ゆみちゃんの365日

日々の出来事を綴っています。

正倉院展へ行ってきた。

2008-10-31 02:29:31 | アート・文化

10月30日(木曜日)
弟六十回正倉院展の招待券を、新聞販売店からもらったので見学に行った。家から奈良公園まで約20キロで、30分少々で着いた。平日なので、どこでも駐車できると甘くみていたが公営の駐車場はどこも満車だ。ウロウロしてようやく個人の駐車場をみつけ預けた。料金は1,000円也。
奈良公園の少し手前であれば、500円で駐車できる所があったのに後の祭りだ。公園には東大寺はこちらなどの看板が立っているが、正倉院展はどこでやっているかそんな看板はない。ボランティアの方に聞けばあっちと指を指2008_10300005 2008_10300003 2008_10300006 す。地下歩道を歩いて奈良国立博物館を印した所の出口を出たら、鹿が早速に出迎えてくれた。そして奈良国立博物館は目の前だった。本館の入り口に行くと入館料は500円表示で、確か1,000円のはずと思い係りの女2008_10300009 性に尋ねた。正倉院展は隣の新館だった。新館の前には沢山の人が行列をしていて、立て看板には「待ち時間20分」が表示されている。ほどなく「待ち時間15分」に変わったので並んだ。流れは以外とスムースで10分ほどで入館できた。
関西に住んで45年になるが、正倉院展には一度も行っていないのでわくわくしながら見て回った。今回の展示は奈良時代(8世紀)の聖武天皇と光明皇后ゆかりの品物を中心とする9,000件以上の宝物の中の69件が展示されていた。
遣唐使が持ち帰った貢物の白瑠璃碗(カットグラスの碗)は、最古の正倉院宝物のようだ。調度品の盆、器、装飾品、巻物、アクセサリーをぶら下げる紐類もあった。何でこんなものまで思う「テンのミイラ(虹龍(こうりゅう))」には驚いた。とにかく人人人で、ゆっくりと鑑賞なんてできはしない。約30分ほどで見終えた。館内は撮影2008_10300014 2008_10300015 2008_10300018 禁止なので画像が無いのがちょいと寂しい。階下に下りると野点をやっていたので、500円を払いお菓子を食べて抹茶をズズッと吸った。天気は良し、池を眺めながら飲むお茶は最高だ。横に可愛い子ちゃんがいればもっといいはず。接待は着物を着た昔のお嬢さんばかりだが、皆さんさすがというか年の功で品がある。
2008_10300021 2008_10300024 2008_10300026 その後、庭の茶室八窓庵を見学したが、茶室の出入りは小さい小窓からもぐらねば入れない構造と見受けた。どうして扉がないのだろう。窓は名前の通り8箇所あった。新館と本館の地下通路には、催し物のグッズがたくさん販売されてい2008_10300029 2008_10300030 た。皇室のカレンダー1,000円也。入場者で手に日の丸の小旗を持っている人を何人も見たが、こんな方が購入するのかも。
本館も招待券で見学ができ、ここは木彫りの仁王像ばかりだった。家を出たのは正午過ぎで帰宅したのは4時前。久しぶりの奈良だったのにもっと遊べばよかった。反省・・・。
正倉院展は11月10日までで、午前9時から午後6時まで。ただし10月31日(金曜日)は午後7時までだが、入館は閉館30分前なのでご注意を。
とにかく土、日、祝日は混雑は間違いなし。平日の夕方4時過ぎからであれば、ゆっくり観覧できるだろう。昨年まで700万人ほど入場しているので、会期中に12万人の人出が見込まれる。やむなく休日に行くのであれば、8時半ごろから並ぶ覚悟で出かけるのが得策かも。
「百聞は一見にしかず」。素晴らしい古代文化に触れて見られててはいかがでしょうか

[参考]茶室の入り口は「にじりぐち」と言うことを翌日奥方から教えてもらった。どうしてそんなに小さくしているかを調べてみればなるほどウムウム。

にじり口
茶室には高さ・幅が60cmほどの小さな出入口がある。これは躙口(にじりぐち)と呼ばれるもの。「にじる」というのは両拳をついて膝で進むような動き方のこと、躙口を通る時には文字通りそういう格好になる。 なぜこんな入りにくい構造になっているのか。それは茶室が外とは別の世界という考え方があるから。外のけがれを躙口を通ることで落とす、地位・身分の高い人でも頭を下げさせる、という目的で作られたもの。武士は刀を差したままでは入りにくくなっている。
2008_10300023 空間演出という効果もある。部屋自体は小さな茶室だが、躙口を通って入ると高さと奥行きを感じることが出来る。戸を閉めてしまえば壁となって別世界の完成というわけ。ちなみに特に位の高い人には障子や襖の貴人口(きにんぐち)という出入口が設けられていることもあるが、やはり通常より低めに作ってあることが多い。

10月31日(金曜日)
今朝の新聞によれば昨日は天皇、皇后両陛下が奈良へいらっしゃったとのこと。道理で、日の丸の小旗を持っている人が多かった訳だ。警察官がすべての信号機の所に、何人も立っていたのは警備のためだったのか。
[概略]
天皇、皇后両陛下は30日、奈良市の奈良国立博物館で開かれている「第60回正倉院展」(主催・奈良国立博物館、特別協力・読売新聞社)を視察された。
 両陛下は、一般客に迷惑がかからないように午後6時の閉館を待って博物館に入り、ササン朝ペルシャから伝わったガラス器「白瑠璃碗(はくるりのわん)」や、鳥や花などの文様が刻まれた「刻彫尺八(こくちょうのしゃくはち)」など
、天平時代から伝わる宝物を約50分かけて見て回られた。
 刻彫尺八の前では、指穴が今の尺八より一つ多いという説明に、天皇陛下が「穴が多いと音域が広いのですか」と質問され、皇后さまは会場に流れる古代の音色に「素晴らしい」と感嘆の声を上げられていた。
 1946年に始まった正倉院展を天皇が現地で見学するのは初めてで、両陛下にとっては皇太子時代の84年以来24年ぶり。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

こんな仲の良いゴーヤーは初めて見た!

2008-10-30 17:22:00 | 家庭菜園

2008_10290001 2008_10300001 つりばか日誌ではないが”合体”したゴーヤーを初めて見た。どの世界でも好きものは必ずいるようだ。
興味津々で輪切りにした所、枯葉剤の被害者の結合双生児のベトちゃんドクちゃんみたいに、二つは繋がっていた。
皆様もこのゴーヤーに負けてはなりませぬ。日夜頑張ってつか~さい。負けるようだと人間返上だよ~ん。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スイーツの店「お茶の洞之園」

2008-10-29 00:06:24 | 甘味処

2008_10280018 2008_10280019 2008_10280020 食事の後は女房御用達のスイーツの店「お茶の洞之園」へ行った。この店は名前が示すように本業は茶の販売である。女房は友達が来ればよくこの店を利用しているが、私は一度も入ったことはない。店でぜんざい、わらびもち、草餅、おはぎなどが食べることができ、特に「ぜんざい」「わらびもち」は、とても美味しいと何度聞かされたことか。そばの店「作美」にとても近い307号線沿いにあった。店の駐車場は2台しか停めれなく満車だったので、路上駐車をした。
2008_10280021 2008_10280025 店内には囲炉裏があり、大きい茶釜には湯がしゅんしゅんと沸いている。煎茶の入った急須に、ひしゃくで湯をくみ上げ注げば、濃厚な朝宮茶の煎茶が飲める。最初に食べたのはぜんざいだった。店でぜんざいを食べたのは何年ぶりのことだろうか。思い出せないく2008_10280024 2008_10280023 らい昔の話になる。甘さは控えめとまではいかないが、とてもうまい。爺さんは、この店でお代わりをしたそうだが納得した。わらびもちは、とろりとした「わらびもち」を黄な粉にまぶして食べるのだが、先日天龍寺で食べたやつよりもうまかった。
2008_10280017 この店の入り口の看板「お茶の洞之園」の汚い字といい、店内には椅子のベンチがあったりでセンスなんてありはしない。田舎のおっちゃん経営を丸出しだった。普通スイーツの店と言えば女性客がほとんどだが、この店は男性客が多い。車で来なければならない店なので、男性がこれに付き合わされているのだろうか。信楽方面のドライブは交通量が少なく流れがよいので気分が良い。茶畑を眺め、鈴なりの柿の木を見て秋を実感した。晩秋になればコロ柿を干している柿屋を見に行こう。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

生粉打そばを食べてきた

2008-10-28 21:17:42 | 食事処

女房の友達が京都市内からやってきた。あの掃除大好きのTさんだ。家に到着するやいなや、1時間かけてどの部屋も綺麗に掃除をしてもらった。昼食は彼女のリクエストにより、ソバを食べに行くことにした。「乃田そば」に連れて行ってあげようと思ったが、生憎火曜日は定休日だ。信楽に10割ソバの店があると女房が言うので、レッツゴー。女房は何回か食べたことがあるが、私は初めての店だ。307号線を30分ほど走れば左へ進めと→「ソバ」の看板が立っ2008_10280013 2008_10280008 ていた。ものの1分も走れば蕎麦屋”生粉打(きこうち)「作美(さくみ)」”に到着した。土、日であれば、駐車が出来ないほどお客さんが来ているそうだ。店内は座敷に4人掛けテーブル(座椅子)が二2008_10280001 2008_10280004 つ、8人掛けの囲炉裏の席がある。丁度4人掛けの席が空いていたので、そこで女房は温かいかけソバ、私は盛りソバを食べた。同じ10割ソバでも「乃田そば」と何もかも違っていた。出て来たソバ2008_10280005 2008_10280006 は、細いうどんくらい太くて黒い。食べる前に奥さんが「塩味がお好みであればこれが塩です。そば湯はこちらです」と丁寧に説明をしてくれた。試しに塩を振りかけて食べたが、やはりそばつゆに勝るものはない。ソバの食感はコリコリしているが、噛み締めればソバの味と香りが口の中に広がってくる。今まで食べたことのない食感は、人気があるのもうなずける。
2008_10280016 この店も「乃田そば」と同様に夫婦で営業をしている。年齢は40代後半であろうか。夫婦ともとても愛想が良く好感が持てる。店を出ると「売り切れました。本日終了」のでかい看板が立てかけてあった。ラッキー!

2008_10280015 店の前には茶畑が広がっていて、景色はとても良い。
信楽へ行く機会があれば、立ち寄られたらいかがでしょうか。

(参考)生粉打(きこうち)とは”つなぎを一切使用せずにそば粉と水で打った香り高い十割そばのことです。

[お店メモ]
”生粉打(きこうち)「作美(さくみ)」”
1.住所:滋賀県甲賀市信楽町宮尻185-3
2.電話:0748-84-0058
3.営業時間:11:30~15:00(土、日、祝日16:00まで)
麺がなくなり次第閉店する場合があります。
4.定休日:毎週水曜日、第3火曜日(祝日は営業・翌日休み)

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ツワブキが見頃を迎えた

2008-10-24 23:27:14 | 

2008_10230137 2008_10230139 2008_10230140 葉はフキに似ているが”つや”のある葉から、”つやぶき”それが変化して「ツワブキ」になったと言われるツワブキが家の横に生えている。このツワブキは隣家のツワブキの種が飛んできて、勝手に生えたものだ。先日から黄色の花が咲き始め見頃を迎えた。フキは何度か食べたことがあるが、ツワブキは食べたことはない。故郷の泊村(現在は湯梨浜町泊)はツワブキが自生していて、グラウンドゴルフ場「潮風の丘」に上がる坂道の両側にはツワブキで埋め尽くされている。世界中で自生地が確認されているのは、泊村以外に鳥取県/湯梨浜町橋津、島根県/隠岐島、京都府/久美浜町の計4個所のみと言われている。本当であれば自慢していいだろう。旧泊村の村Ws000000 花は「ツワブキ」なので「潮風の丘」に設置されている風車にはツワブキがペイントしてある。ツワブキは小学生のとき、野糞をするときに度々お世話になった。山へ遊びに行けば不思議と大をもよおす。当時は今のようにティッシュなんてあるはずもない。もよおせば急いでツワブキの葉がないかと、一生懸命捜したものだ。拭く時、指に力を入れ過ぎ葉を突き破り、中指を黄色に染めたことは一度や二度でない。こんなこと人には言ったことはないが、同級生のY君であればたぶん経験をしているはずだ。

[参考]
1.ツワブキ
・菊(きく)科。                           
・学名  Farfugium japonicum                
          Farfugium : ツワブキ属            
          japonicum : 日本の               
  Farfugium(ファルフジウム)は、ラテン語の
  「farius(列)+ fugus(駆除)」が語源、といわれるが諸説あり。                   
・開花時期は、10/15頃~11/  末頃。                     

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする