野菜の世界でも人間同様に、ひねくれもんは沢山いる。ニンジン、ダイコン、キューリにはそれが多く見られる。ダイコン、ニンジンは抜いてみて初めてそれが分かる。昨日抜いたダイコンは、抜く前から相当ひねくれていると予想していた。男は三本足だが、このダイコンは何と五本足だ。どこでこの子の育て方を間違えたのか。一本足が人様の世界では一番喜ばれるのに、余った足は浮気にでも使うつもりだろうか。
１月２３日の毎○新聞の朝刊に、私が作ったダイコンより足が１本多いやつが記事になっていた。やはり５、６本足は珍しいのかも。
［記事］
奈良県桜井市大泉の瓦ぶき業、中谷勝巳さん（６６）の家庭菜園で、人の足が絡んだような大根が収穫された。中谷さんらは２２日、水炊きにして味わった。長さ４５センチ、重さ５．５キロ。おでんや浅漬けに使われ、金沢市が主な産地の加賀野菜「源助大根」という品種。地中の根が６本に枝分かれして互いにねじれて絡み合っていた。「素晴らしい自然の造形美」と、大根作り２０年の中谷さん。”大根役者”にはまねできない芸術的な姿に数日見ほれていたが、やっぱり「花より大根」。
