクール指揮ウィーンフィルの録音の方が上でしょう。しかし巧さと感動は必ずも一致しない。これが演奏と言うものの面白さでしょう。
この素晴らしい録音をご紹介して下さったシフ様、本当にありがとうございました。

昨日の夜、帰宅後、先々週、BSで放送されたNHK交響楽団のマーラーの「大地の歌」から第6楽章「告別」の録画を見る。
アルトのクラウディア・マーンケの独唱の素晴らしさは何度聴いても深い感動を憶えます。本当に聴いていて涙が出ます。
日本のオーケストラによる感動的なマーラーの演奏。
日本のオケだからといって、海外のオケより格下に見ることは絶対に止めてほしい。
私たちは、もっと自国のオーケストラを大切にしなくてはいけません。そして愛情を持って欲しい。
今日は、その「告別」を往年の名歌手クリスタ・ルートヴィッヒの独唱で聴く。
定評のある録音なので、何も言うまい。
ルートヴィッヒにはクレンペラー指揮によるブラームスの「アルト・ラプソディー」があることを思い出した。次には、それを聴こう。





1月の「荒川静香Friends+α」

2012年01月17日 21時28分38秒 | 荒川静香さん
1月15日の日曜にCSの日テレプラスで放送された今月の「荒川静香Friends+α」のゲストは本田武史さんと田村岳斗さんでした。
荒川静香さんも加わって楽しい話が満載でした。

番組の最後の2011年の抱負。

本田武史さん 「(2人の娘の父親として)娘が飽きるまで滑りたい」

田村岳斗さん 「貯金と婚活」

そして荒川静香さん 「30代はゆとりのある女性を目指したい」

30代になって、一段と女性として輝きを増してきた荒川静香さんでした。デザートの食べ過ぎには注意してね。

来月の放送は、この3人の対談の後編です。





N響のドヴォルザーク

2012年01月15日 22時58分18秒 | NHK交響楽団
毎週日曜日のお楽しみは早朝、NHKのBSで放送されるNHK交響楽団の定期演奏会の放送の録画を仕事を終えて見る事。
いつもは酒を飲みながらであるが、インフルエンザの直後だけに、酒抜きである。
これで6日間、酒を飲んでいない。私にとっては、信じられないことである。

さて放送内容を知らずに録画を見る。指揮者がネーメ・ヤルヴィなので驚く。昨年11月の定期公演。
プログラムのメインはドヴォルザークの交響曲第7番。
やはり、民族色豊かな作品を振らすと、この指揮者は巧い。
この交響曲の一番の聴きどころは、第3楽章のスケルツォ。
リズムの刻みなどは迫力ありました。
有名な8番や9番に比べて地味な作品ですが、内容ぎっしり。
じっくりと聴かせてくれました。
私は8番より7番の方が好きだな。
少し前、放送で聴いたブロムシュテット指揮の「新世界」と比べて同じオケなのに全く違う響き。
ブロムシュテットの時は明るい響き。ネーメ・ヤルヴィは渋い響き。
作品の違いはありますが、これが指揮者の個性の面白さなのでしょう。

さて来月末に、いよいよ、わが田舎町にNHK交響楽団がやってきます。
前回、生のオーケストラ演奏を聴いたのはいつだっったのか、さっぱり思いだせない。
ところで、オーボエの池田昭子さんも一緒に来てくれるかどうかが、現在の私の心配ごとである。
とにかくラフマニノフの交響曲第2番が楽しみです。


「日本フィギュアスケート栄光の軌跡」

2012年01月14日 20時48分25秒 | フィギュアスケート
インフルエンザで、数日、休んでいましたが、今日から職場に復帰しました。
昨年、予防注射を打っていたので、高熱を出さなかったのが幸いでした。
ただ昨日まで、ずっと寝ていたので、さすがに、しんどかった!

さて久し振りの更新。
やはり、今週の月曜にCSのJ SPORTS4で放送された「日本フィギュアスケート栄光の軌跡」に触れなくてはいけません。
放送されたのは荒川静香さんが優勝した2004年の世界選手権、そして佐藤有香さんが優勝した1994年の世界選手権の映像である。

まず2004年の世界選手権。
本当に見応えがありました。
この当時の実力者、ミシェル・クワン、サーシャ・コーエン、イリナ・スルツカヤ、そして荒川静香さんや村主章枝さん。そして当時の新しい力としてカロリーナ・コストナー、ジョアニー・ロシェット、そして安藤美姫さんの登場。あの当時にタイムスリップしたような感じでした。
特に印象に残ったのは、まずミシェル・クワン。フリーでは演技前にたいへんなアクシデントがありましたが、素晴らしい「トスカ」だったと思います。
また久しぶりに見た安藤美姫さんの「火の鳥」には魅了されました。そして、この頃、安藤美姫さんの登場がいかに衝撃的だったか!世界のフィギュアスケート界にとって、いかに彼女の登場が大きなことだったか、再認識させられました。

そして荒川静香さん!本当に素晴らしい「トゥーランドット」!
荒川さんは、どうしても2年後のトリノ冬季オリンピックのイメージが強いのですが、この2004年の世界選手権が競技者としての荒川静香さんの最高の演技だったのではと思ったりしました。
世界選手権の最終グループは、この時が初めてだったとのことですが、この時、既に何か風格すら感じさせ、他の実力者を圧倒させるものがあり、何か2年後のオリンピックでの金メダルを予感させるものを感じたのは私の思い過ぎでしょうか?
解説の杉田秀雄さんのコメントが印象に残りました。
「(荒川静香さんは)ジュニアで出てきた時から凄い才能(の持ち主)でした。天才少女そのもの。ただ、笑顔がなかった。この時からです。笑顔が出てきたのは」
ただ、この世界選手権からトリノ冬季オリンピックまでの2年が、荒川静香さんの「金メダルへの道」である。
この2年間が、荒川静香さんを、さらに大きな存在にしたと言っても過言ではありません。
2004年の世界選手権の映像を見ていて、現在の荒川静香さんのこれまでの歩みが重なり感慨無量でした。
出来るものでしたら、2004年以前の荒川さんの演技の映像もじっくりと見てみたいものです。

次に荒川静香さんの優勝の10年前、佐藤有香さんが優勝した1994年の世界選手権。
私は初めて見る映像である。
現在のルールに慣れていると、どうしても1994年当時の演技を見ると、ゆるく感じるのではないかと思っていましたが、佐藤有香さんの演技を見て本当にびっくりした!驚いた!凄い!
私の変な予想など佐藤有香さんに見事に蹴っ飛ばされた。
当時の佐藤有香さんの演技に古さなど、全く感じさせない。
この演技を現在のルールで採点しても、かなりの高得点ではと思っていたら、解説の藤森美恵子さんのコメントあり。
「今のルールの原点のプログラムです」
荒川静香さんが佐藤有香さんを、たいへん尊敬しているのが、本当によく分かりました。

今回は本当に素晴らしい映像を見せて頂きました。
正に私にとって最高のお宝映像です。
DVDできちんと保存して、フィギュアスケートとは何だろう?フィギュアスケートの神髄を見たいと思ったら取り出して、繰り返して、じっくりと見たいと思います。






お詫び

2012年01月12日 15時12分50秒 | 私事
昨日、病院へ行くと、A型インフルエンザと診断されました。

やっと熱が下がりましたが、油断は禁物なので、しばらくは、寝ています。

きちんとした更新は、しばらく無理だと思います。

たいへん申し訳ございません。

数日前、CSのJスポーツ4で放送された荒川静香さんと佐藤有香さんの世界選手権のお宝映像のことも早くコメントしたいのですが、元気になってから・・・。

たいへん寒い日が続いています。

皆様もどうか、体調管理に十分にご注意下さい。


(追伸)

たいへん残念なメールが入っていた。

「以下のご注文商品について、出版社より発売中止の連絡がありました。そのため誠に勝手ながら、ご注文商品をキャンセルさせていただきました。

大丈夫、きっと明日はできる

このたびは、商品をお届けすることができず、ご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします。」

浅田真央さんのエッセイ「大丈夫、きっと明日はできる」 が発売中止の連絡。

たいへん残念ですが浅田真央さんの気持ちを大切にしましょう。

もう寝よう。




風邪に注意。

2012年01月10日 21時17分31秒 | 音楽
今日は、どうも体の調子が悪い。

帰宅して熱を計ってみると、微熱があった。

早朝、極寒の駐車場を掃除したのが悪かったのかもしれません。

今から、寝ます。

明日は公休日ですが更新しないかもしれません。その時は、あしからず。

寒い日が続いています。

皆様も悪い風邪に十分にご注意下さい。

N響の「大地の歌」

2012年01月08日 21時49分08秒 | NHK交響楽団
毎週日曜のお楽しみは、NHK・BSで早朝に放送されるNHK交響楽団の定期公演の演奏会の放送の録画を仕事を終えて、酒をを飲みながら見る事。
本日の放送は昨年11月の定期演奏会から、ワシーリ・シナイスキーの指揮でマーラーの交響曲第10番から「アダージョ」と交響曲「大地の歌」というマーラーの晩年の傑作を並べたプログラム。
やはりお目当ては「大地の歌」
交響曲作曲家としてのマーラーと歌曲の作曲家としてのマーラーが融合したマーラーの最高傑作。
私が初めて聴いたマーラーの作品が「大地の歌」でした。
初めて第1楽章の冒頭を聴いた時の衝撃は今も忘れはしない。高校1年生の時だった。詩の意味は当時、まだ分からなかったが、この作品の持つ尋常でない雰囲気は掴むことが出来ました。
本日、映像で見ると、オーケストラの編成、楽器の生かし方など、この作品のユニークさが手に取るように分かって面白かった。
そして、何と言ってもアルトのクラウディア・マーンケの歌の素晴らしさ!
「大地の歌」の核心と言うべき最終楽章の「告別」の素晴らしさは言葉に言い表わせないものがありました。
声の艶、そして詩の表現力!言う事、なし!
そして舞台姿も美しい。
彼女の独唱を聴いていて、往年のドイツの名歌手、クリスタ・ルートヴィッヒを思い出しました。ルートヴィッヒの後継者と言っていいでしょう。
次の公休日にはディーリアスの作品を聴くつもりでしたが、ルートヴィッヒの歌うドイツ歌曲が聴きたくなってきた。
今日はクラウディア・マーンケという素晴らしい歌手を知ることが出来て本当に幸せでした。

「生は暗く、死も暗い」

「永遠(とわ)に・・・、永遠に・・・」