11月26日(木曜日)
季節外れの暑さも、今週から平年並みになって来ました。雀友のK君は、寒くなるのを心待ちにしています。
「26日にキングサーモンの燻製を仕込むので、手伝いに来てくれないかな?」の要請が有りました。サーモンの燻製は、気温が高ければ生魚なので腐りかねません。
「プールで泳いだ後、3時ごろに手伝い行きましょう!」
手伝いに行けば、快く出来上がった美味しい「キングサーモンの燻製」を原価で分けてくれます。10か月ぶりのお手伝いです。
台所に行けば「砂糖(オーガニック料理用)」と「岩塩(ヒマラヤ岩塩)」が小さな容器に準備されています。仕込むサーモンの重さにより計量したものです。
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ボールに入っている物は、「あら塩」と香料の「キャロットパウダー、オニオンパウダー、ディルウイード等」です。
冷蔵庫を見れば、3枚下ろしにした「キングサーモン」が8枚横たわっています。これはソミュール液に浸したキングサーモンです。今回は4匹ですね。
K君の今シーズンの燻製工程表を見れば、3回造る予定です。
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キングサーモンは、隣りのスーパーの魚屋さんで仕入れ価格1匹約10,000円也。1匹6キロのサーモンは、頭・骨を取れば、半身が2キロになるそうです。これを燻製にすると、水分が飛んで8割の重さになってしまいます。
早速にK君は手際良くサーモンに手で岩塩を刷り込みます。皮の面は原価低減のため「あら塩」を刷り込みます。
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塩の量は事前にサーモンの重さを量り、それに応じて決めています。
標準的な目安は、サーモンの半身に、砂糖18グラム(オーガニック料理用)、塩35グラム(ヒマラヤ岩塩)。その上から香料のキャロットパウダー、オニオンパウダー、ディルウイード等をまぶします。
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この作業が終われば私の出番です。彼が考案した専用の板に、ペーパーを乗せます。緑色の板の端に切り込みを入れているのがミソです。ここに尾っぽがくるようにします。
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その上に下処理をしたサーモンを乗せ、私がビニール袋の口を開け、K君がサーモンをこの中に尻尾側から押し込みます。この後、尻尾の部分を指で押さえ、K君が専用の板を引き抜きます。
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押し込んだサーモンを真空パックにし、冷蔵庫へ入れるまでが私の仕事です。
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冷蔵庫に3日ほど入れて熟成します。
冷温熟成をした後、4~5日間燻製して出来上がります。気温が高ければ燻煙は夜間にやり、日中は冷蔵庫へしまって置き、それの繰り返しをするとのこと。
その昔は彼はすべて一人作業で、聞くも涙語るは(笑)。肘の上にサーモンを乗せ、ビニール袋を被せるのは至難の業。それこそ「ようやる!」。
本日の作業は1時間で終わりました。彼が事前の準備をしていたから短時間に出来ました。12月の上旬に、あの橙色のキングサーモンの燻製が出来上がるはずです。楽しみだ!